衛宮さんの今日のごはん   作:パーカス

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さぁ、始まったぜ!!
GWに最大5本投稿!!

正直にいってこれを考えた時は⚪ぬかと思った……


だが、私はこれをやり遂げる!!
という訳でどうぞ⤵


GW1日目 ポピパ

★花咲川女子学園

 

「明日からゴールデンウィークだ〜!!」

 

「嬉しそうだね、香澄」

 

「だってゴールデンウィークだよ!?いっぱい楽しい事できるじゃん!」

 

「幸せな頭してんな」

 

「それが香澄ちゃんのいい所だよ」

 

「そうね」

 

花咲川女子学園校門前で、他の生徒が下校している中に一際目立つくらい騒がしく帰っているグループがいた。

 

花咲川女子学園で結成され、ガールズバンド時代にキラキラ輝く5人組の女子高生バンドグループ……

 

ガールズバンド『Poppin’Party』

 

自分達の気持ちを音にのせて、たくさんのドキドキを届ける為に日々ライブをしている

 

そんな彼女達は今、ある事で難航していた。───それは。

 

「ゴールデンウィークは何して過ごす?」

 

「うーん、バンド練習でもいいけどせっかくなら思い出にある事もしたいよね」

 

「私は皆に合わせるわ」

 

「じゃあ有咲の家に行こう!」

 

「毎回毎回私の家に来るんじゃねぇよ!!」

 

うーん、と彼女達は悩みながら帰路辿っていく。そこで香澄が何か思い付いたかのように目を輝かせる。

 

「どうしたの香澄?」

 

「皆んな、いい案が思い付いたよ!!」

 

「いい案って?」

 

「それはね─────」

 

 

 

★CiRCLE

 

「ふぅ……」

 

一方で士郎は、CiRCLEにて荷物の整理を行っていた。約1時間前にまりなから呼び出され、荷物運びを任されて運び出した数は49個に至る。

そして士郎の目の前には最後の1つ

 

「これで……ラスト!」

 

荷物を勢いよく持ち上げ、落とさないように慎重に運び出す。中身はおそらく機材類の物で重さで少しでも傾いたら、そのまま倒れそうになる。倒れる事を何とか避ける為に、ゆっくり慎重に運び出す。

 

「よし、何とか終わった……」

 

落とすこと無く荷物を無事運び終え、終えた事により疲れが一気に現れ、汗を拭きながらその場に座り込む。

疲労により、少し荒い息を整えようとしばらくその場にいると頬に冷たい物が当たる。

士郎は後ろを振り返ると───

 

「お疲れ様」

 

「何とか運び終えましたよ、まりなさん」

 

まりなから渡されたドリンクを受け取り、飲み始める。

 

「ごめんね!今日シフト入ってないのに呼び出しちゃって!」

 

「いえ、こっちも暇だったんで大丈夫ですよ」

 

「いや〜、本当に助かったよ!ありがとう!」

 

「どういたしまして」

 

士郎はその場から立ち上がり、身体を伸ばす。

 

「機材チェックしてきますね」

 

「え?いいの?」

 

「せっかくですから、最後までやって行きますよ」

 

そう言って士郎は、部屋から出ていった。

 

 

それから数分後……

 

「こんにちはー!」

 

「いらっしゃい、あれ?今日予約してたっけ?」

 

「いえ、今日は別の用事でここに来ました」

 

「別の用事? 」

 

香澄はキョロキョロと辺りを見渡し、まりなに質問する。

 

「士郎さんっていないんですか?」

 

「士郎さんは今日はいないんじゃないかな?」

 

「何で沙綾が知ってんだ?」

 

「この前私の店でね、シフトの曜日を教えて貰ったんだ」

 

「へぇー」

 

香澄はそれを聞くと残念そうな顔をする。

 

「じゃあ今日はいないんだ……」

 

「そう香澄の思いどおりになる訳ないだろ」

 

と、香澄を押して店から出そうとする有咲とそれに続いて出ようとするメンバーを見てまりなが

 

「士郎君ならいるよ?」

 

とさぞ当然かのように応える。

 

「え……いるんですか!!」

 

それを聞いた香澄が目を輝かせてくる。

 

「うん、今日ちょっと荷物が届いてね。流石に私1人では無理ってなって駄目元で士郎君にお願いしたら、引き受けてくれたんだよ、ホントいい子が来てくれたもんだよ〜」

 

まりなは嬉しそうに話す。

 

「じゃあ今士郎さんはここにいるんですね」

 

「うん、今機材チェックしに行ったから、あそこの部屋にいるんじゃないかな?」

 

まりなが指を指した部屋に香澄は誰よりも先にその部屋に入っていく。

 

「こんにちはー!」

 

「うおっ!?か、香澄?今日来る日だったのか?」

 

士郎は突然背後から大声が聞こえ、驚きながら振り返り笑顔でその場にいた香澄と会話を交わす。

 

「違いますよ?」

 

「え?じゃあ今日は何の用事で来たんだ?」

 

「士郎さんを探しに来ました」

 

「お、俺を?」

 

理由を聞こうとした時、香澄の後方から

 

「このバカすみ!!何の許可もなく部屋に入って行くなよ!!もし間違った部屋に入ったらどうするんだよ!!」

 

「そ、その時は謝る……てかバカすみって私の事!?」

 

「それ以外誰がいるだよ!このバカすみ!!」

 

「うわぁー!有咲が怒ったー!!」

 

「待ちやがれー!」

 

香澄と有咲はそのまま部屋から出ていき、香澄の叫び声と有咲の怒り声だけが聞こえてくる。

 

「何だったんだ……?」

 

「あ、本当にいた」

 

すると今度は別の3人───たえ、りみ、沙綾が現れた。

 

「こんにちは、士郎さん」

 

「あぁ、こんにちは。今日は一体どうしたんだ?」

 

「あれ?香澄から聞いてない?」

 

「聞く前にどっか行っちゃったからな」

 

「あー」

 

遠くから聞こえてくる声に3人は納得した。たえ、りみは止めてくる、と言って部屋から出ていった。

 

「で、俺に用があるんだろ?」

 

「そうそう、香澄がね考えた案なんだけど士郎さんゴールデンウィークって何か予定ある?」

 

「いや、基本家にいるから予定っていう程の事はないな」

 

「それなら良かった、実は士郎さんにお願いしたい事があるの」

 

「お願い?」

 

「私達の練習を見に来て欲しいんだ、お願いしてもいいかな?」

 

「逆にいいのか?俺あんまりバンドとか詳しくないから」

 

「大丈夫、感想は欲しいけどただ私達の練習の成果を見て欲しいだけだから」

 

「なるほど、了解。そういう事ならお言葉に甘えて見学させてもらうよ」

 

「流石士郎さん!」

 

沙綾は他の4人にこの事を伝えに部屋から出ていく。士郎は丁度機材チェックが終わったのでそのまま沙綾の後に続いて部屋から出る。

 

ロビーで正座で怒られてる香澄とバカすみ!と連呼している有咲、その有咲を宥めようとしているたえとりみを見つけた。

 

「まだ怒ってたんだ……」

 

「ハハハ……」

 

士郎の問いに沙綾は乾いた笑いで応える。

士郎は有咲の元まで近付き、頭に手をのっける。

 

「そこまでしといてやれ」

 

「へ?士郎さん!?」

 

香澄に怒る事だけ考えていて、近付いてきた士郎の存在に気付かず、更に頭に手をのっけられて有咲は顔を真っ赤にして困惑する。

 

「香澄」

 

士郎は正座で座っている香澄に話し掛ける。

 

「はい?」

 

「沙綾から内容聞いたけど、是非ともお前達のバンドを俺に見せてくれ」

 

「え!いいんですか!!」

 

「でも、感想とかはあまり期待すんなよ?音楽系では素人なんだから」

 

「はい!それでも大丈夫です!」

 

「そっか、なら明日楽しみにしとくよ」

 

士郎は笑みを浮かべながら、まりなの方へ向かう。

 

「という訳で明日頑張るぞー!」

 

「「おぉー!」」

 

「楽しそうだね」

 

「私はどっちでもいいけど、見てくれる人がいるなら頑張るだけ。別に香澄の為じゃないし」

 

「全く素直じゃないね」

 

「な!?どういう事だよ!おたえ!」

 

そして再び騒がしくなるのだった。

 

 

 

翌日

 

「今日は来てくれてありがとうございます!」

 

予約していたスタジオに6人入り、1人は席に座り楽器を持った5人をみる。

 

「では、1曲目……いきます!」

 

センターにいる香澄が元気よく曲名を告げ、曲を奏で始める。

音楽をあまり聞かない士郎にとってはどれも聞く歌や曲は初めての事で、楽しそうに演奏する5人を見た後、静かに目を瞑り、歌と曲を集中に聞き入る。

 

時間は思った以上に早く過ぎ、もう6曲目が終えた。

 

彼女達は額から流れる汗を気にする事無く、次の曲へと奏でて行く。そして士郎は気付いた。彼女達が今やってる練習の方法が……

この部屋には彼女達と士郎しかいない……だが、彼女達は今ここにはいない、まるでライブのように大勢の客を相手に演奏をしているように感じた。彼女達一人一人に浮かべている笑みは仲間と共にバンドをする楽しさともう1つ、客を楽しませたいといった感情があるようにも感じた。

 

「ふぅ……」

 

そして10曲目が終わり、練習が終了する。

 

「どうでしたか!士郎さん!」

 

「あぁ、お疲れ、心にまで響くようなとても素敵な音色だったよ」

 

「やったね!」

 

「頑張った甲斐があったね」

 

「でも流石に疲れたね」

 

「そうね、少し休憩しようか」

 

「さんせーい」

 

「お、ならこれ食うか?折角貴重な時間をくれた訳だし、お礼という事で」

 

士郎は自分の鞄からクッキーを取り出した。

 

「クッキーだ!」

 

「色んな味があるから、好きなやつを選んでくれ」

 

「わーい!」

 

5人がクッキーに目がいってる時に士郎はふと思った事を聞く。

 

「そういえばこれって俺がいるだけでいつもの練習と変わんないよな?ゴールデンウィークっていう貴重な時間使っていいのか?もっとこう、どっか遊びに行く、とか」

 

「これでいいですよ!私達が話し合って決めた事ですし」

 

「そうなのか?」

 

士郎が不思議がっているのを見て、香澄達はお互い顔を合わせて笑いあった。

 

 

 

 

 

成功だね!!

 

 

 

 

 

ゴールデンウィーク1日目 Poppin’Partyのお礼




(○゚∀゚)ガハッ∵∴


つ、次はAfterglowだな……頑張るぞ…!
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