前回投稿出来ずすみませんでした━━━━━━━━━━━━━━━!!!!
そしてこれからも投稿出来ない事があるかもしれませんがその都度、活動報告にて連絡させていただきますので、何卒ご了承をぉぉぉぉぉぉ!!
てな訳でどうぞ⤵
とあるスタジオの機材置き場
そこで1人の少女が機材トラブルに四苦八苦していた。
「えっと、これをこうして……あれ?」
「どう?麻弥ちゃん、直りそう?」
「んー、ジブンじゃとても出来そうにないっス」
「えー。麻弥ちゃんでも無理なの?」
「はい、役に立てなくて申し訳ないっス……」
「そんな事ないわ。麻弥ちゃんはよく頑張ってくれたわ」
そう言って、微笑む。
ここはPastel✻Palettesの事務所にある機材置き場……あと2日で撮影がある為、機材のチェックをしていた時、機材トラブルが発生し、今に至る。
今機材を点検していた少女───大和麻弥は相当な機材オタクでよく機材の点検をしていたのだが、今回の機材トラブルは麻弥でも分からないほど難航していた。
その後ろで彼女の背中を見守っていた───氷川日菜と白鷺千聖
2人は落ち込んでいる麻弥を励ましながら、どうするかスタッフと相談していた。
「どうしましょうか……」
「確認したところ修理に来る人が今忙しいらしく、早くて2日後にこちらに来るそうです」
「2日後……」
「それじゃあ予行練習ができないってこと!?」
「そうなりますね……」
「彩ちゃんとイヴちゃんに連絡は?」
「先程しました」
「そう……」
あまりの緊急事態に現場の空気が徐々に不安になり、スタッフ達が慌ただしくしていた。そこに2人の少女が息を切らしながら部屋に入ってきた。
「予行練習出来ないって本当ですか!?」
「彩ちゃん、少し落ち着いて」
慌ただしく入ってきたのは丸山彩と若宮イヴ
彼女達はどうやら走ってきたらしく汗を少々流していた。スタッフからタオルを貰い、汗を拭き取りながら話を聞く。
「じ、じゃあ今日と明日の練習は……」
「残念ながら無理そうね」
「そんなー!」
「仕方ないわ、麻弥ちゃんでも無理みたいだし、それに修理に来る人は2日待たないと来られないみたい」
ほぼ全員が諦めかけていた時
「……あの人なら」
「麻弥ちゃん?」
千聖達が不思議そうな顔をしている中、麻弥はすぐスマホを取り出しある人に電話をする。
「あ、もしもし麻弥です。あの実はお願いがあるですけど────」
◆
「えっと、ここ……だよな」
俺は家で服を畳んでいた時、電話が鳴りすぐに来て欲しいと言われ、指定された場所に自転車で向かっていると、着いた場所がまさかのアイドル事務所だった。
「ここって……アイドル事務所だよな?」
聳え立つ建物を見上げ、呆然と立ち尽くす。────そこに。
「待っていましたッス!士郎さん!」
建物から麻弥が笑顔で出て来た。
「来てくれたんスね!」
「まぁ今日は何もする事がなかったからな、それにすぐ来て欲しいなんて言われたらそりゃ急いで来るよ」
「本当に助かるッス!じゃあ早速案内するッス!」
「え?あ、ちょ───」
俺は麻弥に手を引かれながら建物中に入っていく。
建物の中に入ってしばらく歩いていると、スタッフの方か分からないが色んな人にジロジロ見られ少し落ち着かない……
「な、なぁ麻弥」
「何ですか?」
「今更だけど俺みたいな部外者が簡単に入っていいのか?」
「士郎さんが来ることはちゃんと許可も貰ってるっすよ?」
「そ、そうか?で、でもさっきから視線が……」
「まぁ確かに珍しい方ッスからね。あまり気にしないで欲しいッス」
「そ、そうか」
麻弥の言う通りに気にしないで行こう……!
……いや無理があるよね?
視線を気にしながら、麻弥は目的の部屋に着いたみたいだ。
「ここッス」
そう言って扉を開け、中に入っていく。
「連れてきたッス!」
俺も後に続いて入ると中に麻弥と同じくらいの歳の女の子がいた。
「麻弥ちゃん、その人が?」
「はい!ジブンが尊敬する機材の専門家ッス!!」
「いや、人より詳しいだけで専門家じゃないからな?」
麻弥がとんでもない嘘を付いていたので咄嗟に突っ込んでしまった。俺はすぐ姿勢を正して監督の方に挨拶をする。
「えっと、衛宮士郎です。話は麻弥から聞いています」
「そうか!麻弥ちゃんから聞いていたけど、結構若いんだね!」
「えぇ、今は高校3年です」
「私より1つ歳上なんですね」
「えっと君は……?」
「私は白鷺千聖です。自分で言うのも何ですけどよくテレビで出ているんですが……」
「ご、ごめん、あんまりテレビとか観なくて……」
「そうなんですか、それなら仕方ないですね」
彼女はフフフ…と微笑む。
なんとなくだけど、彼女は結構大人びてるな……
すると、後ろから誰かが抱き着いてきた。
「うおっ!?」
「えへへー、あたしは氷川日菜だよー」
ニコニコと笑顔で抱き着きながら自己紹介をしてくる。
……ん?氷川?
「……もしかして紗夜の妹か?」
「え!お兄さん、おねーちゃんの事知ってるの?」
「あぁ、バイト先でよく会うよ」
「へぇー、そうなんだ!」
紗夜の事を話をしたら、彼女はとても嬉しそうに笑う。
もしかして紗夜の事が、好きなのか?
「こら日菜ちゃん、早く士郎さんから離れなさい」
「えー」
「日菜ちゃん?」
「はーい」
千聖のおかげで日菜は俺から離れる。正直助かった……歳が近い女の子に抱き着かれるのは、結構恥ずかしかった……
「じゃあ次は私かな?」
「あぁ、お願いしていいか?」
「はーい!私は丸山彩って言います!よろしくね、お兄さん!」
「あぁ、こちらこそよろしく」
彼女と挨拶をしていると、唐突に白髪の子に腕を触られる。
「これは……!」
「えっと、君は?」
「はっ、失礼しました。私は若宮イヴと申します!いきなりですが、質問いいでしょうか!」
「お、おう。何だ?」
「シロウさんは何かブシドーを習われていますか!?」
「ぶ、武士道?えっと弓道部には入ってるけど……」
「士郎さんって弓道をやられているんですね」
「あぁ」
「しかも士郎さんは弓道の試合で1位取った事もあるんスよ!」
「えぇ!?凄い!」
「そんな事ないさ。1位取れたのはたまたまだよ」
「たまたまだとしても、1位を取られた事があるんですよね?」
「あぁ」
「なら謙遜せず素直に受け取るべきですよ?」
「……そうだな、ありがとう」
「いえいえ」
「彩もありがとな」
「えへへ」
彩は頬を赤らめながら可愛いらしい笑顔で返す。すると先程から固まっていたイヴが、大きな声を出す。
「シロウさん!!」
「うおっ!?ど、どうした?」
「イ、イヴちゃん?」
イヴは俺に頭を下げ、衝撃の発言をする。
「お願いします!私を弟子にしてください!!」
「……は?」
あまりにも唐突過ぎてマヌケな声を出してしまった。他の子達も突然過ぎて固まってしまっている。────ただ1人除いて。
「ずるいッスよイヴさん!ジブンだって士郎さんの弟子になりたいんスよ!」
「えぇ!?」
「麻弥ちゃんも!?」
2人は俺に詰め寄り、弟子にしてくれとせがむ。
2人の必死差は凄く、これにはスタッフの人も何も出来ず、黙って見守っている。
そこで俺は──────
「ちょ、ちょっとストップ!今はとりあえず先にするべき事をしよう!な!」
「そうよ2人とも。どうして士郎さんに来てもらったか、忘れてない?」
千聖の言葉に二人はハッと思い出したようだ。
「そ、そうッスね。今日は士郎さんに見てもらいたい物があるんッス」
そして麻弥は見て欲しい機材を持ってくる。
「これなんですけど」
「ちょっと見せてもらうぞ」
俺はそう言い、その機材に触れる。
目を瞑りそして心の中で、ある言葉を唱える。
────
触れた機材の回路を辿り、不備の部分を探し出す。そして、探し出して数秒で不備の部分を見つけ出し、そして小さく呟く。
「……見つけた」
「士郎さん?」
目を開き、麻弥に工具を持ってきてもらう。
「何かわかったんですか?」
「あぁ、すぐ終わるから待っててくれ」
そう言って俺は作業を始める。
◆
「凄い……」
ジブンは士郎と出会ったのはCiRCLEに立ち寄った時に出会った。その時私は遠くから見ていたが、士郎が機材に触れると目を瞑り、しばらくそのまま動かない。
まるで、機材の声を聞いているかのように─────
ジブンにはそんな大それた事は出来ない……
ジブンはその時から、この人の弟子になりたいっと思っていた。ジブンも、この人のように機材の声を聞いてみたいと思ってしまった。
そしてジブンは士郎さんに近付き、お願いをした。
「お願いします!ジブンを弟子にしてください!!」
「……え?」
それが士郎さんとの最初の会話だった。
そして今、目の前で初めて見た時と同じように士郎さんは目を瞑り、機材の声を聞いている。
彩さん達も、士郎さんの集中力に驚いているみたいッスね。
「凄い集中力……」
「何かこっちも黙っちゃうね」
「確か弓道って結構集中力がいるって聞いた事あるわ」
「流石シショウです!」
皆さんも士郎さんに尊敬の目で見ていますね。
あとイヴさん、何ちゃかり弟子を名乗ってるんスか?
そして士郎さんは目を開き、ジブンに小道具を貸して欲しいと言ってきたっス。つまり士郎さんは不備の部分を見付け出した、という事ッス。
だって士郎さんは機材の声を聞いているですから!
だから、必ず、士郎さんに弟子と認めて貰えるように頑張りますから……
───待っていて下さいっス、師匠
◆
「いや〜、ありがとね!士郎君!君がきてくれてほんと良かったよ!」
「ハハハ、お役に立てて良かったですよ」
機材の不備部分を直し終え、監督さんに伝え早速試すと無事動き、麻弥達を練習させに行かせた。
「君さえ良ければ将来ここで働かないか?」
「とても魅力的なお誘いですが、流石に自分じゃ足手まといになると思いますので、遠慮させていただきますよ」
「そうか?君ならやって行けると思うのだがな〜、ま、私は大歓迎だからもし興味が湧いたら連絡をくれ」
「はい、その時はよろしくお願いします。では」
「いつでも見学しにおいで!」
俺は監督さんに外まで送迎してもらい、そこで別れた。俺は一応麻弥に『俺は帰るから、練習頑張れよ』と送り、自転車で帰路を辿った。
家に帰ってアイドル系の番組を見ていたら、蘭に「え?士郎さんってアイドルが好きなの?」と怪訝そうな顔をしながら誤解をされ、その誤解を解くのに2時間掛かった。
今回も、食事回がありませんでした!
ですが次回はあると思います!!
あと麻弥視点でもしかしたら麻弥の口調にあってないって思われる方がおられるかもしれませんが、そこはオリ設定として見逃してください_○/|_ 土下座