恋する外道、狙うはゲーマー   作:気比音

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1話

3月某日

 

鉛筆騎士王:サンラク君来應受かったそうじゃん

サンラク:早すぎだろ

さっき結果出たばかりだぞ

オイカッツォ:サンラクも春から東京で一人暮らしか

鉛筆騎士王:一緒に住む?

サンラク:うちの妹を人殺しにするつもりか

オイカッツォ:どんな家庭なんだ

鉛筆騎士王:家探すのお姉さんが手伝ってあげようか

サンラク:いや、借りを作るとか後が怖すぎるんですけど

鉛筆騎士王:合格祝いだよ、けどまあこのアプリを入れることで貸し借りなしとしようじゃないか、カッツォ君もだよ

https://play〇〇〇〇…

オイカッツォ:なんで俺まで

サンラク:カレンダー?

オイカッツォ:予定共有アプリじゃなかったっけ

鉛筆騎士王:大正解!週単位の設定もできるしこれを見れば他二人の予定がわかるから互いに会ったりオフ会もやりやすくなるでしょ

サンラク:まあいいか、了解

 

 

・・・・・・

 

4月の朝

 

なんでこいつがいるんだ

「…」

「お久しぶりです、ペンシルゴンさん」

「久しぶりだね、玲ちゃん

二人とも第一志望に受かるなんてすごいね、お姉さんビックリしたよ」

「あ、ありがとうございます」

「…」

「サンラク君ははなんでさっきから私をじっと見ているのかな

美しすぎて惚れちゃった?」

何言ってんだこのアホは

「目は口ほどに物を言うってホントだねー、ゲームだったらぶっ飛ばしてたところだよ」

「……」

「玲さんどうかした?」

「い、いえ大丈夫です」

ペンシルゴンのやつ汗かいてるけどそんなに暑いのか

むしろさっきから少し寒いくらいなんだけど「で、なにか言いたげだったのは?」

俺と玲さんは今日来應の入学式に来てるわけだが

「卒業式もそうだけどさ、普通お祝いの言葉言いに来るのって学校関係者だよな」

なんでそこで天音永遠が招かれるんだよ

「私も少し調べてみたんだけど、この学校の関係者って大体社長や有名な会社の幹部なんだよね」

立派なことじゃねえか

「そんな人達より天下のカリスマモデル様の方が新入生も喜ぶでしょ」

「立派に会社を支えてる人をそんな人呼ばわりするんじゃねーよ」

「確かにすごい歓声でしたね」

「若干1名怪訝な顔してたけどね」

「じゃあダメじゃねーか、ってかなんで見えてんだ」

「魔王舐めんじゃないよ」

「とりあえず式に呼ばれたのは百歩譲ってよしとしよう

でもさ、」

「なにか問題でも?」

「入学式終わったのって11時半だよな」

「そだね」

「俺達クラブの新入生勧誘してるの回ってきて現在時刻4時なんですが」

「ペンシルゴンさんずっといたんですか?」

「私は私で色々やることがあったのだよ」

卒業生でもない人がこんな時期にやることなんてないと思うんだが

「それに、楽郎君まだ東京慣れてないでしょ

晩御飯食べるお店までま案内してあげようかと思ってね」

一体どこまでが本音なんだか

「あの、お二人はこの後ご飯いくんですか?」

「カッツォのやつもくるけどな」

「お供してもよろしいでしょうか」

「それがね、カッツォが大事な話あるから他に誰も呼ぶなって言っててね」

「そうなんですか」

「えっ、そんな話聞いてないけど」

「ついさっき連絡来てたよー」

マジかよ、マジだった

「玲さん、また今度食べに行こっか」

「は、ヒャい」

最近なかったかは久しぶりにバグったのを見た気がする

「サンラク君私にはお誘いないのかなー?」

「お前とは今から行くし予定あったらどうせそっちが呼び出してくるだろ」

「それもそうだ」

「互いの予定とか分かるんですか?」

「ほら、私ってば完璧超人だから」

「良心というものを知らない人が完璧なわけないだろーが」

「どころで、何も聞かずに歩いてるけど、玲ちゃん家の方向あってる?」

「この交差点を右です」

「じゃあ私達真っ直ぐだからお別れだね、ばいばーい」

「玲さん、また学校で」

「さ、さようなら」

 

 

 

 

 

 

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