衛宮さんの今日のごはん   作:パーカス

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今回は思ったより短いと思います




クリスマスパーティー

12月25日

クリスマス

 

 

★CiRCLE

 

 

『メリークリスマス!!』

 

全員がクラッカーを鳴らし、盛大に祝った。

 

「いや〜ギリギリ間に合って良かったね〜」

 

「まぁ、色々あったからな」

 

巴がそう言うとこの場にいる全員が、作業していた時の光景を思い出す。

 

まだ冬休みに入っていないので学校がある彼女達だが、放課後行ける人だけCiRCLEに向かい、作業を進める方針で行っていた。

当然士郎の学校もまだ冬休みに入っていないので士郎の方も放課後に手伝いに来ていた。

他にもバイトがあったり、テストがあったりと色々とやる事があり、中々作業が進めず焦りに焦っていた。そこに強力な助っ人が加わり、ギリギリではあるがクリスマスまでに間に合ったのだった。

 

「本当にありがとうございます、セイバーさん!」

 

「いえ、力になれたのならなによりです」

 

「あとランサーさんも手伝ってくれて助かりましたよね!」

 

「そういえばランサーさんは?」

 

そう、強力な助っ人とは、セイバーとランサーだった。

セイバーは勿論最初から手伝っていたので何も疑問ではなかったが、何故ランサーが手伝いに加わっていたのか?

 

 

それは、士郎が手伝いを頼んだからだった。

 

 

 

「よォ、坊主が何か手伝ってほしいって言われたから手伝いに来たぞー」

 

そう言いながらランサーはCiRCLEに入ってき、辺りをキョロキョロしているとセイバーがランサーに近寄って行く。

 

「何故ランサーがここに!?」

 

「さっきも言ったけど、坊主が手伝ってくれってお願いされてな。まぁ暇だったから、手伝いに来たんだよ」

 

セイバーは怪しむようにランサーを見つめる。

 

「そんな睨みなさんな、困ってんだろ?」

 

「くっ……!確かに貴方の力を借りられるのなら、作業はより早く進めれるのは確かです」

 

「だろ?」

 

セイバーは悩み抜いた末、私情を押し殺す事にした。

 

「……分かりました。であればこの度はこちらの手伝いに加わる事を許しましょう」

 

「何だ?手伝いするのに騎士王さまの許可が必要なのか?」

 

近くで見ていた士郎に、ランサーはそう疑問をぶつける。士郎は苦笑いになりながら応える。

 

「いや、そんなことはないけど……」

 

 

 

といった感じで、ランサーの協力も加わり、今日というクリスマスパーティーが行うことが出来たのだ。

 

「ランサーは今日別のバイトだってさ」

 

「えぇ!?ランサーさん働き過ぎでは!?」

 

「彼なら大丈夫です。気にしなくてもいいと思いますよ」

 

セイバーは淡々と言い放った。

そんなセイバーを見て、蘭達が小声で話し合っていた。

 

「なんかセイバーさん、ランサーさんに対して冷たくない?」

 

「辛辣、ていうのかしら?中々に冷たいわね」

 

「手伝いに来てくれた時も帰らそうとしてたしね」

 

そんな事を小声で話し合っている蘭達とは裏腹に香澄やこころ達は楽しそうにセイバーと談話していた。

 

「はーい!みんなちゅうーもーく!!」

 

すると、まりなが全員に呼びかけ、自分に注目させる。

 

「料理の前に、今日というパーティーの立案をした香澄ちゃんに何か一言!言ってもらいましょーう!」

 

まりなが香澄に手招きし、前に立たせる。

 

「今日は私の我儘に協力してくれてありがとう!!みんなのお陰で、今日というクリスマスパーティーが出来ました!だから今日は─────」

 

香澄は大きく息を吸い、そして─────。

 

 

「─────最高のクリスマスにしましょう!!」

 

 

香澄の言葉に全員が笑みを浮かべ、拍手を送る。

 

「はい!香澄ちゃん、ありがとね!さて、お待ちかねの料理です!料理したのは〜……勿論士郎君!!」

 

まりなに指をさされ、士郎は照れ臭そうに頭を搔く素振りをする。

 

「今日はクリスマスという事で、ちょっと奮発しました」

 

そう言って士郎が持ってきた料理は─────。

 

「ローストビーフだ!!」

 

「なるほど、あの肉の塊がこのように」

 

皆が目を爛々と輝かせローストビーフを見つめる。

 

 

 

─────数時間前。美竹宅

 

 

「おー、厚みが凄いな……」

 

士郎は今回の為に奮発して買った肉を眺める。

 

「と、見とれてる場合じゃないな」

 

士郎は裾を捲りあげる。

 

 

肉を調理する1~2時間前に冷蔵庫から取り出して常温に

普段使う感覚より少し多めの塩を肉に振り、叩いたにんにくと共に肉にすり込む

ラップにくるみ、15~30分放置し味を馴染ませる

フライパンに油をひき、弱火で肉をすり込んだにんにくを炒め香りを出す

にんにくを取り出して強火で4面を約2分ずつ焼き、しっかり焼き目をつける

蓋をして火を止めて余熱で5分火を通す

肉をひっくり返し、再び蓋をして極弱火で3~4分加熱

串を肉の中心まで刺し、数秒後に抜いた串を唇の下に当てて串が温かく感じれば火が通っているサイン

最後に粗びき、胡椒を肉全体に少し強めに振り、焼き終わった肉をすぐにラップで包み、更にアルミホイルで包んで30分ほど肉を休ませたら完成!

 

 

「んで、フライパンに残った肉汁をソースに使ってと……」

 

 

 

 

「じゃあみんな〜!手を合わせて〜!」

 

まりなが掛け声をあげると、全員手を合わせる。

 

『いただきます!』

 

ローストビーフを口に運び、そして彼女達の頬が蕩けた。

 

「ん〜!美味しいー!!」

 

「えぇ!とても美味しいわ!」

 

「おてもおいひいよ〜!」

 

「口の中なくてしてから喋れ!」

 

楽しそうにはしゃぎながら料理を食べている彼女達を見守りながら、士郎も料理を口に運ぶ。

 

「シロウ」

 

「ん?どうした、セイバー?」

 

「今日は、とても賑やかな食卓ですね」

 

「あぁ、でも悪くはないだろ?」

 

士郎が笑いながら、質問する。

セイバーはその質問に笑みを浮かべながら、答える。

 

「えぇ、とても楽しいです」

 

「そっか」

 

セイバーと談話していると、蘭達が士郎達の方へ近寄ってきた。

 

『メリークリスマス!士郎さん!』

 

彼女達が笑顔と共に来たので、士郎はセイバーと顔を見合わせた後、同じように微笑みながら応えた。

 

「あぁ、メリークリスマス」




メリークリスマス!!

次の投稿は年明けですかね?

ならば今年最後の挨拶と感謝を!
いつまで経っても成長しない自分ではありますが、いつも見て下さりありがとうございます!
来年には自分も成長してるといいな〜と希望的観測を願いながら、今年最後の投稿とさせていただきます!


それでは皆さん…………おサラバ!!
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