赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか 作:エルにー
プロローグ
人気の無い森の奥に1人の少年が黄昏ていた。
?「お爺ちゃん…」
少年、ベル・クラネルは、つい先日祖父を亡くし、心に傷を負った。村の人達に良くしてもらってるが、家族を失った子供のショックは大きい。
ベル「これからどうしたら…」
日が経てば立ち直れるだろうが、ベルにはまだ難しく、これからの事に不安を抱いていた。
その時
ズズズ
ベル「え?」
空間に裂け目が現れ、さらに裂け目から何かが出てきた。
?「グルルル…」
裂け目から変わった翼をした銀の龍が現れた。
ベル「ひっ⁉︎」
ベルは襲われると思い、逃げようとするが、恐れのあまり足が動かなく、恐怖していた。
しかし、龍は何もせず、ベルをジッと見ていた。
ベル「?」
落ち着いたのか、恐怖を通り越して冷静になったのかは、さておき、不思議に思ってベルも見つめていた。
?「人間の子供よ」
ベル「!?」
なんと、龍は人語を喋り出した。
?「我が何故呼び出されたか。お主が何かしらの関係があるかもしれないが、それはさておき、人間の子供よ。何故こんな人気の無い森にいる」
ベルは驚愕のあまり半分聞いていなかったが、ベルは、
ベル「(怖いけど、意外に優しい?)」
と、的外れな事を考えていた。取り敢えず、ベルは龍の質問に答える。
ベル「えっと…お爺ちゃんが死んで、村の人達に優しくしてもらってますが、お爺ちゃんが死んだ悲しみは消えなくて、一人でここに居ました…」
?「そうか…辛い事だったな。まだ幼いのによく泣かずに、いられたな。辛いなら、抑えずにいっぱい泣け、お主はまだ幼い我慢することは無い」
ベルはその言葉を聞き、耐えられず、龍に泣きついた。
ベル「うわあああぁん!」
龍は抱きついたベルに、嫌な顔をせず翼で傷つけないように抱きしめた。
しばらくして、落ち着いたベルは、恥ずかしそうに龍から離れた。
ベル「(ドラゴンとはいえ、泣きついて恥ずかしい!///けど、硬いけど暖かかった…)」
?「落ち着いたか」
ベル「はい。ありがとうございます///」
?「なんだ、恥ずかしいか。面白い人間だ。」ハハハハ
ベルの反応が面白かったのか、龍は笑った。
ベル「ところで、あなたは?」
?「我か?我はバルファルクと呼ばれている」
ベル「呼ばれている?」
バル「人間が勝手に呼んでるだけだ。名はない」
ベル「なんで喋れるの?」
バル「何十年も人間の言葉を聞いていたら、それぐらい覚えれる。」
ベル「そうなんだ!すごい!」
どうやらベルは龍、バルファルクを気に入ったみたいだ。
少しの間、ベルの質問に答える形で話していた。ベルの頼みで背に乗せたり、少し飛んだりして、ベルは楽しんでいた。
ベル「久しぶりに、楽しかった」
バル「それは、よかった」
ベル「バルファルクさんが、お兄ちゃんだったらなー」
バル「ん?なら、ベルの家族になろうか?」
話してる間にバルファルクはベルと、ベルはバルファルクさんと呼ぶようになっていた。
ベル「え?本当に!?いいの!?」
バル「勿論だ。ベルといたら退屈せずにいれそうだ。それに我もベルを気に入った」
ベル「やったー!でも、バルファルクさんは龍だし、どうすれば…」
一緒に居られないと思いついて、落ち込むベル、しかし、
バル「問題ない。我は他と違って特殊な力が使えれる」
そう言って、バルファルクは光に包まれて、ベルも思わず顔を覆った。
光が止むとそこには177c(セルチ)の銀髪が肘の高さまであって、ベルと同じ赤い目、体は引き締まっていて、所謂細マッチョで、顔も整っている。男性が現れた。
?「ふむ、こんなものか」
ベル「もしかして、バルファルクさん?」
?「そうだ。だいぶ変わったか?」
ベル「はい!すごいイケメンになってます!」
バル「そうか。ベルに近いように人化したが、成功か」
ベル「僕に?」
バル「当たり前だ。家族になるのだから」
ベルはまた泣き出しそうになっていた。
ベル「ありがとうございます、ウウ」
バル「泣くな泣くな、ベルが死ぬまで一緒にいるから、なっ」
ベル「うんっ!」ニコッ
バル「うん、それでいい。せっかくだから、名前考えるか」
バル「ん〜。ベルを意識して、バルにするか」
ベル「バル…いいね!これからよろしくバル兄!」ニコッ
バル「グフッ」トオトイ
ベル「大丈夫?」
バル「問題ない」ケロッ
ベル「なら良かった」ニコッ
バル「(過保護になりそうだ)」
すでに過保護ぎみの古龍だった。
バル「じゃあ、村に帰ろうか。説明もしないといけないからな」
ベル「うん!行こう!」
村に帰り、村人達も納得し、無事に2人(1人と一頭)は家族になった。
どうだったでしょうか。勢いのまま書きましたが。ちなみにブラコンにします。ブラコンドラゴン略してブラゴン…は語呂が悪いですね。
誤字などあったら指摘をお願いします。