恋する外道、狙うはゲーマー   作:気比音

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今回はカッツォが二人を勧誘する話なのですが、あまりに無知なので想像で書いております。
読者の中にeスポーツ関連やスカウト、斡旋を仕事にしている方がいらっしゃった場合、現実とは異なるかもしれません。そこのところご了承下さい。


2話

「遅れてごめん、インタビューが長引いた」

カッツォが現れたときには俺とペンシルゴンが店についてから2時間半が過ぎていた

「残念だったねカッツォ君、もうラストオーダーは過ぎちゃったよー」

「え、うそでしょ」

「お前が食べれるのはここにある野菜だけだな」

「危うく騙されかけたけどまだそんな遅くないしこの店食べ放題みたいな時間制限もないよね」

「で、今度はなんの話があるのかな?」

「誰も呼ぶなってことは顔隠し、名前隠しのことだろ」

「まあね、まずサンラクもとい顔隠しに対してなんだけど、今回はいつもとは少し違うくてね」

なんでも大学生になった俺に対してある程度は譲歩してくれるらしい

「なんで俺が大学生になったって知ってんだ?」

「サンラク君、ダイナスカルの猛禽と戦った時にいろいろ叫んでたの覚えてない?

さらに体格を考慮すると高校生あるいは成長の早い中学生ではないかってネットでも推測されてたよ」

受験生が11月なんかにテレビに出てくれるわけないから1番早くても進学は今年ってことになるのか

「そのおかげで先月から挑戦状やらがさらに増えたってわけ」

「代わりにカッツォの女装集出すから我慢してくれねーかな」

「やらないよ、君そんな写真持ってないでしょ」

「そこはほら、私が頑張ってコネでなんとかするから」

あっ、目が死んだ

「それにアメリカ以外からも話がきてるんだよ」

「とりあえず譲歩の部分言ってくれないと話が進まないぞ」

「ああ、それは…」

・大学生生活に支障をきたさないように仕事は基本月2回多くても週1回まで

・JGEのようなイベントの司会はしないなど多少なら仕事を選ぶこともできる

簡単に言うとこういうことらしい

「要するに、爆薬分隊でバイトしてみませんかってことだね

正式にやるかどうかは大学卒業時に決めていいらしい」

バイトでゲーマーってありなのか?瑠美もバイトで読モやってるけどあいつは下手したらそのまま職に就きそうだからな

eスポーツがメジャー化して随分経つけどスポーツ選手のバイトなんかも聞いたことないし

「なんでも特例らしいよ、給料も反響次第やし俺らほどではないけどそれでも月単位でみると他のバイトよりいいらしい」

「随分と顔隠しに期待しているんだねー」

「トップクラスのプロゲーマーとやりあえる可能性があるからね」

「そうだぞ、敬い給えよ」

「残念ながら私は可能性があるのではなく既にトップモデルなので」

「それにサンラクどうでもいいところで勝負落としそうだし」

「落とすぐらいならあげんなよ」

「返事は今月中だって」

「カッツォ君、私には何かないの?」

「既に仕事持ってるくせにがめついなー、まあ話は来てたけどさ」

「えっ」

名前隠しを電波に乗せようとしたらいろいろ問題がありそうだが、GH:Cにおいて街を存分に使った立ち回り自体は高評価だったらしく、シュミレーションゲームのテスターになってもらってはという案が出たらしい

「天音永遠はプライベートでいろんなゲームをやってるって明言してたから正体を知ってる上層部もあっさりオッケーだしたそうだよ」

仕事内容としてはゲームして感想送るだけだとか

しかも、やらなくても給料支払われないだけで罰金はないとか 

「気をつける点としては、他言無用はもちろんとして、ゲームができるのはテスト期間中だけであり最終調整後発売された場合は買わないとできないよってことぐらいかな」

「へぇー面白そうじゃん、その仕事受けてあげようじゃないか」

「そう伝えておくよ、話変わるけどさ」

「「どうかした?」」

「俺の目の前に並べられたこれは何?」

「根菜スティックだけど?」

「サンラク君はいつぞやの打ち上げで根菜責めされたのを根に持ってるらしくて」

「だったらペンシルゴンも一緒にたべるべきでしょ」

「遠慮しとくよ」

「栄養満点だぞ」

「ヤク漬け暴徒と違って私は常に健康体だから」

「ライオッドブラッドは合法だ!」

 

 

・・・・・・

 

 

「この食事が経費で落ちたりはしないのかー」

「そもそもサンラクは保留中だし君の仕事だってウチが仲介しているだけだからね」

「しかも別に仕事上必須の食事会ってわけでもないしな」

「サンラク君、大人の世界ではどんな理由をつけてでも貰えるものは貰っておくべきだよ」

「じゃあバレンタインのチョコはちゃんと全部頂いてるのか?」

「…選別してる」

「サンラク、そのことに触れるのはよくないよ」

「ってかサンラク君バイトのこと保留にしてたけどどうせ承諾するんでしょ

どれだけひどいか来年の2月にはわかるよ」

「覚悟しといたほうがいいと思うよ」

「そんなになのか…」

 

 

・・・・・・

 

 

「それじゃ俺はここで、早いうちに連絡してくれサンラク」

「了解、またな」

「またねー」

 

 

「それじゃ、私達も帰ろっか」

「まさか家探しで紹介されたところの近くにペンシルゴンの家があったとはな」

「ふふふ、驚いたでしょ」

「何が目的なんだか」

「いやー、サンラク君が暇な時にでも呼び出して賞味期限ギリギリのもので料理でもしてもらおうかなーと思ってね」

「お前が何を考えてるのか時々わからなくなるのが怖いな」

「ふふふ」

「急にどうした」

「調子に乗って少し飲みすぎたみたいでね、しばらく腕に捕まらせて」

「それぐらいならいいけど酒もほどほどにしとけよ」

「それじゃ、我が家に向かってレッツゴー!」




ちなみに、サンラクは一滴も飲んでいないのですこぶる冷静で少し赤面しています。
一方、玲氏はサンラクと一緒に入学式とクラブ紹介に参加できたことに満足しながらも鉛筆とサンラクが食事に行ったので気が気でない状態。
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