世界標準時11時12分
海上、強襲揚陸支援艦『永凛丸』艦橋
「作戦開始まで分刻みになってきたな…」
「第32艦隊がやられたのは痛手ですがね…」
「今回も生きて帰って連中を煽ってやろうぜ!」
「良いアイデアですね!賛成です!」
「さて…現在仮称英国海峡、仮称ノルマンディ沖約50km地点…上陸予定地は仮称ウイストルアム」
「上陸後第89師団は仮称ブレスト方面へ、第108師団は仮称パリ方面へ、第143師団は海岸線を突っ切り敵首都と予想される仮称ベルリン方面へ…」
「第102、120航空隊があらかじめ進行方面を爆撃、戦車隊が荒廃した土地を突き進む電撃戦…」
「必要とあれば本土から砲撃支援が飛んでくる…」
「…にしても皮肉ですね、電撃戦を世に知らしめた国に電撃戦を仕掛けるなんて」
「いや分からんぞ、この世界のあの国はドイツではないかもしれんからな」
「あっそうだ、艦内放送で最終整備を終わらせておけと伝えろ」
「了解、『ザザッ 艦内放送、艦内放送、兵士諸君は武器の最終整備を終えるように、以上、ザザッ』」
「さあ話してる間にもう11時半ですよ、作戦開始まで残り30分、大事にしましょう」
「まあ我々は海岸3km地点まで行って敵部隊を葬るだけの簡単な仕事だがな」
「まあそうなんですけどね…おっと作戦本部より通信…敵部隊は予想以上に強力であった、追加で5個師団、3個戦車隊、1個艦隊を派遣する
くれぐれも慢心しないように…ですって」
「なかなかの増援だな、攻略が簡単になるぞ」
「まあ作戦開始まで少し休憩しましょうよ」
「ああ、そうだな、ちょっと休憩するかぁ」
世界標準時11時58分32秒
「作戦開始まで残り1分28秒です」
「全隊準備よし、上陸艇全て正常」
「機関全速用意」
「了解、機関全速用意」
「午前零時まであと5…4…3…2…1…作戦開始!」
「機関全速!海岸3km地点より反転!」
「了解!機関全速!急げ!」
ドオォォォォォォォォン ドォォォォォォォォォン
「この音は何なんですか?凄く小さいですけど陸の方から聞こえてくるんですが…」
「多分爆撃隊のGBU-120/B爆弾の音じゃないか?あれかなりデカいし」
「あのドデカイクラスター爆弾ですか…確かに対地には抜群ですけど…条約ってどうなってるんですか?」
「ハハッ、考えてみろよ、ここは元の世界とは違うんだ、条約なんか必要ねえんだよ!」
「ええ…(困惑)」
「何にせよ此処からは敵地だ、此処までもそうだけどな、警戒するに越したことはないし、敵戦力を過小評価するのもダメだ」
「だからといってこれは……………まあ普通ですね(洗脳済)」
「目標地点まで47分…何もなければいいが……」
世界標準時0時52分
「海岸まで4.8kmです!」
「少し早いが機関停止!上陸艇を発進させよ!」
「了解!全隊出撃!皆に武運を祈る。」
スランプ…