星屑の残光   作:エタノール

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流星群に乗って

「やれやれ……町に勝手に居座ってるのがいると思ったら……」

 

散々だったよ本当に……

人間は食い散らかされてる、居座ってた悪魔ははぐれもん、問答無用で襲ってきたもんだからはぐれ悪魔は赤黒い霧になってしまったとさ。

全身が血生臭い……気分悪ぃ……最悪だな。

 

「身体中赤ワイン……傑作だな、こりゃ」

 

今回使った能力……というかその影響?は、地球の復活の時のエネルギーの一部。

あくまでも一部だし、圧縮して使ったから地球的には問題ないがね。

 

「これぞ本当のグレートレッド?……プッ、プハハハハハハハ」

 

さて、笑って気分を晴らしたとして……だ、後始末、どうすっかなぁ……

こういう血生臭いところにすぐ集まってくる奴等が居るしなぁ……

例えばそう、

 

「案外早かったね……君ら、地味に後片付け係の才能あるかもよ?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

こいつら……悪魔だとかな。

面倒な奴が来ちまったなぁ……逃げるにもネタがもうないぞ?

問答無用の逃走も、三段変身からの逃走も……

う~ん……長生きでしかも永智の鳥なのにも関わらずボキャブラリーの無さに絶望?

 

永智の鳥(笑)ってか?

くぅ~……結構屈辱的……

 

「またあなたなのね?」

 

「さて、何でしょう?」

 

どうするかな……ジェフティどうする!?、次回に続く!!!みたいな?

 

「永智の鳥ってどういうことかしら?」

 

「アハ~ン?ワタシ、ニホンゴムズカシクテワカラナイネ!」

 

「あら、知らないの?悪魔に限らず天使、堕天使にはどの言語も通用するし、喋れるのよ?」

 

「…………こりゃミスった……」

 

そんな話も聞いたことないようなあるような……ボケ封じだなこりゃ。

う~む……

 

「とりあえずさ、今この町にとっての害虫を片っ端から摘み取ってるんだからさ……邪魔はやめようか?」

 

取り合えず嘘半分真実半分?

害虫掃除ってのは本当だけど……彼、彼女達の活動が邪魔ってのは嘘。

まぁ、大方自分達の不始末を片付けにってところだろう。

それかその後始末を依頼されたとかな。

 

「問答無用で着いてきてもらうわ」

 

「お断りするよ。リアス・グレモリー……そもそも君が私に命令するなんてさ、力を見誤ってるなんてレベルじゃないよ?」

 

「何で私の名を…………それも後で聞き出せば良い話ね……」

 

ん~……お前を知っているぞ作戦は逆効果?

こりゃあれだな、魔王君でも呼んでやるか……魔王にしか感知できない都合の良い永智の鳥的お怒りですよなオーラで。

でもなぁ……それってアレじゃん?

本気出せば殺れるようないじめっ子相手に怖い先生を召喚して追い払ってもらう的な?

凄い癪だな……それ。

 

「抵抗するなら手荒に行くわよ?」

 

そもそもこうなってる原因ってアレ、コイツが永智の鳥、つまるところの私を知らないってのが原因じゃん?

誰だよ私の事ちゃんと伝承しなかったの……おかげで思いっきりコイツタメ口じゃん……人間なら良いけど悪魔はチョッとなぁ。

天使とか堕天使だったら即処刑だけどな。

悪魔はまぁまぁ……それなりに悪い印象はないが……ん?

 

…………オーフィスの奴か……アイツ悪魔の幹部に口止めしたな?

なんつーことしてくれてんだあいつ!?

最近悪魔に妙に絡まれるのはそれでか!?

私の姿見て尚もこうやって連行しようとしてくるのもか!?

うわぁ……

伝承されるのは苦手だし嫌だが逆にされてないと面倒なんだよ本気で。

 

はっきり言うと私は強い。超強い。無敵。最強。ストロング。

強いって事は私を集団に引き込もうとしてくる連中もいるわけだ。

現に私の目の前にいる。

伝承されていれば、「畏れ多くも先の副将軍、水戸なんたらかんたら……」で、冗談ではなく本気で「控えよろ~」、「ははー」ってなるわけだ。

 

しかし伝承されていなければどうなるか?

目の前の出来事のようになるのだ。

無礼ってかなんというか……傲慢な貴族的な思考を持った奴なら即座に切り捨ててしまいそうな感じ。

 

とりあえず……まぁ、

 

イライラ~ドンッ!!!

 

みたいな?

イライラはあんましてないがね。

取り合えず片足で地面を思いっきり踏み込む。

地面は軽く割れ、揺れる。

これにより次元の壁を色々と越えて、私の怒ってます的な波動が魔界の偉い奴のとこまで流れるという寸法である。

さっきまでその手段を使うのは癪だとかなんとか言ってた様な気もするが……気のせいだ。

 

「な、何!?」

 

「私ね、色々と命令されるの嫌なんですよ、厳密に言うなら縛られるのがね……何でもかんでも力、力、力、力……力を寄越せだの、全てを教えろだの……お前たちさぁ、自分達だってさぁ、何か願いを叶える代わりに対価寄越せだの商売してんだろ?だったらさぁ、私にも対価寄越せよ、対価もなしに着いてこいだとかさぁ、失笑モノにもならねぇぞ、おい…………それに引き換え人間はさぁ、何かしたらちゃんとお礼だのなんだのするんだぜ?本当に良い奴だよ本当…………ん?まさか偉ぁい貴族なお嬢様には私の話してる中身が理解できてないのかな?要するにさ、説教だバカ野郎……おっと、野郎じゃないか……」

 

一寸時間稼ぎをしていた私……ついでに鬱憤も晴らしたところで私の目の前に陣が現れる。

やっとか……

 

「その魔法陣……ま、まさか……」

 

ん、知ってんのか……そりゃまぁそうか……兄妹だし、魔王だし。

 

「お、お呼びで、ですか!?」

 

「おうおう、遅いし動揺すんな……気持ち悪い……」

 

なんだったか……そう、サーゼクスなんた……ルシファーな。はいはい。

 

「お前の妹だろアレ……どうにかしろし……」

 

「え、お、お兄様!?」

 

魔王登場に想像以上に周囲がザワザワし始めたが、気にする事もないだろう。

それ以前に私はそろそろ残光を見たいし寝たい……私は基本空を見てるか寝てるかだからな。

 

「無限の龍、オーフィスと対になるモノ……永智の鳥、それがこの方、ジェフティ様だ。」

 

しかし……オーフィスは呼び捨てなのに私が様付けとはこれいかに……

 

「ジェフティ様は神と魔王、その他諸々を公平に裁く、我々は死後この方に今後の生き方を決定されるのだ」

 

簡単に言うと私の仕事は喧嘩両成敗である。

神とか魔王だとか英雄だとかが争い、人間やその他の力なき生物に危害が及んだ場合……私が流れ弾であろうとも危害を加えた者を裁く。

つまり能力で汚いミンチにするのである。

そしてミンチになって死んだ者を極刑に処す……と。

 

普段は問答無用ではなくキチンと死者の罪行や善行を公平の天秤にかけ、計り、審判を下すのだが……

仕方あるまい、コイツらの攻撃だと流れ弾だろうと力なき生物は問答無用で死ぬのだ。

 

さて、そんなわけで悪魔のみならず、天使や堕天使、神すらも私を恐れた訳だが……

 

「てか私に極刑された奴って自業自得じゃね?それで私が怖いって……何か……ムカッとくるな……」

 

私の説明しているであろう魔王を脇目に、私はイライラ解消の為に近くの岩を次元の狭間に飛ばした。

別名裁きのトビラ……名前の通り死者を裁く場所である。

 

…………わかるとは思うが生きてる者を死者として裁けるというのは秘密である。

岩に罪はないし……よし、次は幸せなフジツボになってもらおう。

 

…………天井壊せば空も見えるか。

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