赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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22 災厄の予兆

ベルside

 

ヴェルフがゴライアス相手に無双をして、18階層についた。

 

ベル「危険はなかったけど、やっと着いた…」

 

リリ「初めて進む階層で多少なり疲れました…」

 

ヴェルフ「精神的に疲れたから、寝てぇ…」

 

体力的に問題はないけど、初めて進む階層もあってか精神的に皆疲れた。

どう寝ようと考えてると

 

アイズ「ベル…?」

 

ベル「アイズさん…」

 

遠征に向かったアイズさんがいた。

 

アイズ「どうしてここに?」

 

ベル「色々とありまして…。休める所ってありますか?」

 

アイズ「うちのテントがあるから、使う?」

 

ベル「お願いします…」

 

ヴェルフはアイズさんと知り合いという事にビックリしてるけど、疲労から驚く気力がないようだ。

アイズさんに着いていったが疲労のあまり、僕を含めて全員倒れた。スタミナあるはずなのに、今日は妙に疲れる…

そこで僕は意識を手放した。

 

 

起きるとテントで寝ていた。隣にヴェルフもいる。リリはおそらく女性だから配慮して別のテントかな。

 

ベル「どれくらい寝てたんだろう…」

 

そう考えながらテントの外に出た。

テントを出ると丁度アイズさんがいた。

 

アイズ「もう大丈夫?」

 

ベル「はい、もう大丈夫です。ありがとうございます。運んでいただき…」

 

アイズ「ううん、気にしないで。ベルには恩があるから」

 

ベル「あっそういえば。バル兄がそろそろアイズさんの次の段階を行うそうです」

 

アイズさんは目を見開き

 

アイズ「本当?」

 

ベル「ええ、なので覚悟しておいてください」

 

アイズ「……わかった。起きたらフィンが連れてきてって言ってた。着いてきて」

 

アイズに着いていって、一つのテントの前で止まった。おそらくフィンさんのいるテントだろう。

 

アイズ「フィン、入るよ」

 

リヴェ「許可を得てから入れ。バカもの」バシッ

 

アイズ「あうっ…」

 

許可を貰わず入ったアイズさんに、リヴェリアさんが頭を叩いた。

 

フィン「あはは、起きたねベル」

 

ベル「テントを貸していただきありがとうございます」

 

フィン「気にしないで。ベートもこの階層に入ってから妙に疲れ始めて、寝てからまだ起きてないからね」

 

ベル「僕だけじゃないんですね。まるで体力を吸い取られてるようでした。起きてからもうありませんが」

 

フィン「ならすぐベートも起きるね。何があってここにきた?君の実力的に問題はないけど…」

 

僕は怪物贈呈(パス・パレード)された事とついでにヴェルフに?のスキルが出た事を伝えた。

 

フィン「なるほど…。君はその人達をどうするんだい?」

 

ベル「何もしませんが…。強いて言うなら危険に晒されたので、一発だけ殴れば僕はいいです」

 

フィンさんにリヴェリアさん、ガレスさん、アイズさんは驚愕した。

 

ベル「あちらもパーティメンバーを守るためにやった事ですし。服装から見てタケミカヅチファミリアの人だったので、神様に謝罪にいってバル兄から一発入れられたはずなので」

 

四人とも納得した。タケミカヅチファミリアは東方特有の気遣いって言うか、それなしでもファミリア間で問題など起きるから。謝りに来なかったら怒ったバル兄に滅ぼされけど。

 

リヴェ「そう言えばパーティを組んだって事は、さらに鍛治士だったから信用できる鍛治士を見つけたのか」

 

ベル「はい、名前はヴェルフ・クロッゾで、魔剣を打たないクロッゾの者です」

 

そう言うとリヴェリアさんは少し顔をしかめた。

 

ベル「話して信用できると確信して、ヘファイストス様と共にバル兄が渡した素材の加工に勤しんでます。魔剣を克服、言いますか。執着が消えた甲斐もあって?のスキルも出ました。しかも第2ステップ、モデルのモンスターと戦う所まで力を使いこなしてます。流石にレベルが足りないのでまだ先ですが…」

 

フィン「凄いね…。もうそこまで使いこなすなんて…」

 

アイズ「私の試験はいつぐらいにやるの?」

 

ガレス「試験?」

 

僕はさっきアイズさんに伝えた事を伝えた。

 

フィン「なるほど…。アイズのも近いうちに行うと…」

 

ベル「バル兄からモデルはベートさんのより強いから、万全の準備をしないといけないとも言ってました」

 

フィン「ベートの時より強い…。これはアイズも気をつけないと」

 

ベル「そもそも傷を負われるかとも言ってました。それほどモデルは強いようです」

 

リヴェ「どちにしろ、やるときは細心の注意をしないとな」

 

ベル「そろそろおきたと思うので様子を見てきてきます」

 

フィン「うん、いってきなさい」

 

フィンに軽く頭を下げ、テントを出た。

 

寝てたテントを開こうとすると、ヴェルフがテントを出てきた。

 

ヴェルフ「おおベル。ちょうど外にいたか」

 

ベル「運んでくれたロキファミリアの団長に呼ばれてね」

 

ヴェルフ「ロキファミリアのテントだったのか!同盟を組んだと聞いたし、倒れる前にいた剣姫も幻じゃなかったのか!」

 

ベル「しょうがなかったとはいえ、それは酷いと思うよヴェルフ」

 

リリのテントを聞こうと人を探してると

 

「あっ!アルゴノウト君っ!」

 

背中に振動がきて慌てて見ると、アマゾネス姉妹の妹、確かティオナさんに抱きつかれてた。

 

ベル「え、ええっと…」

 

アイズ「……ティオナ、離れて」

 

オドオドしてるとアイズさんがティオナさんを離してくれた。

 

ティオネ「何バカな事やってるのティオナ」

 

ティオナ「いいじゃん!迷惑かけてないし!むしろ抱きつかれてラッキーじゃん!ね、アルゴノウト君!」

 

ベル「ええっと、そのアルゴノウト君ってのはなんですか?」

 

ティオナ「ムウ、スルーするんだ。君とバルさんの戦いを見てそう思ったんだ」

 

アルゴノウトを想定するような戦いだっただろうか…

 

「ウルセェぞ、バカゾネス」

 

ティオナ「うるさいって何よ、ベート!」

 

寝起きのベートさんがきた。ベートさんはバル兄の血を飲んで半竜になった時に、銀髪に緑のメッシュが入った。他にも常に周りに雷光虫が飛んでいる、いつもはバル兄が渡した籠に入っていてたまに解放してるみたい。雷光虫は餌が電気でコストもない。虫飼いとティオナさんに笑われたそう。

 

ベル「あっベートさん!フィンさんから聞きました。ベートさんも体力が吸われる感じがしました?」

 

ベート「ああ、そんな感じだった。ベルもって事は、竜(龍)しか吸われないか…。バルも吸われるか?」

 

ベル「ああ…、バル兄は吸われた瞬間強引に吸われないようにしそう…」

 

ベート「ああ…、確かに否定できん。あいつたまに脳筋な部分があるから」

 

バル兄にってたまに力で強引にやる事がある。基本考えて行動するけど、あの龍人形態もバル兄が無理矢理やった事だし。

 

ヴェルフ「ベル、こいつから感じるこの気配ってもしかして…」

 

ベル「うん。ティオナさんにティオネさんも知ってるから言うと、僕と同じ半竜(龍)だよ」

 

ベート「感じれるて事は…」

 

ベル「レベルが足りないからまだだけど、第二段階に至ってるよ」

 

ヴェルフ「その第二段階ってのはなんだ?」

 

ベート「第一段階は能力に体を慣らす。第二段階は実際にモデルのモンスターと戦い、モンスターの強さを身に染みて感じる事だ。覚えとけ」

 

ヴェルフ「聞いてる感じ俺はレベルが足りないだけで、もう第二段階って事か……。実感が湧かん」

 

ベル「僕はモデルがなんなのか予想できたけど、戦い方は似てるよ。武器に炎を纏い全てを切る大剣、地面に掠めて炎を飛ばすとか」

 

ベート「とはいえ、レベル5以上の強さがないとダメだが。すぐレベルは上がる」

 

ヴェルフは道は遠いと感じながらも、すぐそこに至ってやると意気込んだ。ティオナさんはベートさんが他人に気遣いししてると爆笑したが、ベートさんが感電させて黙らせた。

 

リリのテントを聞き、そこに向かうとまたもちょうどテントから出てきた。

 

リリ「あっ、ベル様!」

 

ヴェルフ「俺は無視なのな、リリ助…」

 

リリと合流し、フィンの所に改めて感謝した。

テントに戻り、リリ達と今後の方針を決めていた。

 

ベル「バル兄は朝、気をつけろっと言ってたから、こうなる事は予測できてると思う」

 

ヴェルフ「そんな事もできるのか、お前の兄」

 

リリ「バル様は災厄を予測できるというスキルがありますから。元の世界でも予兆を知らせる流星とも言われてたそうですし」

 

ヴェルフ「なるほど。鍛錬も厳しかったし、性格からして今回も知っていて経験させるために黙ってたんだろう」

 

ベル「あり得るね、バル兄なら……」アハハ…

 

それだけじゃないと思った僕は、しばらくここに留まると提案した。リリにヴェルフも疑問に思ったが思った事を伝えると納得してくれた。

 

ヴェルフ「よし、なら個人的に怪物贈呈(パス・パレード)したやつにあったら一発入れてやる」

 

リリ「リリもです。仕方がなかったとはいえ危険に晒されたので」

 

ベル「僕もそのつもりだよ。バル兄はもう一発殴ってるだろうけど」

 

リリヴェルフ「「確かに……」」

 

方針を決め、ポーチに入れた3人分の弁当を取り出し、それを食べて一夜を明かした。

朝食はロキファミリアの好意に甘えて、食べさせていただいた。その間もアイズさんにベートさん、ティオナさんにティオネさんと話をしていた。リヴェリアさんからバル兄の趣味や好きなものを聞かれた。ヴェルフはその事に驚き硬直した。ティオナさんは「リヴェリアが恋してから毎日楽しそうだよ。リヴェリアの意外な一面も見れて、バルさんには感謝ばかりだよ」と言ってた。

僕の腕にずっと抱きついてるけど…。リリも競うように反対の腕に抱きついた。アイズさんまで後ろから抱きついてきた。曰く

 

アイズ「こうしてると、ポカポカとあったかく感じる…。なんでかわからないけど、安心する…」

 

と言った。

遠征の後アイズさんがその事をリヴェリアさんに聞いて、答えを知ってしばらく僕を避けたのは別の話。

 

危険はないけどちょっと探検したくなった僕は散歩をした。17階層への道の前を通ると

 

ヘス「ベル君っ!!」

 

ベル「神様!?」

 

神様が走って抱きついてきた。

後ろを見るとバル兄にアイさん、あの時のパーティに知らない人が二人。片方は神の気配がするから、どこかのファミリアの主神に団長だろう。

けど

 

ベル「なんで神様が…?」

 

ヘス「君のことだから心配はいらないだろうけど、それでも心配で無理言って着いてきた」

 

ヘル「はじめまして。僕はヘルメス。捜索隊の提案をして、新しく同盟に加わったものだよ」

 

アスフィ「初めまして。私はアスフィ・アル・アンドロメダ。ヘルメス様の付き添いです」

 

バル「オラリオに来る前にあったことがあって、その時に俺の血を渡して有効活用させた。結果としていい情報を得たから問題はないだろう。悪用するなら滅ぼすだけだしな」

 

ヘス「そういう所だよ。たまに脳筋思考すぎるよバル君」

 

バル兄の物騒な言葉にヘルメス様とアスフィさんがビクッとした。

 

ベル「そういえば、ここの階層に入ったら体力を吸われる感じがしたけど、バル兄は感じない?」

 

バル「感じるぞ。吸われないようにしてるがな」

 

ベル「さすがバル兄、僕と遠征帰りのロキファミリアのベートさんも耐えれなく、僕は昨日のこともあって倒れて、ベートさんはいつもより長く眠ったから」

 

バル「先に言っておく。この階層で災厄が起こる。ロキファミリアもいたら問題無さそうだが」

 

ベル「災厄……。フィンさんに伝えましょう」

 

フィンさんもテントに連れて行った。

 

フィン「災厄が起こる……。詳しくはわかるかい?」

 

バル「確実なのは前にあった、元の世界のモンスターがこっちにきたとかはない。ダンジョンのモンスターだ。龍である俺とそれに関係があるベルにベートだけ体力を吸われた。竜に準ずるモンスターなのは確定だ」

 

フィン「……災厄が起こるなら、ここにとどまりたいが……」

 

バル「そうすると災厄は起こらん。俺が残るからお前らは遠征を終わらせろ」

 

フィン「…………わかった。君に任せた。何もできないのが悔しい…!」

 

バル「心配するな。俺もいるし、アイズにベートを残しても災厄は起こるから、二人に残ってもらおう。ロキファミリアの団体が残ることが災厄の抑制になってるから」

 

フィン「わかった。二人にティオナ、ティオネを残す。二人を頼んだ」

 

バル「任された。無事に帰らせるよ」

 

四人が呼ばれてその事を伝えた。四人とも快く承諾した。他の冒険者に言っても無視するだけだからなのと、災厄が起きないから、災厄の芽を摘むためリリとヴェルフ、捜索隊の人達だけに言って他には黙った。

 

side out




ん〜〜、どうしましょう。黒いゴライアスだとインパクトに欠けるし、ダンジョンに帰ってきた黒龍にしようかな?
正直ダンまちの黒龍、いてもいなくてもどっちでもいいし。ここで出してアイズの復讐を終わらせよう。のちの展開に支障はありませんよね?
読者の皆さんにここで聞きます。どこまで原作通りに進めてオリジナルにしましょう。アンケートでも出しますが、コメントやリクエストでも意見をお願いします。
次回も楽しみにしてください。

どこでオリジナル章に入るか(その前に半龍(竜)してない者を半龍(竜)させる修行章を作ります)

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