トリックオアトリート!
お菓子をくれてもイタズラするぞ!
と、知り合いの妹さん達に言われ、お菓子と彼女達のイタズラに付き合ってあげました
(その後、知り合いに締め上げられました)
今回は勝手ながらアプリゲームのエリア会話で出てきた会話の続きの話として書かせてもらってます。そこのとこご理解頂けると幸いです⤵
「へぇー、そんなイベントがあったんだな」
家で掃除をしていた士郎の元に、商店街で謎解きをし終えた蘭達がいた。
「あれ?士郎さん今日セイバーさんと商店街で買い物してましたよね?」
その疑問にセイバーが変わりに答える。
「はい、シロウのお手伝いで街にいましたが、謎解きには気付きませんでした」
「ちなみに士郎さん達は何を買いに行ってたの?」
「それはな……これだ」
そう言うと士郎は袋からある食材を取り出す。
「……かぼちゃ??」
「そう、かぼちゃ」
テーブルに小ぶりなかぼちゃが3つ並ぶ。
「もしかして今日のご飯ってかぼちゃ?」
「ハロウィンだからな、丁度いいだろ?」
士郎はエプロンを身に着け、料理を始めようとする。
そこで香澄がある案を思い付き、蘭達に話し、そして士郎の方に振り向く。
「せーの、」
『トリックオアトリート!!晩飯くれなきゃイタズラするぞ!』
と、満面の笑みで言ってきた。
半数は少し赤らめながら言っていたが……
「いや、お菓子じゃないのかよ」
士郎はそれに対し、苦笑いでツッコんだ。
「まぁ、巴から事情は聞いてたから別に構わないけど、流石に作るのに時間かかりそうだから何人か手伝って欲しいんだけど」
「じゃあ私が手伝うよ」
「わ、私も!」
沙綾とつぐみが手を挙げ、士郎の元に近寄ってくる。
「助かるよ」
「あたし達は何をすればいいかしらっ!」
「それじゃあ、こころ達はテーブル拭きと出来た料理を運んでくれ」
「任せて!」
そう言って、渡した布巾を持って元気よく香澄の元へ戻るこころを見届ける。
「さて、俺達も始めますか」
「はい!」「は〜い!」
「シロウ」
と、セイバーに呼ばれ振り返る。
「どうした?」
「ラン達の方は人手が足りてるようなので微力ながらお手伝いさせてください」
「そうか、いや助かるよ」
そう言ってセイバーを含め4人で料理の方へ手を付け始めた。
まず1品目
かぼちゃの上部1/4を目安に切り落とし、中の種やワタをスプーンなどで取り除く
「こんな感じですか?」
「そうそう、あと固くて切れなかったらレンジで1分くらい加熱したら取りやすくなるから」
「はい!」
くり抜いたかぼちゃとフタはラップをし、電子レンジの600Wで10~15分程加熱
高温短時間だと割れるから低い温度でゆっくり加熱する
ベーコンは1cm幅、玉ねぎとマッシュルームは薄切りにしておく
マカロニは塩を入れたお湯で袋の表記時間通りに茹でておく
レンジで加熱で柔らかくなったかぼちゃの内側をスプーンなどで軽くこそぎ、80g前後取る
オーブンで焼く場合はこの辺りで予熱を始めておく
中火でバターを熱し、ベーコンを炒め、軽く焼けてきたら玉ねぎとマッシュルームを炒める
玉ねぎがしんなりしたら1度火を止めて小麦粉を入れ、再び中火で粉気が無くなるまで炒める
牛乳を3~4回に分けて入れる
茹でたマカロニ、こそいでおいたかぼちゃ、固形コンソメを入れ、塩、胡椒で味を調える
少しとろみがついたら火を止め、中をくり抜いておいたかぼちゃに注ぎ入れる
「ほぅ……かぼちゃを器として使うとは」
「器のかぼちゃも食べれるからな?」
「こんな事が出来るなんて……知りませんでした……」
あとはピザ用チーズとパン粉を適量かけ、180度のオーブンで10~15分焼く
様子を見ながらチーズに焼き目が付けば出来上がり!
「士郎さん!」
「お、おう」
「これ店で出してもいいでしょうか!?」
「別にいいけど……」
「ありがとうございます!!」
とても嬉しそうにしているつぐみに微笑を浮かべながら、沙綾の元をいく。
「どうだ?出来そうか?」
「うん、こっちは順調だよ」
そして2品目
ワタを取ったかぼちゃを3cm角に切ったら、電子レンジで600W3~4分程加熱
玉ねぎは粗みじんに、茄子とトマトは賽の目切り
しめじも他の食材の同じくらいの大きさに切り、ニンニクはみじん切りにする
鍋に油をひき、弱火でニンニクを炒めて香りを出したら合いびき肉を炒める
ここにかぼちゃ以外の野菜を加えて炒めたあと、かぼちゃとウスターソース、トマトケチャップ、粗挽き胡椒を加えて全体を混ぜ合わせる
オーブンで200度に予熱しておく
パイシートを耐熱皿の大きさに合わせて敷き、フォークで等間隔に数ヶ所穴をあける
パイシートの上に先程炒めた具材を入れたら、パイシートで網目模様を形どって、溶いた卵に塗る
200度のオーブンで20~30分程焼いたら……完成!
「うん、いい感じに出来てるな。流石本職!」
「パイはそんなに作った事ないよ?」
「そうか?それにしては慣れた手つきだったけど」
「お父さんの隣で見てたからね、あとは士郎さんの教え方かな?」
そう言って沙綾は士郎から受け取っていたメモ紙を取り出す。
「これのお陰で迷う事なく、作れたからね」
「ならそのメモあげようか?」
「いいの?店で出しちゃうかもよ?」
「あぁ、好きに使ってくれ。それは今から沙綾のもんだ」
士郎はそう言って笑った。
「シロウ!」
「じゃ、引き続き頑張ってくれ……どうしたー!セイバー」
士郎はセイバーの方へ駆け寄って行った。
「ほんと……お人好しですね、士郎さんは」
「大変です!ミキサー?という物から変な音が!壊れませんか!?」
「大丈夫だから!それであってるから!」
作業は順調に進み、そしてついに─────
「出来たぞー!」
『おぉ!』
テーブルの上に並べられていく。
「えぇー、今回はかぼちゃグラタンにかぼちゃのミートパイ、そしてかぼちゃのポタージュです」
「美味しそう!!」
「とても豪華ね!!」
「かぼちゃづくしのハロウィンパーティーってやつだな!」
各々席に着き、皿とフォークなどを配り食べる準備を整える。
「さて、じゃあ折角だし暖かい内に頂こう」
全員が手を合わせ
『いただきます』
それぞれ好きな方から口に運び、味わって食べる。
「……美味しい」
「あぁ……この感じ、心が満たされていくこの感じ……!表現したくても表せないこのもどかしさ……なんて儚いんだ……!」
「このパイとっても美味しいよ!沙綾ちゃん!」
「えへへ、ありがと!このグラタンも美味しいよ」
楽しく談話を挟みながら、食のペースは止まらずあっという間に食べ終えてしまう。
「あ〜満腹だよ〜」
「美味しかったね?美咲ちゃん」
「そうですね、かぼちゃに無限の可能性を感じさせられるなんて思いませんでした」
「まぁ、他にもかぼちゃ料理はあるしな」
「士郎さんはこの料理を何処で?独学ですか?」
美咲の質問に対して士郎は首を振る。
「料理が好きな知り合いにアドバイスを貰ったんだ。こういう料理はどうですか?ってな」
「なるほど」
お腹が満たされ寛いでいると、こころが立ち上がり目を輝かせながら宣言する。
「それじゃあそれぞれ始めましょ!!」
「え、こころ?もう少し休んでからでも……」
「それだと時間が勿体ないわ!早速始めましょ!」
「ですよねー」
美咲が諦めたのと同時に士郎とセイバー以外が立ち上がる。
「何かするのか?」
「ハロウィンといえば何だと思いますか?」
士郎は自分の質問を質問で返され困惑する。
「え?えーっと、お菓子を貰う?」
「半分正解よ!!」
「え?半分……?て、こころその格好……」
士郎はいつの間にか魔女の格好をしていたこころに驚きを隠せなかった。
「正解はコスプレをしてお菓子を貰いに行くのよ!さぁ!士郎もセイバーも着替えて!」
「着替えてって言われても……俺もセイバーもコスプレの衣装とかないぞ?」
士郎の発言にセイバーは頷く。
心配ないわ!っとこころは言い、どこからともなく2人分の衣装が現れる。
「これに着替えて!」
「え?いやまず何で持ってるんだ!?いやそれより何処から取り出した!?」
「士郎さん……諦めましょう。こうなったらこころは言う事聞きませんから」
美咲に肩を叩かれ、同情される。
「美咲も早く着替えましょ!」
「はーい」
美咲は蘭達の後に続いて部屋から出ていく。
「えぇ……」
「シロウ」
「セイバー?」
「こうなったら仕方がありません。この際楽しんで行きましょう!」
と割とノリノリのセイバーに押し負け、士郎も着る事が確定された。
それでも皆が楽しんでくれたらそれでいいかな?
と心の中で思い、こころから渡された衣装に着替えたのだった。
ちなみに士郎は悪魔の格好、セイバーは魔女の格好で商店街を渡り歩いとか……
暑いと思ったら今度は急に寒くなりましたね!
昨日まで半袖でいたのに……
ちなみに香澄達のハロウィン衣装はゲームで登場してる衣装なのでどんな衣装かは調べてね(ちなみに自分はハロウィン衣装のキャラは一体も持ってないぜ★(´;ω;`))