「おーい!衛宮ー!こっちだー!」
「あぁ!今行く!」
士郎は友の声に答え、野原を進んで行く。
「ここなら景色もいいし、軽く運動もできるぞ!」
「確かに……でもボールも何も持ってきてないぞ?」
「まぁ、運動しに来た訳じゃないからな」
そう、彼らは久しぶりに3人で集まり、のんびり1日を過ごしに来ていた。
「それにしても惜しかったな、あと2点取れてたら勝ってたのに」
「仕方ねぇよ、相手側のディフェンスが固すぎて全然攻めれなかったからな」
大輝と達也は野原に寝転びながら、愚痴を零す。士郎もその隣で座り込む。
「寧ろあそこまで追い詰めれた事に褒めて欲しいくらいだわ」
「俺はあんまりサッカーのルールとか知らないけど、大輝はよくやった方なんじゃないのか?」
「いやいや、これまた全然なんですわ〜」
大輝は天に仰ぎながら、目を閉じる。
「大輝は点数をよく稼げたが、その後の行動が上手く立ち回れなかったからな」
「悪いな、あの時のパス受け取れなくて」
「あれは仕方ない事だ」
大輝と一緒に達也も心地よい風に吹かれながら、愚痴を零す。
「そういや衛宮はどうなんだ?弓道」
「ん?俺は別に対して変わりないぞ?」
「いやいや、あれがずっと続いてるってマジかお前」
2人は士郎のセリフにドン引き顔を晒す。士郎の弓道の腕前を知ってるからこそ、驚きよりドン引きしてしまうのだ。
「こりゃ他校の弓道の子が可哀想だな」
「そういや噂で、学園祭の時に女子高の弓道で、とんでもない記録を出した男がいたって聞いたけど、これ絶対アンタだろ?」
「確かに花咲川の弓道はやったな……てか噂になってるのか?」
「そら凄い噂でっせ旦那」
「誰が旦那だ」
3人は口を止める事無く、何分間も話題尽きず話し、笑い続けた。
「ふぅ……流石に笑い疲れた」
「もうすぐ昼だし、飯食おうぜ」
「あ、それならにぎり作ってきたけど、食うか?」
「「だべる!」」
士郎は、勢いよく起き上がってきた2人に微笑を浮かべる。
士郎はバックからおにぎりサンドを取り出し、好きなものを選ばせる。
「てか、久しぶりじゃね?衛宮の手料理食うの」
「確かに」
「まぁ、最近忙しかったのもあるし、まず大輝達に作るなんてそうそう無いしな」
3人は談話しながらおにぎりを食べ進めていく。
この3人の他にも人はいたが、男だけで来ている人達はいなかった。
「……周り見てたらなんか虚しくなってきた」
「それ言うなよ……」
「別にいいんじゃないか?」
「お前にはまだ可愛い子がいるからな!」
大輝は半ギレで突っかかってくる。
「でもまぁ、こんな光景も俺達らしくていいかもな」
「何しんみりとした事言ってんだよ、お前には似合わねぇよ」
大輝のセリフに達也はあぜけ笑う。
士郎もそれにつられ、笑い出す。
「別にいいだろ?今日ぐらいは」
「まぁ、確かに今日位は見逃してやるか」
「なんで上から目線なんだよ」
3人は笑い、そして昼飯を終わらせる。
「さて、午後からどする?」
「そうだな〜、衛宮はまだ行けるか?」
「今日はアンタらに付き合うって言っただろ?」
「よし!ならゲーセン行こうぜ!」
「よっしゃ!ならさっさと行こうぜ!」
「はいはい」
3人は立ち上がり、最後にタイミング良く吹いてきた風を正面から受けて、歩き出した。
「あ、ちなみにナンパは却下な?」
「「ダニィ!?」」
3人の男子学生の1日は、まだまだ笑いが尽きないみたいです。
久しぶりの登場!!
皆さんはこの2人、覚えてましたか?
自分は半分忘れかけていましたꉂꉂ(ˊᗜˋ*)