赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

25 / 100
長ければ次回まで18階層の観光になります。


23 災厄前の幕間

ベルside

 

バル兄達捜索隊と合流して、フィンに災厄に対抗するためにアイズさんとベートさん、ティオナさんにティオネさんを借りる許可をもらって、ヴェルフとリリとも合流した。

 

ヴェルフ「帰ってきたベル。それにバルもやっぱりきてるから」

 

リリ「と言いますか、なんでヘスティア様まで?それに後ろパーティは……」

 

リリとヴェルフは僕達に怪物贈呈(パス・パレード)したパーティを見て顔を顰めた。そのパーティも居づらそうにしてる。

 

ベル「とりあえず、あの時は仕方がありません」

 

桜花「しかし、俺達は…」

 

ベル「気にするなら、一発殴らせてください。ヴェルフとリリからのも受けてくれるなら、僕はもう気にしません」

 

桜花「軽い気もするが、それが罰なら甘んじて受けよう」

 

それも聞き、僕は軽く腹パンした。桜花さんは膝をつけるがすぐ立ち上がりヴェルフからも腹パン、リリからローキックを受けた。

 

ヴェルフ「これでおあいこだ」

 

リリ「リリもこれで気にしません」

 

桜花「かたじけない…」

 

モヤモヤしてたことが晴れてスッキリした。

 

ヘル「僕達は無視かな?」

 

バル「お前はそのまま空気になって消えろ」

 

アスフィ「激しく同意です」

 

ヘル「ちょっ!?バル君!?アスフィ!?」

 

バル「このいかにも胡散臭いのはヘルメス。商業系ファミリアの大手だ。扱いは雑でいい、それで喜ぶ変態だから」

 

ヘル「全く違うんだけど!?まぁいいや、僕はヘルメス。よろしく」

 

帽子を取って紳士みたいな礼をする。

 

バル「ついでに言うと、同盟に加盟した。桜花らのタケミカヅチファミリアもな、ほかにまだ会ってないがミアハファミリアも加盟予定だ」

 

ベル「ミアハファミリアは知ってるよ。ポーションは基本あそこで買うから」

 

バル「ああそうか。経緯を言うとヘルメスに渡した、俺の血を有効活用してもらって。回復ポーションと相性が良く、ミアハファミリアのナァーザは元々片腕無くしてたが、そのポーションで腕が生えた。それほど効力がある」

 

ベル「そういえば言ってましたね。ミアハ様がもらった危険を感じる血で作ったポーションで治ったって」

 

そのあとバル兄が予測した厄災の話になった。

 

ヴェルフ「厄災……」

 

アスフィ「正直信じられませんが、最大派閥のロキファミリアの団長も信じると言う事は真実なんですね…」

 

ヘル「アスフィにも話したけど、バル君龍だからね」

 

バル「ここにいるメンバーは知ってるから証拠見せるわ」ズズッ

 

バル兄は翼を出して見せた。

 

バル「俺の翼は特殊だから翼というより、腕みたいなものだな。普通の翼で飛ぶより圧倒的に速いけどな」

 

アスフィ「これが…少し失礼します」

 

アスフィさんはバル兄の翼に触れた。じっくり解析するように触った。

 

アスフィ「鱗はやっぱり硬い…。槍みたいな部分はさらに固く加工は他のよりさらに難しい……。作りから変形も出来て、翼膜がない…したの窪みから火などを噴射して飛ぶのでしょうか…」ブツブツ

 

ヘル「あらー、アスフィの職人魂が燃えたか〜」

 

アスフィ「この発想なら……」ブツブツ

 

バル「ああ、アスフィ?」

 

アスフィ「ハッ…も、申し訳ありません!つい集中しまして…」

 

バル「帰ったらじっくり解析させますし、魔道具に使えそうな素材も持っていきますから」

 

アスフィ「ほ、本当ですか!?」ズイッ

 

バル「ほ、本当だ」

 

アスフィ「ありがとうございます!」

 

アスフィさんは嬉しさのあまりバル兄に抱きついた。ヴェルフとヘルメス様はニヤニヤしながら見てた。ついでにアイさんも抱きついた。

アスフィさんは正気に戻ると凄い勢いで離れ、顔を赤くして俯いた。ヘルメス様がからかうとゲンコツをお見舞いした。自業自得です。

 

残るロキファミリアの四人の所に行き、災厄に対抗するための会議を行った。

 

バル「まず確定なのは、相手は龍(竜)又はそれに準ずるモンスターだ。何か心当たりはあるか?」

 

ティオナ「ん〜〜、災厄を起こすほどのモンスターって、三大冒険者依頼の三体のモンスターしか知らないよ」

 

ベート「それにその内2体はとっくに討伐されてる。残りの一体の黒龍は不明だ」

 

黒龍といった途端アイズさんが反応した。まさか黒龍が復讐対象…?」

 

バル「黒龍は俺が威嚇で追い払った事があるが…」

 

ティオネ「威嚇で追い払った事自体驚愕よ…」

 

バル「弱いしな。古龍の方が圧倒的に強い。見たならわかると思うが、あいつらは存在自体災害でその気がなくても、周りに影響を与える。ベルでも倒せる」

 

ベート「まぁあの戦いを見れば納得だな。まだまだ遠いな…」

 

バル「少なくても5000年生きるんだから心配するな。成長に限界はないし環境によって進化もするんだから。知能が高い分環境に関係なく気持ち次第で進化できるから。全盛期には元の世界の黒龍も超えるだろう。モデルのスペックが高い分それもあり得る」

 

アイズ「私もできるの…?」

 

バル「第二段階超えて、半龍となったらここの黒龍など敵じゃない。油断大敵だがな。復讐は構わんが前にも言った通り、お前には他にもむしろ復讐より大事なものがあるだろ」

 

アイズ「……うん、そうだね。私には家族(ファミリア)がいる…!」

 

アイズさんがそう強く言うとティオナさんが泣きながら抱きついた。ティオネさんも嬉しく涙を流した。よかった…。アイズさんが復讐に囚われなくて。

テントの外からフィンさん、リヴェリアさん、ガレスさんの気配がするが、リヴェリアさんも涙を流してるようだ。

話し合いの結果、厄災に関して色々と不明で近くなれば強い予感がするから、そこまで各々いつでも来ていいように準備し、待つことにした。

 

ティオナ「ねぇねぇ!後で水浴びしようよ!明後日にはみんな帰るし、レフィーヤも誘おうよ!」

 

ティオネ「あんたは何回浴びれば気が済むの…」

 

ティオナ「いいじゃん!汚れるの嫌だし!」

 

ティオネ「はぁ、わかったわよ。他のメンバーもどう?」

 

ヘス「なら行こうかな」

 

リリ「リリもご一緒します」

 

アスフィ「では私も」

 

女性陣は参加することにして、といっても夜だろうけど。

僕はバル兄にヴェルフ、リリを誘って18階層にある冒険者の街、リヴィラの街に観光しにいって。神様は安全のためテントに待機。

 

ヴェルフ「しかし、観光なぁ…。ベルは変わってるな」

 

ベル「だって見てみたいじゃん」

 

バル「そこまでいい街じゃねぇぞ。露天を見てみろ」

 

リリ「このポーチで二万ヴァリス!?」

 

ヴェルフ「砥石でこの値段…」

 

「文句あるなら出て行け!」

 

バル「な?物価高いだろ?」

 

リリ「なぜここまで高いのでしょう…」

 

バル「余分な魔石を売って身軽になるためと、瀕死なら高くても傷を癒すためにポーションを買うだろ?ここは金にがめつい冒険者の本質を捉えた街だよ。宿も女性のためや起きたら荷物を盗まれないために、お世辞にもいい環境とはいえないが、最低限のセキュリティーのある宿が安全だからな」

 

ベル「そう聞くといい気分じゃないな〜」

 

あまり観光向きじゃなかった…。そう思ってると

 

「な!?お前は…!?」

 

あの人は確か…

 

バル「お前か。豊穣の女主人での事反省してないのか?」

 

思い出した。豊穣の女主人でレベルアップの祝いをした時にパーティに困ってないかと言われ、「パーティを組んでやるから、そこの別嬪さんを貸してくれよ〜」と気持ち悪くなる顔で言われた人だ。リューさんが冷たくあしらうと殴りかかろうとしたから、拳で下してそのあとバル兄が気配を少し解放して脅s……脅h……お願いをして、迷惑料に有り金全部ミアさんに渡した事があった。

少し怖かったシルさんに袖を掴まれ、リューさんにも袖を掴まれてリリが不機嫌なってたけど。バル兄に聞いても

 

バル「……鈍感。自分で気づけバカ」

 

と冷たく言われた。なんで!?

 

「いや、なんでもねぇ。さすがもう突っかからん」

 

バル「ならいい。またしでかしたら…。わかってるよな?

 

「ヒイィッ!?わ、わかってる!」

 

バル「まぁいい。ほらさっさと行け」

 

バル兄がそう言うと脱兎の如く走り去った。逃げる時の足の速さ僕以上かも…

 

観光するから気も失せて、テントに戻り僕は散歩する事にした。

 

?「クラネルさん」

 

ベル「えっ、リューさん!?」

 

リュー「すみません。事情があって大勢の前に出れませんでした。無事でよかったです」

 

フードをつけた。ちょ、ちょっと露出が多い気がする装備のリューさんがいた。

 

ベル「そういえばリューさん実力ありますからね〜」

 

リュー「やはり気づいていましたか」

 

ベル「バル兄のおかげでね。リューも聴きました?バル兄の言った厄災」

 

リュー「ええ、聞いてました。私も参加するつもりです」

 

僕はリューさんの手をとって

 

ベル「よかったです!リューさんもいるなら安心です!」

 

リュー「ク、クラネルさん、触られるのは…恥ずかしい……///」

 

ベル「あっ、すみません…。エルフって他人に触られるの苦手でしたね…」

 

リュー「クラネルさんなら…別に触られても…

 

ベル「リューさん?」

 

リュー「い、いえ、なんでもありません。それでは私は行きます」

 

ベル「はい。災厄時頼りにしてます!」

 

顔を赤くしたままのリューさんと別れ、テントに戻った。

戻るとどうやら女性陣は水浴びに、バル兄も龍状態で階層の端に水浴びに行った。ここ最近、バル兄は龍状態になる事が多くなった。僕もやってみようかな?幸いバル兄から完全龍化する許可をもらってるし。

僕はヴェルフに水浴びに行くことを伝え外に出た。

森を歩いているとヘルメス様がコソコソしていた。

 

ベル「ヘルメス様?」

 

ヘル「ッ!あ、ああベル君か」

 

ベル「何してるんですか?」

 

ヘル「何大した事はないよ。ーー覗きさ」

 

ベル「いやいや!大した事ありますよ!?犯罪ですよ!」

 

ヘル「ベル君っ!!」

 

ベル「は、はい!」

 

真剣な顔をして僕を呼ぶヘルメス様につい強く応答した。

 

ヘル「ベル君、覗きは男のロマンだ!」

 

ベル「男の……ロマン……!」

 

ヘル「そうさ!だから一緒に覗こう!」

 

僕は男のロマンといわれ、昔おじいちゃんが言ってた「ベル、男はロマンで動く!ロマンを取ったら何も残らん!」を思い出し。(違うよー!ベル君ー!by作者)のる事にした。

 

木に登りそこから女性陣の水浴びを見た。

 

ヘル「いい眺めだろ?」

 

ベル「は、はい!でもバレたら女性陣だけでなく、バル兄にも怒られそう…」

 

ヘル「大丈夫!俺がなんとかするよ!」

 

ベル「ではお願いします!」

 

そのヘルメスの心境は

 

ヘル「(どうしよう!バル君にバレたら俺、絶対殺される!アスフィも庇ってくれないだろうし。バレないようにしないと…)」

 

僕は眺めてるとつい足を滑らし、湖に落ちた。

 

ヘル「(あっ、オワタ(^O^))」

 

ズボオオォン

 

ベル「ゲホッ…ゲホッ…」

 

ヘス「ベル君!?」

 

リリ「ベル様!?なぜここに!?」

 

女性陣にバレてしまった。どうしよう…

 

ティオナ「あっ、一緒に入る?アルゴノウト君!」

 

ティオネ「あんたバカでしょ」

 

レフィ「い……」

 

アイズ「?………!///」

 

レフィーヤさんがすぐ近くにあった杖を取り、アイズさんは細剣を取り

 

レフィ「イヤアアアアアアァッ!!」

 

アイズ「【起きろ(テンペスト)】///!」

 

ベル「わあああああぁ!!」

 

アイズ「……見られた……嬉しい気持ちもあるけど、恥ずかしい…

 

僕は二人に吹き飛ばされ、すごく飛んだ。

空中で体勢を取り直し、着地した。しかもすぐ隣に龍化しても入れる池がある。

 

ベル「誰も……いないね。よし」

 

龍化するとはいえ水浴びするので、僕は服を脱ぎ汚れないような所に置いた。

龍化と頭の中で唱えると僕を光が包み、晴れると白銀の龍になった。

早速その状態で入る。意外にも水が冷たく気持ちいい。

 

ベル「ほう…。しばらくここで頭を冷やそう」

 

僕はさっきの事を忘れるためそこそこ深い池に潜った。

しばらく潜り限界と感じ上に戻った。すると

 

リュー「………」

 

水浴びをしていたリューさんがいた。しかもこの状態であってしまった。

リューさんはすぐ剣を取り出し、切りかかってきたが

 

ベル「リューさん!僕です!ベル・クラネルです!」

 

ピタッ

 

リュー「クラネル……さん……?」

 

ベル「言ってませんでしたね。バル兄は異世界の龍で僕はバル兄の血を飲んで半龍になったんだ。他にベートさんも半竜だよ。ヴェルフにアイズさんも時間の問題で半龍(竜)になれるよ」

 

リュー「……にわかに信じ難いですが、ミアさんのあの時の発言もうなづけます」

 

ベル「ええっと、服を着ていただけると幸いですが……///」

 

リュー「す、すみません!すぐ着ます!」

 

ベル「僕も服を脱いで入ったので僕も着ます…///」

 

それぞれ服を着て座って話し合った。

軽く今までの事を話した。

 

リュー「寿命が伸びる、少なくとも5000年は生きれる…。シルが不憫…。半龍化の対象はなんでしょうか?」

 

ベル「強制じゃないけど、主にバル兄の認めた人と、僕とバル兄が愛した人。バル兄の方はその枠に入る人は僕の見立てでは、今は3人でプラス一人怪しいですね」

 

リュー「クラネルさんは?」

 

ベル「……僕の勘違いでないなら、エイナさん、シルさんも好意を寄せられてると思います。リリもおそらく、あとはティオナさんでしょうか。あくまで僕の勘違いじゃないならです」

 

リュー「……勘違いではありませんよ。少なくともシルは。それに…私もです」

 

僕は目を見開いた

 

リュー「…エルフは他人に触られるのを嫌う。しかし親密な者は構わない。私もそうです。クラネルさんになら触られても構いません」

 

ベル「リューさん……でも僕は…」

 

リュー「剣姫がお好きなんですよね?」

 

僕は図星を突かれて黙ってしまった。

 

リュー「大丈夫です。正直悔しいですが、剣姫には敵いません。二番目でもいいです。バルさんも拒否せず受け入れたんですよね?」

 

僕は頷いた

 

リュー「ならクラネルさんもそうすればいいです。剣姫も満更ではないようですし」

 

リューさんは立ち上がって

 

リュー「私は二番目でも構いません。あなたの愛する者も半龍(竜)にさせるの枠に入ります。クラネルさんの恋を応援してます」

 

そう言ってリューさんは去っていった。

 

ベル「まいったなぁ。アイズさんを好きになってハーレムはどうかって思ってたのに…。リューさんの言う通りアイズさんも満更ではなく、付き合えたら許してくれるだろうか」

 

少し葛藤するが

 

ベル「考えても始まらない。バル兄にも聞いて、決めよう」

 

そう決めて、女性陣とバル兄の説教が待ってるテントに戻った。大丈夫かなぁ僕。

 

side out

 

 

 

おまけ

 

二人の新しい称号を伝えると

 

ベートの場合

 

ベート「雷狼半竜(メタ・ジンオウガ)……。ピッタリな称号をじゃねぇか。あのジンオウガに追いついて【金雷公】の称号を得る!」

 

新たな目標を掲げ燃えるベートであった。

 

 

アイズの場合

 

アイズ「【嵐剣姫】……これも私にピッタリ。近いうちに私の最終試験をするみたいだから、それに全部をぶつけて挑む!」

 

こちらも試験に向けて燃えるアイズであった。

 

 

おまけ2

 

レフィ「見られた……。見られるならバルさんがよかった…」

 

アイ「レフィーヤも?」

 

レフィ「うん……。まだ皆さんのように伝えてませんが、私もバルさんに恋してます!」

 

アイ「なら一緒に頑張ろう。バル君なら絶対受け入れてくれるよ」

 

レフィ「抵抗はありませが…、私も皆さんとそれのせいで不仲になりたくないので。はい頑張りましょう!」

 

アイ「なら、プロポーズしないと」

 

レフィ「うう、恥ずかしいですが、頑張ります!」

 

ベル君が吹き飛ばされたあとこんな話があったそうな。

 

ちなみにアイズは

 

アイズ「………///」

 

ずっと固まってました。

 

 




ベル君の覗きでした。それとベル君のヒロインもそろそろ攻めさせます。オリ主は決めてませんが、ベル君はアイズを正妻にしようと思ってます。
次回も災厄前の幕間です。
アンケートもよろしくお願いします。

ベートにヒロイン必要か

  • 必要(現存キャラ)
  • 必要(オリキャラ)
  • 必要ない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。