赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

92 / 100
今回は大分パクリが多いかと。


08 迷宮攻略(ダンジョン・アタック) その1

バル達が原史世界にやってきた翌日。

バルも起きて朝食を食べた後、それぞれ向かう場所へ向かった。

 

バルとヴェルフ、リリとアイ、そして春姫は原史世界の自分達とダンジョンへ向かった。

エイナはここにいる間仕事をする為に館をとっくに出ていた。

 

原ヴェルフ「ところでよ、そっちの俺たちはいつもどこまで潜ってんだ?」

 

向かっている道中、原ヴェルフがベル達に潜っている階層を聞いた。

 

ベル「えっと、いつもは深層まで潜ってるよ。とにかく稼ぎたい時は37階層の『闘技場(コロシアム)』と呼ばれる場所で狩り尽くしてるよ」

 

原リリ「『闘技場(コロシアム)』って、あの『闘技場(コロシアム)』ですか!?」

 

原リリは『闘技場(コロシアム)』と聞いて驚愕した。

 

原ベル「リリ、『闘技場(コロシアム)』って、なに?」

 

原リリ「知らないんですか!?『闘技場(コロシアム)』は時差間隔なくモンスターが一定数まで無限に生み出される場所なんです!話でしか聞いたことないですが……一体倒せば一体が、十体を倒せば十体が生み出される。そんな場所です」

 

原ベルの質問に原リリが事細かく説明した。

 

リリ「少し補足しますと、『闘技場(コロシアム)』自体の機能を停止させると二週間で復活します」

 

リリが原リリの説明に補足を付け足した。

 

原リリ「……もう驚きませんよ。『闘技場(コロシアム)』って、機能停止するんですね……」

 

アイ「完全に破壊しても二週間で戻る。すごく便利な場所」

 

原ヴェルフ「……そこを便利な場所というのはお前たちぐらいだわ」

 

便利な場所というアイに原ヴェルフはそうツッコんだ。

 

原リリ「ところで、アイ様の武器は弓なんですね」

 

アイ「うん。一番得意な武器だから」

 

ベル「アイさんはたまにサポーターとして潜ったりするけど」

 

リリ「アイ様はマイペースですから」

 

原リリ「マイペースですか……」

 

原リリはあり得ないという表情でアイを見ていた。命懸けのダンジョンに気分で装備を変えるのは、正気の沙汰ではないから。

そんな事がありながら一行はエイナに顔を見せる為にギルドへ寄った。

 

エイナ「あ、おはようベル君」

 

ベル「おはよう、エイナ」

 

笑顔で挨拶をしたエイナにベルも笑顔で返した。

 

原エイナ「……やっぱり信じられない。そっちの私がベル君と……」

 

原リリ「しかもエイナ様を呼び捨てですし」

 

原エイナが呟いた事に原リリはそう答えた。

 

エイナ「ベル君達に言う必要はないと思うけど、気をつけて行ってね」

 

ベル「うん。エイナに心配させたくないから気をつけるよ」

 

エイナ「なら、よかった。……これはちょっとした願掛け」

 

チュッ

 

「「「「えええええぇぇぇ!?」」」」

 

エイナはベルの頬に軽くキスをした。

 

エイナ「テヘッ、しちゃった」

 

エイナはイタズラ成功とでも言うかのように言い放った。

 

ベル「もう……びっくりしちゃったよ」

 

そんなエイナにベルは嬉しそうながらも文句を言った。

これで難なくダンジョンに行けると思ったが……

 

「てめえぇぇ!!エイナちゃんに何してくれてんじゃああああぁぁ!!」

 

「エイナたんに何という恐るべき事を!!」

 

「懲らしめてやるうぅ!!」

 

「リア充死ね!」

 

「血ぃ見せろやああぁぁ!!」

 

遠巻きに見ていた冒険者達がベルに向かって襲い掛かった。数にして四十数人。そのほとんどはエイナのファンである。

その中には本来のベルでは敵わない高レベル冒険者もチラホラ。

強いとは聞いているけど、その実力を知らない原エイナは思わず目を瞑った。

ドガッ、バキッ、アベシッ等と変な声も混じってるが、打撃音が続いた。時折ズガンッと有り得ない音も聞こえた。

10秒ほどして静かになったので原エイナは恐る恐る目を開けた。

原エイナはボロボロのベルを想像したが

 

原エイナ「えっ!?」

 

アイ「……こいつらうるさい」

 

リリ「全くです」

 

そこには気絶している冒険者達の山に、それを土台に立っているアイとリリの姿があった。

どうやら痺れを散らしたアイと、ベルへの攻撃を許せなかったリリがやったようだ。

 

ヴェルフ「騒いで悪かった!」

 

ベル「ごめんなさい!」

 

ヴェルフがアイを、ベルがリリを抱えて逃げるようにダンジョンの方角へ向かって行った。

それに続くように原ベル達も追いかけて行った。

エイナはそんなベル達に向かって笑顔で手を振っていった。

 

原エイナ「嘘ぉ……」

 

その光景に原エイナは思わず声を漏らした。

 

 

逃げたベル達はダンジョンへ入った。

 

リリ「久しぶりに見ましたよ。ベル様に襲い掛かる方を」

 

春姫「同じく意見です。と言っても、一回しか見たことありませんが……」

 

アイ「闇討ちが多かったから知らなくて当然。むしろ堂々と襲ったのは10回もなかったはず」

 

ヴェルフ「だなあ。1人の時もあれば、数十人の徒党もいたからな」

 

原リリ「さらっと言いますね……」

 

さらっととんでもない事を言うリリ達に原リリは思わずツッコんだ。

 

リリ「エイナ様の仕草から気づく人は気づいてましたし、エイナ様から公言した時は100人以上の規模で襲い掛かりましたし」

 

ヴェルフ「その時は遊戯戦争(ウォー・ゲーム)を仕掛けてきたよな」

 

アイ「そんな事をしてる場合じゃないっと言ってバルが蹴散らしたけど」

 

またサラッと爆弾を投下したリリ達。

 

原ヴェルフ「大事件じゃねえか……」

 

春姫「実を言いますと、エイナ様は冒険者さん達から人気がすごく高いです。美人で、スタイルも良く、真剣に心配してくれるエイナ様にファンができないわけがありません。付き合いたい女性(女神も含む)ではアイズ様やフレイヤ様を抑えて堂々の一位です」

 

原ベル「そんなものがあるの!?」

 

春姫「はい」

 

ヴェルフ「それはそうと、さっさと進もうぜ」

 

原ベル「そうだね」

 

話をやめて一行はダンジョンを進み始めた。

 

ギャギャッ

 

原リリ「っ!ゴブリンです!たいsy……」

 

ゴブリンの出現に原ベル達は構えるが

 

パシュッ

 

ギャッ……

 

アイ「……弱い」

 

アイが素早く弓でゴブリンを射抜いて、ゴブリンは塵になった。

 

アイ「時間が勿体無いから雑魚は私がやる」

 

ベル「それには僕も賛成。いつもより大分遅くダンジョンに入っているから、なるべく早く進みたい」

 

リリ「ですね」

 

アイの雑魚は任せてという提案にベルは早く進みたいから賛成し、リリもそれに同意した。

 

原ヴェルフ「これは……俺たちの出番はねえかもな……」

 

原ベル「……みたい」

 

原リリ「油断できませんが、あちらに従いましょう」

 

原ベル達はベル達に従う事にした。

 

 

 

パシュ

 

結果から言うと、原ベル達は17階層に行く階段まで一切戦闘をしていない。それどころか、武器を構えたのは最初のゴブリンだけだった。

モンスターを発見次第矢で射殺すアイに、感嘆を通り越して半ば呆れていた。

やがて、17階層に到着すると

 

『ウォオオオオォォ!!』

 

「野郎ども!気張ってけえええええ!!」

 

いつか出会った(いたか知らん)リヴィラの街のならず者達。チンピラでもいいか。によって『迷宮の孤王(モンスター・レックス)』ゴライアスの討伐作戦が行われていた。

更には、ゴライアスも通常よりも一回り大きく、強化個体とみえる。それにより冒険者達は苦戦を強いられている。

 

「おぉ!【リトル・ルーキー】!……じゃなかったな。【白兎の脚ラビット・フッド】!助けろ!って、何で2人いぃ!?」

 

ならず者のリーダーらしき人物が原ベル達に助けを求めた。ベル達が2人いる事には大層驚いたが。

 

ベル「……どうしようか?」

 

ベルがそう聞くと

 

春姫「では、私とリリ様に任せてくれませんか?私もたまにはベル様達のお役に立ちたいです。決定打に欠くのでリリ様の助けが必要ですが……」

 

原ベル「は、春姫さん……?」

 

ベル「うん、任せていい?」

 

春姫「はい!」

 

リリ「リリもお手伝いいたします」

 

ベルはあっさりと認め、春姫とリリはゴライアスに向かって行く。

 

ベル「大丈夫だよ、こっちの僕。だって……」

 

ボオオォンッ

 

ヴォオオッ!?

 

ベル「こっちの春姫はそこそこ強いから」

 

春姫は周囲に泡を展開した。

 

原ヴェルフ「燃える……」

 

原リリ「……泡?」

 

春姫「はあっ!」

 

春姫は燃える泡を一斉にゴライアスへ放った。

 

ボオオォンッ ボオオォンッ

 

ウォオオッ!

 

その全てがゴライアスに当たって爆発し、ダメージを与えた。

 

ウォオオオオォォッ!!

 

ゴライアスは春姫に向かって足を進めるが

 

ズルッ

 

ヴォッ!?

 

ボオオォンッ

 

ヴォオオッ!?

 

泡によってヌルヌルになった床で足を滑らせ、そこに泡の爆発を食らって後方へ吹き飛んだ。

足で地面を踏みとどまろうとするも、ヌルヌルの床によってそれが出来ず、壁に激突した。

 

春姫「リリ様!トドメをお願いします!」

 

リリ「解りましたです!」

 

春姫がリリにトドメを頼むと、リリはゴライアスに向かって走った。

 

ウォオオオオォォ!

 

近づいてきたリリに向かってゴライアスは拳を振り下ろした。

 

原ベル「リリ!」

 

飛び出しそうになる原ベルをベルが引き留めた。

 

ベル「大丈夫。見ていて」

 

引き留められた原ベルは渋々見る事にした。

ゴライアスの拳に対して、リリの対応はと言うと。

 

リリ「フンッ!」

 

「「「「ええええええぇぇぇ!?」」」」

 

なんと、リリはゴライアスの拳に対して蹴りで対応して、ゴライアスの腕を吹き飛ばした。

その勢いのまま、ゴライアスの胸部まで跳んだ。

 

リリ「これで最後です!」

 

リリはゴライアスに向かって思いっきり殴った。

 

ボコオオオオォォォンッ

 

「「「「はあああぁぁぁぁ!?」」」」

 

ウォ、オオォォ……

 

ゴライアスの胸部に大穴が空き、ダンジョンの壁にも及んで大穴が空いた。

戦いを終えた春姫とリリは並んで戻ってきた。

 

春姫「ただいま戻りました」

 

リリ「です」

 

ベル「おつかれ、2人とも」

 

戻ってきた春姫とリリをベルが労う。

 

リリ「では、ご褒美ください」

 

春姫「私も所望します」

 

ベル「これで……いいかな?」

 

ベルは2人の頭を撫でた。優しく、愛情を込めるように。

受けてる2人は目を細め、気持ちよさそうにしていた。

 

原リリ「…………あちらのリリ、強いですね……」

 

原ベル「………うん。春姫さんも……」

 

原ヴェルフ「スゲエな……あのゴライアスを完封したぞ。あっちのリリ助に関しては拳を蹴りで吹き飛ばしたし」

 

「「うん「(はい)……」」

 

命「あちらの春姫殿は戦えるのですか……」

 

それぞれリリと春姫の実力に驚いていた。

 

ベル「さて、進もうか」

 

ベルは頭を撫でるのをやめてそう言った。春姫とリリは名残惜しそうにしていたけど。

 

アイ「ん、早く行こう」

 

ヴェルフ「了解。そっちのベル達も行くぞー」

 

原ベル「あ、わかった!」

 

色々起こってるけど、ベル達のダンジョン探索は順調のようだ。

 

 

 

「「「……………」」」

 

なお、冒険者達はしばらく間抜け面を晒していた。

 

 

 

 

 




ここまで。
意外にも難産でした。なかなか書く気が起きなかったです。何とかかけましたが。
前書きにもある通り、話の流れはある作品のパクリです。大丈夫ですかね?内容自体はそこそこ違うと思いますが。
それは置いといて、次回予告に行きましょう。
ヒャイイイィィィ ヒュウウウゥゥゥ
よっと。これ、僕が出てきていいのかな?初めまして、原史世界のベル・クラネルです。
え?面白そうだからオッケー?まぁ、作者さんがそう言うなら……。
えっと、次回予告です。
順調にダンジョンを進む僕達。ある階層で二手に分かれて探索を始めました。
そこに見知った顔が現れ……
次回、迷宮攻略(ダンジョン・アタック) その2
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。