(´‘▽‘`)ハハッ☆
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学校が休みのいつもの美竹家……
士郎が台所で皿を洗い、蘭が手伝いとして机を拭いていた。今日はセイバーが用事で家にいないが、いつもセイバーも蘭と一緒に手伝いをしている。
皿洗いと机を拭き終えると、士郎はそのまま部屋の掃除を始め、蘭は部屋でギターの手入れをするのがいつもの光景だ。
─────だが、今回は違った。
ガッチャン、と何かが割れる音が鳴り響いた。
その音の発生源は台所……そう、士郎が皿を落としてしまったのだ。
蘭はその音に反応し、台所を覗くように向かう。
「大丈夫ですか?」
「あぁ、平気だよ。手元が狂って皿を落としてな……」
やっちまった、と唸りながら、欠けた皿の破片を拾っていく。
「割れたのそっちにも飛んでないか?あと足、気をつけてな」
蘭は拾うのを手伝おうと座り込み、たまたま士郎の顔を見た時、何か違和感を感じた。
「……士郎さん?」
「ん?どうかしたか?」
「いえ……顔が─────」
ピンポーン、と言いきる前に蘭の声を遮るようにチャイムが鳴った。
「はーい」
士郎はそのチャイムに反応し、ある程度破片を1箇所に固めてから玄関へと向かった。
士郎が玄関を開けた先には、有咲と美咲がいた。
「こんにちはー士郎さん」
「こ、こんにちは」
「あれ?2人で来たのか?」
「今ここで出会いましたよ?あたしはこの前お借りした本を返しに来ました」
「わ、私は蔵の掃除を手伝ってもらったからそのお礼に来ただけで……」
「とりあえず外は暑いだろ?中に入りな」
士郎は2人に家に上がるよう促す。2人はお邪魔します、と一言上げて家に入る。
家には蘭も出迎えに来ていた。
「いらっしゃい、有咲、奥沢さん」
「美竹さん、お邪魔します」
「お邪魔します」
と、挨拶を交わし、顔を上げた時美咲は気付いた。
「士郎さん、顔赤くないですか?」
「え?」
美咲の指摘に蘭は同意するように声を出す。
「やっぱりそうですよね」
「言われてみたら確かに赤いな……」
有咲も認め、3人揃って士郎を見つめる。
「え?な、何?」
「失礼」
すると、美咲が手を伸ばし、士郎の額に手を当てる。
「熱い……」
一応、体温計でも測ってみると。
「……思ったより高いな」
「やっぱり熱でしたね」
「朝から頭が働かないような感じがしたのはこのせいか」
「今日は安静にしておいた方がいいと思うけど」
有咲に言われ、士郎はそれに賛同する。が
「そうだな、残りの皿も片付けて部屋の掃除を軽く済ませて、後で薬でも飲めば……」
『士郎さん』
大人しく休もうとしない士郎に、3人が詰め寄り今度は、提案ではなく……命令する。
『休む!』
「は、はい」
あまりの剣幕に士郎も流石に大人しくならざるを得ず、薬を飲み、自分の部屋で布団に入る。
「さて、じゃああたし達は士郎さんの代わりに掃除を済ませちゃいますか」
「なら私は部屋の掃除をしとくよ」
美咲と有咲は早速取り掛かろうとしていると、蘭が2人に頭を下げる。
「2人とも、ありがとう……」
「別に頭下げる程の事じゃないですよ」
「むしろこれくらいやらせてもらわないと、あのお人好しさんの恩返しにもならないしな」
その言葉を聞き、蘭は嬉しくなり、笑みを零した。
「よーし、それじゃあ頑張りましょうー」
『おー』
3人は一致団結して、部屋の掃除を始めた。
美咲は皿洗い、有咲は部屋の掃除、蘭は洗濯物を取り込み畳む。
それぞれ受け持った仕事をやりこなし、時間も夕暮れ時になる。
「思った以上にハードだった……」
「美竹さんの家、こころよりマシとはいえ広すぎ……」
「士郎さん、1人でいつもこなしてたんだ……」
3人は疲労感に襲われながら、居間に戻る。
すると、台所に士郎の姿があった。
「え、士郎さん?」
「何してるんです?」
士郎はエプロンを着けて、今まさに料理をしようとしていた。
「え?夕飯を作ろうと思って……熱も引いてきたし、半日も休んだら大分楽になっ─────」
『休みなさい!』
士郎が言いきる前に遮り、声を荒らげる。
「治りかけが大事なんですよ!ちゃんと寝てなさい!」
「こんな時ぐらい休めよ!」
「言うことちゃんと聞いてください!」
「す、すみません」
士郎は蘭に背を押されながら、自分の部屋へと帰った。
「じゃあそろそろ夕飯を作りましょうか」
「私にも出来る事ってある?」
「あたしも手伝う」
「じゃあ3人で分担してやりますか」
そして美咲の提案で、鍋焼きうどんに決まった。
まず始めに、昆布は軽く拭き、30分以上水に浸けておく
鶏もも肉は1口大に切り、長ねぎとなるとは太めの斜め切り、ほうれん草は4~5cm幅のざく切りに
1人用の土鍋に昆布ごと昆布出汁に入れ、火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す
粉末鰹出汁、薄口醤油、みりん、塩を加え入れたら、茹でうどん、鶏もも肉、なると、長ねぎを入れて、麺が出汁の色に染まるくらいまで弱火で煮込む
ほうれん草を加え火が通ったら、麺の中央に卵を割り入れて、火を止め蓋をする
余熱で玉子が好みの硬さになったら完成!
「いい匂い……」
「じゃあ持っていきますか」
うどんを持って士郎の部屋へと向かう。
「士郎さん、お加減どうですか?」
「夕食が出来ましたけど、食べれそうですか?」
「持ってきてくれたのか、悪いな」
昼頃よりも大分顔色が良くなり、いつもの調子に戻っていた。
「はい、どうぞ」
「おぉ、鍋焼きうどんか」
「消化のいいものと思って冷蔵庫にある物とうどんを使わせてもらいました」
「それは気にしなくていいさ、ありがとな。それじゃあ早速……」
士郎は手を合わせ─────
「いただきます」
うどんを1口啜り食う。
「……うん、温かくてホッとする」
「私達3人分担して作ったからな」
「あたしはあんまり手伝えなかったけど……」
「そんな事ないですよ。美竹さんには煮込む作業をやってもらいましたから」
3人会話を聞き、自分の為に作ってくれたうどんを見てつい嬉しかったのか士郎は笑みを零した。
「3人とも、ありがとな」
士郎の感謝を耳にし、3人は顔を見合せそして笑う。
「次から体調悪くなったらすぐに言ってくださいね。お手伝い位、あたしにもできますから」
「士郎さんは体調崩そうが無理やりやり通すもんな」
「あぁ〜それ分かります。士郎さんならやりかねませんもんね」
「うぐっ、今回は本当にお手数お掛けしました」
士郎の反省に3人は嬉しそうに笑いあった。
それから飯を食べ終え、皿を回収して部屋を出て行った。
「じゃああたし達もご飯にしますか」
「お腹減りましたもんね」
「有咲、士郎さんに対して途中からいつもの有咲で話してたね」
「あー確かに」
「そ、それは士郎さんが!」
居間に戻るまでの間でも楽しそうな会話が聞こえ、士郎は笑みを浮かべ、そして眠りに着いた。
後日、士郎が熱出した事が他のメンバー達が知り、家に全員が訪れ、全員にスイーツを作ってあげたのだった。
全く手付かずの小説あるけど、新しい小説作ろうか悩んでる……