ガルパ5周年記念で書いた話です。
本来日曜日に投稿しようと思いましたが、忙しく急遽投稿日変更をしました
⤵
ガルパ5周年記念:彼の騎士は
CiRCLEのイベントで彼女達による“35人ライブ”が終わり、まだ会場の熱が収まっていない中、会場のスタッフとして今も走り続けている者がいた。
「衛宮君!こっち、お願いできるかな?」
「今行きます!」
「衛宮くん!後でいいから店の見回りお願いしていい?」
「はい!わかりました!」
他のスタッフさんと連携を取りながら着々とこなしているが、流石に人手不足な為、右へ左へと走り回っていた。
「よし……えっと、次は─────」
次の場所へ向かう為、メモを確認していると
「お?坊主じゃねぇか」
「ん?ランサー?」
思いっきりイベントを楽しんでいるランサーが、焼き魚を食いながら近寄って来た。
「アンタ……楽しんでるな……」
「まぁな、それにしてもこんな祭り事にも仕事か?」
「仕方ないだろ?人手が足りないって言われたんだから」
「相変わらずのお人好しだな」
ランサーと軽く会話し終え、店の見回りを始める士郎……とランサー。
「……何でついて来るんだよ」
「坊主に着いて行った方が色々と見て回れそうだしな!ま、細かい事は気にしなさんな!」
「はぁ……邪魔だけはしないでくれよ?」
「おう!」
と、元気よく返すランサーに士郎はため息をつきながら見回りを始めるのだった。
見回りを始めてしばらく経ち、士郎とランサーの2人に近付いて来る女性がいた。
「まさかシロウがランサーと共にしているとは……」
「勝手に着いてきてるだけだからな?」
「まぁセイバーは分かるが、まさかライダーまでこっちにいるとはな」
「たまたまこちらに寄った時にセイバーに誘われまして、折角なのでご一緒させていただいています」
セイバーとライダーと出会い、今度は4人で店を回り始める。
士郎が何故着いて来るのか、質問するとセイバーは悲しそうな顔をしながら
「ランサーは良くて私は駄目なのですか?」
と言われ断れず、着いて来る事を渋々承諾した。
それから全ての店を回り終え、士郎は次の仕事に向かう為、セイバー達と別れ他のスタッフさんの所へと走って行った。
そんな背中を眺めるセイバーに、ランサーは話し掛ける。
「んで?どうなんだよ」
「何がですか?」
「何がって、決まってんだろ?坊主の事だよ」
ランサーの言葉にセイバーは顔の表情を変えずランサーを見る。セイバーと一緒にライダーもランサーの方を向き、質問する。
「士郎がどうかしたんですか?」
「最近、坊主の隣にあの嬢ちゃん達がいつもいるからな。それも友以上の感情とみた。それはセイバーも気付いてるんじゃないのか?」
ランサーが言う“嬢ちゃん達”とは、蘭達の事である。ランサーはそんな事を何故セイバーに質問するのか。それはある事件が関係していた。
「で、どうなんだよ」
「それを聞く理由を聞いてもいいですか?」
「俺としてはまた“あんな状態”になられたらたまったもんじゃないからな」
“あんな状態”とは、士郎と離れて3ヶ月の間にセイバーの身に起きたとある変化……
翠色の瞳から金色の瞳に変わり、おまけに性格や雰囲気まで変わり果ててしまう。
サーヴァントである彼らが寒気を感じさせる程の非情さに徹しきった存在だった。
「それで?答えを聞かせてもらえるか?騎士王さま」
ランサーはセイバーを睨むように見つめる。ライダーも彼女の答えを待つ。
セイバーの出した答えは……
「彼女達は、とても良い娘達です」
セイバーは笑いながら、遠くで士郎を囲んで話し合ってる彼女達を見る。
士郎は困った顔をしながらも、楽しそうに嬉しそうにしながら彼女達の話を聞いたり連れ回されたりしていた。
「シロウがあれほど楽しそうにしていますから」
「確かにそうですね」
「まぁ、あの嬢ちゃん達面白いからな」
ランサーもライダーも同じように笑い、士郎達の方を見る。35人の少女達を相手する士郎はとても忙しそうにしていた。それを見たランサーは豪快に笑い、ライダーも小さく笑いを見せる。そしてセイバーも─────
「けれど─────
──────勝ちまでは譲らんがな?
隣にいたランサーとライダーは冷や汗を流す。
彼の知らない所で、彼女の中に新たな戦火が生まれたのだった。
5周年おめでとうございます!!
もっと早めに祝おうと思いましたが、忙しく投稿出来ませんでした。
6周年では超大型アプデがあると聞き、とても楽しみです!
けど、1年後には多分今投稿中の「衛宮さんの今日のごはん」は終わってると思いますがね( ´_>` )ハッハッハッ
でももしかしたら2nd seasonとして投稿してるのかもしれませんが、それは未来の自分に託しましょう!
それでは、サラバ〜!!