よしよし。
今日は大学は休みなのだ。
「布川さん。ご飯まだー」
「待っててー」
ああ〜同棲中の恋人っていいなぁ。
甘酸っぱいような。
『おい、おぬしらまだ朝飯か?』
「あ、とみさん。やっぱり早いな」
「とみさん、おはよー」
『あ、美味しそー』
今日の朝飯はピザトーストとスクランブルエッグ。
「美味いな」モグモグ
『儂は白飯と生卵と味噌汁』
「自分でも自信作〜」
「いいなぁ」
美味いな。
「それで? 9時くらいからまた攻める?」
「だね。本当は早朝からやりたいんだけどね」
■
『おや? 大災厄のお誘いだ。早いでしょ』
「ふぇ、大災厄のお誘いって…………誘いで来るもんなんですか?」
『そうだけど?』
神様とその部下。
とある手紙を受け取っていた。
『と、言ってもまだ駒は育ち切って無いし…………多少遅らせてやるかな』
「今イベント中ですしね。中断するのも悪い気がしますし」
『まだ大災厄の戦いをするのは早い。あと少しのイベントしたら大災厄を受けるとしよう』
まだ大災厄はしない。
駒はまだ育って無いのでもう少し待つ。
『ただ大災厄を受ける側は有利だからね〜。こっちにアドバンテージあるし』
「その通りですね。こっち側が有利かと」
受ける側に有利な大災厄。
『さて、どんな奴らかな…………え?』
「どうしました?」
『コイツらやばい奴らだ…………見た事ある』
「なになに…………あ!!?」
■
「さ、やるぞ!」
「それで? どこを攻めるか?」
「休憩しそうな所か」
「一応、円で探しといた。地下だな」
まあ、地下にいるな。
地下道とか張り巡らされているようだ。
「あまりにも囲まれすぎたら僕の能力で逃げる」
「あいあいさー」
よし、レッツゴーだ。
「オラァ!」
「ふんっ!」
全員たたっ斬ってやるぜ。
この半魚人共が…………俺の金だぁ!
おやおや? 装飾が良いのが出てきた。
と、言っても普通のと変わらん。
ザシュ
動きは良いが、他の奴と違うだけ。
つまらないな…………エリアボスはどこかな?
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
あーなんか疲れてきたわ。
よし、逃げよう。
「よし、一時引くぞ」
「あいあいさー」
ちょっとお腹すいた。
★
はい、ご飯タイム!
『やはり動くと腹が減るの』
「だねぇー」
「うまーい」
動いてれば疲れるし腹減るのだ。
それでリモート昼食。
「今日の昼は?」
『儂、秋刀魚の塩焼き』
「「ハンバーグとジャーマンポテト」」
『いいなぁ』
うん。胡椒聞いてて美味しいよ。
ハンバーグも美味しい。
「交換出来れば良いのにね」
「はっはっはっ」
お弁当交換。
いいかもね。
「それにしてもいるのかな? エリアボス」
「プライド高いからどっかでふんぞりかえってるってのもあるかも」
「王座でどっしり構えてる感じ?」
どっかの王様みたいになってるって事か。
全部の兵を殺したらどうなるだろうか。
ハンバーグ美味しい。
「そー言えば他のプレイヤー来ないね」
「確か深さ3000Mだよ。無事に潜水する手段があって海底人を倒せる武力が無いと駄目だし高難易度」
「そりゃそうか……僕らしか該当者がいないって事だな」
このイベントで1番クリアに近いのは僕ら?
ありうる…………と言いたいが【乙女座銀河同盟】だっけ? 早くクラーケンを倒した奴だしぶっちゃけコイツらも近い。
他のクランもアホではないし。
『それにしても』
「どうしたとみさん」
『やけにあの半魚人達リアルだのって…………』
「あれ、本物じゃね?」
「まさか」
でもありうるかも。
住人が元々住んでてもおかしくない。
神様も強引に能力者にしてるし、横暴な事を裏でしててもおかしくない。
「それだと性格悪いよな」
「でも目的には寄るかも」
「だね。成長させたいのかそんなとこか?」
『強いストレス加えたいとか?』
神様の目的…………大厄災とはなんだろうか?
「一時間経ったらまた潜ろう」
「うーい」
『儂、スーパー買い物してくる』
「ああ、豪華にしときな」
■
周りを円でサーチ。
念の為色んな所を見てみる。
…………もう狩りは終盤のようで、二つにしか集まってない。
「さあ、狩りの開始だ」
やっぱり警戒してるのか表には出ておらず、地下に潜っているようだな。
「んじゃ僕の能力で探して潜ろうか」
せーの!
んでついた!
おっと、広場か? 沢山いるな。
「キシャアアアアアアア」
「キシャアアアアアア!」
あーあーわかるよ?
敵だとか言ってるんだよね?
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
ザシュ
あれ? もう終わった?
逃げた奴を追おう。
「追おう。逃げる判断って事はまだ次があるって可能性もあるし」
「装飾をしてる奴らが居るってことは…………位があるって事じゃろ? だったらどこかに指揮官とかいるはず」
「ソイツがエリアボスかもな」
一応円で探しておく。
あっちか…………そろそろ終わりだな。
「キシャアアアアアアア」
「ギシャアアアアアアア」
「ギシャアアアアアアアッ」
多分これで海底人は最後だな。
んで…………奥にいるでかいのがエリアボスか?
「キサマラ…………」
「あ」
人語喋れるの?
この個体は何か違うな。
「よう、お前がテッペンか?」
「アア、海底王ダ」
海底王。
「恨みは無いが死んで貰う」
「フッ、ヤッテミロ。モウ私達ハ死ンダモドウゼン」
「何言ってるんだ? 神様が作ったキャラじゃないの?」
「神カ…………私達ニモイタ。大厄災デ死ンダガナ」
「はい?」
「私達モ貴様ラトオナジダッタ」
何が言いたい?
なんで大厄災の話になる?
「お前ら大厄災が何か知ってんのか」
「知ランノカ? ジャア教エル」
考えたら大厄災の事…………なんも知らないな。
あの神は何を考えてる。
「大厄災ハ異世界同士ノ衝突…………ツマリ世界ノバトルロワイヤルダ」