現実に念能力者!?   作:煽りイカ

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デート 前編

「さて、ネットオークションのほうを見てみよう」

「あ、凝したら薄らとオーラ見えるよ」

 

 卵チャーハンを食べた後。

 僕らはネトオクを探していた。

 

「僕はフリマアプリのほうをみてみるね」

「意外とあるね…………」

 

 ネットオークションをチラ見する。

 高いツボとかオーラが纏っていた。

 

「とりあえず安くて人気の無さそうなのかな? ローリスクハイリターンで」

「りょーかい」

 

 こっちもフリマアプリを見てみよう。

 ん? 骨董品とは関係ないけど遊戯王のカードがあるぞ? 卒業か? 

 

 あ、でもカードやフィギュアも高いのは高いし、ムシキングのカードが一時期二万程で売られていたからそっちもマニア向けにせどりするのもいいかもしれない。

 

 ムシキングで思い出したが、結構カブトムシも売れるらしい。

 ちなみに、ヘラクレスは2万くらい。

 もっと大きくなれば5万を超えるとか。

 

「密輸するか」

「なんで?」

 

 僕の能力だったら可だ。

 沢山密輸できるね。

 

「この絵とか良いんじゃない? 安いけど作者が分からないけど」

「薄ら纏が見えるね」

 

 確かどっかの画家も死後に価値が上がったとかあったけど。

 多少つばつけていてもいいよね? 

 

「ちょっと買っておいた方がいいかも」

 

 だけどいつ価値が上がるか分からんが。

 

「そういえば鑑定士とかどうするの?」

「業者の方にそんなのありそう。あ、骨董品鑑定してくれる会社があるって」

 

 毎日のようになんでも鑑定団とかやってるらしい。

 なんか面白そう。

 

「だけど骨董品の他にも価値のありそうなのがあるかもしれないし、範囲を広げてみるのもいいかも」

「例えば?」

「服とか」

「あ〜」

 

 着物とかも売れるそうだ。

 刀剣とかもいいかも。

 

「ってかなんで骨董品のオークションに凝り固まってるんだろ」

「みんなやりそうだしね…………」

 

 ゴンキルがやってたし、みんな真似しそう。

 他のブルーオーシャンを探した方がいいかもしれん。

 

「ちょっと自分の能力で金儲け出来るか考えてみよう」

「んー」

 

 僕の能力はスリとか空き巣に便利な能力だしなぁ。

 盗みなんてやっても続かないだろうしさ。

 

 穴掘りとか出来るが、嘘を見抜く事も実は出来る。

 アイテムボックスの副効果で過去現在どうだったかで選別して出し入れ可能だ。

 例えばヒヨコの雌雄を見分けたり、結婚してるかどうか調べる事も。

 

 あれ? 物品鑑定に役に立つんじゃないか? 

 

「そっちは?」

「色々出来るけど金を稼ぐのは無いわ」

 

 色々って事は応用力があるって事? 

 

「まあ、何かやる時にお互い役立ちそうだね」

「イベントとか賞金稼ぎとかやる時に役に立つよ」

 

 僕の能力でせどりする時に価値が高いか調べられるかもしれない。

 だったら作者がいない希少カードやアイテムをサーチ出来るんじゃね? 

 カオスソルジャーや野球カードとか頭に浮かぶ。

 

「とりあえず明日のデートで期待かな?」

「骨董市とか掘り出し物あるか?」

「あ、丁度明日ある」

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 翌日。

 

「初デートだな」

 

 佳子とはデートした事ないし…………緊張してきた。

 あんなビッチに告白したなんて末代までの恥だな。

 今では僕には美人の彼女がいる。

 

「おまたせ〜」

「ああ、来たか布川さん」

 

 普通の三つ編みメガネ、上に青の革ジャン、下に白の短パンとレギンス。

 ……あ、もしかしてデートに慣れてないのもそっちも同じ? 

 

「どう? 似合ってる? センスが無いのは分かってるけど」

「だけどギャップがいい。僕は大好きだ」

「そ、そう」

 

 幸せだなー。

 こういうギャップ萌えがたまらない。

 

「でもそっちは決まってるんだね」

「ん? そう?」

「合コンで見てたけど、元々素材は良いと思うんだけどね……」

「…………マジ?」

「スキンケアとかしてるよね? ヒゲとかムダ毛とか」

 

 ん? まあ、してるけど。

 一応身だしなみは基本だし。

 

 …………マジか? 希望が溢れ出て来たんですけど。

 磨けば原石なんだな。

 

「…………ねぇ、提案があるんだけど」

「?」

「美容室行かない?」

 

 美容室? やべ、行ったこと無いや。

 いつも近所の千円カットだ。

 

「どうせ髪なんて適当に切れば良いと思ってるんじゃない?」

「やっぱりダメ?」

「ダメ。そんなんだと一生モテないし舐められる」

「でも布川さんにモテるじゃん」

「ダメダメ、全員に好感モテなきゃ。性格良くてカッコイイ人間と性格良くてカッコ悪い人間どっち選ぶ? だから殺せんせーはムダ毛処理とかしてるの」

 

 暗殺教室好きだったな。

 

「近くに知り合いの美容室があるから」

「あ、うん。分かった」

 

 仕方ない行くか。

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 美容室終了。

 

「あれ? なんか色んな人に見られてるな」キラキラ

「…………すっげぇイケメンになったね」

 

 美容室に出た際に、通行人からチラ見される。

 

「やっぱり私の目に狂いは無かった」クイッ

 

 背は180近くあるし、毎日運動はしてるから筋肉は着いてるし引き締まってる。

 多少の洗顔とかしてるし肌も手入れしてる。

 

 なので髪を整えたらイケメンになった。

 

「とりあえず毎月一回美容室行って」

「あ、うん」

「今回の美容室のクーポンあるから渡しておく」

「分かったでーす」

 

 確かに身だしなみが大事かも。

 美容室を毎月行くとしよう。

 

 さ、目的地へGOだ。

 骨董市へ。

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