吸血鬼ブラッドの眼前に立つ二人の人間川島ユウイチと雲雀ハルカ。
今まさに吸血鬼ブラッド討伐作戦が始まろうとしている
作戦の内容は地上から川島ユウイチと雲雀ハルカの2名がブラッドめがけて突進、道中はブラッドの吸血小刀で武装した人間が多数居ることが確認済み、余計な戦闘を避け迅速にボールを投げつけること。
「いくぞ雲雀」
普通のバイクに乗りエンジンの音を確かめるユウイチ
ぶおぉぉん ぶおぉん エンジン音も快調ユウイチも雲雀両人ともに怪我の影響鼻息
「はいさー」
リラックスした様子で返事をする雲雀、バイクの後ろに座り振り落とされないようにしっかりとユウイチの腰に手を回している。
どうやら今はブラッドが謎の吸血鬼集団と戦闘中らしい
吸血鬼同士で争うということは良くあることらしい。
吸血鬼緋色がいうには「吸血鬼は力が全てだ、意見が矛盾する際は殺しあいで決をとる場合が主流だ」とのこと
人間界に関する作戦行動で揉めたとあったところだろう
ブラッドが弱るならありがたいことだ、作戦に変更はない
バイクで突入しブラッドに奇襲を仕掛け、ボールを投げつける、これだけの簡単なお仕事だ。
以下略
「よお、人間ども、昨日のオモチャはどうした?なくしたのか?探してやろうか?」
男川島ユウイチはブラッドに宣戦布告をする
「お前を倒す、覚悟はいいか」
それに続いて雲雀ハルカがテキトーに合わせて
「たおすぞー」
と茶々を入れる。
正直きが抜ける、がいつも通りに動けるというアピールだと思うことにするユウイチ
二人と一人が今戦う
ブラッドは自然な様子で指を鳴らすすると穴が空いた壁、破壊されたドアの残骸に杭が隙間なくめり込んだ
「心配すんな、人間相手に逃げやしねぇよ」
ユウイチは渡されたボールを握りしめ、いつでも投げられるようにブラッドを睨み付ける。
「五年間人間界に住んでいてよ、俺も色々学んだ」
ブラッドは二人を相手に話をしている。
ユウイチは構わずボールをブラッドに投げつけた。
「その結果、人間の強さを認めざるを得なくなった。」
ボールはブラッドに向かいブラッドはそれをキャッチした
「奴隷に手も足も出ない奴らが、たった五年で奴隷を殺す術を身に付けたんだからな」
ボールに反応はない。
ユウイチと雲雀はボールの反応を伺っている。
「次は吸血鬼を殺す武器でも作ってきたんだろうな」
だが悪いな、そういうのは使えねぇよ
ブラッドはその手に力を込める。バキバキと音を立ててボールが砕けていく。
(どういうことだ!?ボールが空気中の魔力と反応しない!)
「単純な話だ、この部屋には魔力を封じる機械を設置してある、俺様の合図ひとつで作動するハイテクな機械だ。」
喜べ人間、条件は対等だ
さあ、殺し合おうか