赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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26 黒竜討伐

ベルside

 

冒険者達の説得はバル兄達に任せて、僕たちは黒竜の元に向かった。

 

ベル「しかし、でかい……」

 

ヴェルフ「敵だが大きさに圧倒されるな…」

 

本来はもっと小さい、2500ほどとバル兄から聞いてるけど。これは大きすぎる。(ラオシャンロンほど、けど強さは古龍未満)

 

ベル「一撃一撃が即死級だから一回攻撃したら絶対下がって!」

 

ベート「わかってる!」

 

アイズさんは落ち着いてる。よかった、黒竜を前にしたら正気で無くなると思った。

 

黒竜の元についたと同時に気づかれた。それもそうだ黒竜の降りた場所は木がなく荒地になってる。

 

ベル「気づかれた!気を僕に集中させます!そのうちに攻撃してください!」

 

全員散らばったのを確認すると

 

ベル「【龍雷火炎(ドラゴニック・ファイアボルト)】!」

 

開幕早々黒竜の頭部に魔法を撃った。衝撃で頭部が少し傾き僕を捉えブレスを放った。

 

ベル「今です!」

 

ブレスを避け魔法を撃ちながら黒竜の周りを回る。

 

ヴェルフ「ゼアァッ!!」

 

ガキンッ

 

ヴェルフ「っ……かてぇ…。スキルなしでは傷つけられん!」

 

硬いらしく傷をつけられないようだ。

 

アイズ「ハアアァッ!!」スパッ

 

アイズさんが斬りつけるが

 

アイズ「……浅いっ…!」

 

浅いようだ。

小手調に通常の状態で攻撃したがベートさんも浅い傷しかつけらなかった。

 

ベル「スキルや魔法を使ってください!出し惜しみはできません!」

 

僕は魔法を撃ちながら言った。

 

ヴェルフ「最初からそうしたかったぜ!オラアァッ!!」スパンッ

 

ヴェルフが大剣に炎を纏い斬りつけた。すると大きな傷をつけた。

 

ヴェルフ「やったぜ!スキルを使えば問題ないぜ!」

 

アイズ「ハアァッ!!」ヒュオオォ スパンッ

 

ベート「ハァッ!!」ドゴンッ

 

アイズさんは風を纏いベートさんは雷を纏い攻撃した。高さ的に足にヴェルフより大きな傷をつけた。

その反動で黒竜は揺らぎ、吠えた

 

グオオオオオオオォ

 

アイズさん達にターゲットを移すが僕はすぐさ魔法でこちらに向け直した。

しばらくアイズさん達が傷をつけ、僕が魔法でターゲットをこちらに向け直す事を繰り返した。

すると

 

グルルルルゥ

 

黒竜の様子が変わった。違和感はあった。竜だからなのとゼウスファミリアやヘラファミリアを壊滅させた、だから知性は高いはずなのに作戦に引っかかってた。まるでわざとのように…

ん?わざと…?……!

 

ベル「皆さん!黒竜から離れてください!何かします!」

 

僕の合図に皆離れた。離脱してすぐ黒竜は咆哮を上げ下に向けてブレスを放った。

 

ティオナ「アルゴノウト君に言われてなかったら死んでたかも……」

 

ティオネ「考えるだけで鳥肌立つわ……」

 

たしかに間に合わなかった流石にやばかった。

すると黒竜はまた咆哮を上げた。

 

グオオオオオオオォッ

 

ドドドドドドドドドッ

 

ベート「何か来るぞ!」

 

砂埃にする方を見ると

 

アイズ「下の階層のモンスター……!」

 

ヴェルフ「黒竜がモンスターを呼んだだと!?」

 

黒竜は下に階層のモンスターを呼び出した。

バル兄!早く来てくれ…!

 

リュー「ぐっ…、数が多くて黒竜の元にいけないっ……!」

 

ヴェルフ「この数はらちがあきん!」

 

タケミカヅチファミリアの人たちも参加してるが、数多く削りきれない。僕は黒竜の気を引きつけてるけど、モンスターが邪魔で何回かブレスが当たりそうになる。

少しずつ不利になっていく!どうすれば……

 

?「待たせたな(スネーク風)」

 

ベル「バル兄!!」

 

バル「少し遅れた。だが心配はいらん!モンスターはこっちに任せて黒竜に集中しろ!」

 

バル兄がこの階層にいた冒険者を引き連れて来た。

 

ベート「やっと来たか、バル!」

 

バル「ああ」

 

バル兄が来たことで黒竜も動きを止めた。恐れるように震えてる。

 

バル「オラリオに住む冒険者ども!」

 

バル兄が普段出さない大声で話し出した。

 

バル「黒竜は【銀翼の兎(シルバーウィング・ラビット)】らに任せ!それ以外のモンスターの相手をしろ!行くぞおおおおぉっ!!!」

 

オオオオオオオオオオウウゥっ!!!

 

バル兄のカリスマを見た場面だった。

 

リュー「冒険者があんなに統率を取るの初めて見ました……」

 

ティオナ「私も……」

 

ティオネ「へぇ、強さ以外も持ち合わせてるのね…」

 

僕も初め見たけど、ほんとすごい。語彙力を失うほどそう思う。

バル兄は黒竜を見た。黒竜はビクッとした。

 

バル「お前の相手はベル達だ。精々ベルらの踏み台になれ」ニタァ

 

「「「「」」」」ゾクッ

 

黒竜だけならず僕達までゾクッとした。

 

バル「囮は俺が引きつける!お前らは構わず攻撃しろ!」

 

そこから攻勢は逆転した。モンスターは冒険者達で倒していき。バル兄が黒竜の攻撃を引きつけ僕たちが黒竜に攻撃した。

しかし

 

シュウウウゥ

 

ベート「なっ…!?」

 

ヴェルフ「回復だと…!?」

 

黒竜の傷が回復した。どうすれば……

いや、()()なら。()()スキルなら!

 

ベル「皆さん!時間稼ぎをお願いします!魔石まで届く切り札があります!」

 

ベート「……わかった!時間は稼いでやる、だからぜってぇ倒せ!」

 

ベル「はい!アイズさんも風を限界以上に溜めてください。黒竜は僕たちで止めを刺しましょう!」

 

僕はアイズさんにそう提案した。

 

アイズ「…うん。二人で、倒そう!」

 

ベル「はいっ!」

 

バル「これを使え!」

 

バル兄から時計の針に似たものを受け取った。

 

バル「それに溜めろ」

 

ベル「ありがとうバル兄!さ、やりましょう!」

 

アイズ「うん!」

 

リンリンッ

 

ヒュオオォッ

 

アイズさんは風を時計の針に溜めて、僕もレベルアップした時に発現したスキル、【英雄願望(アルゴノウト)】の力を溜めた。

 

 

英雄願望(アルゴノウト)

 

・能動的行動に対するチャージ実行権

 

 

使ったことあるけど、これは攻撃の強化。制約はあるけど、いざと言うときの逆転の一手になる。

 

リンリンッリンリンッ

 

ヒュオオオオオウゥッ

 

 

side out

 

 

バルside

 

バル「ベルとアイズが攻撃のタメに入った!時間稼ぎをするぞ!」

 

ヴェルフ「言われなくても!」スパンッ

 

ベート「オラアァッ!!」ズガンッ

 

グオオオオオオオォッ

 

リュー「ーーーーー」

 

リューが詠唱してる。俺はリューに向かう攻撃を跳ね返した。

リューの詠唱が完成し

 

リュー「ーーー【ルミノス・ウィンド】ッ!!」

 

いくつもの大光玉が黒竜に放たれた。これだけでは黒竜に効果がないから途中龍氣を魔法構築中に混ぜた。もちろん魔法の邪魔をせずに行った。

魔法によって黒竜の翼と前足が吹き飛んだ。翼あるくせに巨体のせいで飛べんのか?

リューは空中で魔法を撃ったが、魔道具を発動したアスフィによって回収された。

 

命「結界に閉じ込めます!」

 

案の定傷は回復した。そこでタケミカヅチファミリアのヤマト・命が結界を張った。

 

命「【フツノミタマ】!!」

 

勿論これにも龍氣を混ぜた。黒竜を四角い結界が包み閉じ込めた。しかし

 

命「長くは持ちません!衝撃に備えてください!ぐっ…… バキッ きゃああぁ!」

 

命の結界が破られた。黒竜が怒りでブレスを吐こうとするが

 

ヴェルフ「まだまだだぜ、黒竜さんよぉ!最後の魔剣ん!持ってけええぇ!!」

 

ボオオオオオオォ

 

ギャオオオオォ

 

ヴェルフ「(仲間が死ぬぐらいなら、魔剣なんているかぁ!!)」

 

よし、順調だ。俺もあいつらほど強い魔法はないが、ベートと共に近づいて攻撃した。俺は飛ばないように翼を生えたらすぐさま切り、ベートは足を中心に拳で攻撃した。

すると

 

ゴオオオオオンッゴオオオオオンッ

 

ヒュゴオオオオオオオォ

 

side out

 

 

ベルside out

 

ゴオオオオオンッゴオオオオオンッ

 

ヒュゴオオオオオオオォ

 

ベル「溜まった…」

 

アイズ「うん……」

 

時計の針にそれが耐えれる限界まで溜めた。勿論龍氣を忘れず、しかも龍氣が白く変化してる。

 

ベル「行きましょう、アイズさん」

 

アイズ「うん、ベル」

 

僕たちは黒竜に向けて歩み出した。

時計の針に溜めた風と光が僕たちを包んだ。アイズさんの風……心地いい……

 

アイズ「あったかい……」

 

ベル「戦いの最中なのにそう感じますね」ニコッ

 

アイズ「うん。不思議だね」ニコッ

 

そう言って前を向いた。黒竜もこちらに気づいた。ブレスを吐こうとするがバル兄が頭部を蹴り阻止した。

僕たちは走り出し時計の針を上に向けた。

 

グオオオオオオオォッ

 

黒竜は僕たちに大口を開け、中から火が見るからブレスを吐くのだろう。

けど 遅い!

 

黒竜に向けて跳び時計の針を振り下ろした。

 

ベルアイズ「「『天津英雄の一撃(シエル・アルゴノウト)』ッ!!」」

 

チュドオオオオオンッ

 

時計の針から出た僕たちの一撃で当たり一面ホワイトアウトした。光が止むと黒竜はほど吹き飛んで魔石が丸見えだった。頭部は微かに残ってた。

 

グオオオォ……

 

しかしまた回復し始めた。

僕とアイズさんは同時に走り出した。

 

バル「いけえぇ二人ともっ!!」

 

「止めを刺してやれ!【銀翼の兎(シルバーウィング・ラビット)】!【嵐剣姫】!」

 

ベート「因縁を晴らしてこい!アイズ!」

 

僕たちはそれぞれの武器で丸出しになった魔石に刺した。魔石は真っ二つになり

 

グオオオォ………

 

黒竜は灰になった。

 

「よ……」

 

「「「「「よっしゃああああああぁっ!!!!!」」」」」

 

「ついに三大冒険者依頼の黒竜を倒したぞおおおおぉっ!!!」

 

僕とアイズさんはその場に横になった。

 

ベル「やり、ましたね……」

 

アイズ「…うん……やっと……お父さんとお母さんの仇がうてた……。ありがとう、ベル」

 

ベル「僕だけではありませんよ。戦った皆さんにこれまで生活して来たロキファミリアにも感謝しませんと」

 

アイズ「そう、だね…。でもベルに一番感謝してる。ベルに合わなかったら復讐に囚われたままだった。だからありがとう」

 

アイズさんにまっすぐ目を見て感謝を告げられた。その目は復讐などなく、年相応の女の子の目だった。

 

ベル「どういたしまして」ニコッ

 

アイズ「うん」ニコッ

 

バル「おつかれ二人とも」

 

バル兄が来て僕たちを労った。他の黒竜討伐隊も来てた。

 

ベル「ありがとうございます。時間を稼いでくださって」

 

ヴェルフ「なんてことねぇよ」

 

ティオナ「そうだよ!最後の風に包まれ光ってた二人、綺麗ですごかったよ!」

 

ティオナさんが興奮気味に僕に詰め寄りながら言った。ち、近い……

 

ぐいっ

 

引っ張られた方を見ると

 

アイズ「………」ぷくぅ

 

頬を膨らまして僕を見るアイズさんがいた。

 

ベル「可愛い……」

 

アイズ「……///」

 

アイズさんが頬を赤く染めさらに引っ張る力を強めた。

 

ティオナ「アイズ可愛い!」

 

バル「イチャつくのはあとにしてくれ」

 

ベート「起きれるかお前ら」

 

ベル「ありがとうございます、ベートさん。安心して体から力が抜けただけです」

 

僕は起き上がりアイズさんも起き上がった。

 

バル「色々言いたいことはあるだろうけど、先に上に戻ろう。ミッションはまだ終わってない」

 

皆頷き

 

ベル「うん、神様達のところへ戻ろう。そしてみんな無事に帰還しよう」

 

神様にリリに無事な姿を見せないと。僕たちは神様達のいるところに向かった。

 

side out




はい、黒竜討伐でした。
ベル君とアイズたんの合体必殺技『天津英雄の一撃』シエル・アルゴノウト。
シエルはフランス語で天を指します。アイズたんの技につく『天津』とベル君のスキル【英雄願望】とかけて
『天津英雄の一撃』です。
アイズたんの復讐も終わって、まだダンジョンには潜りますが。考えがベル君中心になると思います。ここからアイズたんが恋と知って、ベル君をしばらく避けるのが楽しみです。
アンケート結果
アニメ2期後72票 アニメ3期後20票で最終章(オリジナル章)はアニメ2期後、アレスの襲撃後ですね。春姫がまだ半龍(竜)になってませんし、他のキャラも完成(?)してないと思うのでその前に番外章、修行章を先にやります。まだまだ先ですが楽しみにしてください。
まだ決めてないキャラもいるのでリクエスト、またはもう決まったキャラでリクエストも有ればお願いします。
次回は地上への帰還。楽しみにしてください。

ベートにヒロイン必要か

  • 必要(現存キャラ)
  • 必要(オリキャラ)
  • 必要ない
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