赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか 作:エルにー
もう一人のベル達が現れてパニックになっていたが、なんやかんや落ち着いた。
話し合いをするために半龍世界のベル達はソファーに座り、話し合いが始まった。
原ヘス「えーっと……ゴホン。まずは自己紹介からしようか。ボクはヘスティア。ヘスティア・ファミリアの主神だよ」
原ベル「僕はベル・クラネル。ヘスティア・ファミリアの団長で、【
原ヴェ「ヴェルフ・クロッゾだ。鍛治士で、レベルは2。二つ名は【
原リリ「リリはリリルカ・アーデ。二つ名はなく、サポーターをしております」
原春姫「サンジョウノ・春姫と申します。未熟ながらリリ様と同じサポーターをしています」
命「ヤマト・命です。とある事情により一時的にタケミカヅチ・ファミリアからヘスティア・ファミリアに
原史世界のベル達が自己紹介をした。
ヘス「……これで以上かい?カサンドラ君やダフネ君とかは?」
半龍世界のヘスティアが疑問に思ったことを言った。
原ヘス「え?その二人はミアハ・ファミリアにいるよ?」
原ヘスはそう答えた。
ベル「なるほど……僕達のところとは大分違いますね」
ヘス「多分だけど、いや、ほぼ確定だけど、ボク達はいわゆる平行世界というものから来たんだと思う」
ヘスティアは己の結論を言った。
「「「「平行世界?」」」」
原ヘス「平行世界っていうのはもしもの世界と言ってもいいね。例えば、ベルがボクではなく違う神の眷属だったとか」
原ヴェ「なるほど。大体理解しました。すると、違いというのは団員か?“とか”って言ってからもっといるみたいだし」
ヘス「そうだね。この場にいないのは5人と1匹だね」
原リリ「1匹、ですか?」
原リリは1匹を聞き返した。
ヘス「あー……後になればわかるよ。後は団員以外にも違いは多くあるよ」
原ヘス「へぇ〜、例えば?」
ヘス「んー、大きな違いは、ベル君に兄がいることだね」
原ベル「えっ!?そちらの僕には兄がいるんですか!?」
ベル「血は繋がってないけどね。バル兄と出会ってなかったら、この世界と同じだったんじゃないかな」
ヴェルフ「多分そうだろうな」
リリ「バル様の影響で色々と起こりましたからね」
原ヘス「バル……それがそっちのベル君の兄の名前?」
ヘス「そうだよ。ヘスティア・ファミリアの団長でもあるよ」
原リリ「他に違いは……」
ぐううぅぅぅ
原リリが他の違いを聞こうとすると、誰かのお腹が鳴ってしまった。
ヘス「ううぅぅ‥…///ご飯の前だったからしょうがないじゃん!///」
音の主はヘスティアだった。ヘスティアは涙目で言い訳する。
春姫「そ、そうでしたね。そろそろお料理を作ろうとした時こっちに来てしまいましたし」
リリ「そ、そうですよ!」
フォローしようと春姫とリリが慌てて言う。
原リリ「あのー、ヘスティア様」
「「どうしたんだい?」」
原リリに二人のヘスティアが答えた。
原リリ「こちらのヘスティア様です」
原ヘス「それで、どうしたんだい?」
原リリ「そちらの私たちも食べるとなると、食材が足りません」
原リリは食材が足りない事を原ヘスに伝えた。
原ヘスは食材不足の解決策を考えている。
原ベル「あ、豊穣の女主人で食べるのはどうでしょう?今から食材を買いに行っても時間が掛かりますし」
原ヘス「お、いいね。久しぶりに外食するのもいいね」
ベル「豊穣の女主人か……最近行ってないな……」
リリ「シル様がお怒りになるでしょうね」
ベル「あはは、容易に想像出来ちゃうよ」
ヴェルフ「まぁ、もしかしたら他にもこっちに来てるやつが居るかもしれない、居たら会えるかもしれないし、俺は賛成だ」
ヘス「うん、お金に関して財布とか持ってるから大丈夫だしね」
原ヘス「じゃあ、行こう!」
原ヘスの合図で全員竈火の館を出て豊穣の女主人に向かった。
道中、同じ顔のペアが複数いることからすごく注目を浴びた。
原ヴェ「そういえばよ、なんでそっちの俺は髪が少し違うんだ?」
ヴェル「あー……それは後で話す。バルがいた方が説明しやすいから」
原ヴェ「そうか?しっかし、よく話にそのバルが出てくるが、すごい奴なのか?」
リリ「それはもう、本当にすごい方です」
ベル「バル兄が居なかったら乗り越えられなかった壁は沢山あるよ。バル兄が居なかったら、僕はオラリオに来るまで孤独だったかもしれないし」
原ベル「……そうか、そっちの僕はお爺ちゃんが死んだ後は独りじゃなかったんだ」
ベル「こっちの僕は英雄になるという夢で寂しさを消してのかな」
原ベル「……今思い返すと、そうかもね。でも、神様と出会ってからそんなことは考えたことないよ。今は神様がいて、リリ、ヴェルフ、命さん、春姫さんがいますから」ニコッ
原ヘス「ベル君……!」ウルウル
原リリ「ベル様……!」ウルウル
原ベル「な、泣かないでください!」
原ベルは泣き出しそうな原リリと原ヘスをあやし始めた。
ベル「こっちの僕が幸せそうでよかった」
ヘス「ベル君は幸せじゃないのかい?」
ヘスティアはわかりきった質問をベルにする。
ベル「僕は幸せですよ。家族がいて、知り合いも多いですし。何より、愛する人達がいますから」
ベルはヘスティアとリリと春姫を見て言った。
ヘス「もう、恥ずかしいじゃないか〜!」
リリ「反則ですよ〜!」
春姫「もう、ベル様は‥…///」
ヘスティアとリリくねくねしだした。正直言って気持ち悪い。春姫は手で顔を抑えている。
「「誰が気持ち悪い(ですか)!!」」
すみません。<(_ _)>
原ヴェ「おい、もしかしてだけど……」
ヴェル「想像している通りだ。付け足すなら、合計9人だ」
原ヴェ「マジか……」
命「すごいですね……」
原春姫「あわわわわ///」
なんやかんやあったが、その後何もなく話ながら豊穣の女主人についた。入口の扉を開けると
「「いらっしゃいませ〜〜!」」
原ベル「……へっ?」
『同じ声』が左右から聞こえた。
原ベル「シ、シルさんが二人いいいいぃぃぃ!?」
ベル「遊びが過ぎるよ、シル」
ベルは原ベルの横に立って言う。
シル「ベルさんも二人!?ということは……」
ベル「バル兄にはまだ会ってないけどね」
ベルは苦笑いを浮かべた。
シル「良かったです……私とリューだけ離れ離れになったかと思いましたよ」
?「でも実際はこうして会えたのですから」
ベル「リュー!」
リューが皿を風で浮かせながら現れた。
リュー「お久しぶりです、ベルさん」
ベル「僕もなかなか会えに行けなくてごめん」
リュー「こんな形ですが、会いに来てくれただけでも嬉しいです」
リューは微笑みを浮かべる。
その言葉だけでも彼女がベルを愛しているのがヒシヒシと伝わってくる。
原ヘス「……ええっと?」
シル「あ、すみません。すぐに席にご案内いたします」
シルはそう言ってベル達を奥の、20人が余裕で座れる長机に案内した。
リュー「ミア母さんに事情は伝えてあります。同じ事情の人が来るかもしれないのでこの机を確保してもらいました。人数によっては貸切でもいいそうです。条件として『お金はしっかりと払ってもらう』ですが」
ヘス「ありがとう、リュー君。ミア君にもそう言ってもらっていいかい?」
リュー「はい」
原シル「あんなリュー初めて見た……」
原リュー「………」
リューの反応した原シルが遅れて言う。原リューはずっと放心していた。
そんな二人を置いてベル達は席に着いた。リューとシルも席に座った。
原ヘス「さて……そっちのベル君。君とエルフのウェイター君はどういう関係なんだい?」
原ヘスはどこか怖く感じる笑顔でベルに問いかけた。
ベル「ええっと……」
ベルは原ヘスの威圧感に言い淀んだ。そんなベルの代わりにリリが答えた。
リリ「リュー様は『ベル様ハーレム会』のNo.04でございます」
シーーン………
リリのカミングアウトに店内に静寂が走った。数秒後
「「「「はぁ!?」」」」ガタガタッ
遅れて原ヘス達が反応した。
リリ「因みに創設者のリリはNo.01」
シル「私はNo.03です」
春姫「私もNo.06に名を連ねさせていただいています」
ヘス「ボクはNo.02だね」
さらっと言ったヘスティアを原ヘスは信じられない表情で見ていた。
原ヘス「そ、そっちのボクも何を言っているの!?そっちのボクはハーレムなんていう如何わしいものを認めているって言うの!?」
ヘス「んー、確かに前のボクからしたら如何わしいものだけど、それだけベル君が好きってことだよ」
ベル「確かに、ヘスティアは僕がハーレムの話をしたら大反対だったよね」
「「「ヘスティア!?」」」
原ヘス「そ、そっちのベル君はボクを名前で呼んでいるのかい!?」
ベル「まぁ、はい。少し前から」
原ヘスの問いにベルはそう答えた。
原ヴェ「そっちのベルすげぇな。少しは見習ったらどうだ、ベル?」
原ベル「いやいや、出来ないよ!」
原リリ「ち、因みにですが、その『ベル様ハーレム会』はNo.幾つまでありますか?」
リリ「No.08ですね」
原ヘス「そのNo.01からNo.08の間にヴァレン何某君は!?」
原ヘスは目をギラギラさせてリリに詰め寄った。流石のリリもその威圧感に怯んだ。
リリ「い、いえ、いません」
原ヘス「よしっ!聞いたかい、ベル君!あっちのベル君はヴァレン何某君と結ばれなかったそうだよ!」
リリ「い、いえ、アイズ様は……」
リリは言葉を紡ごうとしたが、原ヘスは話を聞きそうになかったから言うのをやめた。
原春姫「あの……他にはどんな方が?」
リリ「他には、エイナ様とカサンドラ様、ティオナ様です」
原ヘス「そっちかーーー!!ヴァレン何某君ではなくティオナ君だったか!なんでよりにもよってロキのところから……!」
リリ「こちらのヘスティア様はロキ様と仲が悪いのですね」
原ヘス「逆にそっちのボクは仲が良いのかい!?」
ヘス「仲が良いわけじゃないよ。ただ、いがみ合う理由がないだけ」
ヴェル「同盟も組んでますし、仲が悪かったら同盟どころじゃないですよ」
「「「「同盟!?」」」」
原ヘス達は半龍世界のヘスティア・ファミリアとロキ・ファミリアが同盟を組んでいることに驚いた。
原リリ「こちらとそちらでは大分違うんですね。まさかロキ・ファミリアと同盟を結ぶとは……」
命「し、信じられない事ばかり起こっている……」
原春姫「はわわわ……」
原史世界のリリ達が信じられないと思っていると
?「君は相変わらず元気だね」
?「ハンッ!貴様には言われたくないわい!」
?「ガルルルルゥ……!」
?「ナァーザさん!落ち着いてください!」
?「少しは落ち着いてください」
?「全く、ここでも変わらないのね」
?「そっちも同じなんだ」
聞き覚えのある声が聞こえた。そちらを振り向くと
ヘス「やっぱり!カサンドラ君!」
カサン「あ、ヘスティア様!それに皆さんも!」
ダフネ「私たちの他にもいてよかったよ」
アミッド「……バルさんは居ないのですね」
ベル「バル兄はまだです。その内現れると思いますが」
ディアン「……なんだこれ?なぜヘスティアが二人いるんだ」
ミアハ「あはは、ベル君達も二人いるのか。詳しいことはわからないけど、災難だね。私たちも同席していいかな?」
ヘス「もちろん!」
ミアハ達も席に座った。
原アミ「……圧巻ですね。こうして同じ顔が複数あるのは」
ベル「けど、大体読めました」
ヘス「そうだね。他に誰が来ているのか大体わかったよ」
原ヘス「へぇー、それは誰だい?」
ヘス「まぁまぁ、まだミアハ達はわかってないから少し説明するよ」
ヘスティアはミアハ達に平行世界から来た事を説明した。
ミアハ「なるほど……」
ディアン「そんなことが起きるとは……」
ヘス「ミアハ達での違いは、まずカサンドラ君とダフネ君はヘスティア・ファミリア所属だよ。後、アミッド君はミアハ・ファミリア所属だね」
ディアン「なんだと!?」
原アミ「何故、私はミアハ・ファミリアに?」
ヘス「ディアンケヒトを見限ったそうだよ?ディアンケヒトの弱みを集めて、それで脅して
ディアン「なっ!?本当なのか?アミッド!」
アミッド「はい。ディアンケヒト・ファミリアに嫌気がさして比較的気楽なミアハ・ファミリアに移りました。それに、バルさんに勧められたので……」
アミッドはどこか嬉しそうに話した。
ディアン「そのバルとやらは誰なんだ?」
アミッド「バルさんは私の夫です」
ダフネ「私の夫でもある」
シーーン……
「「「「「夫おおおぉぉぉ!?」」」」」
原カサン「あのアミッドさんに!?」
原ダフネ「私に……夫………?」
リリ「それはカサンドラ様にも言えることですよ?」
原カサン「ふぇええぇぇぇぇ!?」
カサン「そ、その……『ベル様ハーレム会』No.07を名乗らせてもらってます……///」
原カサン「え……え……?キュゥ‥‥」バタン
原ダフネ「カサンドラ!しっかりして!」
原カサンはパニックになって気絶してしまった。ディアンケヒトは蝋になってしまった。
ナァーザ「……カオス」
ヘス「後何回この展開になるだろうね……」
ベル「あははは………」
続くよ、どこまでも。(嘘)
今回はここまで。
豊穣の女主人に行くのと、ベル君のハーレムをカミングアウト、アミッド、カサンドラ、ダフネの登場でした。
次回にはロキ・ファミリアも来ます。
ではではでは、次回予告の時間です。
ヒャイイイィィィ ヒュウウウゥゥゥ
よいしょっ、ここでは初めましてかしら?『バル様ハーレム会』No.09のデメテルよ。時間もないから次回予告に行きましょう。
続々と集まっていく仲間たち。そんな時にトラブルが起きた。
その時についに彼が現れた。
次回、龍(竜)達集合
楽しみに待っていてね♪
シュドオオオオォォォォン