赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか 作:エルにー
字数が足りないのでフレイヤの部分も追加しました。
豊穣の女主人を出たロキ達は原史世界の黄昏の館に戻った。
ロキ「いやー、今日はホンッマに色々あったなぁー」
リヴェ「全くだ。まさか平行世界に来るとはな」
ベート「同感だ」
原ロキ「それはうちらもや」
原ティオナ「ねぇー。もう一人の私がいるんだもん」
レフィ「所で、部屋はどうしましょう?」
レフィーヤはそう尋ねた。
原ロキ「空いてる部屋あったっけ?」
フィン「あっても数はそう多くなかったはず」
首を傾げた原ロキにフィンはそう返した。
原リヴェ「男女のことも考えると分けないといかんな。そうだ。同じもの同士はどうだ?」
アイズ「えっと、つまり私はそっちの私の部屋。ということ?」
原リヴェ「そうだ」
原ロキ「お、ええやん。さっき聞けなかった事も聞けるしな」
という事で部屋割りが決まった。
原ティオナ「わーい!まだまだそっちの私に聞きたい事あったんだー!」
原リヴェ「私もな」
ティオナ「うん。いいけど……」
アイズ「……」ゴシゴシ
アイズが眠さから目をゴシゴシした。
ティオナ「なんだかんだ一日起きてるんだよね〜。あっちは夜だったからなー」
レフィ「寝てしまうかもしれないので、もしかしたらそんなには聞けないと思います」
そう言うレフィーヤも少し眠そうに見える。
フィン「そうか。ならあまり無理強いは出来ないね」
原ロキ「えぇ……」
原リヴェ「明日にでも聞けばいいだろうロキ」
原ロキ「はーい……」
不貞腐れる原ロキは置いといて、一行は館へ入っていった。
ロキ「ここに召喚された訳だけど、やっぱあっちと同じやな。あるとすればアイルー達か」
フィン「アイルー?」
聞きなれない言葉にフィンがオウム返しで聞いた。
ロキ「ネロの同族や。4匹……が合ってるな。がロキファミリアで雑用をやってる訳や。掃除とか料理とか」
ガレス「ほう、そんな奴らがいるのか」
アイズ「すごく可愛くてモフモフ」
原ロキ「お、おう……?」
アイズの反応に原ロキが動揺した。
リヴェ「事実、アイルー達は女性陣に人気だ。抱きついて寝る者もいるぐらいだ」
原ティオナ「へぇー」
フィン「もういいだろう。それぞれ部屋に行こうか」
リヴェ「む、それもそうだな。今後の方針は明日にしよう」
ロキ「了解や。んじゃま、おやすみぃー」
原ロキ「ちょい待てや、そっちうち!」
ロキ二人は奥へ消えていった。
リヴェ「全く。こっちのロキが悪かった。勝手に行動して」
原リヴェ「気にしてないから大丈夫だ。私たちもそろそろ部屋へ行こう」
リヴェ「わかった」
リヴェリア二人も部屋へ入っていった。
ティオナ「おやすみぃー!」
レフィ「おやすみなさいです」
それぞれ一部を除いて挨拶をして部屋へ入っていった。
さて、少し部屋を覗いて行きましょう。
まずはリヴェリアからいきましょう。
原リヴェ「しっかし、想像もつかなかった。私に夫が居るなんてな」
リヴェ「少し前の私もそう思っていた。だがバルに出会った」
リヴェリアは笑みを浮かべて返した。
原リヴェ「……好きになったきっかけは?」
リヴェ「フ、恥ずかしい事にほぼ一目惚れだ。長く生きて拗らせたのかもな。バルとベルがオラリオに来て数日、ある事からロキファミリア、ヘスティアファミリア、フレイヤファミリア、ヘファイストスファミリアでの四巴会議で見たバルの笑顔に一目惚れした」
リヴェリアは少し自重気味に言った。
原リヴェ「一目惚れか……一番ないと思ってんだがな」
リヴェ「同じくだ。次に会った時に話をして更に好きになった。家族思いで、自分でも私は面倒臭いと思ってる。それを理解してくれた。何より笑顔を見るたびに好きになっていた。何故だろうな。だが、悪い気はしなかった。むしろ心地良かった。ホームまで送ってくれたバルに私はプロポーズをした。恥ずかしがってる場合ではないと思ったんだ」
リヴェリアは懐かしみながらポツポツとそう言った。
原リヴェ「……そうか。私も、いつかはそんな時が来るだろうか」
原リヴェは答えのない質問をリヴェリアに投げかけた。
リヴェ「さぁ、どうだろう。世の中に絶対はない。ただ、もし巡り会えたら臆さずに向き合え。それだけは助言しよう」
原リヴェ「フッ、私らしいな。あぁ、もしそうなったらそのようにしよう」
リヴェ「それを見届ける事は出来ないが、応援してるぞ」
「「プッ、ははははははっ!」」
二人は同時に吹き出し、笑った。
原リヴェ「ハハハ、まさか自分から応援されるとはな」
リヴェ「私も、まさか自分を応援するとはな」
ひとしきり笑った後、二人はベッドに入り「おやすみ」と言って眠った。
続いてアイズ。
原アイズ「……」ジー
アイズ「……何?」
原アイズ「……もう一人の自分があり得なくて。ごめん」
アイズ「私は大丈夫」
「「………」」
中々会話が弾まない二人。
その空気を切るように原アイズが切り出した。
原アイズ「そっちの私は、ベルと恋人……なんだよね?」
アイズ「うん。正妻って言われてるから夫婦の方が合ってると思うけど……」
原アイズ「そっか……なんか、目の前にいるのに想像つかない」
アイズ「そういうもん、だと思う。そっちの私はベルをどう思ってるの?」
アイズは原アイズにそう聞いた。
原アイズ「……弟みたいな……でも早く強くなっていくからすごいと思ってる」
アイズ「そっか。私はベルが好き。ううん、愛している。私はベルと一緒にいる時間が好き。一緒にご飯を食べている時、並んで座っている時、一緒に寝ている時。その気持ちを黒竜を討伐した後に気付いた」
原アイズ「黒竜は……強かった?」
アイズ「うん。とても。よく死者が出なかったというほど」
原アイズ「私も……出来るかな……」
原アイズがそう言った。
アイズ「……今のままだと無理。復讐をするのはいいけどそれに囚われてはダメ。今の私はお父さんとお母さんの仇より仲間を守る方を取る」
原アイズ「仲間を……守る……」
アイズ「少しずつ考えればいいと思う」
原アイズ「……うん」
アイズは「おやすみ」と言って眠ってしまった。原アイズも少しボーッとした後に眠った。
次はレフィーヤちゃんですね。
原レフィ「あの、豊穣の女主人で私をベッドまで運んでくれてありがとうございます」
レフィ「気にしないでください。あの時の気持ちはわかりますから」
原レフィは暗い顔をして言った。
原レフィ「本当にフィルヴィスが生きていて良かったです。とても幸せそうでした……」
レフィ「全てはバルさんのお陰です。バルさんが居なかったらそちらと同じ事になってました」
原レフィ「そちらはバルさんが中心となってるんですね」
レフィ「そうですね。バルさんを中心に色々な事が起きました」
原レフィ「バルさん……不思議な人です。そちらの私やリヴェリア様、フレイヤ様の夫な訳なんですし」
レフィ「アハハ……本当にすごい人ですよ。
原レフィ「やはり信じられませんね……」
レフィ「やっぱそうなりますよね」
レフィーヤは苦笑いをした。
レフィ「まぁ、いつかわかるようになるでしょう。それしか言えません」
原レフィ「いえ、こちらこそ無理に聞いてすみません」
少ししてから部屋からは寝息しか聞こえなくなった。
ここらへんで辞めにしよう。
所は変わってバベルの塔の最上階。
原フレ「やっぱり面白いわね、もう一人の自分がいるなんて」
フレ「それには同意ね」
「「………」」
話し合うフレイヤ達をオッタル二人は静かに見守る。
原フレ「そちらのオッタルの魂は惚れ惚れするわね。禍々しいながら純粋な色があるわね。彼が居なかったらオッタルが
フレ「フフフ、同じ事をオッタルに言ったわ。でも、私の
フレイヤはバルを思い浮かべて微笑んだ。その笑みは原フレでも魅了されるほど美しかった。
原フレ「……彼ね。とても素晴らしい魂だったわ。悍ましい赫の中に温かな光。平行世界の住人じゃなかったら、って思ったわ」
原フレは少し寂しそうに言った。
原フレ「教えてくれないかしら?彼の事を」
フレ「えぇ、もちろん。ロキ、ヘスティア、ヘファイストスのファミリアとの四巴会議で初めて対面した。話が進むと共に、そして彼が受け入れると言った時、私は遂にずっと恋焦がれてた存在を手に入れたと確信したわ。でもね、その時はまだ恋心はなかったわ。ある日、彼とデートをした時のことよ。私に恨みを持つファミリアからの刺客や、私がけしかけたりと、デートにしては散々で私が彼を振り回すという結果になったわ。私から誘ったのに散々にしてしまったから最後に彼に謝罪をしたの」
原フレ「フフフ、想像できるわね。謝罪までは出来なかったけれど」
フレ「フフフ、でしょうね。彼の返答は予想の斜め上だったわ。彼は楽しかったと言ったのよ。更に私の楽しそうな顔が見れてよかったとも。謝罪は彼は受けてくれたわ。その上で楽しかったと。そして、最後に彼は私を美しいと笑顔で言ってくれた。何回も聞き飽きた言葉なのに胸が高鳴った。直ぐにわかった。私は彼に恋したのよ。おかしいわよね。
原フレ「……」
フレ「そこからは会うたびにドンドン好きという気持ちが高まり、愛も深くなっていった。自分でも怖くなる程だったわ。彼と会うだけで、彼と話すだけで、あの方と触れるだけで、愛しているという気持ちが深くなる。あぁ、なんて心地よくて、幸せな気分になるわぁ」
フレイヤはウットリとした表情で言った。
原フレ「本当に、……そちらの私が羨ましいわ」
フレ「あなたもいつか、受け入れてくれる人に会えるわ」
原フレ「フフフ、随分と自身ありげにいうわね」
フレ「当然じゃない。私が幸せになれるのなら、別の世界の私も幸せになれるでしょう?」
フレイヤはそう高らかに言った。
原フレ「『別の世界の私も幸せになれる』ね……アハ、そうね。当然じゃない。あなたとは別だけれど、私も私の幸せを探すわ」
フレ「それでこそ美の女神フレイヤよ」
「「フフフフフ」」
二人の話は盛り上がり、夜明けまで続いたと言う。
ここまで。
あまり掘り下げていなかったヒロイン達の気持ちを書いてみました。
少し短いですが、いいでしょう。
では、次回予告をどうぞ。
ヒャイイイィィィ ヒュウウウゥゥゥ
スタッ よう、ベート・ローガだ。初めてだが宜しく頼む。
んじゃ、次回予告だ。
翌日、バル女3人以外は宿泊代稼ぎにダンジョンへ潜った。
そこで別の世界の自分達の実力を知る。
次回、
こんなもんか?まぁ、楽しみにしとけ。
シュドオオオオォォォォン