IFもうひとつの約束 〜もし1年生だけで全国を目指すことになったら〜   作:勘解由小路龍之介五郎左衛門十兵衛

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12. 影森戦(後編)

2回の表、息吹ちゃんは五番岩村さん、六番畠さんを連続三振に取り、続く飯田さんに綺麗なセンター前ヒットを打たれたものの、八番の田西さんを三球三振で抑える。

 

2回の裏、新越谷の攻撃は珠姫ちゃんサードライナー、ヨミちゃん三振、菫ちゃんファーストフライで三者凡退。

珠姫ちゃんは読み打ちだからテンポの早い展開は苦手かな?と思って下位に置いたけど、意外と強烈な当たりを打ってた。よく考えてみたら、テンポよく投げるってことは単純なリードになりやすいから、配球が読みやすいってことでもあるんだよね。

 

3回の表。九番の中山さんは三振、一番の山池さんはセンターフライ、二番の小橋さんはショートフライとなった。

 

「…………」

 

3回までの影森の攻撃を見て、分かったことがある。

それは、影森は『自分たちの野球をやっているだけ』だということだ。

 

普通、自分たちの野球をやろうと思ったら、まずは相手の対策をしっかりしなければいけない。相手の長所を潰して潰して潰し尽くしてはじめて、相手は渋々こっちの野球に付き合わなくてはいけなくなるからだ。

 

一方、影森は相手の対策をしない。相手が自分たちの野球に付き合おうが付き合うまいが、勝手に自分たちの野球をやっている。その結果、自分たちが不利になろうがお構いなしに。

 

影森は対戦相手との対話を拒否して、一方的な自己満足プレーをしている。

ていうか、影森はそもそも野球をしていないと言ってもいい。

勝手にバッティングをして、勝手にピッチングをして、勝手に守備をしているだけだ。対戦相手はそれらを成り立たせるための道具でしかない。

 

それが如実に現れているのが、彼女たちのバッティングだ。

息吹ちゃんのストレートは回転量が多く、普通のストレートより直線的な軌跡を描く。そのため、普通のストレートと同じように打とうとすれば、ボールの下を叩いてフライになるか、空振りとなる。

これが他のチームなら、息吹ちゃんの球に対して対策を立て、いつもより上を振るなどの修正をしてくるはずだ。

だけど影森は同じような攻めで、同じように凡退している。

つまり、こちらのことは眼中にないのだ。

 

まるで、野球ゲームでCPU相手に対戦しているような虚無感。

 

とはいえ、それが分かってしまえば、もう勝ったも同然だ。

影森のバッターは息吹ちゃんに合ってないし、合わせるつもりもないのだから、無理にこっちを見てもらう必要はない。

逆にこっちは、中山さんの投球にだけ対策して、得点を重ねていけばいい。

それだけの、簡単な試合だ。

 

「……楽しくないな」

「芳乃ちゃん、なにか言うた?」

「ううん、ごめん希ちゃん」

「今度こそヒット打つけん。応援しよってね!」

 

そう言って、一番バッターの希ちゃんがバッターボックスに立つ。

中山さんはお得意のスーパークイックを披露するが、同じ手が通用する相手じゃない。レフト前ヒットで出塁。

続く有希ちゃんは、残念ながらセカンドゴロ。打球の回転量が少なかったね。だけどその間に希ちゃんが二塁に進塁したので最低限。

三番の白菊ちゃんが右中間に強烈なタイムリー二塁打を放ち、これで1-4。

さらに四番の息吹ちゃんがホームランで1-6、五番の稜ちゃんが連続ホームランで1-7。

六番の私はアウトローのストレートをひっかけピッチャーゴロ、七番の珠姫ちゃんは左中間のツーベース、八番のヨミちゃんは三振でチェンジ。

 

一挙5点の大量失点にも関わらず影森の動きは淡々としていて、勝ちを諦めているというよりも、ただ単に撤収作業をしているようにすら感じる。

勝ち負けすらどうでもいいんだ。それならどうして大会に出てるのかな。

 

分からない。

分からないけど、モヤモヤする。

 

このままやれば100%勝てる。

だけど、このままやって勝つのは、なんとなく違う気がする。

 

「ねえ、息吹ちゃん」

 

私はグラウンドに向かう息吹ちゃんを呼び止める。

 

「どうしたの、芳乃」

「あのね……この回から、あの投げ方してくれる?」

「え?……でも、この試合、何もしなくても勝てそうよ? 出来ればこの投げ方は、他の強豪と当たるまで隠したいんじゃなかったの?」

「それは、そうなんだけど……。でも、私、新越谷高校野球部での大切な初公式戦を、こんなカタチで終わらせたくないの。ちゃんと相手と野球をして、勝ちたいの」

「…………」

 

私がそう言うと、息吹ちゃんは少し黙り込む。

呆れちゃったかな? チームの勝利より、こんな自分の勝手な感情を優先しようとした私を。

 

「いいじゃん! やろーよ! あの投げ方!」

 

……え?

私が声の方向を振り返ると、ヨミちゃんがこちらにサムズアップしていた。

その後ろには、笑顔で頷きあうチームのみんなが。

 

「芳乃ちゃんがこのまま勝つんじゃいけんって言うなら、きっとそっちの方が正しいけん。野球に関することで芳乃ちゃんの直感が外れたことなんてなかろう?」

「そうそう。だいたい、私だってなんかつまらなかったしな、この試合」

「どの口が言ってんのよ。あんたさっきまでホームラン打ってあんなにはしゃいでたじゃない」

「それとこれとは別だろー! 試合が楽しくなくてもホームラン打てば嬉しいんだよ!」

「まあまあ二人とも。でも、別に手札を無理に隠さなくてもいいんじゃない? 見せておいたほうが有効的なカードだってあると思うよ」

「さっすがー、タマちゃんいいこと言うー! ついでに新越谷のエースという最強のカードも見せちゃおうよ! スタンドにいる梁幽館の偵察に!」

「私は芳乃さんのおかげでここまで成長できました。そして、これからも……。だから、芳乃さんの決断なら賛同します。芳乃さんのことを信じていますから」

「う、ウチもみんなが同意するなら同意するし!……なんかよく分かんないけど!」

 

みんながそう言うと、息吹ちゃんがため息をつく。

 

「……仕方ないわねぇ。ま、芳乃の無茶振りなんて慣れっこだし。さーて、私のコピー投法で、自分の殻に籠った人たちを引き摺り出してあげようかしら」

「息吹ちゃん、みんな……」

 

そうしていると、審判の人から注意される。

 

「新越谷高校っ。早く守備につきなさいっ」

「「は、はいっ」」

 

こうして、影森戦の第二ラウンドがはじまる。

 

 

***

 

 

(早く試合を終わらせて、帰って練習の続きをしたいなぁ……)

 

影森高校野球部のエース、中山はそんなことを考えながら試合を眺めていた。

 

影森高校は陸の孤島とも呼ぶべき山あいにあるためか、島国的というか村社会的というか、とにかく閉鎖的な空気が強い。

 

それは野球部も例外ではない。

大会に出て外部の高校と対戦することを目標とするよりも、仲間うちで日々の練習を楽しむことを目的とした部活だった。

 

(本当は大会なんか出なくてもいいくらいなんだけど、一応は活動の実績がないと校庭使用の時間縮められちゃうからなぁ)

 

閉鎖的な影森が大会に出るのには、校庭が他部との交代制だからこその切実な事情があった。

 

だから試合では、一秒でも早く帰ってみんなと練習するために、早く終わらせるためのプレーを心がける。

その結果、打撃はとにかく早打ち早じかけ、投球はテンポよく投げきっちり守る……といった自分たちの野球が形作られた。

 

そしていつしか、この自分たちの野球というのは影森高校野球部にとって自分たちの絆を象徴する、絶対的なものとなっていった。

だから、相手に勝ちたいからといって自分たちのプレーを曲げるつもりはない。

試合はあくまで自分たちだけで楽しむ練習の延長。自分たち以外のノイズで、自分たちの野球を乱されたくない。

 

自分たちの野球をやって、勝てれば儲けもの。

負けても自分たちの野球ができたらそれで満足。

 

相手のことなんて眼中になかった。

相手がどんなプレーをしようが興味がない。

 

そのはずだった……。

 

(何!? あのピッチャー! あの投げ方……私を、私たちを馬鹿にしてるの?)

 

中山は思わず立ち上がって、マウンドを睨みつける。

 

(対戦相手のピッチャー……名前は、かわ、ぐち? 川口息め! 私のフォームで私のチームメイトに投げるなんて!)

 

バックスクリーンの電光掲示板で相手の名前を確認した中山は、心の中で思いつく限りの呪詛を唱える。

 

前の回まであのピッチャーは普通にオーバースローで投げていたはずだ。

それなのに四回表の守備から、急にアンダースローを投げ始めた。

しかも、ただのアンダースローではない。

中山のフォームを殆ど完璧にコピーした、モノマネ投法だった。

 

自分たちの理想の野球をするために、仲間たちと苦労して作り上げたフォーム。

それを見ず知らずの部外者にパクられるなんて!

しかもそのフォームで影森(うち)の仲間を抑えようとするなんて……!

許せない……!

 

中山は自分の大切なものを踏み躙られた気がした。

負けたくない……。このチームだけには、負けたくない!

 

中山もまた、エースだった。

エースという人種は、往々として負けず嫌いである。

しかし、これまでの中山にとっての負けは、単純な試合の勝敗ではなく、試合が長引くことだった。

しかし、この時……中山にとっての勝ち負けの定義が変わった。

 

勝ちたい。

試合を早く終わらせるんじゃなくて、野球のルールで、野球の試合に勝ちたい。

自分たちの神域に土足で踏み入る不届き者を屈服させたい。

 

そのためなら……自分たちの野球が崩れても仕方ない。

この試合だけ。

この試合が終われば、またいつもの野球に戻ればいい。だから……!

 

「打ってー! 三角さん!」

 

中山はベンチから声を上げる。

打席の三番バッター、三角は予想外の声に驚き、反射的に息吹のストレートを打ち返す。

ピッチャー返しのクリーンヒット。

ノーアウト一塁となる。

 

中山はどしどしとコーチャーに向かう。

 

「あれ? 中山ちゃんコーチャー来たの?」

「はい。なんか今日は負けたくないので」

「ま。勝てるなら勝ったほうがいいよね」

 

3年の三角にとってはこれが最後の大会。……とはいっても、家業を継ぐことが決まっている三角は大学受験の心配もなく、大会後も変わらず部活に参加する予定なのだが。

 

中山が三角と話していると、新越谷の小柄な一塁手がこちらをニヤニヤと見ていた。

掲示板を見て名前を確認する。一塁手は……川口芳。あの忌々しいピッチャーの姉妹か何かか? 確かに見た目は似ている気がする。

そう思うと、この一塁手にも腹が立ってきた。

 

「……何? こっち見ないでよ」

「やっと私たちのこと見てくれたんですね。今まではいくら見つめても気にもしなかったのに」

「…………」

 

なにか自分たちを糾弾されている気がして、中山は顔を逸らした。

 

(何? 対戦相手を見ないのがそんなに悪いことなの? 別にちゃんとルール通りに試合してるんだから良くない?……でも、それを言ったら相手のモノマネ投法も別に違反じゃない……のか?)

 

投球フォームを真似してはいけないなんてルールはない。

野球選手のモノマネ……なんていうのは、野球少女なら一度はやったことあるだろう。

もっとも、夏の高校野球なんていう1年に1度の大舞台でモノマネを披露する選手は日本広しといえど1人だけだろうが。

 

しかし、だからといって冷静になれるわけではない。

中山にだって、プライドというものがある。

他の誰に負けたっていい。

だけど、自分のモノマネには、ニセモノにだけは負けたくない。

 

中山はコーチャーから息吹を睨みつけ、そしてハッと気づいた。

 

「バック!」

 

中山が叫ぶと同時に、息吹が牽制のモーションに入った。

中山の声に驚いた息吹は送球が逸れ、芳乃はグラブを伸ばすが届かない。

芳乃がボールを拾いに行っている間にランナーの三角は2塁に進塁。

ノーアウト2塁となった。

 

(牽制のタイミングまで私のコピーをしてるなんて……。でも牽制の上手さだけは真似できなかったみたいだね。私ならあんな暴投しないよ)

 

息吹に対し優越感を抱いたことで、中山は少し冷静になった。

それと同時に、ある感情が芽生える。

 

(でも、投球だけじゃなくて牽制まで完璧にモノマネするなんて……。相当相手(私たち)のことを見てるんだね。だからこそ、強いのかな……。私も相手のことをもっと観察したら……)

 

今までずっと、自分たちの殻に籠っていた。

それでいいと思っていた。

自分たちだけの野球で十分楽しかったから。

 

でも、対戦相手の子たちは、影森(自分たち)よりも楽しそうに見える。和気藹々と声を出し合って、1プレー1プレーに一喜一憂して……。

 

本当は……

 

(本当は、私は……試合に勝ちたかったのかな?)

 

試合なんてつまらない。

そうみんなと話したのは、強豪熊谷実業に惨敗した後のことだった。

そう思った理由は主に2つ。

『弱くて勝てないから』と『自分たちだけで練習してるほうが楽しいから』。

だから私たちは後者を優先するために、試合をさっさと終わらせて、帰って練習する時間を増やす野球を身につけた。

でもあのとき、前者――『勝てないからつまらないのなら、勝てるように上達すればいい』と考えていれば、少しは違ったんだろうか。

 

もちろん、弱小に毛が生えた程度の影森が勝てるチームになるのは難しいだろう。練習設備や練習時間、部員のレベルも全然違う。

でも……勝利を目指してさえいれば。少なくとも、大会が楽しみにはなっていたんじゃないだろうか。今みたいに、面倒くさい義務のように思うことはなかったんじゃないだろうか。

 

(この試合が終わったら、みんなと話してみよう。私たちが本当に目指すべき野球は何なのか)

 

 

***

 

 

その後、試合は4回表に影森が2点取り返したものの、裏に新越谷が希と有希のヒットののち息吹がホームランを打ち取り3-10に。

5回表は川口が本来のピッチングに戻したこともあり0点に抑え、裏に芳乃、珠姫、ヨミ、菫の連続シングルヒットで3-11。なおもノーアウト満塁の場面、希が前進守備になっていた外野の間を抜ける2点タイムリーを放ったことで3-13。

5回10点差以上の要件を満たしたことで、コールドゲームにてゲームセットとなった。

 

【現時点での公式戦打撃成績】

中村希 4打席4打数3安打0本塁打0四死球 2打点 打率0.75

丹羽有希 3打席3打数2安打0本塁打0四死球 0打点 打率0.67

大村白菊 3打席3打数2安打1本塁打0四死球 3打点 打率0.67

川口息吹 3打席3打数3安打3本塁打0四死球 6打点 打率1.00

川崎稜 3打席3打数1安打1本塁打0四死球 1打点 打率0.33

川口芳乃 3打席3打数1安打0本塁打0四死球 0打点 打率0.33

山﨑珠姫 3打席3打数2安打0本塁打0四死球 0打点 打率0.67

武田詠深 3打席3打数1安打0本塁打0四死球 0打点 打率0.33

藤田菫 3打席3打数1安打0本塁打0四死球 1打点 打率0.33

 

 

***

 

試合が終わり、制服に着替えた私たちは、勝利の余韻に浸りながら談笑する。

 

「いやー、しかし、どうなるかと思ったけど終わってみたら圧勝だったな」

「全員1本以上ヒット打てたしね」

「白菊は大活躍だったわよね。ホームラン打ったし」

「ホームランなら私だって打ったぞ」

「でもそれ以外は三振じゃない。そんなミート力じゃ次の試合が不安ね」

「でもさ、点差以上に大変な試合だったよね」

「そうね。なんかちょっとおかしな高校だったわよね」

 

息吹ちゃんが肩を竦めると、ヨミちゃんがツッコむ。

 

「おかしいのは息吹ちゃんのOPSだよ!」

「ピッチャーとして5回3失点自責点1ってだけでも凄すぎですのに、バッターとして全打席ホームランですからね」

「ま、まあ今回は出来過ぎだったわね。中山さんのピッチングを真似してたからか、なんかリズムが合ったのよね」

「へぇ……。じゃあ私は梁幽館戦までに吉川のフォームのモノマネを習得するかな!」

「あんた、次あがってくるのが梁幽館とは限らないのよ」

「そういえば別球場でやってた梁幽館と宗陣の結果はどうなったんだろ。ネットニュースで見れるよね、藤井先生スマホとか持って来てないかな?」

「あーっ、ダメだよタマちゃん! 帰ったらみんなでビデオ観るんだから! ネタバレなしで見よお!」

「そんな、娯楽で観るわけじゃないんだから……」

 

そういいつつも、珠姫ちゃんは結果を調べるのを諦める。

そんなみんなに、私は声をかける。

 

「みんな、勝利の余韻に浸るのもいいけど、そろそろ駅に行くよー。ビデオ見たあと、軽くだけど練習しておきたいからね」

 

新越谷高校野球には移動用の専用バスなんて立派なものはないので、普通に公共の電車を使い学校に戻る。

そしてそのままの足で視聴覚室に向かうと、先生が事前に予約録画してくれていた梁幽館vs宗陣の中継をみんなで鑑賞する。

 

「なあなあ。みんなはどっちが勝つと思う?」

「そりゃあんた、梁幽館でしょ。中田さんなんて週ペでもかなりでっかく特集されてたじゃない」

「中田さんも古川さんも同じタイプのピッチャーだけど、全体的に中田さんのほうが完成度が高いよね。ピッチャーとしての素材だけなら古川さんのほうが上じゃないかって言う声もあるけど。でも中田さんの真骨頂はやっぱり打撃で――」

「はいはい、芳乃。そろそろ試合始まるんだから野球オタトークはそれくらいにして、画面に集中しましょ」

「むー。息吹ちゃんのいじわる」

 

このときはまだ、勝利の余韻のせいか、和気藹々と画面を見ていた。

だけど数時間。みんなの表情は険しいものになる。

だって、まさかあんなことになるとは思っていなかったから――。




影森戦は当初3000文字くらいでサラッと流すつもりが、いろいろ書きたいこと書いてたら予定外に長くなりました。
というのも、影森高校ってなんか好きなんですよね。なんか共感できるところが多々あって。
スポーツものってどうしても、上を目指すキャラばかり書いてしまいがちですが、大会で勝利を目指すよりも仲間うちでわいわいやっているほうが楽しいっていうのは、弱小校でスポーツやってたことある人なら結構共感できるんじゃないでしょうか。
そういう細やかな部分にも手を抜かない原作はやっぱり神。
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