赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか 作:エルにー
バルside
ヴェルフとリリが
ヴェルフはずっと鍛治に勤しんでいた。
それで今日はずっと鍛錬ばっかだったから鍛錬を休みした。リリは構わずベルと共にダンジョンに鍛錬のために潜ったがな。向上心が高いのはいい事だ。
アイは俺達を驚かせたくて1人で潜ったようだ。結果が楽しみだ。
バル「しかし、街に出ても退屈だな」
今俺は街をぶらぶらしている。経緯はホームにいても暇だからだ。といっても暇なのは変わらんが。誰かに会えないだろうか。
レフィ「あ!バルさん!」
バル「ん?フィー?」
レフィ「はい!そうです!バルさんを見つけたので思わず話しかけました」エヘヘ
バル「ありがとな」
フィーと話していると自然と笑える。明るく真っ直ぐ、少しおっちょこちょいなのが可愛い。
バル「所で後ろの黒髪のエルフは?」
俺はフィーを追いかけてきた黒髪のエルフについて聞いた。
レフィ「あ、すみません!フィルヴィスさん!置き去りにしてしまって…」
フィル「構わないさ。ウィリディスが突っ走るのはいつもの事だからな」フフフ
レフィ「あう…すみません…。あ、こちらはフィルヴィス・シャリアさんです」
フィル「紹介にあずかった、フィルヴィス・シャリア。ファミリアはディオニュソスファミリアに所属している。レベルは3で【
フィルヴィスは一礼して自己紹介をした。
バル「知ってると思うがバル・クラネルだ。ヘスティアファミリア所属、レベルは6。【赫き凶星】の称号を持っている」
フィル「あなたがかの黒竜討伐の英雄の1人…。失礼を承知で言うが、あまりそうは思えない」
レフィ「バルさんは強いですよ!」プンプン
フォローありがとうなフィー。けど怒ってるかもしれんが可愛いだけだぞ。
しかし気配を抑えてるが抑えすぎも問題だな。
バル「これならどうだ?」
俺はレベル7を意識して気配を少し解いた。するとフィルヴィスは目を見開き
フィル「まさか気配を隠せるとは…すまない、みくびっていた事を謝罪させてくれ」ペコ
バル「構わない。俺も気配をを抑えすぎたからな」
レフィ「わかってくれればいいんです!」フフン
何故フィーが胸を張って言うんだ。
フィル「嬉しそうだなウィリディス」フフフ
レフィ「それはもちろん!好きな人なので!」
あ〜、無自覚だろうけど暴露しているぞフィー。
フィル「なるほど、彼がいつもウィリディスが話す好いている者か」
レフィ「あ‥‥///」ボンッ
気づいたか。遅いがな
バル「立ち話もなんだしすぐ近くにある喫茶店に入ろうか」
レフィ「はい…お願いします‥‥///」
俺とフィルヴィスは恥ずかしがるフィーを見て笑みをこぼし、喫茶店に入った。しかし何故毎回近くに喫茶店があるのだろうか…?
喫茶店に入り3人がけのテーブルの椅子に座った。聞かれたくない話をする可能性を考えて、防音の結界を張った。しかしそこはエルフ、すぐにフィルヴィスは結界に気づいた。
フィル「これは…」
レフィ「すごいですよね。バルさんはスキルで詠唱なく魔法を使えるんです。しかも無駄もないんでよね」
バル「魔力の操作、特性付与があってけどな。聞かれたくない話を想定して防音の結界を張った」
フィル「もしかしてレベル6というのは嘘か…?」
鋭いな。まさかすぐにそれに気づくとは
バル「正解だ。結界を張っていてよかったな」
フィル「やっぱりか。それはギルドも知っているのか?」
バル「知っている。言えないが俺にはオラリオからしたらとんでもない秘密を持ってるからな」
レフィ「そこまで言いますか?」
バル「俺としてはフィルヴィスは信用できるからな」
フィル「気になるが、聞かないでおく」
バル「ありがとう。主神を巻き込んでしまうしな。いや、少し聞きたい」
俺はフィルヴィスに気になる事を聞いた。フィルヴィスの気配が気になって龍氣を結界に混ぜた。
バル「フィルヴィスの主神、ディオニュソスはどのような神だ?」
フィル「十分…信用に……うっ…足るかと……」
またトラブルに首を突っ込んでしまった……。
フィーがフィルヴィスを様子を見て慌てるが
バル「大丈夫だ。フィルヴィスは無事だ」
レフィ「ですが、様子が……」
バル「信じてくれフィー。フィルヴィスは無事だ。少し厄介な事になっただけだ」
俺はフィーの手に手重ねていう。
レフィ「……わかりました。私はバルさんを信じます」
フィーはそう強い眼差しで言う。
バル「ありがとう」
俺は結界から龍氣を取り除く。するとフィルヴィスは元の調子に戻る。
フィル「すまない、突然調子が悪くなってしまった…」
レフィ「いえいえ!体調がすぐれないならもう帰りますか?」
フィル「いや、大丈夫だ。それにまだこうして話していたい」
バル「フィルヴィスがそう言うなら俺は構わない」
レフィ「心配ですが…、フィルヴィスさんがそう言うなら」
フィル「ありがとう」ニコッ
フィルヴィスは笑みを浮かべながら言う。
そのあと楽しくファミリアのことや友人などの話をした。そこでフィルヴィスが【
少しして
バル「と昼時か、すまないこの後に用事があってな。俺はもう行く」
レフィ「もうですか…」
バル「そんな顔するな。
レフィ「!はい!必ずですよ!?」
バル「もちろんだ」
フィル「
バル「フィルヴィスもありがとう。それじゃ、俺は行く」
俺は自分の分のお金をテーブルに置き喫茶店から出た。しかしフィルヴィスか……。また面倒な事に首を突っ込んだものだ。でもまぁ、フィーのためにも頑張らんとな。ロキ達にも伝えないとな…。
用事と言ったが実はない。ただ少し悪い予感がした。スキルの災厄を予測するというのがあるが、実はそれだけではない。関わった者の災いとなる事も予測できる。災厄でのはっきりとした映像ではなく断片的だが。
それで20階層でディアンケヒトファミリアのアミッドに災いが起こる事を予測した。あまり話してはいないが助けれる者は助けると決めてるからな。助けないわけにはいかない。俺はダンジョンに入り急いで20階層に向かった。
20階層につき冒険者の気配を探り片っ端からアミッドを探した。するとドンドン人が倒れてるのを見つけた。俺はそこに向かった。
着くとアミッドが魔法陣を展開していて他の冒険者がモンスターを倒していた。しかしモンスターは多く徐々に押されてると見て取れる。俺は野太刀の方を構え交戦しているモンスターに向かって振り下ろす。
バル「大丈夫か?」
「【赫き凶星】!?」
「助けてくれると助かる。徐々に押され全滅のカウントダウンが始めってるからな!」ザシュッ
バル「了解だ。傷のひどい奴は下がれ」
俺がそう言うと数人下がる。やっぱり無茶していたか。それを確認してモンスターの駆除に移った。早く殲滅するために龍氣を最大限使い蹂躙する。
ーーーーーーー
「すげぇ……」
「モンスターが一瞬で消えていく……」
アミッド「これが英雄の実力……」
ーーーーーーー
モンスターを倒し終え、冒険者達の元に戻った。
「ありがとうな!【赫き凶星】!」
バル「感謝されるほどの事じゃない」
アミッド「いえ、十分感謝される事です。いくら私の回復魔法でもあの数のモンスターでは全滅していました。私たちを助けてくださりありがとうございます」
バル「感謝されたくてやったわけじゃないんだがな……」
アミッド「それで申し訳ないんですが、地上まで護衛をお願いできますか?先の戦闘で
バル「それぐらいならお安い御用だ」
アミッド「ありがとうございます」
そうして俺はアミッドらの地上までの護衛を引き受けた。
俺は殿として地上に向けて進んだ。何故かアミッドは同じく殿を務めてるが。本人曰く後ろから回復できて俺がいるから安全との事。
そこでアミッドの事を色々聞いた。どうやら今のディアンケヒトファミリアに不満を抱いてるようだ。ナァーザの件以前にもディアンケヒトの守銭奴には呆れていて、ナァーザの件でそれは加速したようだ。けどほかに所属できるファミリアもなく渋々いたそうだ。
バル「ならミアハファミリアは?欠損すら治すポーションを作ったし」
アミッド「魅力的ではありますが、ナァーザさんに合わせる顔は私にはありません」
バル「ナァーザが気にしていないならいいんだな?」
アミッド「私もディアンケヒトファミリアから
バル「なら今度ミアハファミリアに行ってみるといい。不安なら俺もついていく」
アミッド「……では、お願いします。1人では心細いので」
バル「了解。なら早速この後に向かおう」
アミッド「今日ですか!?」
バル「『思い立ったが吉日、それ以降は凶日』という言葉がある。意味はそのまま、物事を始めようとしたらすぐに実行に移すといい。その日以降は実行できないからだ。俺が言ったことだが行くと決めただろう?今躊躇うと後でさらに躊躇っていつまでも実行出来ないぞ」
アミッド「……そうですね。では地上に上がったら早速行きましょう」
こうしてアミッドのミアハファミリアの訪問に付き合う事になった。そして無事に何も起きずに地上に戻った。まぁ気配を飛ばしてモンスターを避けたからな。
アミッド「では行きましょう」
バル「あぁ」
宣言通り、ミアハファミリアの薬屋に向かった。
薬屋につきアミッドはドアの前で固まった。肩が震えている。やっぱり怖いか。俺はアミッドの肩に手を置き
バル「大丈夫だ。不安かもしれんが堂々とするんだ」
アミッド「……はい、励ましてくれてありがとうございます」
バル「どういたしまして」
アミッドはドアを開け中に入った。
ナァーザ「いら……アンタか、なんのようで来た?」
アミッドは言葉を出そうとするがなかなか言えない。俺は震える手を少しでも不安を取り除こうと握る。アミッドは一瞬ビクッとし、深呼吸して
アミッド「今日はもう今更な謝罪をしに来ました」
ナァーザ「何故今になって」
アミッド「率直に言いますと、ディアンケヒトファミリアに愛想を尽かしたからです。その事をバルさんに相談しまして、それでミアハファミリアに
ナァーザは俺を一眼見てすぐにアミッドを見る。
アミッド「ですがあなたにした事もあり私はその気はありませんでした。しかしディアンケヒトファミリアに居たくないのも事実です。なのでもしあなたが気にしていなく、もしくは私を許してくれたのならミアハファミリアに
バル「俺からも頼む。焚き付けたのは俺だ。だから頼む」ペコ
アミッドが頭を下げ、俺も下げた。
ナァーザ「……私はもう気にしていない。借金の事は恨んでるけどアンタの調合の腕は認めてる。入ってくれるなら歓迎しないでもない」
その言葉にアミッドが頭を上げた。
アミッド「ありがとうございます!」
バル「よかったな。もし躊躇っていたらこうはならなかった」
アミッド「はい、これも全部バルさんのおかげです。本当にありがとうございます!」ペコ
バル「いいって、だから頭を上げてくれ」
それからしばらく俺は頭を上げないアミッドに苦戦した。この子頑固すぎだろ。
その後ミアハも帰ってきて
時間もあったし俺はアミッドを送る事にした。
アミッド「今日は色々とありがとうございます」
バル「ホントに頑固だな。もう感謝は受け取ったから気にしなくていい。ほっとけなかっただけだ」
アミッド「それでもです」
ディアンケヒトファミリアのホームにつき
アミッド「改めて言います。バルさんには感謝の言葉しか出ません。ダンジョンで助けくださった事からミアハファミリアの事まで。本当にありがとうございます」ペコ
バル「気にしなくていい。俺の自己満足でやった事だ。次に会う時とんでもない事実を知るだろうしな」
アミッド「それはどういう……」
バル「またな」
俺はアミッドの言葉を遮って言い帰った。
今日も色々とありすぎだ。でもまぁ、アミッドをこっちに引き抜く事は成功した。アミッドか…また会った時の反応が楽しみだな。
フィルヴィスにまた会うのも楽しみだ。フィルヴィスの件も無事に終わるといいがな…。
side out
おまけ
アミッド「それはどういう……」
バル「またな」
彼は私の言葉を遮って帰ってしまった。とんでもない事実……。気になりますがそのうちに知る事ですし今は気にしないでおきましょう。
バルさんには感謝しかありません。けど何故彼を思うと鼓動が速くなるのでしょうか。
アミッド「早く会いたいです……」
恋に堕ちた聖女であった。
という事で、フィルヴィスとアミッドと絡めました。フィルヴィスって闇が深いですね。そんなフィルヴィスは闇を晴らしてからハーレムにINさせます。フィルヴィスが苦しんだ理由は龍氣です。モンスターは龍氣を嫌う、拒絶します。詳しくはまだ知りませんがフィルヴィスは怪人になったと聞いたため、もう怪人になってる設定です。ここでもオリ主が無双しますね。
次はいよいよ遊戯戦争です。
それではお楽しみに〜