赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか 作:エルにー
試練Part1
アイズside
今私は試練を受けるために58階層に来てる。バルにヘファイストスファミリアのヴェルフ・クロッゾって人も試練を受けるために来てる。
バル「今日は二人続けて試練を行う」
アイズ「うん、わかった」
ヴェルフ「了解だぜ!」
フィン「今回も僕は近くで見学するよ」
椿「手前もヴェル吉は同じファミリアだから来てる」
他にフィンにヘファイストスファミリアから椿が来ている。団員の試練は団長が見守らないとだとか。
バル「まずはアイズのを先にやる。そこで注意点だ。アイズやヴェルフの相手がベートの時と同じで知性があるわけじゃない。攻撃されれば当然反撃する」
それはそうかも。ベートさんの時が特別だっただけで私の時も同じとは限らない。
バル「アイズの相手も風を操る。攻撃を当てれば上出来な相手だ。辛い相手だがモデルの力を身に染みて感じてこい」
アイズ「わかった!」
バル「その意気やよし。じゃぁ、アイズ以外は離れてくれ」
バルがそう言うとフィン達は離れた。
バル「最終確認だ。倒すのは到底無理だ。自分の全てをぶつけて突破してみせろ」
アイズ「わかった!」
バルは一回うなづき詠唱に入った。
バル「『狩人とモンスターが交差する世界へ、世界を渡る門よ開け』【
バルが詠唱し終わると金色の荘厳な門が現れ開く。前に見たけど綺麗……。
そう考えてるとバルは二つ目の詠唱に入る。
バル「『嵐を自由自在に操る古龍種、嵐龍アマツマガツチ』!」
門は銀色に変わった瞬間とてつもない気流が門から来る。くっ……まだ現れてないのにこの風を……!
そして門から白い神々しい龍が浮遊して出てくる。私は試練ということを忘れて見惚れていた。
バル「アイズ!試練はもう始まってるぞ!」
アイズ「ハッ!」
バルのおかげで正気を取り戻した。改めて相手を見るとじっとバルを見ている。同じ龍というのを感じたのだろうか。
けど、今は試練。よそ見はさせない!私は風を纏い相手に向かって走り出す。それに相手も気づき警戒する。
アイズ「ハァァ!!」ザンッ
私は相手、アマツマガツチに斬りつけるが。
ドンッ
アイズ「きゃあっ!」ズシャァ
アマツマガツチの発生した風によって吹き飛ばされる。これだけでもわかる。黒竜より強い……!さっきの風も手を払った程度のもののはず。
なら、大惜しみなんてできない…!
アイズ「(力を貸して……お母さん!)『
私は久しく使わない魔法を使った。これにより風を強化されている。そしてまたアマツマガツチに向かって走り出す。
アイズ「ハァ!」ザンッ
またアマツマガツチ斬りつける。すると
パスッ
白銀の羽衣が少し切れた。私は間髪入れずに連続で斬る。
パスッ パスッ パスッ
しかし、それは続かなく。私はアマツマガツチの尻尾によって吹き飛ばされる。
アイズ「ぐっ……」
けど、攻撃は通るとわかった。これの出力をもっと上げれば…
ヒョオォォォォゥゥゥゥ
アマツマガツチは咆哮をして頭部を上にあげる。!何か来る!私は急いで横に大きく跳ぶ。すると
ザアァァァァ
すごい勢いの水を吐き、私のいた場所を深く抉られる。あれに当たったら命はない…!
モンスター一覧の古龍の欄に、ツノで力を制御している者が多いとあった気がする。それならアマツマガツチもそれに分類されるはず。だかここからはツノを優先して狙う!
────────
バル「お、いい所に気づいたな」
フィン「どういうこと?」
バル「ツノのことだ。古龍の中にはツノで力の制御をしている奴らがいてな。アマツマガツチもそれに入る」
椿「なるほど、なら奴のツノは素材として優秀なのか?」
バル「すごくな」
────────
アイズ「ハッ!」
ガキッ
くっ、硬い…!けど諦めるわけにはいかない!
私はしばらくアマツマガツチの攻撃を避けながらツノに集中して攻撃した。そして
ピキッ
ツノにヒビが入った。しかし
ヒョオォォォォゥゥゥゥ!!
胸がオレンジに輝き羽衣赤い模様が現れ、ツノが金色に発光する。そして周りに竜巻が現れさっき以上の暴風が吹き荒れる。
これはベートさんの時の怒り状態みたいなもの……。変わらずツノを狙うけど、さっき以上に気をつけないと…!
アイズ「ハァ!」ザンッ
スカッ
アイズ「ぐっ……当たらない…!」
さっき以上の風で全く近づけない。
私は細剣に風を溜めながらアマツマガツチの攻撃を風でそらし、風で遠くから攻撃する。とにかく時間稼ぎをしないと…!
しばらくそれは続き
ヒュゴオオオオオオオォ
アイズ「溜まった……」
細剣に溜めれるだけの風を溜め、私はアマツマガツチに向かって走り出す。これが最後……!
風を通り抜けてアマツマガツチの目の前に着く。そして
アイズ「『天津龍剣』!!」
ドオオオォォォォォン
私が溜めた風とアマツマガツチの纏う風が衝突し衝撃波が発生する。そして
バキイィッ
ヒョオォォォォゥゥゥゥ!!
片方のツノを破壊できた。私はそれを見届けて気絶した。
後から聞いたらアマツマガツチはバルが龍形態になり無理矢理門に押し込んだみたい。
side out
バルside
アイズの試練は無事終わり、アマツマガツチは俺が門にねじ込んで帰した。アイズをフィンの所に運び用意していた毛布に寝かせる。
バル「さて、次はヴェルフだ、準備はいいか?」
ヴェルフ「おう!当たり前だ!」
バル「なら、ヴェルフも最終確認だ。倒す必要はない。ぶっちゃけ黒竜ぐらいの強さだしな。お前の全てをぶつけてモデルの力を感じてこい」
ヴェルフ「あぁ!」
俺はヴェルフの返事を聞きまた詠唱に入る。
バル「『狩人とモンスターの交差する世界へ、世界を渡る門よ開け』【
金色の荘厳な門が現れ開く。相変わらずこれは立派だよな。さて、モンスターを召喚するか。
俺は続いてモンスターを召喚する詠唱に入る。
バル「『万物を焼き斬る獣竜種、斬竜ディノバルド』!」
門は銀色に変わり中から後ろ足で立ち、前足は小さく体色は赤く、頭部は青い。目の上に角があり。背中に青い日のような形をしたものがある。そして尻尾は青くまるで刀みたいな形をしている。
ヴェルフ「こいつがディノバルド……俺の半竜のモデル……」
バル「一つだけ忠告しておく、こいつの尻尾には気をつけろよ」
俺はそうヴェルフに忠告をして離れる。
グルルルルゥゥゥ
ディノバルドは周りを見渡し俺を見る。やっぱり野生の勘というのは侮れないな。
ヴェルフは大剣を取り出し構える。それにディノバルドは気づき警戒する。
ヴェルフ「初っ端から前回で行くぞ!」
ヴェルフは大剣に炎を纏い走り出す。ディノバルドは尻尾で上から叩きつけるがヴェルフはそれ避け後ろ足を斬りつける。
ザンッ
グルァァァァァ!
そこそこ大きな傷ができた。まぁ、アマツマガツチに比べたら弱いからな。
ヴェルフは一旦下がる。そこにディノバルドはブレスを吐くがヴェルフは大剣で受け流す。これ、試練必要だったか?センスはいいし、いい感じに力を使ってるし。だが、モデルのモンスターの特徴的な行動を知る必要があるから試練はいるか。
ディノバルドが尻尾で薙ぎ払いをし、ヴェルフは受け流そうとしたが叶わなく吹き飛ばされる。油断したな。
ヴェルフ「かぁ……流石に無理だったか」
そりゃぁな。ディノバルドはピンピンしているヴェルフをさらに警戒したようだ。油断できないと判断し尻尾を咥える。
バル「お、あれが来るのか」
椿「あれ?」
バル「ディノバルドの代名詞といってもいいものだ。見てればわかる」
ディノバルドは咥えた尻尾を研磨の要領で研ぎ、尻尾が赤熱する。そして回転してヴェルフに攻撃する。ヴェルフはそれを大剣で受け止めてさっきより吹き飛ぶ。
バル「あれがディノバルドの代名詞といってもいい、赤熱した尻尾での攻撃だ。ハンターの中では『灼熱の刃』言われてたな」
椿「なるほど……【嵐剣姫】のより脅威ではないが、十分脅威だな」
吹き飛んだヴェルフは体勢を整えてまたディノバルドに向かって走り出す。尻尾を避けてヒットアンドアウェイで尻尾を中心に攻撃する。
ヴェルフ「オラァァ!!」
ザァァンッ
バキィッ
お、尻尾は一段階壊れたな。てか、これ2段階一気に壊れてじゃねぇか!尻尾の破片も地面に刺さってるし。
これは合格でいいかな。俺は人化を解きディノバルドを抑える。
バル「合格だヴェルフ。十分わかっただろ」
ヴェルフ「まぁ、そうだな」
グルァァァァァ!!
ヒャイイイィィィ!!
俺はディノバルドに一度咆哮し門に放り込み閉じる。
こうしてヴェルフの試練は終わった。因みに鏡で見ていたヘファイストスは顔を赤くしていたとか。
とりあえず今回はアイズたんとヴェルフの試練でした。
ヴェルフは結構余裕で試練をクリアしました。
次回はオリキャラ二人とオッタルです。
では、お楽しみに〜