プレイボールVSドカベン   作:コングK

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本当は二つに分けたかったんですが、紙面の都合上ひとつに。
もうひとつのタイトルは野球狂の宴です。

締め切りが今日の九時。ぎりぎり入稿を済ませましたので、こちらも少しずつアップしたいと思います。



第五十三話 「決戦前夜」

墨谷高校野球部OB田所はその日も配達帰りに母校に立ち寄った。

軽トラを駐車場に停め、夕暮れの校舎を見上げると、屋上からは応援団が割れんばかりの声援を響かせていた。

「やってる、やってる」

 気持ちの高ぶりを抑えきれず、田所は顔がにやけるのを止められない。

 相手は全国の猛者たちを破り、四度頂点に立った絶対王者明訓。

 そんな高校野球の金看板とも言える存在と、まさか自分の母校が戦うことになるとは夢にも思わなかった。

 さぞ、明日に向けて猛特訓をしていることだろうとグラウンドに行ってみると、意外や意外。そこにいたのは徳川だけで、部員たちはとうに引き上げたという。

「まさか、そんな……」

 予想外の出来事に、田所は面食らい慌てて部室へ向かう。

 自分が現役の時も地区の名門であり、プロ注目のエース中尾を擁する東実と対戦している。だが日が暮れても練習を終わらぬ野球部の様子に、通りがかったサッカー部の連中からやりすぎだと呆れられる始末で、どうせ今日もそうだろうとやって来たというのに。

 

「あ、田所さん」

 部室から出てきたのは学生服姿の丸井にイガラシ。

「よ、よお。練習はもう終わったんか?」

「ええ。明日もあるので早めに終わろうとイガラシと相談しまして」

「はい」

(成程。おれたちの時とは違うってことか)

 後輩たちの成長に、田所は深く頷いた。

 谷口一年次。弱小校だった自分達はただ一戦一戦をがむしゃらに闘っていた。それが今では地区の優秀な人材が集まる程になっている。夏の都予選ではあの谷原を倒し、甲子園まであと一歩と迫る程だ。秋季大会も近い。無理はしてもし過ぎないということだろう。

「そういや明日の移動は大丈夫なんか?」

 国分寺球場まで電車で行こうとした墨谷ナインだったが、連日のマスコミの多さに事故を危惧した学校側から止められ、どうしたものかと頭を悩ませていた。田所を中心とした墨谷野球部OBが分散して乗せていこうかという話になっていたのだ。

「ああ、それは……」

「中学の時の後輩のお父さんが乗せていってくれることになりまして……」

 あちこちの伝手を頼った墨谷ナインに自分で良ければと名乗り出たのは墨谷二中の後輩である近藤の父である。「息子がえらいお世話になりましたしな」そう話す彼は、今をときめく墨谷ナインを乗せられることは光栄だと快く引き受けてくれた。

「そいつはよかった。明日明訓に勝つことができたらうな丼を奢るからよ」

「うな丼か。そいつは楽しみですね」

 上手く話を合わせるイガラシに対し、浮かぬ顔の丸井に田所がどうかしたのかと尋ねる。

「明日の投手起用を一任されたんです」

 代わって答えたイガラシが説明する。

「秋季大会も近いんで現役が指示を出す方がよいと」

「そいつは思い切ったな」

 てっきり三年生の引退試合だから、思い残すことのないように谷口たちでがちがちに決めると思っていた田所だが、そもそも彼自身が谷口の影響を丸井達に危惧した立場である。

「それで先発は誰にすんだよ。谷口か?」

「いえ。それが、まだ……」

 イガラシは横目で丸井の方をちらりと見た。

「いざ決めると迷っちまって」

「おれも井口も谷口さんもどこでも丸井さんが決めた通りで良いと言ったんですが」

「まあ、悩むわな。それでいいんじゃないか。かっかして寝られなくなってもことだしよ」

 田所の言葉にすぐかっかする人物に心当たりがあるイガラシは何とも言えない表情を作るが、

「?」

 一方の丸井は誰のことかときょとんとしている。

 青葉学院だろうが、東実だろうが、谷原だろうが、あの明訓だろうが。最初から勝負を諦めることをせず、ムキになる人物。

(そんなの一人しかいねえじゃねか)

 自分が慕う先輩のことになると途端に盲目になる丸井に、田所は呆れ顔を見せた。

 

静けさを増したグラウンドを見ながら、徳川は独りベンチに佇んでいた。

(それにしてもようやったもんや)

 自らの猛特訓に音を上げずついてきた墨谷ナインに内心感嘆を禁じ得ない。

(それに、あの提案……。つくづくと面白い連中よ)

 にんまりとしながらも先ほど部室に呼ばれ、谷口達と話したことが思い出される。

「このわしに対してあんな提案をするとはな。くひひひひ。初めてやぜ、全くよ」 

 思わず口に出た独り言に応える者は誰もいない。

連日の特訓に耐えた墨谷ナイン達は、まさしく今明日の決戦に向けて英気を養っていることだろう。

(よもや、明訓相手に最後の勝負を挑めるとは思わんかった)

 徳川にとって明訓での、そして打倒明訓に燃えた日々は青春そのものだ。

ドカベン山田を筆頭とした明訓五人衆をいかにして倒すか。全国を行脚し人材を求め、知恵を絞って戦いを挑んだ。

それもこれも彼らという存在を認めていたからに他ならない。

(お前らは強い。だからこそ、全国の猛者が皆目の色を変えた。このわしとてそうじゃ)

 圧倒的な強さは周囲を惹きつけるに十分で、甲子園での連勝記録がそれに拍車をかけた。

(初めて明訓に土をつける。あの弁慶高校の義経と武蔵坊は見事じゃった)

 武蔵坊の仁王立ち。義経の八艘飛び。明訓初の敗戦と言えば、世間が口にするのはそればかり。だが、徳川から言わせれば、マスコミを使い一番に山田を据えた作戦こそが全てというべきだろう。

(あれには度肝を抜かれたぜ。相手の必勝パターンを崩す。実に見事じゃった)

 鈍足の山田が一番、悪球打ちの岩鬼が四番に座った明訓は打っても走れぬ山田と、チャンスで凡退する岩鬼という普段とは違う顔を見せ、別なチームかと思うほど脆かった。

(確かに良い策よ。明訓にただ勝つことだけを考えるのであればな。だが、わしは違う。わしはベストな状態のあやつらを倒したいのよ)

 一番岩鬼、四番山田。返る男と返す男。その黄金パターンの明訓を破ってこそ、本当の意味で明訓に勝ったと言えるのではないか。

 そっと誰かがベンチに座る気配がし、徳川が帽子のつばを上げると、そこに立っていたのは意外な人物だ。

「なんじゃ、部長さんか。明日の準備は終わったのかい?」

「こちらの方ですることは」

「にしても、あんたも根性が座っとるな。三年生だけではなく、他の連中まで勉強特訓をさせるなんてのう」

「学生は勉強が本分です。進路のことを考えたら当り前でしょう」

「いや、そうやない。そのために、あんた学校に泊ることもあったじゃろう。夜に何回か見かけたわい」

 小室の家は埼玉の所沢にある。野球練習の後の勉強特訓に付き合うとなると、時には帰宅に間に合わず、学校に泊まりこむこともあった。

「臨時のご指導はありがたいですが、学校を寝床にするのは止めていただきたかったですな」

「私立じゃとやかく言われんかったのにのォ。公立は杓子定規じゃて」

 やれやれと立ち上がる徳川に、小室は渋い顔を見せた。

「私立でも公立でもベンチでの寝泊まりはいかんでしょうが」

「やれやれ。退散するとしようかの」

 大きなあくびをしながら、徳川は伸びをする。

「明日は勝てますかな」

「さあな。勝負は水物や。こればっかりはわしにも分からん」

「そこは勝つと断言して欲しかったですがね」

「ひっひっひ。あんたが大好きな試験と一緒や。満点取るつもりでおっても取り零すことはあるじゃろう」

「それは確かに」

「とにかくや」

 徳川は徳利を掲げる。

「あいつらが明日明訓に勝つことを祈念して一杯飲むとするわい」

(物は言い様だな)

 何かにつけて飲みたがる酒飲みの性分に小室は呆れ顔を見せるも、

「それではわしもご相伴に預かりますかな」

 そう言い、徳川を驚かせる。

「あ、あんた……」

「野球に勉強。お互いの特訓責任者として慰労会は必要でしょうよ」

 小室の申し出に、徳川はにんまりと笑みを浮かべた。

「あんた、頭が固いだけかと思っておったが、意外に話せる奴やったんやな」

「大きなお世話ですよ」

 肩を組みながら歩いていく二人は、途中やって来ていた田所を見つけると強引に誘う。

「い、いやおれは……」

 躊躇する田所を無理に引っ張って河川敷にある屋台のおでん屋へと連れて行く二人。

 

「どうしたい。いかつい顔をしてやがるくせにこっちはさっぱりか?」

「田所。社会人になったんなら付き合いで酒ぐらい飲めないといかんぞ!」

 どんどんと杯を重ねる二人にさして酒の強くない田所は戸惑うばかりだ。

(おいおい。車を置いてきちまったぞ。どうするんだよ、親父にドヤされんぞ。いや、それより明日の試合はどうすんだ)

 夜が更けるも、一向に止まることを知らない二人の勢いに、田所はどうやって帰ったものかと頭を悩ませた。

 

東京メッツの本拠地である国分寺球場。

 メッツファンはその勝ち負けに厳しく、毎年順位によってその入場者数が大きく変わる。特にここ数年は最下位争いが多く、風が冷たくなる秋口は閑古鳥が鳴くのが常だった。

 そんな秋の風物詩が様変わりしたのは二日前から。

 どこからともなく集まり出した人々は球場前に列をなし、近隣にある公園内にまで列をなすという有様で、

「まるで優勝決定戦の時のようやないか」

 そう嬉しそうにする鉄五郎の横で、監督である五利は胸中複雑だった。

 明訓と墨谷の練習試合見たさに徹夜で並ぶ者達を尻目に、球場内は空席が目立つ。

 空振りに倒れた甚九寿に対し、ついつい怒声が飛んだ。

「わしらはプロやんけ! 少しは意地を見せんかい!」

 檄も空しく、その日の敗戦が決まると、居並ぶ者達を尻目に東京メッツの選手たちはぞろぞろと球場を後にする。

「ひっく。おいおい。これみんな、ドカベン目当てかよ」

 酔いどれ投手日ノ本盛が言えば、

「さすがにびっくりだぜ、発表したのは一昨日だってのに」

 ショーマン千藤光も目を丸くした。

 

「やっぱり、ここからの眺めは格別や」

 スコアボード裏から、球場全体を眺めながら、東京メッツ職員である大空孫市は独り満足感に浸った。

「すまんが、この老いぼれからの頼み、引き受けてくれんか」

 そうよれよれ十八番こと岩田鉄五郎に頭を下げられたのはつい昨日のこと。

紆余曲折の末国分寺球場を貸し出すことに決まったが、試合の運営をどうするかが問題となっていた。本来自分達の学校で試合をしようとしていた墨谷ナインの頭には大会運営などという考えがなく、墨谷高校校長以下職員・OBが分担してことに当たろうかという話になっていた。通常地方大会の場合にはもぎりやチケット販売等大半を高校生が担当する。だが、今回の試合の名目はあくまでも練習試合だ。球場を借り受ければ後は大人でが分担すれば何とかなるだろうとの彼らの甘い目論見はする仕事を洗い出した段階で脆くも崩れることとなる。

 人出が足りず、人の配置もままならない。そもそも人がどの仕事にどの程度必要かも分からない。運動会や競技会レベルの運営しか経験がない彼らには文字通りの未知の世界。

「どうにかしたいが、どうしていいか分からない」

 弱り切った墨高教職員に天の助けとばかりに声を掛けたのが岩田鉄五郎である。

 自分達のしたことから一時は引退試合が無くなりかけたという事への罪滅ぼしと、山田の国分寺球場デビューを見たいという気持ちが重なった鉄五郎は自分達に任せれば悪いようにはしないと請け合い、オーナーへ話を通した。明訓と墨谷の試合を全面バックアップしてはどうかと。

 だが、しまり屋のオーナーのからの返答はNO。

これ以上余計な経費をかけたくないとのことで、どうしても首を縦に振らず、それならばと鉄五郎は急遽仲の良い球団職員に片端から声をかけることとした。

 

その一人が孫市である。

かつてエルビス・プレスリーの恰好をして、八時半になるや現れる謎のメッツ応援団として大いに国分寺球場を沸かせた彼は、生粋のメッツフリークであり、そんな彼にとって鉄五郎からの頼みに対し引き受ける以外の選択肢はあり得なかった。

明日に控えた決戦を前に球場内をぴかぴかに磨き、球児達を迎えようと張り切る孫市は夜遅くにもかかわらずメッツの応援歌を口ずさみながらモップをかけた。

 

彼だけではない。

売店からチケット売り場からもぎり。

場内清掃に、警備まで。多くのメッツ職員が鉄五郎からの頼みを当然のこととして二つ返事で引き受けてくれた。しかも彼らはいずれも口を揃えて、

「高校生相手にお金を取ろうとは思いませんよ」

 と僅かでも金を渡そうとする鉄五郎に対し首を振った。

「おおきに。おおきに。ほんま、うちの球団はオーナー以外最高やで」

 男意気に感じた鉄五郎は思わず涙を流したものである。

 

 そして、ある意味で最も大事な場内アナウンスを行うウグイス嬢もまた。

 

「静ちゃん、すまんが頼まれてくれんか」

山中静子はこの年五十八歳。岩田鉄五郎よりも二年上の先輩であり、誰あろう彼の初登板のアナウンスを担当したのが彼女だった。

 そんな彼女もまた孫市に負けず劣らずのメッツファンであり、そして高校野球のファンだった。

「当日はどこが中継するのよ? NHKだけ⁉ どうして!」

「そりゃ明訓が出るっちゅうんで盛り上がっとるが、中身はただの練習試合やからな。本当はNHKですら断るつもりやったんじゃ」

 甲子園に何万と人を呼び、彼らの敗戦には号外まで出された明訓。その引退試合にマスコミが飛びつかぬ訳がない。事実メッツの広報には各マスコミが列を為し、何とか中継できないかと食い下がってきた。これまでメッツのTV放送と言えば、優勝決定戦間近にNHKが放送するか、できて間もない東京十二チャンネルが番組に困って流すのみで、在京キー局からはそっぽを向かれてきた。降って湧いたマスコミの手のひら返しに対し困惑したメッツ側は、これは練習試合だと断ったが、国民の関心があることを伝えるのが義務、これは明訓の記録映像を作るためだと食い下がるNHKに仕方なく放送を許可した経緯がある。

 

「まさかこんなチャンスが来るなんて!」

 静子は顔を紅潮させる。メッツのウグイス嬢として勤めること三十年以上。その彼女をして、あの明訓のスターティングメンバーを読めるという興奮は格別なものがあった。しかも、相手の高校はと言えば、今夏あの谷原と激戦を繰り広げて勝利するも、部員のケガから出場辞退をすることとなったあの墨谷と言うではないか。

「一体どこのどいつが考えたのよ、こんなカード。あり得ない、あり得ないわ」

 その場でぴょんぴょんと飛び跳ねる静子に鉄五郎は面食らう。

「お静よ、興奮しすぎやないか。血圧が上がるで」

「じゃかあしゃい! いい、私以外の人間に頼むんじゃないわよ、鉄。頼んだら今度からあんたの名前の前に老いぼれとつけてしゃべってやる!」

「老いぼれはお互い様やんけ!」

「レディに対して失礼な!」

「臆面もなく図々しいことをいう女や。何がレディや。あ、それとお静。悪いが無賃やで」

「どっちが図々しいんだか! 高校生相手にお金をもらうつもりはないわよ!」

「すまんな。いずれ借りは返すさかい」

「そうと決まったら、準備準備!」

 鉄五郎の反論などどこ吹く風と大忙しにあちこち電話を始めた彼女に、何をしているか尋ねても秘密とばかりに応えてもらえない。

「何が秘密や。ええ歳して」

 ぶつくさ言いながら鉄五郎がアナウンス室を出ようとする背中に向かって。

「ええ歳して未だに現役を続けている奴が何を偉そうに!」

 静子の怒声が飛び、鉄五郎は肩をすくめて早々に退散した。

 豪勢な夕食が並ぶ谷口家。

 せっせとグラブを磨く息子に、玉子は声を掛ける。

「ほらほら。明日は早いんだろう。さっさと食べちゃいな」

「もう少し」

 その手は止まらない。

「おい、タカ。早くしねえとおみおつけが冷めちまうぞ」

 熊吉の言葉にも生返事だ。

「おれは後でいいよ。先に食べていてよ」

「あのねえ、あんた……」

 何か言いかけた玉子の肩を熊吉はそっと掴んで首を振る。

 夫婦二人。黙りながら、息子の様子をじっと伺う。

「なあ、タカ」

「うん……」

「そんなに未練があるんなら辞めなくてもいいんだぞ」

 父親の言葉に目をぱちくりとさせる谷口。

 しばし目を伏せたかと思うと、

「いや、明日で最後にするよ」

 そう言った。

「おれみたいな不器用な人間が二足の草鞋なんて無理だ。それは父ちゃんもよく知っているだろ」

「でもよ、お前……」

「丸井たちのお蔭で明訓と戦えることになったんだ。最後にいい思い出になるよ」

 息子の様子に、顔をくしゃくしゃにする。

「だからって、お前。あんなに頑張ったものを……」

「父ちゃんだって、この道は生半可な努力じゃ無理だと言っていたじゃないか」

「そりゃ言った。言ったさ、でもな……」

 高校より大工の道に入ろうとする息子を脅かすつもりだった一言。だが、生真面目な彼はそれを真剣に受け取り、野球を辞めると言い出した。指を怪我して再起不能と言われ、サッカー部に入った。それでも、結局最後は戻って行ったほど野球が好きだったのに。

(ったく、融通がきかねえったらありゃしねえ)

 確かに職人仕事を二足の草鞋は難しい。だが、野球との関りをすっぱり断つ必要はない。後輩の指導や草野球など楽しむ道はたくさんある。それなのに、

「よそに気を回すとおれみたいな奴は中途半端になりそうだから」

と、息子は首を縦に振ろうとしない。

「おれは、明日ちょいと忙しくてな。応援には行けねえ」

 父親からの意外な一言に、谷口は手を止める。

「そ、そう」

「すまねえな」

「いや、仕事なら仕方ないよ」

 背を見せる息子に、熊吉は心の中で詫びた。

(すまねえな、タカ。お前の最後の試合、観に行きたいのはやまやまなんだがよ。お前があんだけのめり込んだものを捨てるとこなんざ見たくねえんだよ)

 

 

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