そして今回、多分駄作
◆羽沢珈琲店
学校終わり、いつものバイト先───羽沢珈琲店で厨房で皿洗いをしていた。今日は客が少なく、やる事があまりない……皿洗いも終えてしまい、ホールの方も掃除済みなのでやる事を本当に失ってしまった。ふぅ…と溜め息をつきながら、近くにあった椅子に座る。
「今日は客が少ないな……」
そんな愚痴を零しながら、時計を確認する。
時刻はまだ17時58分
バイトを上がる時間は20時なのでまだまだ時間がある。今日はつぐみが学校で用事があり今は居らず、蘭達もこの時間帯ならいつもいるが『つぐみの手伝いをする』とLINEが来ていたので彼女達も今頃学校にいるのだろう……
「ハァ……」
また溜め息を零し、ホールの方に目をやる。30代女性が2人ぐらいしか今はいなかった。前来た時はもう少し客がいた気がするけど、今日はその2人しか来店していない。つぐみのお父さんとお母さんは先程食材の買い出しに出掛け、今は店員が俺1人しかいない。
つまり話し相手も居らず、ただぼーっと客が来るのを待っているだけなのだ
そして時間だけ過ぎて行き、店にいた女性2人も会計を済ませ帰って行き、店に誰にも居なくなった。食器を洗い、今俺はテーブルを拭いていた。そして拭いていた手を止め、ふと周りを見渡す。
店って誰もいないと、こんなに静かなんだな……
そんな事を思いながら、テーブルを拭き始める。
こんな静かな日も……会っていいかもな……
そんな時、店の扉が開き見覚えのある客が来店してきた。
「今終わりましたー!」
「まさかこんなにも時間食うとは思わなかったな」
「モカちゃんはクタクタだよ〜」
「モカは何もしてなかったじゃん!!」
「ひまりもあまりしてなかったけど」
「ウグッ」
来店と同時に賑やかに入ってきた彼女達────バンドグループ【Afterglow】の蘭、モカ、つぐみ、ひまり、巴
「いらっしゃい、用事は終わったのか?」
「はい!バッチリ終わりました!」
「それは良かった」
つぐみと軽く話してから、4人を席に案内する。すると───
「こんにちは」
その声のした方へ振り返ると、バンドグループ【Roselia】の湊が来店してきた。。その後ろには同じメンバーの紗夜、リサ、あこ、燐子がいた。
「いらっしゃい」
「空いてるかしら?」
「えぇ、ご案内します」
俺は彼女達を蘭達の席近くのテーブルに案内する。
「あ!おねーちゃんだ!!」
「ん?あこも来てたのか?」
「うん!友希那さん達と来たよ!!」
あこが嬉しそうに巴と話している横で蘭と湊が、何故か喧嘩腰に(士郎から見たら)会話していた。
「……こんにちは、湊さん」
「……えぇ、こんにちは、美竹さん」
何で睨み合ってんだ?(士郎から見たら)
彼女達ってそんな仲良くなかったっけ?(士郎からみt)
まぁ、そろそろ注文も聞きたいし、座ってもらおう。
「そろそろ注文取りたいから席に着いてくれないか?」
「……はい」
「……分かったわ」
2人は何事もなかったかのように席に着く。そこで俺は注文を聞き出す。
「それでは注文を─────」
「こんにちはー!!」
大きな挨拶と共に来店してくる客が現れた。
「ちょっ!そんな大きな声出すな!!」
「香澄流石にそれは店側に迷惑だからやめようね?」
「はーい」
店に入ってきたのは、どうやら香澄達のようだ。
俺はつぐみに注文取りを任せ、香澄達の所へ向かう。
「店内で大きな声を出すなやめてくれよ?」
「ごめんなさい」
「分かればよろしい」
さて、こっちもフルメンバーで来店してきたな……
香澄、有咲、たえ、りみ、紗綾の確か【Poppin’Party】ってバンド名だっけ?この5人もバンドグループだったんだよな……CiRCLEでバイトしてた時に初めて知った。
「さて、席にご案内します」
「はーい」
と、移動しようとした瞬間
「士郎━━━━━!!!!」
そんな声と同時に俺の脹ら脛に何かが飛んで来た。勿論それに瞬時に反応出来ず、俺は勢いを殺さず後方に倒れる。
「グホッ!?」
勢いよく後ろに倒れ、一瞬気を失いかけたが何とか気を取り戻し、ぶつかって来た者を見やる。
「入店早々タックルはやめてくれ……こころ」
「タックルじゃないわ!!抱きつきよ!!」
そんなとても耀かしい笑顔を見せてくれるこころ。そして突然俺が転倒したからか、店内にいた蘭達は俺に駆け寄って来てくれる。
「大丈夫ですか!?」
「あぁ、勢いが強過ぎて倒れただけだよ」
俺は笑いながら大丈夫、と言いながら立ち上がる。
「ごめんなさい士郎さん、こころを止めれませんでした」
「ご、ごめんなさい!!」
店前で美咲と花音が頭を下げ、謝ってきた。
「大丈夫だよ、顔を上げてくれ」
俺は2人に顔を上げるように言い、後ろにいた2人にも挨拶する。
「いらっしゃい、はぐみ、薫」
「こんにちは!」
「やぁ、士郎、久しぶりだね」
「あぁ、そうだな。久しぶりだな薫、劇は順調か?」
「ふっ、勿論さ。私の子猫ちゃん達も頑張っているからね……儚い……」
「そ、そうか、まぁせっかく来てくれたんだ、席に案内するよ」
俺は改めて香澄達とこころ達を席に案内する。
やっぱり俺には騒がしい空間の方が向いてるようだ……
先程の静寂な空間とは一転、何とも騒がしくそして楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
俺は言葉には出さないが、心の中で呟く。
こんな時間が、いつまでも続きますように
今回、頭が脳死して駄作回になってしまったかもしれません。
ご了承ください
次回は、Pastel✻Paletteが登場!!