なのは+『心のちから』   作:黒影翼

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秘録十・星の光に捧ぐ戦い

 

 

 

秘録十・星の光に捧ぐ戦い

 

 

 

Side~高町速人

 

 

 

子供の見るヒーロー…『不可能を可能にする者』。

一瞬の疑問も持たずに言わなきゃならないソレを、フォートは俺より先に言い切った。

 

『勝てるっ!!!!!』

 

迷いも躊躇いも強がりも妄言もなく、心の其処から笑って言い切りやがった。

それは、類稀な才を持って修行をしてきた俺にとって、この状況でやりにくい事で…

 

 

才無きまま這いずってでも進んできたフォートにとって、『いつも通り』の事だった。

 

 

負けたと言うつもりは無い。

けど…この場は譲ってやるしかなさそうだ。

 

 

今この間で皆の光になったのは、間違いなくアイツなんだから。

 

 

だから…

 

 

 

「おおおぉぉぉっ!!!」

 

 

 

背中に納めた禍喰乃太刀を抜いて斬りかかる。

禍々しい力の奔流は、今となっては正直ありがたい。

 

相手は『生命体』でなく、『エネルギー体』。

 

時、なんてよく分からん力だろうが、一撃で皆吹っ飛ばす出力だろうが…

 

 

使えば使うだけ減るはずだ。

 

 

準備が終わるまで霊力魔力ぶつけまくって、俺狙いの攻撃を捌きまくって、少しでも消耗させながら時間を稼ぐ!

 

翼竜の形状だけあって翼ごと振るって来るヒドゥン。

直撃したら当然吹っ飛ばされるか衝撃で消し飛ぶか…って。

 

 

そうだよ、俺にとってもいつも通りだ。

 

 

喰らったら負ける。なら…

 

 

 

「喰らうかっ!!!」

 

 

 

神速を使うまでもなく翼の通りすぎ様に合わせて側転で回避。ついでに翼に裏から斬り付ける。

金属の塊を殴ったような衝撃が返ってきた。斬れる気がしない。

 

追撃とばかりに振るわれた尾を下がって避ける。

足裏展開魔法陣による跳躍移動こそ出来るが、重力が無いためいつも通りって感じでも無い。

勿論、無重力空間用の戦闘訓練もしてはいるけど…こっちだとリライヴに勝った試しがなかったり。

 

ともあれ、重力が無い関係で踏ん張ってステップ踏んだりが出来ない。だから…

 

 

突きや居合いなんかの一撃必殺向きだ。

 

 

 

射抜。

 

 

 

目にあたる位置目掛けて長距離刺突を繰り出す。

が、さすがにエネルギーの塊だけあってか臓器とかそう言う概念無いのかあんまり感触変わらなかった。

 

翼を振るうヒドゥンから下がって…

 

 

「っぐ…」

 

 

尾ならともかく、翼相手に直線で避けたせいか空間を揺らす衝撃を受けて身体が硬直する。

 

 

口を開いたヒドゥンから、単発の光弾が放たれた。

 

 

あ、やべ…かわせな

 

 

「はあぁっ!!!」

 

 

気勢と共に光弾を横から掻き消す力。

まるで空間を抉り取るようなその一撃の発生源に視線を移す。

 

「牽制打すら捌けんと技術でどうこうできる範囲超えてますやろ?ヒーローはん。当て馬、ウチでよければ一緒させて貰いますよ。」

 

そこにいたのは、掌に異質な力を湛えたジークリンデだった。

自由意志で完全に制御してるみたいだな。一昔前はそんな事できなかったって聞いたけど…成長したんだな。

 

「頼りにさせてもらうぜチャンピオン。」

「オッケー!任せてな!!」

 

あんなもん喰らった後だってのに存外明るく返してくれた。

ったく…フォートのお陰かと思うと素直に喜んでいいやら。

全く攻撃の通る様子の無いヒドゥン相手に、俺は再び禍喰乃太刀を構えた。

 

 

 

Side~高町なのは

 

 

 

リライヴちゃんが強力な回復魔法を制御、発動する中で、私はフォートに話を始めていた。

 

「ユーリの攻撃で決められなかった時の第二案…スターライトブレイカー。」

 

当然、普通に魔力を集めて打つだけじゃ話にもならない。

ただ、ユーリの攻撃で倒せない前提のブレイカー。普通に打つ気は毛頭無い。

 

「単発じゃ私でも使い切れない分量の魔力を、エグザミアの力を使って打ち続けて貰った上で、なのはにブレイカーを撃って貰います。」

「んじゃアイツに戦わせとかないで俺も行った方がいいんじゃないのか?」

 

ユーリの言葉が終わるかどうか位で剣を取り出したフォートは少し離れた位置で荒れ狂った嵐みたいに飛び回っている速人お兄ちゃんを見ながら呟く。

もう作戦が決まってるなら順番に行く理由はないって事だろう。

 

「分かってます、でも…準備があります。」

 

ユーリはそう言うと、フォートに近づいていく。

そして、その背中から抱きつくようにして…赤い霧がフォートの全身を包み込んだ。

 

「本当は私がユーリの力を使って速人と共闘、全部使い切った所でなのはとフェイトにトドメを決めてもらう予定だったんだけど…私もトドメ側に回る。完全放出のバーストセイバーならなのはの使う魔力の追加に出来るしね。」

「これが使い放題なら女性に無茶させなくたって俺が決めて見せるさ。」

 

全身を包む赤い霧を眺めながらフォートは拳を握る。

 

自分が決めると言うフォートの言葉は、自信過剰って意味じゃない。

ユーリの一撃をはるかに超える力を放つ。

そんな真似をする私達がどうなるかを考えてくれているんだろう。

 

女の子を気遣ってくれてるんだろうな。

何しろ、あの速人お兄ちゃんが、自分で辿り着くつもりでいた場所を、役割を、たとえ一時だとしても任せてしまうくらい…ヒーローなんだから。

 

「使ってるのが魔力じゃない私たちは使い物になるのアクセラレイターくらいだから…」

「すみません…なのはさんたちが流れ弾や巻き添えを食わないようにここで見張りに。」

「気にすんな。トーマと…交代した速人とジークを頼む。」

 

申し訳なさそうにするキリエとアミタに笑顔で返したフォートは、早速飛び出そうとして…途中で止まる。

 

「譲って貰ったのは、アイツの目標ってだけじゃない。」

「え?」

 

困惑する私を前に振り返ったフォートは、私を…私だけを見て微笑んだ。

 

「『大切な人』の護衛役…さ。俺が速人に渡したくなくてここまで来た理由を…逆にアイツが俺に任せたんだ。」

「っ…」

 

私に決め球を繋ぐ役…速人お兄ちゃんがつくはずだった役。

 

 

『お前に主役をくれてやる!!!』

 

 

ちょっと泣きそうになった。

つまりそれは…私を護る事を主役とすら思ってくれてるって事で…

 

 

「だから任せろ、今だけはフェアレと同じだけ護ってやる。」

 

 

彼にとって最大級の誓いを最後に、フォートはヒドゥンに向かって飛び立っていった。

 

「まーったく、男の子ってばああいう勝手で偉そうなのカッコいいと思っちゃってるんだから。」

 

キリエが呆れた様子で言うけれど、そのキリエにしても笑顔だった。

フォートの事をどれだけ知ってるか分からないけれど、そのカッコいい男の子をあえて目指してる速人お兄ちゃんと、そんなお兄ちゃん相手にも譲らないためだけにフォートが積んできたもの。キリエもその二つをなんとなく感じてはいるんだろう。

 

目を閉じて、レイジングハートを握る手に力を込める。

速人お兄ちゃんの積んできたもの、フォートの抗ってきたもの、それら全てを託されたに等しい。

 

必ず決めるんだ。それも…

 

 

皆無事で。

 

 

犠牲なんて、ただの一つも出ていい筈が無い。

私も含めて皆で終わらせて帰るんだ、必ず。

 

あの背の真紅のマントに込められた意味を本人達以外で尤も知ってる身として、ここは絶対譲れなかった。

 

 

 

Side~高町速人

 

 

 

殲撃の直撃でなら、なんとヒドゥンの攻撃を逸らすことが出来る。

…なんて、凄いんだか凄くないんだかよく分からない表現が出来る現実があった。

 

 

とは言え貴重な事ではあった。

俺が零距離を神速含めて駆使して駆け回り、かわしきれない様な高速単発系の攻撃を間合いを取った位置で備えているジークが殲撃で弾いてくれる。

 

いい感じ…

 

 

 

『よくも殺せ壊せこんなお前なんかに消える潰』

「っ…」

 

 

 

禍喰乃太刀からの叫びが強くなる。

何でか知らんがヒドゥンを敵視している様だが、取り込んでるのが霊で、吸収したのが感染者の憎しみだけあってか、もっと攻勢を攻勢をと騒がしい。

コイツに乗せられて攻めまくったら…一撃喰らっただけで死ぬ俺は、その一撃を喰らって死ぬだろう。

どの道一撃も効いた様子が無いし、神速も使い辛くなるこっちじゃなくてナギハで戦うか。

 

と、そう決めて太刀を背の鞘に納めた丁度その時、ヒドゥンが突進の体勢になる。

 

神速による跳躍で回避したが…

 

 

「っ…ぅあぁぁっ!!!」

 

 

背後にいたジークリンデが跳ね飛ばされていた。

ただの体当たり一撃で防護服がリアクティブパージ起こしてやがる…何つー化物だ。

 

途中で止まったヒドゥンは、回転しながらその尾をジークリンデ目掛け

 

「っ!!!」

 

神速で割って入り、振るわれた尾に向かって雷徹を…

 

 

 

 

「がっ!!」

 

 

 

ナギハの刀身がまるで角砂糖のように砕け、破片が突き刺さりながら尾によってジークと纏めて弾き飛ばされた。

 

 

ただの一撃でこれかよ…

 

 

完全にあばらが砕けた。体のあちこちに刺さったナギハの破片。

吐く気も無いのに口の端から血が漏れてる。

 

意識が点滅を繰り返す中…

 

 

 

「交代だ師匠、後は俺が引き受ける。」

 

 

 

聞こえた声を子守唄にするように、俺の意識は黒く沈んだ。

 

 

 

Side~フォート=トレイア

 

 

「ユーリ。」

『はい?』

「本気で行くけど…使い倒して大丈夫なんだよな?」

 

ユーリの…エグザミアの力を使って魔力をばら撒けって話だったが、俺の消費に追いつかないかと気になって聞いてみる。

が、当のユーリからは浮かない反応が返ってきた。

 

『自分の体の心配だけしてください。』

「そうか、了解。」

 

どうやら、俺の出力でユーリの力を使いきれると思っていることに対する冷めた反応だったらしい。

確かに、基本非才の身である俺が人の心配ってのも変な話だ。

 

俺はとりあえず剣を閉まって、二丁拳銃を生成する。

 

そして…

 

 

 

「バスター…スコールッ!!!」

『え…』

 

 

 

眼前の時竜目掛けてバレットスコールの要領で砲撃を連射した。

狙いはともかく連射だけならシューティングスターみたいな使い方も出来るバレットスコール…の数の砲撃。

いくら何の変哲も特徴も無い基本砲撃とは言え、これだけ撃つと最早ブレイカーを軽く上回る太さの光の柱のように見える。

当然俺の魔力だけなら尽きるが、何か身体から抜けては入ってくるような感覚が続く。

 

さすがユーリ。反動喰らう身体が無事ならこのペースで撃てるな。

 

羽で受けながら下がる…押される時竜。

これだけ撃てば効くのか?ならなのはさん達に無茶させる事は無い、このまま…

 

 

 

先のブレスを吐くように、首を上げる時竜。

 

 

 

当然受けてられないので高速移動で背後に回り、再度砲撃連射。

魔力をばら撒くって言うならこれが一番手っ取り早いからだが…

 

 

銃が砕けた。

 

 

指が痙攣してるし手から血が出てるし…痛みの程度を感じる限り、罅程度には手の骨も行かれてるらしい。

 

『砲撃の反動、馬鹿に出来たものじゃないですよ。』

「だな、なら次は…」

 

リベリオンの声に答え、オリハルコンの剣を取り出した俺は、剣と手をリベリオンの力で生成した金属で覆う。

これで骨が折れようがとりあえず剣を手放す心配は無い。

 

『い、いつもこんな調子なんですか?』

「まぁ大体。」

 

驚くユーリに片手間に答えつつ、俺はリンカーコアと剣を繋ぐ。

 

ハーディスにかました時には一撃で気絶した魔力消費の斬撃。

ユーリの力を借りてるから、今はそんな辛くも…少しはある。

 

器がすぐ水で満ちても器の強度そのものが変わる訳じゃない。

超ハイペースで使いまくれば、さすがに壊れる。

 

とは言え、カラの力をひねり出すよりは余程マシだし、相手が相手だから加減だなんだと言っていられない。

 

「はっ!!!」

 

俺の魔力で紅く光る剣を叩きつける。

…こいつ、これでも傷もつかないのか。

 

「知る…かっ!!」

 

効くまで叩けばいい。

剣とリンカーコアは繋いだまま、高速移動魔法を駆使して攻撃を避けながら斬り付ける。

弱点とかあるようにも見えないし、何処でも構いやしない。

 

 

「おおおぉぉぉっ!!」

 

 

少し離れて、魔力刃を飛ばす。

効くか効かないかを配慮しないソレをがむしゃらに振り回して放ち…

 

 

突進体勢に入る時竜。

 

 

俺の力だけで通らないならいっそソレもアリ…だな。

 

『フォート、何を』

「折角化物力で突っ込んできてくれるんだ、真っ向から当たってその力を使わせて貰う!!!」

『なっ!?』

 

驚くユーリの声を無視して、リベリオンによるブースターを展開。

剣を持つ右腕に三個重ね…

 

すれ違うようにブースターを吹かすと同時に剣を振りぬいた。

 

 

 

バキン、と、甲高い金属音と嫌な感触がした。

 

 

 

腕の骨が折れた上に剣と手を固定してた金属部が砕けた。

 

 

剣には罅一つ入って無いあたりさすがのとんでも素材だが、他は全部俺の魔力で生成してる訳だからな。この規模だと大した強度にならないな。

 

いつも通りにリベリオンに骨を覆って貰って、通りすぎてった時竜に視線を向ける。

 

顔辺りに少し揺らめいて見えるような部分があった。

今剣が当たった場所だ。

 

やったぜ。

 

生命体でなくエネルギーの塊。当てれば当てただけ、ぶつかればぶつかっただけ消費はしてんだな。って…

 

よく見れば、ブレスの体勢に入っていた。

 

狙いが俺ならまあいい。けど…

 

 

 

なのはさん達狙いだった。

 

 

 

ざけんな馬鹿野郎。

 

 

俺は間に割って入り、時竜と向かい合う。

 

 

『フォ、フォート!?』

「トーマが止めたんだ、どうにかなんだろっ!!!」

 

 

溜めに入ってる時竜の顔面目掛けて左手から砲撃を連射しつつ、リベリオンによる盾を展開する。

作れるだけの多重盾を重ね、ブレスが放たれると同時に左の盾を構えつつ、裏から剣を添える。その上で防御魔法を展開。

前は見えないが、単に防御魔法を連射するだけの話、魔力も尽きないなら問題な

 

 

 

 

 

 

 

『…ト…フォートっ!!』

 

 

ユーリの呼びかけに、俺は意識を取り戻す。

どれくらいか気絶してたらしい。

が、リベリオンから伝わってくる情報を聞く限り、何箇所か骨折して頭が衝撃で揺れた程度だ。

と、接近してくる時竜の姿が見えたため、高速移動を発動して避け…あれ?

 

「っ!!」

 

魔法を使うってどうやるんだっけ?みたいな、ど忘れのような状態に陥った俺を庇うように、ユーリが俺の体から分離して前に出て、振るわれた時竜の翼を受ける。

複数枚あるはずのユーリの障壁が一撃で砕けて吹き飛ばされる。

それだけで意識を失ったらしいユーリ目掛けて、時竜は追撃で尾を振るう。

 

冗談じゃない、俺の前で誰がそんな事許すか。

 

殆ど勝手に体が動いて割って入った俺は、剣で尾を受けつつ防御魔法を…

 

 

 

展開できずにユーリと纏めて殴り飛ばされた。

 

 

『常時フォースドライブ…使い…ぎ…頭…』

 

体内にあるはずのリベリオンからの情報が何処か遠くからのような音に聞こえて、俺の意識はそこで再び落ちた。

 

 

 

Side~高町なのは

 

 

 

「「アクセラレイターっ!!」」

 

二人に別れ意識を失ったユーリとフォートの回収に翔けるアミタとキリエ。

 

もうこっちの準備は出来ていた。

 

「始めるよ、フェイトちゃん。」

「いつでも。」

 

私は、バルディッシュとの合体によって補強されたレイジングハートを、フェイトちゃんと一緒に握っていた。

私とレイジングハートが単独でまともに反動の全てを受けたら、私は死ぬしレイジングハートも壊れる。だから出発までの間に用意して貰っておいた、誰も死なずに終わらせるためのカード。

バルディッシュとフェイトちゃんに反動を肩代わりして貰うのには少し抵抗があった。逆に言うなら、一人が死ぬだろうダメージの半分を受けさせる事になるんだから。

でも…

 

 

『友人一人に全てを任せ忘れられる位なら、その後どうなっても、できる全てで力になりたい。』

 

 

ラルゴさんの悲しい結末を目の当たりにした今フェイトちゃんにそうまで言われて、一人強がる気にはなれなかった。

 

 

かつてそうしたように、二人できっちりはんぶんこ。

 

 

あるだけ全ての力を集める気で、魔力の集束を開始する。

数秒で、普段撃つスターライトブレイカーの規模を上回った。これはフォートがユーリの…エグザミアの力を魔力として目一杯ばら撒いてくれた証。

絶対に無駄には出来ない。

 

けれど、当然普段より長くかかるチャージをずっと待ってくれる訳なんてなくて…

 

 

「させないっ!!!」

 

 

虹色に輝く魔力刃を展開するイノセントを手にしたリライヴちゃんが、バーストモードを発動させた。

周囲には、OAシリーズの皆が使っていた、それぞれに高い魔力と変換資質を保有する融合素体。

 

裁かれる悪として自分たちがいけないにしても、『この為』だけに作られた力として、何か少しでも役に立つのなら使って欲しいとリライヴちゃんに託したんだ。

 

赤、青、黄、緑、それぞれに色づき変換資質を保有した魔力を持つ融合素体を器用に操って魔力を引きだしたリライヴちゃんは、それをひとまとめにして…

 

 

 

 

「バーストセイバーッ!!!」

 

 

 

 

後先もなく、その全てを放った。

 

光輝く刃が一瞬で時竜に到達し…その両翼を裂いた。

裂けた翼は放電でもするかのようにだんだんその形を失っていき…変わりに、斬れた部分からまた新しく光が翼の型を成していく。

あくまでエネルギーの塊なんだ、『消しきらなきゃ』いけない。

でも…そんな事はとっくに分かってたから、リライヴちゃんはあえて翼を狙ったんだ。

再形成の間で、チャージ時間は十二分。

 

 

更に言えば、今リライヴちゃんが自身の保有魔力から放った一撃の魔力も集め、その規模を更に増す。

集う星の光…と言うよりも、出来上がったソレは桜色の光の星のようになって…

 

 

 

 

 

 

 

「「スターライト…ブレイカーッ!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

放たれた光の柱は、空間全てを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 

 




最早名前が『スターブレイカー』になりそうな規模(苦笑)。
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