赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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40 新ホーム、竈火の館

ベルside

 

祝勝会をした二日後、アポロン様の準備が終わりホームから出ていたと報告を受けた。それで早速ホームの状況を見に行った。

 

ベル「うわぁ……」

 

ヘス「これは……」

 

リリ「ないですね……」

 

バル「趣味悪すぎだろ…」

 

案の定アポロン様の趣味のものがあった。自分の石像を並べるって……。

 

ヘス「もう嫌だ!アポロンからの賠償金もあるし改修しよう!」

 

バル「流石の俺も賛成だ。あいつらの匂いが強く染み込んでて嫌だ…」

 

ベル「僕も賛成です……。匂いが酷い……」

 

リリ「リリには匂いはわかりませんが、確かに嫌です…」

 

ヴェルフ「ベルにバルが嫌みたいだし俺も賛成」

 

こうしてゴブニュファミリアに頼んで立て直して貰った。因みに一部にバル兄に関わった。そのため完成するまでダンジョンに籠ることは延期になった。フィンさん達には理由を言ったら納得してくれたみたい。

改修は四日で終わり、荷物も移して終わって昼食を食べている。

 

リリ「あっという間に終わりましたね」

 

ヘス「ゴブニュは元々建築を司る神だからね。彼らの得意分野だよ」

 

バル「すごい技術だった。俺も参加したが他のことを同時進行でやってたけど、ついていくのでやっとだった」

 

ベル「そういえば、なんで参加したの?」

 

バル「俺の部屋を色々と仕込みしたくてな。建築の段階から改造した。あとは龍氣の通り道をつくったり、屋敷の至る所に龍氣の結晶を入れる所を造った。後々役立つと思って。他にもあるが今は秘密だ」

 

ヘス「すごく気になるけど……」

 

バル「まぁ楽しみにしとけ」ニッ

 

バル兄のこの笑顔は絶対に何か企んでる。

 

バル「温泉もつけたんだからいいだろ」

 

リリ「それはありがたいですが、バル様の秘密にしてる事の方が怖いので安心できません」

 

ヴェルフ「バルが企んだことって厄介だからな……」

 

バル「爆発しないし、普段は使えないぞ。俺しか入れないようにしてるし」

 

ヘス「はいはい喧嘩はやめて。念願の新ホームができたんだから」

 

リリ「……はぁ……。わかりました。すいませんバル様」

 

バル「秘密の多い俺も悪いから謝らなくていい」

 

神様の仲介で喧嘩も終わり

 

ヘス「てことで念願の新ホームを祝いして乾杯しよう!」

 

バル「そうだな。じゃ、団長の俺から言う。ヘスティアファミリアのさらなる飛躍を祝って、乾杯!」

 

「「「「「乾杯!」」」」」

 

乾杯をしてソーマ酒を使った料理を食べた。

 

ベル「美味しい!」モグモグ

 

リリ「飲む以外にこんな美味しい使い道があったんなんて!」モグモグ

 

バル「中毒性もないし、ソーマ酒は飲むより料理に使ったほうがいいな」モグモグ

 

ヴェルフ「ソーマ酒の味は知らねぇが、いつもより美味しく感じることだけはわかるぜ!」モグモグ

 

ヘス「おいひい〜!」

 

しばらく料理を楽しんだ。

 

ベル「所でソーマファミリアってどうなったんですか?」

 

ヘス「ギルドと連携して退団させた子どもの次の職に着くまでの面倒を見てるよ。団長のザニスは強制退団。ほぼ追放に近いね。ソーマファミリアは実質ギルドの支配下だね。命令を下すのはウラノスだね」

 

リリ「不自由でもありませんし、団員を不当に扱う事もないでしょう」

 

ベル「ならよかった。ソーマ様、悪いイメージがしなかったので。ファミリアの状況をほっといたのは問題だけど」

 

バル「何はともあれ損したのはアポロンだけだな」

 

リリ「それは言えてますね…」

 

ヴェルフ「気になったんだが、ベルはいつもリリ助とヘスティア様と同じベッドで寝たわけだが、これからもそうするのか?」

 

ヘス「もちろん!ベル君なしでは寝れないからね!」

 

リリ「もちろんリリもです!ベル様の温もりがありませんと寝れません!」

 

アイ「私も今まで通りバルと一緒に寝る」

 

バル「いつもの事だし俺はいいぞ」

 

ベル「僕も慣れてしまってし、逆に僕も寝れなくなるかもしれないからお願いします」

 

バル兄はすんなり認め。僕はいつの抱きつかれて寝てるから、リリと神様の温もりがなくなると寝れなくなるかもしれない。

 

バル「新団員は迎え入れるのか?」

 

ヘス「募集はしたよ。資料は後で来るよ」

 

バル「わかった。フィン達には明後日と伝えるか」

 

リリ「新団員ですか。楽しみです!」

 

ヴェルフ「どんな奴が来るのやら」

 

バル「問題児はやめてほしいな。できるのか?俺とベル、ヴェルフにリリは例のスキルがあるし」

 

ヘス「問題ないよ。可哀想だけど何も伝えないつもりだから」

 

バル「そう言う事ならあまり納得できんな…」

 

ヘス「ならとりあえず、おそらくバル君達の話題性でたくさん来るはずだから厳選して、その中でオラリオをひっくり返す秘密を持っていて。他言したらギルドも含めて口封じすると伝えて残った人を団員に迎えるとしよう」

 

バル「それなら、まだいいな」

 

ヘス「よし、決まり!それとホームの名前だけど、竈火の館なんてどう?」

 

バル「いいじゃねぇか。ホームの名前はそれで決まりだ」

 

こうして新しいホームの名前が竈火の館に決まり、新団員を迎える準備も整いつつある。

敷地内を歩いていると門にカサンドラさんとダフネさんを見つけた。

 

ベル「どうしました?」

 

ダフネ「あぁ【銀翼の兎(シルバーウィング・ラビット)】、少しね」

 

カサン「枕を無くして、それがないと寝れないの。それで夢でここにあると見て…」

 

ベル「あぁ予知のスキルですね?」

 

ダフネ「あんた達のおかげで私も信じるようになったそれで合ってる」

 

ベル「わかりました。少し待っていてください」

 

僕は2人に待つように言ってカサンドラさんの枕を探す。改修を行ったから屋敷内にはないとして…。そしてカサンドラさん枕を見つけ

 

ベル「ありました。これですか?」

 

カサン「これです!ありがとうございます!」

 

ダフネ「ありがとうね」

 

ベル「いえいえ」

 

ダフネ「また出直すね」

 

ベル「団員に立候補してくれるんですね!2人なら例の秘密も知ってるので大歓迎です!」

 

ダフネ「そのためにも出直すよ。ほら行くよカサンドラ」

 

カサン「あ!待って!ダフネちゃん!」

 

2人は帰っていった。宿に泊まってるのかな?

団長室になる書斎に入ると紙の山が目に映る。なにこれ?

 

バル「ベルか?量が量だから手伝ってくれ。明日の新団員の厳選のやつだ」

 

ベル「なるほど、わかった」

 

僕とバル兄は資料を種族別に分け、番号を振って順番に並べる。それを2時間続けやっと全部終わった。

 

バル「ふう…ありがとうベル」

 

ベル「いつもバル兄に世話になってるから全然いいよ」

 

バル「そうか。陽も傾いたし夕食の準備をしてくる」

 

ベル「これから団員が増えたらバル兄の料理を食べる機会も減るのかな?」

 

バル「ある程度増えたら料理できるやつ数人でやる事になるな」

 

ベル「そう思うと増えて欲しくないなぁ……」

 

バル「ずっと食べれないわけじゃないだろ全く」

 

ベル「わっ」クシャクシャ

 

バル兄が僕の頭を乱暴に撫でる。たまにするこれ気持ちいいんだよね。

 

バル「ほら行くぞ」

 

ベル「うん!」

 

バル兄は強引で秘密も多いけど、やっぱり家族として大好き。

 

 

翌日昼のあとに新団員の厳選を行う。僕はバル兄と同時期に入った副団長として、神様とバル兄と共に立候補者を一人一人順番に見る。意外にも改宗(コンバージョン)しに来た人も多い。オラリオの外から来た人もいる。主にアマゾネスの人達だけどね。念のため僕たちはフル装備をしている。しめしをつけるためかな。

女性陣はバル兄を見て顔を赤くする人が多い。男性陣は神様の胸ばっかを見ている。ん〜、予想通りかな。

 

ヘス「はるばる遠くから来たものいるだろう。それに関しては来てくれてありがとう。けど一気に大勢入団させる事もできないから、これから一人一人順番に呼ぶから口頭での簡単な質問に、団長のバル君に一撃入れてその結果から厳選する。いいかい?」

 

神様がそう聞くと来た人達は納得したみたいで誰も異論を言わない。

 

バル「では順番に呼ぶから呼ばれたら前に来てくれ。まず最初にーー」

 

と質問では、志望理由と夢もしくは目標、得意な事も聞いた。バル兄に一撃入れる方の実技は武器でバル兄を攻撃し、バル兄がそれを受け止め威力を測る。という感じに行った。

中盤に差し掛かった所で

 

レン「おいバル」

 

バル「レン?どうした?今は新団員の厳選をやってるんだが」

 

レン「それどころじゃないぞ。これを見ろ」

 

バル兄は厳選を中断しレンさんの渡した紙を読む。

するとバル兄の顔がドンドン疲れた感じになった。

 

バル「マジか?」

 

レン「マジと書いて本気と読む」

 

バル「…はぁ……」

 

バル兄はこめかみを抑え長いため息を吐く。

 

ヘス「どうしただい?バル君」

 

バル「あぁ、まぁ。遊戯戦争(ウォーゲーム)で最後にベルが放った魔法あったよな?」

 

ベル「あれね」

 

ヘス「最後の決め手になったあの魔法がどうしたんだい?」

 

バル「魔法を放った方向がオラリオで外壁に当たって一部壊れた。その請求だ」

 

ベル「外壁のあれって僕のせいだったの!?」

 

これにはその場にいたみんなが驚愕する。

 

バル「そうだ。請求額は3億ヴァリス。新生活早々借金持ちだな」ハハハ

 

バル兄が目の笑ってない笑顔を浮かべ笑う。ふと周りを見ると敷地を埋めていた立候補者が誰もいなかった。いや2人だけ残っていた。カサンドラさんとダフネさんだ。

 

バル「ありゃ、2人は残ったのか。てっきりカサンドラを引きずって他のファミリアに行くと思った」

 

ダフネ「あんた達の事だし、それぐらいあってもすぐに返せれると思ったからね」

 

バル「当たり。全額は無理だが二億ヴァリスなら今すぐにでも返せれる。残りも一ヶ月以内に返済できる」

 

ダフネ「やっぱりね。ということで、私とカサンドラをヘスティアファミリアに入れてください」ペコ

 

カサン「お願いします!」ペコ

 

バル「すぐ返済できるとはいえ、借金まみれのファミリアでもいいのか?」

 

ダフネ「その額をすぐ返せれるならむしろ安心できる」

 

バル「そうか。2人を歓迎する」ニコッ

 

ダフネ「あ、ありがとう…///」

 

カサン「ありがとうございます!」

 

レン「何はともあれ新団員おめでとう」パチパチ

 

バル「お前にせいでもあるがな」ジト

 

バル兄の視線にレンさんは顔を背けてそそくさと帰っていった。

そのあと2人の歓迎会を開き、2人は相部屋がいいと言ったのでベッドが二つある部屋を用意した。因みに2人はバル兄の料理の味に感動していた。アポロンファミリアではここまで美味しくなかったとの事。

その後2人に今後の事を伝え、取り付けた温泉にゆったり浸かりそれぞれ部屋に戻った。僕は神様とリリと同じ部屋。もちろん着替えるために仕切りもある。

いつものように抱きつかれて眠った。

 

side out

 

 

おまけ

 

アイ「おお……」

 

バル「すごいだろ?」

 

アイ「なんでバルの部屋だけ石造りじゃなくて木造?」

 

バル「木材の方が温かみがあるからな。俺は石造りより木造の部屋が好きだから」

 

アイ「しかも家具も見たことないのばかり」

 

バル「元の世界で使ってた家と同じ家具を使ってる」

 

アイ「石造りが慣れてたけど、これもいいかも」

 

バル「良さがわかって何よりだ」

 

 

 

バル「今日も色々あったな」

 

アイ「まさか借金ができるなんてね」

 

バル「まぁあれは仕方がない。ベルもあそこまで飛ぶとは思わなかっただろう」

 

アイ「だろうね」フフフフ

 

バル「そういえば、アイと2人きりになるのホームの中だけだな」

 

アイ「確かにそうかも」

 

バル「すまんな、あまり時間を作れなくて」

 

アイ「ううん、いいの。こうして一緒に寝てくれるから」

 

バル「そうか。そろそろ寝るか。明日からしばらくダンジョンに篭るからな」

 

アイ「そうだね。頑張ろう!」

 

バル「あぁ、おやすみ」

 

チュッ

 

アイ「うん…///」

 

絆が深まった天彗龍とそれを慕う乙女であった。

 

 

 

おまけ2

 

カサン「美味しかった……」

 

ダフネ「確かにね。あんなに美味しいの前に食べた豊穣の女主人だけだよ」

 

カサン「料理教えてくれるかな?」

 

ダフネ「へぇ…。それはなんで?」

 

カサン「ベルさんに喜nーーって恥ずかしいよぉ!」

 

ダフネ「いいじゃない素直で。けどライバルはファミリア内に2人もいるよ?」

 

カサン「うぅ……。が、頑張る……!」

 

ダフネ「フフフ、頑張ってね」

 

カサン「ダ、ダフネちゃんは?よくバルさんを見てるけど…」

 

ダフネ「痛いとこ突くね……。でもまぁた、確かに好きだけど……///」

 

カサン「顔を赤くするダフネちゃん初めて見た」ニコッ

 

ダフネ「あんたね……。でも、私も頑張るよ」

 

カサン「うん!一緒に頑張ろう!」

 

新たな決意を胸に抱いた恋する新団員の2人の乙女であった。

 




ということで新生活早々借金を抱えたオリ主達でした。こんな感じ借金を背負わしてみました。オリ主達に事もあるので、そう簡単に団員を増やす事には行かないのでね。
ていうかベル君に魔法飛びすぎww
オリ主の部屋はMHW:Iのマイハウスで明るい感じをイメージしていたたければ。
ヒロイン回書こうと思いましたが、話的にできそうにないのでこのまま次の章に入ります。
次回夜の繁華街に行く桜花らを見つけるベル、後を追いかける。
お楽しみに〜
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