衛宮さんの今日のごはん   作:パーカス

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あけましておめでとうございます!!

年明け一発目の投稿です




初詣とお雑煮

元旦

 

 

神社には大勢の参拝客で賑わっていた。

 

「おー、やっぱり結構人混んでるな」

 

「元旦だもんねー」

 

そしてその中に浴衣姿の蘭達の姿があった。

 

「セイバーさん、大丈夫ですか?」

 

「はい、大丈夫です。少し歩きずらいですが……」

 

「着物なんて着る機会あんまりないもんね〜」

 

屋台に目を向けながら、前へと進み続ける。

 

「シロウ、参道の方の屋台にはいませんでしたね」

 

「そういえば士郎さんは何処にいるの?」

 

「行く前に聞いたら境内(けいだい)の方を手伝うって言った」

 

「シローさんは働き者だねー」

 

士郎を探しながら社殿へと進んでいると

 

「おーい」

 

蘭達が探していた人が向こうからやってきた。

 

「……と、着物着てくるとは聞いてたけど……」

 

士郎は蘭達の着物を見て、動揺する。

 

「ふっふー、シローさんはあたし達の着物姿に見惚れているみたいですな〜」

 

「あ、あぁ、みんなその、凄く似合ってる、見違えた」

 

「そう言われるとちょっと気恥しいけどな」

 

蘭達は士郎と同じように頬を少し赤らめる。

セイバーは士郎に質問する。

 

「シロウ、どうでしょう?似合っていますか?」

 

「あぁ、似合ってる……けど、その着物借りたのか?」

「いえ、こちらは大河が用意してくれました。とても艶やかな衣服ですね」

 

「藤ねぇいつの間に……」

 

聞くと年明け前の日に士郎かいない時に着物が届き、そして今日まで隠していたらしい。

 

「それにしても……こんな日くらい休んでもいいんじゃないですか?」

 

「人手が足りないって言うからさ」

 

つぐみの質問に士郎は頭を掻きながら応える。

つぐみは睨むように目を細める。

 

「働きすぎだと私は思いますよ?」

 

「いやー……大輝のじいさん……えーと俺の友達のじいさんの頼みだし……バイト代も出るんで」

 

ジトーっとつぐみだけでなく、蘭とひまりそしてセイバーにも睨まれ、士郎は申し訳なさそうな顔をする。

 

「去年はトモちんがシローさん側だったよねー」

 

「アタシも頼まれたから手伝ってただけなんだよな……」

 

モカがニヤニヤしながら巴に言うと、巴は苦笑いで応える。

 

「で、でも頼まれたの午前中だけでこの後自由なんだ、一緒に周らないか?」

 

「……!はい!」

 

「えぇ、是非」

 

士郎がそう言うと、嬉しそうにつぐみとセイバーが返事を返す。

 

 

 

その後お参りを済ませ、おみくじ引き、これからどうしようかと悩んでいた。

 

「うぅぅ……」

 

「ひまり、まだ引きづってるの?」

 

「だって私だけ凶だったんだよ!?みんな小吉だったのに!」

 

「セイバーさんだけ大吉だったけどね」

 

おみくじでセイバーは大吉、士郎達は小吉が当たり、ひまりだけが凶を引く、という結果になりひまりが拗ねてしまったのだ。

巴に慰めるのを任せて、ここからどうするか残りのメンバーで話し合う事にした。

 

「こっからは俺は別行動だな」

 

「何か用事があるんですか?」

 

「あぁ、この後CiRCLEで香澄達と新年の挨拶しに行くんだろ?俺も実はまりなさんに呼ばれてな。その時にお雑煮を作るんだが、流石に全員分を一気に作れないからみんなが来る前に少しでも作っておこうて思ってな」

 

「なるほど〜」

 

「でしたら、私はシロウの手伝いに回ります」

 

「じゃあ一旦、士郎さん達とはここで解散だね」

 

そして蘭達と別れ、2人だけになる。

 

「ほんとに良かったのか?別に蘭達と一緒に居ても良かったんだぞ?」

 

「いえ、私は充分満喫しました」

 

「セイバー……」

 

セイバーはとても満足そうに笑みを零す。

 

「それにシロウを見張らないとまた無茶をしそうですから」

 

「えぇ……」

 

階段を降りていると、前から白髪の女の子が着物姿で登ってきた。本来であればあまり気にしないのだが、何故か目に入り、横を通り過ぎるのを目で追いかける。

 

「どうかしましたか?」

 

「いや、ちょっとな」

 

その子は登った先で待っていた4人の女の子達と一緒に参道の方を歩いて行った。

 

「何でもない、早く向かうか」

 

「えぇ」

 

 

 

神社から離れ、CiRCLEに到着した。

まりなは他の作業しており、他のスタッフに話を通してもらい、キッチンに向かう。

 

「えーと、材料は鰤、里芋、どんこ干し椎茸に大根……」

 

材料を確認し、準備が出来たところで─────。

 

「さて、早速作っていこう。……と思うんだけど」

 

士郎は袖を上げながら、セイバーの格好に目を向ける。

 

「流石に着物着た状態だと汚しかねないからな、必要な時に呼んでいいか?」

 

「えぇ、分かりました」

 

「よし……じゃあ早速─────」

 

 

どんこ干し椎茸は30分以上水につけて戻しておく

戻し汁は出汁に使用するのでとっておく

鰤に骨があれば取り除き、塩をふり30分程置き

鰤を熱湯にくぐらせて表面が白く変色したら冷水に入れ、皮部分の細かな鱗などを落とす

大根はいちょう切り、金時人参は花の型抜きで抜く

里芋は六方に剥き、熱湯で1分程茹でてから冷水で洗い、ぬめりを取る

小松菜は塩を加えた熱湯で茹で、冷水で洗い絞ったら4~5cm幅に切り、水気を絞る

かまぼこは1cm幅に切り、椎茸が大きい場合は食べやすい大きさに切る

鍋に出汁を入れ大根、人参、里芋、椎茸、鰤、酒、塩、椎茸の戻し汁を入れて沸騰させないように煮る

餅を焦がさないように焼き、具材に火が通ったら薄口醤油を加えて味を調整

各自材を器に盛り付け

最後にお好みで柚子皮を添えて……

 

 

「よし、完成……!」

 

士郎が丁度お雑煮を完成させたタイミングで、セイバーが士郎を呼びに来た。

 

「シロウ、ラン達がラウンジにもう集まっています」

 

「お、ならタイミングバッチシだな。セイバー、運ぶの手伝ってくれるか?」

 

「はい、お任せ下さい」

 

セイバーと手分けしてお雑煮をラウンジにいる蘭達の所へ運び出す。

 

「あ!士郎さん!」

 

「おぉ香澄、あけましておめでとう」

 

「あけましておめでとうございます!!」

 

ラウンジに着くと全員集まっており、そして着物姿の彼女達に驚き、入口で足が止まってしまう。

 

「ふふふ、驚きましたか?シロウ」

 

「あ、あぁ、まさか全員着物姿なんて思わなかったよ……」

 

「そう言う士郎さんは、私服なんですね」

 

「まぁ午前中はずっと手伝いに回ってたからな」

 

「まぁ士郎さんらしいですね」

 

その言葉にほぼ全員が頷き肯定する。

 

「と、とりあえず!お雑煮出来たから!」

 

お雑煮を全員に渡していき、いき渡った所で全員手を合わせる。

 

『いただきます』

 

汁を啜ったり、具材を先に食べたり、食べ方は違えど全員ホッコリと温まった顔を見せる。

 

「美味しい〜……」

 

「元旦からお雑煮ってすっごくお正月を満喫してる気がする!」

 

「とても美味しいわ!」

 

「雑煮って地域毎に中身がぜんぜん違うよな」

 

「へぇー、そうなんだ」

 

 

 

 

年始に雑煮を食べ、仲間と元旦を共に過ごし、幸先の良いスタートを切ったと全員が思うのだった。




改めて……
あけましておめでとうございます!!

もうすぐでこの小説を投稿して1年が経とうとしています!……をこの投稿をしようとしている時に気がつきました!

ここまで頑張れたのは見て下さる皆さんのお陰です!

まだまだダメ文章力ですが、これからも頑張らせていただきます!!
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