ご注文は鬼殺隊の虹柱ですか?   作:ひし形

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前回は説明が多かったので今回は会話文多めにしました!

それではどうぞ!


第2話 ひと目で尋常でないもふもふだと見抜いたよ

ココア「わあ〜!懐かしい感じ!」

 

大輝「ああ、懐かしく感じる」

 

ココア「お兄ちゃんもこの街に来たことがあるの?」

 

そう聞かれると大輝は表情を少し暗くして

 

大輝「昔にな」

 

ココア「へえ〜、そうなんだ!」

 

大輝「それよりココア、下宿先の場所は分かるのか?」

 

ココア「地図があるから大丈夫だよ!」

 

大輝「俺が道覚えて「あっ!うさぎだー!」ったく、相変わらずだなココアは」

 

大輝はそう言ってココアの声が聞こえる方へ歩いて行った

 

ココア「もふもふー!」

 

ココアはそう言いながらうさぎを抱いていた

 

大輝「ここにいたのか」

 

ココア「あっ!お兄ちゃ・・・」

 

大輝「どうした?そんな顔して」

 

ココア「だって、なんでそんなにうさぎが乗ってるのー!」

 

大輝の両肩と頭にうさぎが一匹ずつ乗っており、合計で3匹いた

 

大輝「ああ、このうさぎか、こいつらはさっきココアを見つけて歩いていたら勝手に飛び乗って来たんだ、じゃあ、下宿先に向かうか」

 

そう言って大輝はうさぎ達を放してあげた

 

ココア「うん!」

 

〜数十分後〜

 

大輝「着いたぞココア、ここがお前の下宿先だ」

 

ココア「ラビットハウス?って事はうさぎがいっぱいいるのかな!」

 

大輝「いやただ看板にそう書いてるだけであってうさぎがいっぱいいる店じゃ「レッツゴー!」話を聞けよ」

 

そう言って2人は中に入って行った

 

?「いらっしゃいませ」

 

ココア「うっさぎー!うっさぎー!」

 

大輝「こんにち「うさぎがいない!」はあ〜」

 

?(なんだこの客)

 

大輝「とりあえず座ろうココア」

 

ココア「うん!」

 

そう言って2人は椅子に座った

 

ココア「そのもじゃもじゃ」

 

?「ティッピーです、一応うさぎてす」

 

?「それでご注文は?」

 

大輝「俺たち「じゃあそのうさぎさん!」・・・」

 

?「非売品です」

 

ココア「せめてもふもふだけさせて!」

 

?「コーヒー1杯でいいですよ」

 

ココア「じゃあ、3杯で!」

 

大輝「ごめんね、手間かけさせちゃって」

 

?「いいえ、大丈夫です」

 

〜5分後〜

 

?「お待たせしました」

 

ココア「じゃあ、もふもふさせて!」

 

?「早くコーヒーを飲んでください、冷めてしまいます」

 

ココア「じゃあ、いただきます!」

 

そう言ってココアはコーヒーを飲んだ

 

ココア「この上品な味これはキリマンジャロだね!」

 

大輝「ブルーマウンテンな」

 

ココア「おっ!これはこれこそブルーマウンテンだね!」

 

大輝「いやそれがキリマンジャロだ」

 

ココア「そして最後はインスタント?」

 

大輝「オリジナルブレンドだ、誰が店でインスタントのコーヒーを出すんだよ」

 

ココア「えへへ、じゃあコーヒー3杯飲んだから3回もふもふさせて!」

 

?「すぐに返してくださいよ」

 

ココア「お〜、いい触り心地〜、あっ、いけないよだれが」

 

ティッピー「のおーーーーーーー!」

 

大輝(今の声って)

 

ココア「今このうさぎ喋らなかった?」

 

?「私の腹話術です」

 

大輝(さすがに無理があるだろう)

 

ココア「いや〜、このもふもふ感癖になるね〜」

 

ティッピー「ええい!離せ!この小娘が!」

 

ココア「なんかこのうさぎにダンディな声で拒絶されたんだけど!」

 

?「私の腹話術です」

 

ココア「いやでも今「私の腹話術です」そうなんだ!」

 

大輝(納得するんかい!)

 

大輝「あっ、そういえば今日からここで下宿させてもらうんだけど聞いているかな?」

 

?「はい、話は聞いています、下宿させる代わりにうちを手伝ってくれると、ですがうちにはバイトの子もいますし手伝ってくれなくても大丈夫ですよ」

 

ココア「いらない子宣言されちゃった!?」

 

大輝「まあ、そう言わずに手伝わせてくれないか?」

 

?「分かりました、あっ、遅れましたが私の名前はチノです」

 

大輝(そうか、こんなに大きくなったのか)

 

ココア「チノちゃんは今何年生なの?」

 

チノ「私は中学2年生です」

 

ココア「私のことお姉ちゃんって呼んで!」

 

チノ「じゃあ、ココアさん」

 

ココア「お姉ちゃんって」

 

チノ「ココアさん」

 

ココア「お姉ちゃんって「ココアさん仕事してください」任せて!」

 

そう言ってチノちゃんとココアは俺とティッピーを置いてココアの制服がおいている更衣室へ向かって行った

 

大輝「ティッピーってマスターなんだろ?」

 

ティッピー「なぜ分かったんじゃ!?」

 

大輝「あんな思いっきり喋ったら分かるってましてや声も覚えてるんだから、というか何でティッピーに乗り移ってるんだ?」

 

ティッピー「あの世に招かれなかったんじゃろ儂は」

 

大輝「そんな事言うなって、そういえばチノちゃん大きくなったな、もう中学2年生になるのか」

 

ティッピー「お主はあのココアという娘の家に行って以来会ってないからの」

 

そんな会話をしていたらチノちゃんがおりてきた

 

チノ「おじいちゃんがまた口滑らせたんですね」

 

ティッピー「違う!こやつはチノとも儂とも知り合いじゃから話してただけじゃ!」

 

チノ「私とも?」

 

ティッピー「そうじゃ、こやつの顔どこかで見覚えはないか?」

 

ティッピーがそう言うとチノちゃんは俺の顔をじっと見てきた

 

チノ「大輝さん・・ですか?」

 

大輝「そうだよ」

 

と言ったらチノちゃんは俺に泣きながら抱きついてきた

 

大輝「そんなに泣くなって可愛い顔が台無しになっちゃうぞ」

 

と言いながら俺はチノちゃんの涙を拭きながら頭を撫でた

 

チノ「だって・・ぐすっ・・また会えるって・・ぐすっ・・思ってなくて」

 

大輝「約束しただろ、生きてる内に一回は絶対に会いに来るって」なでなで

 

チノ「ぐすっ・・はいっ!」

 

そう言いながらチノちゃんはしばらく静かな店の中で泣いていた

 

 

 




おっちょこちょいなココアちゃん可愛いですよね!

それでは次の話も見てくださいね!

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