赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか 作:エルにー
レフィーヤside
私はフィルヴィスさんを助けるためにダイダロス通りにある人造迷宮、襲ってきた
そこにバルさんと共に最下層までフィン団長達と同行し、別れて邪神ディオニュソスとフィルヴィスさんの元についた。
バル「来たぞエニュオ、いやディオニュソス」
ディオ(例の『
バル「そんなのいい。デメテルファミリアの団員は?」
ディオ「しっかりここにいるよ」
そう言って邪神ディオニュソスは後ろを指す。そこには蔦をデメテルファミリアの団員に刺して養分を吸ってる精霊がいた。
レフィ「そんな……」
バル「忠告を無視したな…?」
ディオ「例え英雄であろうと精霊にはそう簡単には勝てない」
レフィ「フィルヴィスさん……フィルヴィスさんは!?」
私はフィルヴィスさんの事が気になって邪神ディオニュソスに聞く。
ディオ「ほう、指名されてるぞ、フィルヴィス」
?「……はい…」
出てきたのは白い仮面をつけた上半身はフィルヴィスさん、下半身はおそらく
レフィ「フィル……ヴィスさん……」
私はフィルヴィスさんの姿が信じられなかった。いや、認めたくなかった。最初は少し冷たい人と思ってたけどその奥には優しさがあって。仲良くなってから色々な場所に渋々ながらついてきてくれて、たまに見せる恥ずかしそうにしてる姿が可愛いあのフィルヴィスさんが…!
レフィ「フィルヴィスさん……何故その姿に……何故!」
フィル「………」
私はフィルヴィスさんにそう問いかけるがフィルヴィスさんは何も答えない。よく見ればフィルヴィスさんの目にハイライトがない。
ディオ「無駄だよ。今朝君達にバレてからフィルヴィスは作戦に反対し始めてね。だから神酒を飲ませて僕に忠実な僕にしたんだ」
レフィ「あなたはフィルヴィスさんを駒とでも思ってるんですか!?」
私は邪神ディオニュソスの言いようが許せなくて聞きただした。相手の返答は
ディオ「そうだよ」
レフィ「へ……」
その時私は少なからず空気の変化を感じた。
ディオ「僕は泣き叫ぶ子供達や神共が見たい!絶望している者を見て優越感に浸りたい!そのためならなんでも使う!例え仲のいい者だろうと!」
フィル「………」
レフィ「そんな事で……そんな事でフィルヴィスさんを……!?」
ディオ「そうだよ。最初は始末しようと思ったけどフィルヴィスと仲のいい君の事を思い出してね。だからここを守る駒として、君を絶望に落とすためにこうしたんだ。感想はいかが?」
レフィ「最悪です!フィルヴィスさんをこんなことにして……」ポロポロ
私は膝から崩れ落ち涙を流した。
ディオ「ククク、その顔だよ!その絶望に一歩近い顔が僕は大好きだ!」
バル「黙れ」ギッ
バルさんが邪神ディオニュソスを睨んだ瞬間に空気が固まった。
レフィ「バルさん……?」
私は顔を上げバルさんを見る。
バル「フィー」
バルさんはしゃがんで私と目線を合わせる。
バル「しっかりしろ。フィーがその状態ではフィルヴィスが怒るぞ?違うか?」
確かに……前に直ぐナヨナヨする私をフィルヴィスさんが叱った事がある。
バル「それに少し探ったが自我はまだ残ってる。完全に壊れたわけじゃない。体も元に戻す事もできる」
レフィ「本当ですか!?」ガバッ
私はバルさんの元に戻せるということを聞いてバルさんの服を掴む。
バル「本当だ。そのためには自我を戻す必要があるが、できるか?」
レフィ「私が……ですか…?」
バル「そうだ。これはフィーにしかできない」
私にしかできない……。ううん、何を戸惑ってるのレフィーヤ!フィルヴィスさんを助けるためにここに来てるでしょ!何を躊躇している!
レフィ「やります」
私は立ち上がり
レフィ「私はレフィーヤ・ウィリディス!ウィーシェの森のエルフ!そして
私は杖を構えて邪神ディオニュソスに宣言する。
レフィ「そう簡単には、絶望などしません!」
ディオ「残念だ。フィルヴィス、相手をしてあげなさい」
フィル「……」コク
フィルヴィスさんは邪神ディオニュソスの命令に頷き私に襲いかかってくる。私はそれをそれをバルさんの龍の素材で作った杖。実はバルさんの龍の素材は杖の素材としてとても有能だそう。実際これを使って魔法の威力が三倍になった。まだバルさんの手で作られたものなので銀翼の魔杖と呼んでいます。
それでフィルヴィスさんの攻撃、両腕も異形となっていて爪による攻撃。それを杖で受け止める。
私がやらないといけない事はフィルヴィスさんの自我を戻す事。無駄に攻撃はしたくない。だから私はフィルヴィスさんに呼びかけることにした。
レフィ「目を覚ましてください!フィルヴィスさん!」
フィル「………」シュッ
ガキッ
レフィ「フィルヴィスさん!」
ディオ「無駄な事をするね。フィルヴィスの自我はもう戻らないよ」
レフィ「そんな事はありません!必ず手はあります!」
何か手は……!思い出を話せば!
レフィ「フィルヴィスさんと会ったのは邪神ディオニュソスに依頼された時でしたね」
フィル「………」ガッ
レフィ「あの時は冷たい人と思ってました。私とベートさんを嫌い依頼だからと渋々同行していましたね」
フィル「………」スッ ドゴッ
レフィ「グッ、け、けど、突き放す理由がフィルヴィスさんといれば全滅してしまうと。
フィル「……っ……」ズバッ
レフィ「キャァ!」
少し効果があった!これを続けば!
レフィ「け、けど!私はそんな事関係なくフィルヴィスさんと仲良くしたかった!だから諦めず話しかけて、そしてフィルヴィスさんと友達になれた!」
フィル「グッ……ガアアアアァァァ!!」ガッ ドッ ザッ
レフィ「あなたは私の大事な友達です!目を覚ましてください!」
フィル「ギャアアァァァ!!」
フィルヴィスさんは自我が戻りつつあるのか苦しそうに私に攻撃を続ける。
効果はある!何時間かかっても絶対にフィルヴィスさんの自我を呼び覚ます!
side out
ベートside
ベート「そんなもんか!精霊さんよぉ?」
「黙れ!貴様!」
そう言って精霊は俺に向かって蔦で突き刺す。当然避けるがな。
ティオネ「ちょっと!遊んでんじゃないよ!ベート!」
ベート「至って真面目だ!」
だが戦闘を始めてからそこそこ立ってる。おそらく術が完成するのは日付が変わると同時。ならそろそろ決着を付けねぇとな。
俺は動きを止める。精霊の蔦が襲いかかってくるがそれを拳で跳ね返す。
「フン、勝てないと察して諦めたか?」
ベート「な訳ねぇだろ。奥の手を出すだけだ」
この迷宮、クノックスだったか?に入る前に竜化の許可をもらってる。なら、ここで使わない手はない。
ベート「『完全竜化』!」
俺から光が発せられる。体がドンドン大きく、そして変化していくのがわかる。そして光は止み、精霊から俺の姿が見て取れる。
「な……ま、まさか貴様は…!?」
ベート「やっと気づいたか。俺は半竜。身を竜に変えた狼だ」
ティオネ「それがあんたの竜状態……」
ベート「驚きか?バカゾネス」
ティオネ「相変わらず口の汚さは変わらないのね」
ベート「フン」
俺は精霊の方を見て
「く、来るな……」
これは完全に怯えてるな。さっさとかたをつけよう。
ベート「アオオオオオォォゥゥゥゥ!」ザンザンザンッ
こういう所でも雷光虫のおかげで超帯電状態になれる。
ベート「一瞬で終わらせてやる!」
俺は精霊に向かって走り出す。
「来るな!来るなあああぁぁぁぁ!!」ボオオオォォォォ
精霊は魔法を撃つがそれは一切効かなく。俺は精霊の目の前に着く。そして
ベート「あばよ」
ザァァァァンッ
俺は上から真っ二つに切る。
「あ……ぁ……」シュウゥゥ
ベート「終わったか……」
俺は精霊が灰になったのを見届けて竜化を解く。
ティオネ「おつかれ」
ベート「……おう……」
ティオネ「この後はどうすればいいんだ?」
ベート「……待機だ。他の所も問題ねぇ。バルの所を除けば終わってる」
ティオネ「そう。なら待とう」
俺達は少ししてからバルの所に行くことになった。
side out
アイズside
「アリアぁぁぁぁ!!」
アイズ「だから私はアリアじゃない!」ザンッ
ティオナ「私を忘れないでよ!」スパッ
「おのれおのれおのれぇぇ!!」
精霊と戦い始めて、前戦った時より長引いている。いい加減鬱陶しく。
私は精霊の前で止まる。
「アリアぁ……」
アイズ「いい加減にして。私はアリアじゃない」
「アリアぁぁぁぁぁ!!」
ティオナ「もうこれ精神壊れてない?」
アイズ「かもしれない……」
私は精霊を風で近付けなくする。そして細剣に風を纏う。
ヒュオオォォォォォ
「アリアぁぁぁぁ!!」
ティオナ「うわぁぁ……引くほど執念深いね……」
アイズ「うん、すごく嫌」
少し細剣に風を溜めてそれを精霊に向ける。
「アリアぁぁ?」
話す言葉もアリアしかない。不審に思った精霊は攻撃を察したのか魔法の準備をする。
「アリアぁぁぁ!!」ボオオオォォォォ
アイズ「本当に鬱陶しい。『天津嵐剣』!」
私が放った鋭い風は精霊の魔法を打ち消し、精霊をも貫いた。
「あ、アリアぁぁ……」シュウウゥ
アイズ「私はアリアじゃない。私はアイズ・ヴァレンシュタイン」
精霊にそう言い放って灰になるのを見届ける。
ティオナ「おつかれー!アイズ!」
アイズ「うん、ティオナもおつかれ」
ティオナ「この後は?」
アイズ「確か……待機だったと思う。バルが動き始めたら行こう」
ティオナ「オッケー!」
こうしてバルが動き始めるまで待機した。
side out
オッタルside
オッタル「おおおおぉぉぉぉぉ!!」スパッ
「ギャアアァァァ!!」
オッタル「おおおおぉぉぉ!!」ザンッ
「ギャアアァァ………」シュウウゥ
オッタル「ハァ…ハァ……ハァ……」
思ったより消耗が激しい……。
俺は力を試すために暴走状態に入った。バルからはしばらくこの暴走を克服。さらに上の狂暴走も克服する必要があるそうだ。だが挑む価値があるほど強力な力だ。
「残党の駆除が終わりました!」
オッタル「ハァ……ハァ……ご苦労。しばらく待機だ」
「はっ!!」
バルが動き始めるまで体力を回復することに専念しよう。
side out
アイsaid
アイ「まだまだ!」
バシャッ ビリビリッ バシュッ
「きゃあああぁぁぁぁ!!」
私は戦い始めてからずっと水をかけては電気で攻撃を繰り返している。
「ふ、フフフ、可愛い顔の割に本当にえげつない攻撃をするのね」
アイ「それはお互い様だよ!お姉さん!」パシュ
「もう、矢ばっかりで肌が痛むじゃない」
アイ「再生できるんだからいいでしょ」バシャッ
「そういう問題じゃないのよ。いかに肌を傷つけない事が重要よ」
アイ「わからないでもない」ビリビリ
とまぁ、こういうやりとりをかれこれ1時間以上続いてる。話すの楽しかったけど、そろそろ決着を付けないと。
アイ「戦いながら喋るの楽しかったけど、いい加減かたをつける」
「もうそんな時間なのかしら?私も楽しかったわ」
アイ「やっぱりあなたは変」
私は生成した水を洪水のようにお姉さんにぶつけて囲うように球を作る。そしてそれに電気を通すと
ドオオオォォォン
試練の時より規模は圧倒的に小さいけど爆発が起こる。
爆発の後には何も残らなかった。
アイ「変な人だったけど楽しかったかな……」
お姉さんと似た人に会えたらいいな…。
side out
レンsaid
ドンッ ドンッ ドンッ
「小賢しいまねを!」
レン「いや立派な立ち回りな」
俺はこの精霊のこの卑怯もののような言葉を聞きながら戦ってる。
「男ならそんなもの使わず接近して戦え!」
レン「なんで敵に戦い方を指定されてるんだろう?」
しかし長く戦い続けてるな。他もそろそろかたをつけてる頃だろう。
俺は動きをやめ
「ん、やっと正々堂々と……」
レン「やるかバカ」
俺は龍のエネルギー、ジーバリウムとでも言おう。それを重砲に溜める。
それに精霊が気づき
「やらせるか!」ボオオオォォォォ
おぉ、これが精霊の魔法か。けど遅い。
レン「消し飛べ!」
ギイィィィン
「な……ぁ……」シュウウゥ
レン「えぇ……これはおいそれと使えねぇな……」
俺が撃ったものは魔法を打ち消し精霊に土手っ腹を開ける。そしてそのまま灰になる。問題はその奥も光線が貫いてる事だ。
レン「精霊も倒したしバルが動くまで待つか」
結果、俺は現実逃避することにした。
side out
リヴェリアsaid
フィン「はぁっ!!」
「グゥッ、貴様らぁぁ!!」
リヴェ「しぶとい!」
ドス ドス パキパキ
「チッ、また氷が……!」
精霊とずっと戦ってるがいまいち決め手が足りない…。!あの魔法と冷気を組み合わせば…!
リヴェ「フィン!少し時間稼ぎを頼む!」
フィン「了解!」
「させるかぁ!!」
精霊は私に向かって蔦を刺すが
ガキンッ
フィン「それはこっちのセリフだよ」
フィンがそれを弾く。私は詠唱に入る。
「チッ、邪魔だぁ!」
ダンッ ダンッ
ザシュッ ザンッ
フィン「まだ行くよ!」
そして詠唱が完成する。
リヴェ「〜〜〜〜』離れろ!フィン!」
私がそう言うとフィルは私の後ろに下がる。
「させん!」ボオオオォォォォ
リヴェ「【ウィン・フィンブルヴェトル】!」
私は生成できる冷気をありったけ込めて魔法を撃つ。それは精霊の爆炎をも凍らし、精霊も一瞬で凍った。
ピキーン
リヴェ「後は壊すだけだ」
フィン「任せて」
フィンは精霊の上に跳び
フィン「はぁぁ!!」
バキーーン!
両方の槍を振り下ろし氷のオブジェとなった精霊を壊す。
リヴェ「終わったか……」
フィン「うん。後は待機するだけ」
リヴェ「さっきのに大分
前より時間はかかったが無事精霊を倒した。レフィーヤは上手くいってるのだろうか……。
side out
今日はここまで。
前半はレフィーヤちゃんがフィルヴィスの自我を呼び覚まそうと奮闘。少し戻りましたがまだまだレフィーヤちゃんの戦いは終わらない!
そして討伐隊は各々精霊を倒した。オッタルの場合は力を使うと暴走する気がするので短くしてます。アイの部分は大分凝った感じ書きました。近所のお姉さんみたいな性格の精霊でしたね。
しかしディオニュソス絶対許さん!次回ぐらいにオリ主が消滅させる!はず!
ということで毎度お馴染み、次回予告をどうぞ。
ヒャイイイィィィ ヒュウウウウゥゥゥ
よっとっ、ここでは初めましてだね。火竜夫婦と遊んだフィン・ディムナだよ。では、次回予告に行こう。
各自六体全部の精霊を倒した討伐隊。一方友人と戦うレフィーヤは苦戦の末フィルヴィスの自我を呼び覚ます。
しかしディオニュソスは七体目精霊、ニーズホッグを明かす。
バルをこれをどう対処するのか。
次回天彗龍の逆鱗に触れた愚かな邪神
楽しみにしてね。
シュドオオオオオォォォン