GBD:ドレスアップ・ドールズ   作:朔紗奈

3 / 39
「初めましてー!」
「G-tuberになってみようと思ったのでなってみました、チェリー・ラヴです!」
「普段はこの鉄華団ジャケットだけど、ガンダムヒロインのコスプレとかもしてます!」
「好きなものは可愛いものと可愛い女の子と男の子!あとお酒!」
「最初は雑談配信って感じで、お友達のお店でお酒でも飲みながらやっていこうかなと思いまーす!」


チェリー・ラヴ02:Gtuberデビューと初配信。

「マギーちゃん私、G-tuberになろうと思うんだー」

「あら、急ね。いいんじゃない?私の友達や知り合いも何人かやってるし、面白いと思うわ」

 

 GBN内のバー、『La Rencontre』のカウンター席に座りながら大ジョッキのハイボールを一口飲んでチェリーが呟いた内容に、軽く驚いた風のリアクションを見せながらもマギーは賛同する。

 

「でっしょー?

でさ、Gtuberって何してんのかな、ってざっくりとあれこれ眺めて調べてみたんだぁ

で、そうなるとまあ、対戦、散歩、雑談みたいな大体3パターンかなってとこに落ち着いたんだよね」

「まぁ、確かにそうね。大まかに分けるならそうなるかしら。

それでどう?チェリーちゃんはどんな事をするかは決まったのかしら?」

「んー、まぁ散歩、雑談辺りかなーとは思ってる。対戦は、まあ気が向いたらって感じで」

「うん、それが良いんじゃないかしら?したい事をするのが1番だものね」

「そうそう。折角、自分の『好き』を気軽に表現出来る世界なんだしねー

あと、G-tuberになればあの子も色んな人に見てもらえるかなって」

「あの子、って言うと『アナト』かしら?

確かに例のドレスも、G-tubeを使えば気軽に見てもらえるでしょうし、その方が良いかも知れないわね」

 

 うんうん、だよねだよね、と頷き、半分ほど残っていたハイボールを一気飲みしたチェリーは、スイスイと指を動かして空中に現れた画面のメニューを操作。そこに現れたのは、『配信画面』。

 

「と言うわけで、初配信中です」

「……え?」

「はいではこちら、リアルでもお友達のマギーちゃんでーす!ワールドランク23位だし、知ってる人は多いんじゃない?」

「ちょっとチェリーちゃん!?ヤダもう、それならそうと言ってよ!少しは準備ってものがあるんだから!」

「何をおっしゃるお姉さん、ここは何時いかなる時も美貌が変わる事のないGBN

そして貴女はいつでもセクシーで綺麗だ・ぜ☆」

「全くもう、今度は一声かけてよね?

あと、そんなおだててからかってもおかわりのサービスしか出ないわよ?

はい、ビール大ジョッキ。」

「わーい!」

 

コメント

:初配信って書いてあったから見に来てみたら既に色々ヤバそうだった件

:初配信でトップランカーの店で本人に絡んで挙句に口説きながら大ジョッキで酒を飲んで喜ぶ美少女ロリ巨乳とか言う中々のパワーワード

:セクシー……セクシーやな!!

:マギー姐さんはセクシーやろがい!!

:飲んでるものと量が可愛くないんだよなぁ……

:このぐいぐい飲んでる様子があまりにもおっさんなんよ

 

 

「……ぷはぁ!見てほら、泡のひげ!!」

 

 

コメント

:かわいい

:かわいい

:それはかわいい

 

 

「勝った!!」

「チェリーちゃん、うちで飲むといっつもそれやって遊んでるわよねぇ」

 

 カウンター越しにそれを見て軽く微笑みながら声をかけたマギーに、チェリーはアダムの林檎でお酒を飲んでいる時によくするふにゃっとした笑みを浮かべる。

 

「なんか楽しくてさー

ウチで宅飲みとかだと缶ビールだから出来ないじゃん?」

 

 こんなジョッキも一人暮らしじゃ中々買うもんじゃないしさぁ、とチェリーは左右に揺らし、ちゃぽん、と少し跳ねたビールを、おとと、と言いながらジョッキの半分ほど一気に飲んでいく。

 

コメント

:一口で飲むペースがエグい

:めっちゃ飲むやん

:信じられるか……?コレ初配信なんだぜ……?

:いつも酒飲む時はこうなん?

 

「そだよー?」

「そうねぇ、ウチで飲む時は結構こんなものかしら。

カクテルとかも普通に好きだけど、どちらかと言えば量を飲むタイプよね」

「家で飲む時は偶に四角ウイスキーのボトルをラッパとかする事もあるねぇ」

「それは流石にやめなさいな。

いくらお酒に強いとはいえ体に悪いし、何より勿体ないわよ?」

「んっんっ……ぷへぁ、偶にだってばー

そんなしょっちゅうやってたらお金無くなっちゃうよ」

 

 それに、お酒はマギーちゃんのお店で飲んだ方が美味しいし。と言いながら、残り半分を一気に飲み切ってジョッキをカウンターにごとりと置く。

 

「それじゃ、そろそろアナトの紹介を……」

 

 しよっかな、と続けようとしながらチェリーが立ち上がると、丁度ドアベルが鳴った。

 

「ママ、居るk」

「メェェイちゃぁぁぁん♡♡♡ぐぇっ」

「おいたはだめよ?」

 

 

コメント

:BUILD DiVERSのメイじゃねえか

:初配信のはずだよなぁコレ……

:潰れたカエルみたいな声で草

:完全にやべーやつの顔してたんだよなぁ今

:雰囲気と勢いがもうルパンダイブのそれなんよ

 

 

「おいたなんてしないよぉ……

ちょっと撫で回したり抱き締めたりおっぱい揉ん「チェリーちゃん?」なんでもないです」

 

 

コメント

 

:草

:首元掴まれた子猫で草

:完全にセクハラ親父なんだよなぁ

:もしもしガードフレーム?

 

 

「いつも言っているが、そんなに他人の胸を触りたいものなのか?」

 

 『アダムの林檎』の常連なだけあって、メイからしてもそれなりに馴染みのある、仲の良い関係であるチェリーの隣の椅子にメイも腰掛けて訊ねる。

 

「可愛いおにゃのこのお胸には夢と希望が詰まってるんだよ!

小さくても大きくても良い……『おっぱいに貴賎なし』、心の師匠のお言葉なのです……」

「ふむ、そういうものなのか」

「流されちゃダメよ?

チェリーちゃんも、メイにそういうことは吹き込まないでくれるかしら?」

「はーい……

でもメイちゃんぎゅーってしたりなでなではさせて欲しい」

「それくらいならまぁ、何時ものことだし……配信中って事を分かった上でメイがいいって言うなら私は何も言わないわよ?」

「私は構わないgむぎゅ」

「んんんんんんんんメイちゃん今日も可愛い!!

髪もサラサラで身長高くてスタイル抜群で、なんかこう、大型犬?みたいな可愛さがあるよねメイちゃんって」

 

 

コメント

:クール系美人がむぎゅって言ったの可愛いが過ぎんか

:キマシ?

:キマシ……キマシ……

:大型犬分かるかもしれない

 

「ごめんやっぱりアナトの紹介はまた今度ね!メイニウム補充したい!!」

 

コメント

:めっちゃ幸せそうに抱きついてるじゃん

:うらやまけしからん

:顔とろけてんだよなぁ

:美少女だからこそ許される事だけどそれはそれとして羨ましい

 

 

「いいだろいいだろー!

あとなんか、呼び方?とか、決めるんだっけ?それは次回とかで気が向いたら決めます!

しーゆーれいたーありげーたー!」




なんか筆が乗ったので初投稿でした


チェリー・ラヴ
背の半ばほどまで届く程度の長さのベージュ色の髪をストレートで流している事が殆どで、コスプレの時は色や髪型を変える。
気分が乗れば普段の服装でも偶にいじる事もあるが、基本は精々髪型を変える程度でそれ以外は特に変えようとしない。
合法ロリ巨乳。
酒に異常に強く、ウワバミどころではなくザル。

ダイバールックはリアルの姿準拠らしい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。