赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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考えてみた結果、今回は休憩回みたいな物です。ただただベル君達がほのぼのする回(はず)です。
龍化を原史世界の住民に見せるには遊戯戦争(ウォー・ゲーム)しかないですかね……。
流れをパクるのは大丈夫なんですか?参考って言えば聞こえはいいですが、自分的にはパクリな気が……。
何もないって事は大丈夫だと思いますが。


とりあえず、今回は(ベル君達の)休憩回です。
では、どうぞ


11 龍神(バル)の休憩

ベル達がダンジョンで稼ぎまくった翌日、ロキファミリアにバルが来ていた。

 

ロキ「んにゃ?バルか。どうしたんや?」

 

バル「今日は休日にしたはいいが、何もやる事がなくてな。街をぶらぶらしていたらロキファミリアのホームが見えたから来た」

 

暇だから遊びに来たぜ。とでも言うかのようにバルはロキの質問に答える。

 

原ロキ「そんな暇だから遊びに来たぜみたいノリで……」

 

それ、さっき言いました。

 

フィン「あはは……そっちの僕は苦労してそうだな……」

 

フィンは平行世界の自分を思い浮かべながら言った。本人だから当然だけど、遠い目をする姿は同じだった。

 

ガチャ

 

原リヴェ「む?確か、バルだったか」

 

扉を開けて現れたのは原リヴェリアだった。バルの姿を見て確かめるように名前を呼んだ。

 

バル「こっちのリアか。お邪魔してるよ」

 

原リヴェ「あ、あぁ。その、リアってのは慣れないな。私はリヴェリアと呼んでくれ」

 

恥ずかしいのか、原リヴェはリヴェリアと呼ぶようにバルに言った。

 

バル「まぁ、そう言うなら。こっちのリアはリヴェリアと呼ぶよ」

 

バルもそれを汲んで原リヴェをリヴェリアと呼ぶ事にした。

 

バル「となると、こっちのフィーもレフィーヤと呼んだ方がいいのか?」

 

原リヴェ「……そうした方がいいだろう。そっちでは恋人関係でも、こっちのレフィーヤはお前を知らないからな」

 

バル「なら、そうしよう」

 

バルは原リヴェに従って原レフィもレフィーヤと呼ぶ事にした。

 

バル「そういえば、リア達は何やってるんだ?」

 

バルはリヴェリア達が何やっているのか聞いた。

 

原リヴェ「そっちの私は、私の代わりに授業をしてくれている。レフィーヤ2人と、フィルヴィスも参加している。そっちのアイズとベート、ティオナは出掛けっていった」

 

バル「なるほど。なら、授業を終えたリア達のために何か作るか。厨房使っていいか?」

 

原リヴェ「厨房か……」

 

フィン「団長の僕が許可を出すよ。ただし、食材は自分で買ってきてくれ」

 

リア達のためになにかを作ろうと考えたバルは、フィンから食材を自分で買うならと許可を貰った。

 

バル「ありがとう、フィン。んじゃ、早速買い出ししてくるか」

 

ロキ「ウチらの分も頼んだでー」

 

原ロキ「うちもー」

 

バル「はいはい」

 

気だるげに自分達の分も頼んだロキ2人にバルは呆れながら了承して買い出しに向かった。

 

フィン「……不思議な男だね。勝手に侵入して部屋に居座って、何かをやる。それを許しちゃうんだよね……」

 

原リヴェ「それには同意だ。あれが向こうの私が惚れた男か……」

 

原リヴェは2日前にリヴェリアから聞いた事を思い出しながら言った。

 

ロキ「バルなー。考えてるようで考えてなかったり、脳筋かと思ったら策士な部分もあるし。神から見ても面白え奴や」

 

原ロキ「それは見ていてなんとなくわかったわ」

 

それぞれバルを評価していた。

一方で厨房は、数分経つとバルが食材を持って入った。

 

バル「さーて、何を作るかね。今は……昼か。授業は昼までやるのか。なら昼食がいいか。幸い食材は多いからいいか。ついでにロキファミリアの分も作るか。他にリア2人にフィー2人、フィルとフィン、ロキ2人にもデザート作るか」

 

バルは買ってきた食材を使って料理を作り始めた。後からきたその日の調理担当の調理も手伝ってロキファミリアの昼食とリア達のデザートを作った。

デザートはアスフィに作って貰った保冷箱に入れて保存した。

 

バル「こんなもんか」

 

「手伝ってくださりありがとうございます。私の時はそこまで立派な料理は作れなくて……」

 

バル「ちょっとずつ覚えていけばいい。料理のうまい奴に教えて貰えばいいし、練習すればいい。1人分ならフィンやリヴェリアも許可するはずだ」

 

「は、はい!そうしてみます!ありがとうございます!」

 

バル「どういたしまして」

 

ロキファミリアの子にアドバイスをして、昼食を作り終えた。

因みに、昼食はカボチャのポタージュとパン。後は唐揚げと千切りキャベツ。こんなもんか。

 

バル「後は待つだけか。さて、どう暇つぶしするか」

 

どう暇つぶしするか考えていたバルだったが、結局見つからず、来るまでぼーっとしていた。

しばらくして授業を終えたリア達がやってきた。

 

リヴェ「いい匂い……丁度いいタイミングで来れたか」

 

出来てからそんなに経っていないのでタイミングが良かったのは正解だ。

 

バル「来たか。ん、ん“〜〜っ」

 

リヴェリア達が来たとわかったバルは体を伸ばして立った。

 

リヴェ「バル?もしかして、バルが昼食を作ったのか?」

 

バル「そ。暇だったからロキファミリアに来てな。丁度いいから昼食を作った。食後のデザートもあるからな」

 

レフィ「バルさんのデザート!食べます食べます!」

 

バルの手料理に反応したレフィーヤが興奮しながら言った。可愛い。おっと、本音が。

 

バル「焦るな焦るな。デザートは消えないんだから」

 

バルはそう言ってレフィーヤを宥める。

 

バル「ほら、よそってあげるから受け取れ」

 

バルは皿に料理をよそって渡した。

後から来たロキファミリアの団員にもよそって渡し、それぞれ食べ始めた。

 

「うまい!」

 

「美味しい!今日は担当誰だっけ?」

 

どうやら高評価のようだ。それにはバルもニコニコである。

ロキ2人とフィン、ガレスも来て食べていた。ロキは相変わらず夢中で食べていて、原ロキも同様に夢中で食べていた。

 

フィン「美味しい……これは豊穣の女主人に勝るも劣らないね」

 

ガレス「こりゃあ、うまいな」

 

リヴェ「定期的に食べさて貰ってるぐらいだからな」

 

ある程度時間が経ったからバルは保冷箱からデザートを取り出した。

 

バル「デザートのアイスパフェだ。リア達の分しかないから他の団員には内緒でな」

 

レフィ「アイスパフェですか!いただきます!」

 

昼食を食べ終えた者からアイスパフェを食べ始めた。

 

レフィ「冷たくて美味しい〜!」

 

原レフィ「すごく美味しい……」

 

原リヴェ「これは、美味しいな」

 

原ロキ「バクバクッ!んっ!?かあぁ!頭がキーンッとする〜!」

 

バル「一気に食べるからだ、馬鹿」

 

頭を抑える原ロキに呆れながら、デザートを食べる皆の表情に満足しながら自分の分のアイスパフェを食べた。

 

バル「うん。今回も美味しいな」

 

バル自身もデザートの出来に満足のようだ。

皆んなデザートをあっという間に食べ終えた。

 

リヴェ「ご馳走様。今回も作ってくれてありがとう」

 

バル「これぐらいは苦じゃないから、気にしなくていいぞ。喜んで欲しくて作ってるしな。美味しいと言ってくれるだけでいい」

 

リヴェ「そうか」

 

バルの言葉にリヴェリアは微笑んで言った。

 

原ロキ「………マジで夫婦やん。あんなママ初めてみたわ」

 

フィン「僕もだよ。とても幸せそうだよ」

 

ガレス「あのいけすかないハイエルフがのぅ〜」

 

3人は見たことないリヴェリアを見て驚きながらも暖かく見めていた。

 

レフィ「悔しいですけど、リヴェリア様はバルさんととてもお似合いなんですよね」

 

フィル「尊敬するハイエルフという事を抜きにしてもお似合いだ」

 

レフィーヤとフィルヴィスが少し悔しいそうにしながら言った。

 

原リヴェ「………バルはそっちでエルフに追いかけ回されなかった?自分で言うのもなんだが、エルフはハイエルフを崇拝に匹敵するほど尊敬しているから」

 

原リヴェは気になった事をバル達に聞いた。

 

バル「あー………まぁ、追いかけ回されたな。ていうか、殺し掛かってきたな。暗殺、毒殺。面倒になってまとめて遊戯戦争(ウォー・ゲーム)で相手してからは大分収まったけど、まだ続いてるな」

 

リヴェ「ベルよりバルの方が襲い掛かった数は多いな。神フレイヤがいるのが大きいな」

 

レフィ「私とフィルさんのファンみたいなのも居たみたいです。流石にリヴェリア様やフレイヤ様と比べると少ないですけど」

 

フィル「椿のファンが意外に多かったのは驚いた記憶がある」

 

どの世界でもリア充が嫉妬を向けられるのは共通のようだ。リヴェリアのは嫉妬というより殺意だけど。

 

原ロキ「なんか……大変やったな……」

 

バル「面倒ではあった。まぁ、リアと居るのに必要な事なら苦とは思わない」

 

リヴェ「……照れるから辞めてくれ」

 

リヴェリアは耳まで赤くしてそっぽを向いた。そんなリヴェリアをバルは愛しそうに見ていた。

 

原ロキ「ホンッマにそっちのママは幸せそうやな〜」

 

リヴェ「事実、幸せだからな」

 

顔を赤くしながら答えるリヴェリアであった。

その後、リヴェリアを揶揄い始めたロキを制裁したり、嫉妬したレフィーヤとフィルヴィスをバルが対応したりと、賑やかながら楽しい昼食時間を過ごした。

 

 

バル「ロキファミリアにこんな場所があるのか」

 

昼の楽しい時間を過ごし、リヴェリア達がロキに引っ張られて何処かに行ったことでまたしても暇になったバルは黄昏の館を探索していた。そこで庭にある芝生の場所を見つけた。

 

バル「日差し良好。心地良い風も吹く。しまいには寄りかかれる木もある。昼寝には最高だな」

 

まさに最高の場所だった。

 

バル「後で叱られるだろうけど、ここで昼寝するか」

 

バルは後で叱られる事を覚悟して木の近くに大の字で寝っ転がった。太陽は木の葉に隠れて丁度よかった。

そしてそのままバルは瞼を閉じた。

数分後、寝息が聞こえた事から眠ったのだろう。おやすみ。

 

 

数十分ほど経った頃、バルを探してリヴェリアとレフィーヤ、フィルヴィスが庭に出た。

 

リヴェ「全く、こんなところで昼寝とは」

 

レフィ「まぁ、いいじゃないですか。バルさんはここ最近寝ずに働きっぱなしだったんですから」

 

フィル「今日ぐらいはいいのではないでしょうか」

 

呆れるリヴェリアにレフィーヤとフィルヴィスは今日ぐらいは、と宥めた。

 

リヴェ「はぁ、まぁいい。ここ最近のバルは心配ものだったからな」

 

レフィ「本当にそうですよ。この世界に召喚されたのは逆にタイミング良かったですね。バルさんも少しは休めるはずです」

 

フィル「元の世界に戻ればまた徹夜だろうからな……」

 

リヴェ「……何か作って渡しに行くか」

 

フィル「そうした方がいいかと」

 

ここ最近のバルに不満を零し、元の世界に戻れた後の事を心配した。

 

リヴェ「癒しになるかわからんが、これはどうだろうか」

 

リヴェリアはバルの頭を上げ、その下に自分の足を差し込んで頭を下ろした。所謂膝枕という奴だ。

 

リヴェ「バルは頑張ってるからな。これぐらいはさせてくれ」

 

バルのサラサラの長い銀髪を撫でながら言う。

 

レフィ「バルさんを見てたら少し眠くなってきました。失礼します」

 

レフィーヤはバルの右腕を枕に寝転んだ。

 

フィル「む。レフィーヤだけずるいぞ」

 

フィルヴィスも反対の腕を枕に寝転んだ。

そしてあっという間に眠りについた。

 

リヴェ「お前達……全く、自由もいい所だ。誰の影響を受けたんだろうな」

 

呆れて言うリヴェリアだが、その表情は楽しそうだった。

 

リヴェ「誰もいないよな?」

 

リヴェリアは周りをキョロキョロ見て誰もいない事を確かめた。

 

リヴェ「よし。恥ずかしいが、それはいまさらだ。ん……」

 

リヴェリアはバルに軽くキスをしてすぐ離した。顔を湯気が出るほど赤くしているのはご愛嬌。未だに自分からするのは恥ずかしいリヴェリアであった。

そして何を考えたのか、膝枕をやめて代わり持っていたタオルを差し込んだ。

 

リヴェ「思いついて衝動で動いたが、恥ずかしくなってきたな」

 

そう言いつつもリヴェリアはバルの上にうつ伏せで横になった。

 

リヴェ「苦しくないだろうか?表情から苦しくないだろうが……私の心臓が持たんかもしれない……!」

 

バルが苦しくないか心配するが、表情から杞憂だとわかるが、今度は自分の心臓を心配し始めた。ようはただ恥ずかしにそうなのだ。

 

リヴェ「だが、なんだろうな……落ち着くな……起きたら驚くだろうな……フフ、そんなバルを見るのが楽しみになってきたな……」

 

リヴェリアは眠気から徐々に瞼を閉じる。

 

リヴェ「おやすみ……レフィーヤ……フィルヴィス……バル……」

 

そしてリヴェリアから寝息が聞こえた。

 

こうして龍神と妖精妃、姉妹のように仲の良い妖精2人は夕方まで眠った。

 

 

 

夕方、帰ってきたアイズ達に発見されて起こされた。話に聞くに原アイズと原ベートは唖然とし、原ティオナはティオナと一緒にはしゃいでいたとか。

ロキ2人も発見していたが「尊っ!!」と声にならない叫びをあげて鼻血を出しながら倒れたと聞いた。

恥ずかしさのあまり2人を殴り飛ばしたリヴェリアは悪くないだろう。

 

 

 

おまけ

 

フィン「あの光景は衝撃的だったね」

 

ガレス「それには同意だ。あのリヴェリアが男の胸で寝るとはな」

 

原ロキ「なんやあの光景!尊すぎて鼻血出たわ!」

 

フィン「実に微笑ましい光景だったよ」

 

原アイズ「あっちのリヴェリア、幸せそうだった」

 

原ベート「あのババアがな……」

 

原リヴェ「………こっちも恥ずかしくなってくるから辞めてくれ……」

 

例の光景を話し合う勇者達と恥ずかしさが伝染した妖精姫であった。




ここまで。
とりあえず、こんな感じで書いてみました。ただただバルがヒロインとイチャイチャする回になりました。
因みにですが、半龍世界のリヴェリアを妖精妃としたのはバルの妻だからです。いつまでも姫のままはおかしいと思ったので。決してエルフの王妃という意味ではありません。
料理はバランスを考えてみましたが、食べたいと思った料理と好きな料理を選んだのでほぼ適当です。
レフィーヤちゃんとフィルヴィスちゃんは積極的ですな〜。影響をされた妖精妃が恥ずかしい事をやっちゃったよ。

次回はベル君の休憩回ですかね。
今回も前回に続いて次回予告は無しです。
それでは、次回もお楽しみに。
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