衛宮さんの今日のごはん   作:パーカス

51 / 62
祭りのポンチ

「よし、それじゃ行くか、セイバー」

 

「えぇ」

 

士郎とセイバーは昼過ぎ頃にとある場所へ手伝いとして、向かって行った。

 

 

 

 

 

 

「で、士郎さん達はこの祭りに参加してるって訳ね!」

 

「参加と言うより、屋台の手伝いに来てるみたいだけどな」

 

商店街で開かれた小規模の祭り……

小規模という割には大勢の人で賑わっていた。

その中に、彼女達の姿もあった。

 

「ねー、まだ着かないのー?」

 

「まだ少ししか歩いてないでしょ!」

 

「モカちゃん、後ちょっとで着くと思うから頑張って!」

 

「およよ〜」

 

彼女達─────Afterglowは今日の祭りに関して来るつもりはなかった様だったが、士郎とセイバーが屋台の手伝いをすると聞き、全員集合し祭りを堪能していた。

 

「この焼きそば、美味しい……!」

 

「確かに美味いな!」

 

「このたこ焼きも美味ですな〜」

 

「焼きそばにたこ焼きにりんご飴に綿あめに……あぁー!全部食べたい!」

 

「ひ、ひまりちゃん落ち着いて!そんなに食べたら士郎さんと所に着く前に、お腹いっぱいになっちゃうよ!」

 

5人は色々な屋台を見て周りながら目的の場所に向かっていると

 

「あ、蘭ちゃん達だ!!」

 

前方から香澄達が、特に香澄が急速に接近してきた。

 

「みんなも来てたんだ!」

 

「別に、たまたま」

 

「またまた〜結構乗り気だったの誰だっけー?」

 

「っ!?モカ!」

 

モカにバラされ、キレる蘭。そしてそれをいつものように宥める巴とつぐみ。

 

「そういえば香澄達も祭りに参加しに来たの?」

 

「本命は士郎さんの屋台にお邪魔しに行くことなんだけどね」

 

ひまりの質問に沙綾が答え、それに同意するように有咲達が頷く。

 

「じゃあ私達と同じなんだね!」

 

「なら一緒に行って方が良さそうだな!」

 

「うん!みんなで一緒に行こ!」

 

彼女達はその後も周りの屋台で買い物などしながらも、士郎が手伝いをしている屋台へと到着した。

 

「あぁ、来てくれたのか、わざわざ」

 

すると屋台から士郎が顔を出しに表に出てきた。

 

「えーっと、勢揃いだな……一緒に行動してたのか?」

 

「途中で出会ってそのまま一緒に来ました!」

 

「なるほどな……まさかの全員集合するとは思わなかったよ」

 

香澄の元気のいい返事に笑いながら理解しながらも、何かまだ驚いているようだった。

 

「士郎さん、なんでそんなに驚いてるんですか?」

 

「あぁ、実はな……」

 

「もう彼女達も来てくれたのです」

 

士郎が言う前にセイバーが奥から現れ、そう告げる。

それに続くように、“彼女達”も顔を出す。

 

「待っていたわ!早く中に入りましょ!」

 

「か、香澄さん!お先に頂いちゃってます!」

 

「ほら早く入って!」

 

「先に頂いてるわ」

 

「遅いわ!ラン・ミタケ!もう一度ワタシと勝負─────んん!」

 

「はーい☆チュチュ様、席に戻りましょう!」

 

蘭達が来る前に既に集合しており、先に料理を食べていた。

 

「まさかの全員集合には、俺も流石に驚いたよ」

 

「それだけ士郎さんの人望が凄いって事です!」

 

リリィも姿を見せ、持っていた材料を机に置く。

 

「リリィちゃんも来てたの?」

 

「はい!私はお手伝いする側で来ました!」

 

リリィはそのまま仕事に戻る。

 

「さて、じゃあ早速食べてくか?」

 

「もちろん!」

 

「その為に来たからな」

 

「なら空いてる席で待っててくれ、すぐに作る」

 

そう言って士郎は料理を始める。

 

「と言ってもあとは盛るだけなんだけどな」

 

 

まず初めにフルーツポンチ作り

ボウルにみかん、桃、パイナップル、さくらんぼをシロップごと入れる

キウイとバナナも1口大に切り、ボウルに加え入れ、レモン汁を加えて軽く混ぜる

その後、冷蔵庫で2時間以上冷やす

 

次に白玉だんご作り

ボウルに白玉粉、上白糖を入れたら水を入れてこねる

ボロボロとまとまらない場合は、水を少しづつ加えてこねる

耳たぶ程の固さで生地が手につかず、ひとつにまとまる程度にする

生地を1個8~10gになるように等分し、形を丸く整えてから中央を指で押してくぼみを作る

鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、白玉を入れる

全ての団子が浮いて1~2分したら冷水にとり冷ます

すぐに食べない場合は水をきり、ラップを敷いた皿へ

重ならないように並べ、更に上からラップをして、乾燥しないように密着させて冷蔵保存

 

白玉は冷やしすぎると固くなるが、電子レンジで30秒~1分加熱すると柔らかさが戻る

加熱した後、冷水で冷ましてからフルーツポンチに加え、炭酸水をお好みの量加え入れて完成!

 

 

「はい、お待ちどーさま」

 

「うわぁ!美味しそう!」

 

「じゃあ早速─────

 

『いただきます!』

 

パクっと1口食べる。

 

「んんー!冷たくて美味しい!!」

 

「白玉がモチモチね」

 

「ね!とても美味しいでしょ?」

 

「なんでこころがドヤってるの?」

 

彼女達が美味しそうに食べていると、屋台前の人混みが多くなっていた。

 

「フルーツポンチ1つください」

「こっちは2つくれ!」

「私も─────」

 

「あ、はい!少々お待ちください!」

 

いつの間にか行列が出来ており、士郎とセイバーとリリィがそれぞれ役割が分けて、接客していた。

 

「何やら忙しそうだね」

 

「どう考えても私達が呼び水になってしまったみたいね」

 

「え!そ、それってかえって迷惑にしちゃった!?」

 

「売り上げ的には万々歳だと思うけど」

 

その後しばらく接客を続け、並ぶ客が居なくなった頃合である老人がやってきた。

 

「よう坊主、悪いな。無茶な願い言って」

 

「大輝のじいさん!もうそっちは大丈夫なんですか?」

 

「おう、あんさんのお陰でな……いや、あんさん達のお陰、の方がいいか?」

 

「そうですね、セイバー達も手伝ってくれたんで」

 

それを聞き、ガハハと豪快に笑い士郎の背中を叩く。

 

「よし、ならこっからは祭り楽しんで来い!勿論後でバイト代は嬢ちゃん達と一緒に渡したるから帰りには寄ってくれよ?」

 

そして士郎達は今日の仕事を終え、今も待っていた彼女達の元へ向かう。

 

「今日はもう上がっていいって」

 

「じゃあ今から皆で屋台巡りへ、ゴー!」

 

『ゴー!』

 

香澄達のテンションに笑いながらも、皆で楽しく屋台を巡って行くのだった。




どうも、最近階段につまづき、両肘両膝怪我した者です

皆さんはこのような事がないように足元には注意してくださいね
勿論、某ウイルスにも気を付けてね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。