赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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34 鍛治貴族の覚悟と小人族の少女の決別

ヴェルフside

 

よう、こうして話すのは初めてだな。ヴェルフ・クロッゾだ。

俺は早朝、俺はヘファイストス様に呼ばれた。ヘファイストス様の仕事場、つまりバルが作った炉だ。俺の仕事場でもあるが、そこに向かった。

 

ヴェルフ「おはようございます。ヘファイストス様に団長」

 

へファ「来たわね、おはよう」

 

椿「おはようヴェル吉」

 

ヴェルフ「ヴェル吉はやめてくれ団長」

 

椿「うむ、この呼び方に慣れたからそれは無理だ」

 

ヴェルフ「……まぁいいです。それで早速用件を聞いてもいいですか?」

 

へファ「えぇ、昨日ヘスティアの方から遊戯戦争(ウォーゲーム)仕掛けたそうよ。それも襲撃を軽くあしらってアポロンのお気に入りを引きずったらしいよ」

 

ヴェルフ「はははは!バルならやりかねん!爆発音がすると聞いたしガネーシャファミリアも動いたようだし、それが目的だったかもしれませんね」

 

椿「否定できんな。バルはやられたら良くも悪くも倍以上で返すからな」

 

ヴェルフ「長時間続いたことから大方、バルを中心にふざけながら追いかけっこしてたんだろう」

 

へファ「まさにそうよ」

 

やっぱり、あってたか。バルがたまにボケるのは見たことがあるが普段とギャップがありすぎる。真面目な姿ばかり見てるがベル曰く本当は面倒くさがりみたいだ。まぁそれを表に出さないから内面はだろう。

 

ヴェルフ「やっぱりですか。それでようは俺が宴の時に言ったことですね?」

 

へファ「えぇ、そうよ。もう一度聞くけど本気なのね?」

 

ヴェルフ「えぇ、もちろん。魔剣の答えはバル達といたらわかる気がします」

 

俺はヘファイストス様の質問に真剣に答えた。

 

へファ「……そう、わかったわ。あなたの改宗(コンバージョン)を認めるわ」

 

ヴェルフ「ありがとうございます。といっても鍛治のするところは変わりませんのでさほど違いはないと思いますが。あ、あと改宗(コンバージョン)のお詫びと言いますか、変わらず月に一回魔剣を店に置いていてください」

 

椿「いいのか?お詫びにしてはこちらが有利だが…」

 

ヴェルフ「構うもんか。俺が真面目にやらなかった分も入ってるんだ。それぐらいさせてくれ」ガジガジ

 

へファ「ふふふ、そこはヘスティアとも話さないといけないわ。さて改宗(コンバージョン)待ちにするから来なさい」

 

そのあとステータスの更新の要領で改宗(コンバージョン)待ちにしてくれた。

 

へファ「今回の改宗(コンバージョン)は色々と因縁の絡みがあるわ。大丈夫だと思うけど頑張りなさい。しょっちゅう顔を合わすけどあっちのファミリアでも元気でね」

 

ヴェルフ「はい、ありがとうございます。仕事場がここなので会う機会はいくらでもありますが頑張ります」

 

ヘファイストス様の言葉にそう答えた。ヘファイストス様の綺麗な笑みに見惚れたけどなんとか言えた。はぁ…やっぱ俺はこの()が好きだな。

 

へファ「(ヴェルフはこれまでの男達とは違う気がする。何故かヘスティアの眷属()になる事にモヤモヤするわ。何故なのかしら…?)」

 

椿「……これはもしかして、そう言うことか……?」

 

ヴェルフ「ベル達は恐らくリリ助の事で忙しいと思うので日が傾き始める前に行きます」

 

へファ「そうするといいわ」

 

ヴェルフ「では作業に移ります。今日中に武器を終わらせたいので」

 

へファ「もう少しで終わるのよね?私も私の方で頑張るわ」

 

その言葉を最後に俺たちは作業に没頭した。

 

side out

 

 

ベルside

 

アポロンファミリアに遊戯戦争(ウォーゲーム)申し込んだ翌日、僕たちはリリの事で話していた。

 

バル「ソーマファミリアに突撃でしないとできないな」

 

ヘス「やっぱそれしかないのかな?ボクとしてはベル君達は強いから心配いらないけど…」

 

ベル「やっぱり金だよな問題は。貯蓄は結構あるがあちらがどれくらい要求するか…」

 

リリ「あの…」

 

リリが手を挙げた。何か策があるのかな

 

リリ「バル様の龍の素材はどうでしょうか?ヘファイストスファミリアのお墨付きの性能でバル様にしか取れない、スキルで素材を生成できるといえば乗っかると思います」

 

リリはそう提案した。なるほどその策でいけばお金を使わず、逆にあちらにバル兄に要求した金額以上の価値があると知らしめれる。

 

バル「いい策じゃねぇか。ソーマファミリアがどれぐらい要求するかわからんが、それはいいな」

 

ヘス「その作戦で行くのかい?」

 

バル「あぁこの作戦で行く」

 

ヘス「わかった。夜に臨時の神会(デナトゥス)があるからそれまでに頼むよ」

 

バル「それまで終わる。本当なら脅しで解決したいがな早く済むしw」ケラケラ

 

ベル「なんか最近バル兄ふざける頻度が高くなってるよ」

 

バル「これまでが仕事ばかりでその反動が来てるだけだ。遊戯戦争(ウォーゲーム)が終わったら戻るはずだ」

 

ヘス「バル君は働き過ぎると僕たちが大変になるとわかったところで、行かないのかい?」

 

ベル「あぁそうですね。バル兄にリリ行こうか。アイさんはどうするんですか?」

 

アイ「私は寝そうだから留守番する」

 

バル「じゃ、留守番頼んだ」

 

アイ「ん、頼まれた」

 

僕たちはソーマファミリアのホームに向かった。途中の襲撃がありソーマファミリアのホームに近づくと頻度も上がるが、それを軽くあしらい進む。

 

バル「意外にも立派なのな」

 

リリ「無駄にお金はありますから。ソーマ様のソーマ酒は儲かりますから。それに団員からソーマ酒で虜にさせ巻き上げてますから」

 

ベル「ん〜、悪いのはソーマ様ではなく主神を除いたトップ、団長が全ての元凶かな?」

 

バル「主神()として注意しないソーマも悪いがな」

 

リリ「そんな見方もあるんですね……。ソーマファミリアが嫌いで全てが悪く元凶と思ってました」

 

バル「ウラノスから聞いたが、ソーマは好奇心が高くなく見た目は根暗だが子を思う気持ちは高いようだ。ソーマ酒のきっかけも疲れた子供に酒を振舞ったのが始まりのようだ」

 

ベル「親としては正解というのかな」

 

バル「そうだな。だが団員が酒の虜になりソーマも手に負えなくなり諦めたそうだ。俺は諦めたのが許せんな」

 

ベル「そうだね。そこで酒を作らないとか強く言えばよかったのにね」

 

バル「まぁ、いくらいってもソーマ自身それしかやる事がなかったかもしれん。俺たちがとやかく言える事じゃない。とりあえず保護者として一言は言いたいがな」

 

リリ「なんか今まで恨んでたファミリアの恨みもなくなりました。結局は全員が被害者、ソーマ様も被害者という事ですね」

 

バル「複雑かもしれんが、ソーマの気遣いが発端になったからソーマも被害者なのは当たりだな」

 

そんな事を襲撃する人をあしらいながら話し、ホームに入った。

そのままソーマ様の元に向かった。ソーマ様の自室を知ってるリリが案内してくれた。その部屋の前につき

 

バル「さて、リリの引き抜き頑張るか」

 

ベルリリ「「うん(はい)」」

 

扉を開け中にないった。

中には気配から座ってる髪を無造作に伸ばした男神、ソーマ様とその横に立ってる恐らく団長の男がいた。

 

?「ほう、侵入者は貴様らか。何ようだ」

 

バル「なに、リリを引き抜きに来ただけだ」

 

?「ほう、引き抜きと。自己紹介がまだだったなザニス・ルストラ。以後お見知り置きを【赫き凶星】」

 

バル「よろしくするつもりはない。早速だリリを引き抜く」

 

ザニス「団員が退団する場合、上納金を収めるのが規則である。アーデの借金を含めて1000万ヴァリス。さらに引き抜きなら2倍の2000万ヴァリスになる」

 

リリ「な!?それはあまりにも値段が大きすぎます!」

 

ザニス「だが規則は規則だこれの即払いと試験をやってもらう」

 

リリ「うっ……」

 

バル「それなら問題ない。素材でもいいか?」

 

ザニス「素材…?」

 

バル「俺のスキルで生成できるものでヘファイストスファミリアから性能もお墨付き。魔剣に使っても100回以上使えるそうだ」

 

ザニス「ほう…?」

 

そういった瞬間にザニスの目がぎらついた。

 

ザニス「私とした事が金額を間違えたた。2500万ヴァリスだ」

 

リリ「まだあげますか!」

 

バル「金額は以上だな?」

 

ザニス「えぇ、金額はこれです」

 

バル「なら、この素材で魔剣を作ったら1000万ヴァリスは下らないそうだ。だから多めに魔剣3本分の素材を渡しとく」ニヤニヤ

 

そう言ってバル兄はニヤけながら素材を出した。

 

ザニス「な!?」

 

バル「素材は無限に作れるんだ。これぐらい歯にもかけん」

 

バル兄はそう驚愕するザニスに言い放った。煽りすぎだよバル兄……

 

バル「さて、代金の代わりに上納金は支払ったぞ」

 

ザニス「グヌ……だが、試験もある。ソーマ酒を飲むのが試験だ。もちろん3人に」ニヤニヤ

 

ザニスはそうニヤけながら言いソーマ酒を3人分用意した。だけどねザニス、あなたは僕たちを見くびりすぎだよ。

 

バル「だからどうした。そんなものなどに酔わん」

 

バル兄はソーマ酒を一気に飲んだ。

 

バル「……ここまでまずい酒は初めてだ」

 

ザニス「何!?」

 

ザニスは酔わないバル兄に驚愕し、我関さずにいたソーマ様もバル兄の方を見た。

続いて僕も一気に飲んだ。でもやっぱり

 

ベル「……バル兄の言う通り美味しくない…」

 

僕もそう言った。最後に覚悟を決めたリリが一気に飲んだ。

 

リリ「私は退団したいです!こんな酒で揺るぎません!」

 

リリはそうハッキリ言い放った。

 

ソーマ「……そうか…。アーデの退団を認める」

 

ザニス「グッ……ええい!もう手段は選ばん!お前達に遊戯戦争(ウォーゲーム)を申し込む!精々後悔しろ!」

 

ソーマ様が退団を認めるとザニスは僕たちに遊戯戦争(ウォーゲーム)を申し込んだ。

 

バル「構わねぇよ。相手ファミリアが二つだろうが三つだろうが関係ねぇ。倒すだけだ」

 

ザニス「フンッ!私は忙しいんだ早くされ!」

 

バル「もうようはないしそうするつもりだ」

 

その前にソーマ様にリリを改宗(コンバージョン)待ちにしてもらった。そして部屋を出ようとした時

 

ソーマ「アーデ」

 

リリ「はい?」

 

ソーマ「風邪をひかないように気をつけなさい」

 

リリ「っ、はい!」

 

バル「な?ソーマも一柱(一人)の親だ」

 

リリ「はい……あんなソーマ様初めて見ました」

 

ベル「帰ろうか!」

 

バル「そうだな。ヘスティア達も待ってるからな」

 

リリ「はい!帰りましょう!」

 

そうしてソーマファミリアが遊戯戦争(ウォーゲーム)に敵として参加する事でリリの問題は終わった。

ホームに戻るとちょうどヴェルフが来ていた。

 

ベル「あ、ヴェルフ!」

 

ヴェルフ「んお?おぉベル。タイミングいいな」

 

ベル「ヴェルフが来たって事は…」

 

ヴェルフ「おう、ヘファイストス様に許可を貰って改宗(コンバージョン)しに来たぜ!」

 

リリ「これでヴェルフ様も味方ですね!ベル様達に心配はいりませんが数が数だけにそうもいかないですので」

 

ヴェルフ「あぁやっぱりソーマファミリアも参加するのか」

 

バル「今日の神会(デナトゥス)で全て決まるがな」

 

ベル「じゃぁ中に入って神様に報告しよう!」

 

そうして僕たちはホームに入った。

 

side out




はい、今日はここまで。ヴェルフとリリそれぞれ改宗待ちで次回ヘスティアファミリアに転属します。
アンケートは日付が変わるところで終了します。それとアンケートの予告です。アスフィちゃんの半龍(竜)モデルの事です。三つぐらいピックアップします。今月中にアンケートを貼ります。
ザニスあってますかね?すごく微妙です。ザニスもおバカでしたねww
次回はヴェルフとリリのステータス(一応書きます)と神会です。
お楽しみに〜

ベートにヒロイン必要か

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