赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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なんとか調べて書いてます。合ってるかものすごく不安なので間違ってたら指摘をお願いします。


48 豊穣の女神の悩み

バルside

 

本来一週間の予定だったダンジョンに潜るのが半分以下の3日になったが、まぁそれはいいだろう。1日目は間違えて呼び出したベリオロス特殊個体、氷刃佩くベリオロスだったか?を結果として俺主導で倒して拡張ポーチに入れた。その後の2日はレンとアイ、オッタルの試練を行った。

結果から言うと、58階層が崩壊した。順番はオッタル→アイ→レンでやってオッタルは相手が鏖魔だった事以外は問題ない(問題ありまくりだよ!by作者)。両方のツノを切り落として合格した。しかしあのディアブロスはいつ見ても面白いな。体色が変化して。

アイのは、クレーターができてそこに湖ができた。やったね!砲竜も大喜び!何が起こったかと言うと、水蒸気爆発というものが起こった。いや、水素爆発か。何回も水を、しかもモデルのネロミェールは大量の水を電気で蒸発、もとい分解したわけだ。当然電気によって周辺の温度は上がり、湿気が増え空気中の水素量も増える。爆発しない方がおかしい。

結果として巨大な湖ができて、ネロミェールは爆発の中心にいた事によって息絶えた。当然だな。いくら古龍でもあの規模の爆発を受ければ耐性のない古龍は死ぬ。

アイはもちろん無事だ。本人は素直に結果を喜べないみたいだが。

最後はレンだ。これが大変だった。3日目全部使って行われた。相手、ゼノ・ジーヴァのブレスで階層はボロボロ、せっかくできた湖も熱で蒸発した。レンは構わず近づき攻撃をしていた。まぁ、あまり効果はなかったがな。それが何時間も続いて、痺れをきたしたゼノ、むっちゃ遅いが。まるで自爆のようにエネルギーを周囲に拡散した。それによってレンは吹き飛ぶがすぐ立ち直って、ゼノに突撃して開いた口に入った。これには度肝を抜かれた。バカと思ったよ。

そして胸の発熱器官を地脈操作の応用で乱し、ゼノは内側から爆散した。幸い結界を張っていたから上に震動が伝わる事はないが、ネロ(うちのネコじゃないぞ?)の時以上の爆発が起きた。それによって58階層は面影がなくなるほどに壊滅した。

レンももちろん無事だ。生成したエネルギーで何重もの盾を作ったみたいだ。器用だな。

とまぁ、試練はこんな感じになった。

 

フィン「親指がすごく痛い……」

 

バル「厄介な体質を得たな」

 

フィン「すごく役に立つけど、こうも周りに強すぎるのがいると恨むよ……」

 

レン「どんまい」

 

二日間、いや三日間か。ベリオロスのことも含めてフィンはずっと親指が疼いていた。それも痛いくらいに。

ご愁傷様。

4日目になり、早朝すぐ地上に戻った。

 

バル「ん?ベル達がすごい勢いでモンスターを倒してるな。何かあったのか?それもこんな早朝に…」

 

アイ「聞いてみる?」

 

バル「……いや、後先考えずにやってるわけじゃないし俺が介入する余地がない。限界まで気配を殺して気付かれないようにしよう」

 

俺はそう言うと4人とも俺と同じく気配を限界まで殺した。フィンもレベルが上がったな。実力も上がり気配の殺し方も上手くなった。ここでフィンを除いた3人の容姿の変化を言おう。

まず、アイは髪の色は変わらず瞳の色が黒から紫になった。これが黒髪に意外にも合っていて綺麗だった。そうアイに伝えるととても喜んでくれた。

次にオッタル、体に紺色の刺青が現れた。これは鏖魔の影響だな。おそらくそれはキレると赤黒くなるかな。目も赤くなったりしてww

さて最後にレン、レンが一番変化した。レンは元々金髪碧眼だったが。まず髪は青白い色になった。しかも少し発光していて夜だと幽霊に間違えられかねん。次に目、これは赤くなった。多分成長したモデルの色を模してるのだろう。

本来ならレベルの高いオッタルが一番強くなるわけだが、モデルのスペックかレン→アイ→オッタルの順だった。鏖魔は古龍級だった気がするが、まぁいいだろう。

とにかく地上に戻った。未来(そう遠くない)の義妹と少し話し、フィルヴィスのことを教えてもらった。

 

バル「前にフィルヴィスから教えてもらったことだけか……」

 

エイナ「ごめんなさい、これくらいしか情報がないの……」

 

バル「まぁいいや、地道に調べる。それよりベルと進展したか?」ニヤニヤ

 

エイナ「ええっと……その……告白…しました……////」

 

バル「うんうん、ベルも順調に包囲されてるな」

 

とその後も少しベル中心の話をしてギルドから出た。

 

バル「けど、どうやって調べるか……」

 

アイ「意外な人物が情報を持ってたりするかもしれないよ?」

 

バル「意外な人物……ガネーシャなら少しはあったりするか?」

 

アイ「トップレベルのファミリアだからあると思うよ」

 

バル「なら行ってみるか、っとあれはデメテルか?」

 

ガネーシャファミリアに向かおうとするとデメテルを見つける。けど

 

アイ「すごく落ち込んでる…?」

 

バル「いや、あれは絶望に近いな。彼女がああなるなんてよっぽどのことが起きたのだろう。ほっとけないし話しかけよう」

 

俺はそう言って様子のおかしいデメテルに話しかける。

 

バル「久しぶり、デメテル」

 

デメ「バルくん……?」

 

俺は弱々しく言う彼女を見て動揺する。ここまで追い詰められてるのか?何があったらこうなる……。

俺はこうしていられいないと彼女に聞いてみる。

 

バル「どうしたんだ?何かあったのか?嫌じゃないなら話してくれ。それで幾分か楽になる」

 

デメ「でも……」

 

監視されてるのか?だがそれなら問題ない。

 

バル「いいから。ほら行くよ」チラ

 

アイ「……」コク

 

デメ「あ、ちょ…!」

 

俺はアイに目配せしてアイも一緒にデメテルをまたも近くにあった喫茶店に連れて行く。なんでこうも近くにあるのかねぇ…。

喫茶店に入り3人がけのテーブルの椅子に座る。そこで聞かれないために結界を張る。安全のために龍氣も流しておくか。

俺は早速理由を聞いた。

 

バル「さて、話してくれ。大丈夫だ、聞かれる事はない。結界を張ったから」

 

デメ「……どうして……」ボソッ

 

デメテルは小さくつぶやく

 

デメ「どうして私に構うの…?ミアの紹介で一回食事をしただけなのに……どうして……」

 

これは相当追い詰められてるな。デメテルはそう言うが答えは決まってる。

 

バル「あんたと話していると楽しいから。それに知り合いが困ってるのに構わないわけがない」

 

デメテルは信用できる。俺にとってはそれだけでいい。200年以上も生きると裏切りなど気にしん。俺は裏切られてもいいことを前提に信頼している。もちろん裏切られたらもう信用しないが、こいつならいいかと思う。そう思う俺は変だろうか?

 

デメ「もう……なんであなたはそう言うの……ますます好きになってしまうじゃない……」

 

おおっと、これは聞かなかった事にしよう。

デメテルは小さく話し始めた。

要約すると、エニュオと呼ばれる邪神に子ども、ファミリアの団員だな。それを人質に取られたそうだ。それに神酒と呼ばれる酒を無償提供する事になってそれで酔わせて、目的のためにコントロールしてるみたいだ。

神は神の嘘すら見抜けるが、そのエニュオ自身も神酒で暗示をかけて今までバレてないみたいだ。そいつに目的は泣き叫ぶ子供達を見たい。それだけみたいだ。

それだけだと……?

俺はその目的を聞いて怒りを抑えれなかった。

 

デメ「バルくん……?」

 

と、いかん。怒りを無理矢理抑えないと。

俺はデメテルが不安な表情になったにを見て怒りを収めた。

 

バル「すまん、それでエニュオというのはどんなやつだ?」

 

デメ「うん……。実はエニュオは本名じゃないの。エニュオの正体は……」

 

俺たちはそれを聞いて驚愕を隠せなかった。

エニュオの正体、それはディオニュソスだった。そして俺は表のディオニュソスは影武者で貧乏神のペニアという神だった。

ディオニュソスファミリアの団員は全員ペニアに改宗(コンバージョン)させていて、保険としているようだ。

 

バル「嘘だろ……。まさかここまで闇深いものだったとは……てことは団長のフィルヴィスは?」

 

デメ「彼女ね……。彼女は……」

 

フィルヴィスの事で俺達はさらに驚愕した。

フィルヴィスは27階層の悪夢で死んでいた。けどそこに穢れた精霊というものに触れ、魔石を与えられ怪人(クリーチャー)になった。いくら傷ついても再生してフィルヴィスは心身共に疲れ果てた。そこにディオニュソスが付け込んで闇派閥(イヴィルス)の一派になった。

 

バル「つまりフィルヴィスはディオニュソスに騙されてると解釈してもいいか?」

 

デメ「そう……なるね…。ディオニュソスに良心があるとは思えないわ……」

 

バル「フィルヴィスの事も思ったより闇の深い話だな……」

 

デメ「私はどうすれば……」

 

デメテルは俯き涙を流した。

彼女は本当に追い詰められてるな。なら俺に出来ることは

 

バル「大丈夫だ。俺達で絶対に助ける。ロキファミリアにフレイヤファミリアも味方についてくれるさ」

 

俺がそう言うとデメテルは顔を上げた。俺はデメテルの顔を見て似合わないと思った。彼女には笑顔が一番似合う。

 

デメ「本当に……?」

 

バル「本当だ。今からロキファミリアに行くがデメテルも行くか?なるべく来て欲しいが辛いなら強制じゃない」

 

デメ「……私も一緒に行く。人質にされた子供達を助けないといけないから」

 

そう言うデメテルの目には決意が燃えていた。よかったデメテルが立ち直って。

さて、ここを出る前に

 

バル「少しすまん」

 

俺はデメテルの髪に触れた。

 

デメ「ど、どうしたの…?///」

 

バル「すぐわかる」

 

お、あったあった。

俺はデメテルの髪から小さいオブジェクトを取る。

 

デメ「これは……」

 

バル「盗聴器だな」

 

俺の言葉にデメテルとアイは驚愕する。

 

バル「今までの話を聞いてただろうな。そうだろう?まぁ、当然反応はないが」

 

デメ「聞かれてた……?な、なら私の子供達は……」

 

バル「限りなく危険だな」

 

デメ「そん……な……」

 

デメテルは絶望した顔になった。無理もない。彼女の子供達が危険な状況だから。意味を成すかわからんが、保険を掛けてみよう。

 

バル「聞いてるよな?ディオニュソス。デメテルの子供達に何もするな。もししたら天に帰れないまでに滅ぼすぞ

 

ブチッ

 

俺は効くかわからない脅しをして盗聴器を潰した。俺は結界を解きスッと立ち上がった。

 

バル「ロキファミリアに行こう。今日中に全て終わらせないといかん」

 

デメ「……うん、そうだよね。私も行くわ。絶対に子供達を助けないと…!」

 

バル「そのいきだ」

 

俺達は喫茶店には悪いが何も注文しなかったからそのまま喫茶店を出て、ロキファミリアのホーム、黄昏の館に向かった。

待てろよディオニュソス…!

 

side out

 

 

おまけ

 

一方レンは

 

レン「ただいま戻りました」

 

ウラ「……誰だ貴様」

 

レン「な!?俺です!レン・カヌゥーです!」

 

ウラ「レン?ワシの知ってるレンと全く違うが……」

 

レン「試練を行って半龍となったからです。その影響でこうなりました」

 

ウラ「そうか…。すまない気がつけなくて…」

 

レン「いえいえ、俺が変わりすぎたわけなので」

 

ウラ「そうか。報告ご苦労。下がっていい」

 

レン「はい。失礼します」

 

その後も知り合いに「誰だお前」と言われて精神的疲れた半龍の白髪赤眼の妖精であった。のちにさらに疲れると知らずに…

 

 

おまけ2

 

オッタル「ただいま戻りました。フレイヤ様」

 

フレイヤ「あら、おかえりなさい。フフフ、あなた半竜になったね?魂に禍々しい色がついたわ。バル様と出会ってなかったらあなたを伴侶にしていたわ」

 

オッタル「ありがたき幸せです」ペコ

 

フレイヤ「それにしてもバル様また困難に足を踏みましたね?オッタル。あの人を手伝ってね?」

 

オッタル「もちろんです」

 

フレイヤ「あの方がどう解決するか楽しみだわ」フフフ

 

天彗龍(伴侶)の活躍を楽しみにしてる美の女神と猛者であった。

 

 

おまけ3

 

フィン「ただいま……」

 

ロキ「おお、おかえりフィン。そうとう疲れとるな…」

 

フィン「あはは、バルの無茶振りでね……」

 

ロキ「何があったんや……」

 

フィン「もうね……。赤い竜に追いかけられ、戦闘しているとバルがさらに緑の竜を呼び出し、何故か連携の取れてる竜2体と戦って。僕がやられそうになったら止めてくれたけど、すぐ ポーションで回復させられ連続で同じ状況で戦ったよ……。あはは……ループって怖いね……」アハハ…

 

ロキ「あかん、フィンが壊れた!メディーック!!」

 

ダンチョウ!シッカリシテクダサイ!

 

アハハ…

 

ナニガオコッテルノ?

 

オマエハシラナクテイイ

 

団長が壊れて少し荒れたロキファミリアであった。しかしすぐ後に面倒ごとが増えるなど、ロキにさえ予測できない。




という事で前半ダンジョンでの出来事、後半ディオニュソスの真相に向き合うの回でした。
調べながら書いてので間違いはないと思いますが、あったら指摘お願いします。
さて、ここではデメテルは『精霊の分身』以外全てを知っているとしました。こっちの方が展開しやすそうなので。
字数は春姫の方より少ないが、まぁいいっか。
次回はどこまで進めれるのやら……。とまぁ後書きはここまでで次回予告をどうぞ!
ヒャイイイィィィ ヒュウウウゥ
よいしょっ、どうも皆さんバルの嫁(確定)アイ・へガルだよ。早速次回予告にいこう。
デメテルからディオニュソスの正体を知った私達。解決するためにロキファミリアに向かった。
無事支援を受けてもらう事になって、フレイヤファミリア、ギルド方も支援を受けた。
どんな作戦になるか。そしてディオニュソスの手札とは
次回黄昏の中で組まれた作戦
お楽しみに〜♪
シュドオオオオォォォン
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