赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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43 狐人(ルナール)の救出作戦

ベルside

 

決意を決め、ヴェルフとリリからも協力を得た翌日、早速ダンジョンに潜りいつもより稼ぐ事にした。流石に日帰りになってしまうけど、早朝から夜遅くまで、睡眠に支障を与えないぐらいまで潜る事にした。

昨日、あの後タケミカヅチファミリアにも行って命さん達に春姫さんを身請けする事を伝えた。命さん達も手伝うといわれ、命さん達も方でも身請け金を稼ぐ事になった。

階層は30階層、モンスターも強くなっているが、僕たちには関係なく。ドンドン倒して魔石を各々持ってる拡張ポーチに入れている。大分集まったと思うけど今回だけで結構稼げると思う。

しかし、気配を隠す気なんてないのかな?僕たちを待ち伏せしているのがわかる。

 

ベル「待ち伏せしている人たちはどうするつもりなんだろう?」スパッ シュウウゥ

 

リリ「さぁ、どうでしょう」パシュッ シュウウゥ

 

リリは赫醒X弓リリヘスティでモンスターを倒している。クロスボウってモンスターを貫通するんだね。

 

ヴェルフ「心当たりはあるか?」ボオオゥ シュウウゥ

 

ベル「ん〜……」スパ スパ シュウウゥ

 

でもこの気配って数人心当たりあるんだよね。これってアイシャさん達に一番大きいのはヒキガエルの擬人化の人だ。

ん?気配が大きくなった。魔法による強化というよりまるで昇華、進化したみたいだ……。それに強化、もとい進化させた人って春姫さん?どうなったるんだ?

 

ベル「色々起こりすぎて頭がパンクするよ……」

 

リリ「気配の変化があったんですか?」

 

ベル「うん…。とにかく気配はイシュタルファミリアの人達、一昨日あったアイシャさん達にヒキガエルの擬人化の人もいる。それに何故か春姫さんも」

 

ヴェルフ「どういう事だ?その春姫がここにいるって」

 

ベル「わからない……。でも春姫さんがかけた魔法で待ち伏せしてる人達は強化、いや昇華している」

 

リリ「ますます謎ですね……」

 

僕たちはモンスターを倒しながら会話する。でも確かに謎だ……。これが春姫さんの秘密……?どうしようか……!!

そこで僕はある事を思いついた。

 

ベル「ねぇ、イシュタルファミリアがどういう理由で襲撃するかわからないけど。もし確保ならここで捕まらない?」

 

僕はそう提案する。

 

ヴェルフ「なるほどな、そうすれば確実にイシュタルファミリアの本拠地に入れるな」

 

リリ「大丈夫なのでしょうか?リリはともかく、ベル様にヴェルフ様は危ないのではないでしょうか?団長のフリュネ・ジャミールにピーーー(都合上出せない言葉です)と思いますが…」

 

ヴェルフ「リリ助もそういうな……」

 

ベル「あはは……、でも大丈夫だよ。鎖で繋がれても、例え『不壊属性(デュランダル)』でも壊せれるよ」

 

リリ「まぁ、そうですけど……」

 

ベル「でも神様が心配だからリリは捕まらずに逃げて」

 

リリ「……はぁ……、ベル様の我儘はいつものことなのでわかりました。無事に帰ってきてください」

 

ベル「ありがとうね、リリ」ニコッ

 

と作戦も決まってモンスターを倒しながら、イシュタルファミリアが襲ってくるのを待った。

モンスターを倒していき、視界の悪い空洞に入ると

 

ザッ

 

ベル「アイシャさん……?」

 

アイシャさんが金色のオーラ(どこぞの戦闘民族じゃないよ?僕は誰に向かって言ってるのだろう……)を纏い立っていた。すると僕に向けて大剣を振り下ろした。

 

ベル「おわっ!?」

 

やっぱり一昨日より気配が強くなり、それ相応に力も高くなっている。

 

ベル「一昨日より強いですね。春姫さんの魔法ですか?」

 

アイシャ「へぇ、わかるんだね」ニヤ

 

ベル「気配がするので」

 

アイシャ「隠してるつもりだったんだけどね」

 

ベル「まだまだ甘いですね」

 

アイシャ「言ってくれじゃない」ニヤァ

 

ベル「それで、僕の確保ですか?」

 

アイシャ「そうだね、恨むなら欲深い私らの主神を恨むんだね」ズバッ

 

ガキンッ

 

ベル「そうしときます」

 

僕はアイシャさんの攻撃を悉く受け流し様子をみた。ん〜……イシュタル様はフレイヤ様をライバル視していて、過激な行動もしているみたいだし、本来ならバル兄が目的かな?バル兄を人質にフレイヤ様を亡き者にする。今回は代理に僕を使うつもりなのだろう。

でも例えバル兄が捕まっても、フレイヤ様は助けには向かわないと思うけど。バル兄なら大丈夫だからね。まぁ、僕もかな。でもフレイヤ様からしてもイシュタル様は邪魔かもしれない。今回はフレイヤ様は手を出すかもね。

そう考えていると

 

ズガンッ

 

フリュネ「ケッケッケッ、油断とは褒めたものじゃないねぇ【銀翼の兎(シルバーウィング・ラビット)】」

 

ベル「げっ、ヒキガエルの擬人化……」

 

フリュネ「誰がヒキガエルの擬人化だ!?」

 

ベル「あなたです、ヒキガエルさん」

 

フリュネ「ムッキィィ!あたいはフリュネだ!」

 

ベル「ヒキリュネさんですね」

 

フリュネ「こ〜の〜ガ〜キ〜!!」

 

アイシャ「ぷっ……」

 

あ、アイシャさんが笑いを堪えてる。

とりあえずヒキガエルさんが斧を振り下ろしたので、それを避けてアッパーを繰り出した。するとヒキガエルさんは天井に突き刺さり動かなくなった。ヒキガエルさんにも会った金色のオーラは消えた。

アイシャさんのは消えてないことから、気絶すると消えるのかな?

 

アイシャ「あんたどうやって捕まるんだい?」

 

ベル「ん〜……、では僕の隙をアイシャさんが突いて気絶したって事にしましょう」ポン

 

僕は左手の平に右手をポンと叩いてそう言う。

 

アイシャ「あんた結構雑でしょ……」

 

ベル「バル兄のが移ったかも……」アハハ…

 

アイシャ「まぁいいわ、でも傷ないと怪しまれるよ」

 

ベル「他に協力者がいればいいですけど、傷はこうすればいいと思います」

 

僕は地面に寝転びグルグル回って服に汚れをつけ、服に所々切り傷をつけた。アイシャさんはそんな僕を信じられない眼で見てた。

 

アイシャ「坊や…、あんたどちらかと言えば脳筋でしょ」

 

ベル「否定はできませんね」

 

そこもバル兄から移ったかぁ……

 

ベル「ではアイシャさんが不意打ちで気絶させたという事にしてください」

 

アイシャ「はいはい、坊やに乗せられてあげるよ」

 

僕は一回頷き顔から倒れた。少し痛い……

丁度気配がしたので気絶のふりをした。バレそうになったら意識を失う事もできるからそれで乗り越えよう。まさかバル兄の幾つかある謎の訓練がここで役立つとは……

 

side out

 

 

春姫side

 

私はとあるお方を捕まえる為にアイシャさん達と共に30階層に来ている。

私はアイシャさんの元に向かい

 

春姫「アイシャさん」

 

アイシャ「来たかい、春姫」

 

春姫「そのお方が捕まえるよう言われた方ですか?」

 

アイシャ「そうだ。見覚えあるだろう?」

 

春姫「ベル様……」

 

ベル様がイシュタル様から捕まえるように言われた方……。何故ベル様が……。

 

アイシャ「…はぁ……、誰もいないから言うけど。坊やは、あんたの為にわざと捕まったんだ」

 

春姫「ベル様が……私の為に……?」

 

何故……何故私を……。私は十分あなた様に救われましたのに……。

 

アイシャ「坊やの中でやるせなかったのだろう。今も気絶のふりをしているしね。聞いているなら合図しなさい」

 

するとベル様は右人差し指で地面を2回叩いた。

本当に……本当に私の為に……!

私が喜びを顔び出すと

 

アイシャ「喜ぶのはまだよ。坊やが動けるのはまだ先だ。喜ぶのは全部が終わってからにしなさい」

 

春姫「はい!」

 

春姫はとても嬉しゅうございます。ベル様に恋をしてよかったです…!

皆さんが集まる前に涙を拭い、幸い表情はかぶっているもので見ない事はよかったです。フリュネさんも天井から抜け出し、ベル様に敵意抜き出しになりますが、アイシャさんが止めイシュタルファミリアの本拠地までもう1人捉えた方と共に戻った。

 

side out

 

 

ベルside

 

なんとかバレずに本拠地の牢屋に入れられた。ヴェルフも一緒の牢屋にいる。

しかし春姫さんにバレるとは……、まぁ助けるのは確定だから支障はないけど。ここで情報を集めてみよう。

ヴェルフも起きたのでヴェルフに話しかけた。

 

ベル「ヴェルフ」

 

ヴェルフ「おぉ、ベル。ファぁ……、まさか眠り粉を使われるとはな。リリ助は逃げたから大丈夫だ。今は換金を終えてヘスティア様に報告でもしてだろう」

 

ベル「ヴェルフは眠ってしまったんだね……。僕はやむを得ず気絶したふりで通したけど。まぁ春姫さんには目的がバレてしまったけどね。協力者もいるよ」

 

ヴェルフ「おいおい、そこまで着々と進んでるのかよ」

 

ベル「ははは……。この部屋は牢屋というより拷問部屋かな?ヒキガエルさんあたりが僕たちをここに入れたのかな?」

 

ヴェルフ「ヒキガエルさんって……、少しはここで情報は聞けるか?危なくなったら鎖を壊せばいい。てかこれ『不壊属性(デュランダル)』じゃねぇか。鎖にこれをつかんじゃねぇよ」

 

ベル「ははは……、けど『不壊属性(デュランダル)』……バル兄の素材より脆いね」

 

ヴェルフ「あれと比べたら全部劣るぞ」

 

?「お喋りは終わりかい?」

 

声のする方を見るとヒキガエルさんが涎を垂らしていた。

 

ベル「暗闇で涎垂らすとさらに気持ち悪いですよ、ヒキガエルさん」

 

ヒキガエル「だからフリュネと言ってるでしょ!?名前もヒキガエルに変えんじゃないよ!」

 

それはメタいですよ〜ヒキガエルさ〜ん。

 

フリュネ「まぁいいさ、楽しみはここからよ」ダラダラ

 

ヒキガエルさんが一歩ずつ近づく、そして僕の下半身を見て

 

フリュネ「ちっ、使えないねぇ。待ってな薬を持ってくる。それであんたはあたいに夢中になるさ」

 

そう言ってヒキガエルさんは部屋から出て行った。

 

ヴェルフ「怖ァァ……」

 

ベル「僕でもあれは怖かった。きたらやばい。早いけどこの部屋から出よう」

 

ジャキンッ  ガキンッ

 

僕とヴェルフが鎖を壊して手首をさすっていると

 

ガキィィン

 

ベル「もう帰ってきた!?」

 

ヴェルフ「いくらなんでも早いだろ!」

 

扉の隙間から出てきたのは

 

春姫「ベル様?」

 

ベル「春姫さん……」

 

春姫さんが扉から出てきた。そして

 

春姫「ベル様!」ダッ ダキッ

 

春姫さんは僕に向かって走り抱きついてきた。

 

ベル「えっと、春姫さん……?」

 

春姫「ベル様が私を助けに来た事、とても嬉しゅうございます……!まだ終わってませんがありがとうございます!」

 

春姫さんがそう感謝の言葉を述べる。

 

ベル「まだ終わってません。安心するのは僕たちのホームに帰ってからです」

 

ヴェルフ「もういいか?」

 

ベル「あ、ごめんヴェルフ」

 

春姫「も、申し訳ありません!ええっと……」

 

ヴェルフ「ヴェルフ・クロッゾだ。家名は嫌いだからヴェルフの方で頼む」

 

春姫「は、はい。ヴェルフ様」

 

ヴェルフ「お前もリリ助と同じ様付けなのな……」

 

ベル「そういう人もいるって事だよ」

 

ヴェルフ「で、ここからどうする?」

 

ベル「ん〜……。僕とヴェルフは別行動でヴェルフは書斎を見つけて情報収集。僕は春姫さんと囮かな?春姫さん、ここの部屋を知っているのは?」

 

春姫「はい、私だけです。イシュタル様もおそらく知らないと思います」

 

ベル「ありがとう。なら作戦はこれで決まりだね。それとヴェルフ」

 

ヴェルフ「ん?」

 

ベル「なるべく殺生石というものを優先に調べて。今回の鍵になるかも知れない」

 

春姫さんの方を見ると涙を流していた。

 

春姫「本当に……本当に、私の為に……」ポロポロ

 

ベル「春姫さん……」

 

春姫「私は助けられる資格など……グスッ……ありませんのに……ヒック……」

 

ベル「助けられる資格は誰にもあります。例え娼婦が破滅の象徴を言われようと、僕には関係ありません。僕は僕の正義を行く、僕の信じる英雄譚は娼婦すら助ける英雄の物語ですから」ニコッ

 

春姫「ベル……様……」ポロポロ

 

ベル「ヴェルフ、先に行ってて。僕は春姫といるから」

 

僕は作戦を進める為ヴェルフに先に行くように言う。

 

ヴェルフ「わかった。ベルも気をつけろよ」

 

ベル「うん」

 

ヴェルフは扉か出ていった。

 

ベル「さ、僕達も行きましょう」

 

僕は春姫さんに手を差し出す。

 

春姫「はい……!ベル様!」

 

春姫さんは僕が差し出した手を取り、そう言う。助けないわけにはいかない!

 

ベル「ヒキガエルさんがそろそろ帰ってくるかもしてません、早くここから出ましょう」

 

春姫「ヒキガエルさんって……」ふふふ

 

春姫さんは口に手を当て、上品に笑う。綺麗な笑顔だ……。

僕はその笑顔に見惚れた。けど状況が状況だからすぐに振り払って部屋から出る。

 

ベル「どうやって錯乱するか……」

 

春姫「では、本拠地から逃げるのはどうでしょう?」

 

ベル「時間稼ぎにはもってこいですね。そうしましょう」

 

春姫「ではこちらです」

 

僕は常時気配を探り人が来たら春姫さんを担ぎ天井にぶら下がってやり過ごした。春姫さんは顔を赤くしていたけど。

気配を探っても誰もいない事を確認し、僕は気になった事を春姫さんに聞いた。

 

ベル「所で春姫、殺生石の事知ってますよね?」

 

春姫さんは動きを止め

 

春姫「わかってしまいますか……。はい知っています。大凡の予想をしていると思いますが、私が鍵となるアイテムです」

 

ベル「やっぱりか。それで春姫さんは命を落としてしまうのですよね?」

 

春姫「はい、それは私の命を糧として発動するものです」

 

ベル「そうか……」

 

春姫「ご安心ください。私は生贄になろうなどと考えません。ベル様が助けに来たのです。生贄になどなりません」

 

ベル「よかった……」

 

それなら安心した。おそらくヴェルフも書斎を見つけて殺生石の事を知ったはず。

と、誰かきた。僕は春姫さんの前に立ち気配の人を待ち構える。

 

アイシャ「やっぱりここにいたか」

 

春姫「アイシャさん!」

 

ベル「何しにきたんですか?」

 

アイシャ「まぁ坊やなら信用もできる。私の願い事を聞いてくれ」

 

春姫「願い事…?」

 

アイシャ「イシュタルファミリアを潰す事さ。それも遊戯戦争(ウォーゲーム)みたく表ではなく裏での、ね」

 

ベル「裏…つまり暗殺ですね?」

 

アイシャ「そうなるね。で、やってくれるかい?」

 

ベル「……」

 

イシュタルファミリアがある以上、春姫さんを狙ってくる。殺生石を壊そうとまた仕入れ狙ってくる。ならここで潰した方がいい。バル兄はいないけど僕たちだけでやってみせる。

 

ベル「わかりました。その依頼承りました」

 

アイシャ「フッそう言うと思ったよ。それと先に謝っとく。私は本来、ある事によって主神に逆らえない。だからこれも作戦なのさ」

 

アイシャさんがそう言うと他のイシュタルファミリアの人達が現れた。アイシャさんの表情を見て作戦ではあるけど本音でもあると読み取れた。

アイシャさんも不器用ですね……。

 

ヴェルフ「おーいベル!」

 

ベル「ヴェルフ!」

 

ヴェルフ「知ってると思うがとんでもない計画を知った」

 

ベル「殺生石だよね?」

 

ヴェルフ「知ってるなら言うことはねぇな。儀式は満月の夜。つまり今日だ」

 

ベル「今日……。なら春姫さんを守り抜かないとね」ジャキンッ

 

ヴェルフ「だな」チャキッ

 

僕とヴェルフは武器を構え、イシュタルファミリア、戦闘娼婦(バーバラ)ていうだっけ?と対峙した。

 

アイシャ「愚かだね」

 

ベル「例えそうでも、ここで僕の信念を貫き通さないと後悔するだけだ!」

 

アイシャ「そうかい。いけ!」

 

「「「ワアアアァ!!」」」

 

アイシャさんがそう言うと戦闘娼婦(バーバラ)が攻撃してきた。

 

ベル「ここで殲滅したいけど、ここは撤退するよ。僕は春姫さんを担ぐからヴェルフは援護をお願い!」

 

ヴェルフ「任しとけ!」

 

僕は春姫さんを抱え(姫さま抱っこ)ホームに向かって全速力で走った。案の定春姫さんは顔を赤くした。もちろん僕の全速力に追いつける人はいないけど、ヴェルフはホームで戦う事になる戦闘娼婦(バーバラ)の人数を減らしながら走る。

ホームに着くと館の前にリリが待ち構えていた。

 

ベル「リリ!」

 

リリ「ベル様!無事ですね!そちらが春姫様ですか……」

 

ベル「うん、ヴェルフはあとちょっとでくる。そのすぐ後に戦闘娼婦(バーバラ)も来るから戦闘準備をして」

 

リリ「はい!」

 

僕は春姫さんを降ろし、何故か残念な顔をしていたけど。戦闘娼婦(バーバラ)を待ち構えた。

すぐにヴェルフがつき

 

ヴェルフ「すぐに奴らが来るぞ!」

 

ベル「わかった!」

 

リリ「はいです!」

 

全員武器を構え、戦闘娼婦(バーバラ)を待った。

しばらくして

 

アイシャ「チッ、ホームに着いてしまったか……」

 

ベル「警告します。敷地内に入ったら敵とみなし排除します」

 

僕はアイシャ達戦闘娼婦(バーバラ)に警告する。

 

ベル「それでも入りますか?」

 

僕は龍氣を全開に、ヴェルフは大剣に膨大な炎を纏い、リリは圧倒的な気配を出す。それにアイシャ達戦闘娼婦(バーバラ)は後退り、大半は震え、腰を抜かすものもいた。

僕は最後の警告を言った。

 

ベル「もう一度言います。敷地内に入ったら敵とみなし排除します。それでも入りますか?」

 

アイシャ「ハァ……ハァ……負けだよ、坊や……ハァ……あんたら!ここは引くぞ!死にたくなかったら撤退するぞ!」

 

アイシャさんがそう言うと戦闘娼婦(バーバラ)達は急いで撤退する。

 

アイシャ「失礼したね。例の依頼、期待してるよ。坊や」

 

そう言ってアイシャさんは去っていった。

 

ベル「ふう……終わった……」

 

ヴェルフ「いや、まだだろう?」

 

ベル「まぁ、そうだけど一段役ついたから」

 

春姫「ベル様」

 

ベル「春姫さん」

 

春姫「決着、つけに行くのですね?今夜」

 

ベル「はい、そのつもりです」

 

春姫「その時は春姫も連れて行ってください」

 

春姫さんはそう言う。でも危険すぎる。もしあらかじめ儀式をしていたらなど、そう考えてしまう。けど春姫さんは真剣な表情で言っている。

 

ベル「危険ですよ?命の危険が高すぎます。それでもですか?」

 

春姫「はい」

 

ベル「……」

 

春姫さんの決意を無碍にはできない。

 

ベル「わかりました。けどまずは一休憩しましょう。春姫さんもずっと気が張っていてリラックスできてませんよね?」

 

そう聞くと春姫さんは図星を突かれた顔をした。

 

ベル「館の中に入りましょう」

 

僕は春姫さんの手を取り館に入った。

今夜全て終わらせる。

 

side out

 




という事で捕まる所から春姫の救出まででした。まさか7000字行くとは……。
終始ベル君の作戦で順調に行きましたね。中盤アイシャの依頼を引き受け、作戦だったけど彼女の本心を知った。
さて、少し次回予告を考えてみました。それではどうぞ
ヒャイイイィィィ ヒュウウウゥ
よっと、どうも皆さんこの作品の主人公、ベル・クラネルです。早速次回予告の時間です。
春姫さんの救出が成功した僕たち、しかしやることはまだ残っていた。アイシャさんの依頼を達成する為に今夜イシュタルファミリアを襲撃すると計画した。そこに春姫さんも決着を見届ける為に一緒に行く事になった。
館はタケミカヅチファミリアに任せ襲撃する!
さぁ、僕たちの運命やいかに。
次回イシュタルファミリアの殲滅作戦
お楽しみに〜
シュドオオオオォォォン


という感じです。最初のは天彗龍バルファルクの鳴き声に龍氣を翼に溜める音。最後のは飛び去る音です。
どうでしょう?これからもこういう感じに進めます。語る人物は毎回変わりますが。
それではバイバ〜イ!
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