赫き彗星が白兎と共にダンジョンに行くのは間違ってるだろうか   作:エルにー

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13 嫉妬の男神達(愚か者ども)

バルとベルが休日を満喫した翌日、複数の神の要請で緊急の神会(デナトゥス)が開かれた。

 

「まずは今日集まってくれてありがとう。単刀直入に言おう。昨日、俺の元にロキファミリアの【剣姫】とヘスティアファミリアの【白兎の脚(ラビット・フッド)】がデートしていたという情報が届いた……!」

 

「付け加えると元アポロンファミリアの【悲観者(ラビリス)】もいたとか……!」

 

「「「「なんだとーーー!?」」」」

 

神達(主に男神達ですね)が驚きの声を上げた。

 

「説明してもらうぞ!ロキ!ヘスティア………って、2人いるーーー!?」

 

「ヘファイストスも2人いるぞ!?」

 

「いぎゃああ!?フレイヤとデメテルもだー!?」

 

「「「「どういう事だ!?」」」」

 

あまりの事にシンクロして聞いてくる神達。

 

ヘス「その反応も見飽きてきたよ……」

 

ロキ「ホンッマになぁ……」

 

フレ「あら。面白いじゃない」

 

デメテル「そうね。驚かすの、とても楽しいわ」

 

辟易してきたヘスティアとロキに対して、フレイヤとデメテルは今の状況を楽しんでいた。

 

へファ「あんた達2人、バルに影響されてるわね……」

 

「「それはとても光栄だわ」」

 

へファ「もう、何も言わないわ」

 

ヘファイストスのバルに影響されてるという言葉に嬉しそうにするフレイヤとデメテルに、流石のヘファイストスも諦めた。

 

ヘル「それで、俺たちがいる理由だったね」

 

「「「「ヘルメスもいたのか!?」」」」

 

ヘル「なんでどこ行っても俺は遊ばれないといけないのかな!?」

 

ぞんざいなな扱いにヘルメスが叫んだ。

 

ヘル「はぁ……もういいよ。それで、理由だったね。俺たちは平行世界から来たんだよ」

 

「「「「「平行世界いいいぃぃ!?」」」」」

 

ヘルメスの言葉に神達は驚愕した。

 

ヘス「バル君、えっと、こっちのベル君の兄が調べた限りでは、オラリオから遠い場所の森に特定の人物とその人物の身近な人の同一人物を別の世界から召喚する。という効果のある宝玉があったんだって。本来この世界に存在しないバル君とかは、その宝玉が古かった事によるバグらしいけど」

 

ヘル「あぁ、俺も報告を受けたよ。近くの村に住むファミリアに所属する子供達が伝承で伝わる宝を探してたんだったね。バル君曰く、相当昔に神が天界への昇天覚悟で神威を使って作ったんだよね」

 

ロキ「それは初めて聞いたわ。なるほどなあ、そないな事があったんだ」

 

ヘスティア達の会話に周りの神達は理解できていなかった。

 

ヘス「んで、デートしていたベル君とアイズ君、そしてカサンドラ君は平行世界のなんだよ」

 

「「「「なん……じゃと……!?」」」」

 

………彼らは本当に驚いているのだろうか。そう思うほどにふざけているように見える。

 

「あのバトルジャンキーのアイズちゃんを堕とした……だと……!?」

 

「ダンジョン狂いの剣姫を……!?」

 

「千人を超える男たちの誘いを断り、もしや女に興味があるんじゃないのかと噂されるあのアイズちゃんを……!?」

 

散々な言い分ですね。

 

「「殺すぞ!」」

 

アイズへの悪口を許さないロキ二人が神達を睨んだ。

 

ヘス「とまぁ、そういう訳だからさ。こっちの世界のベル君達は関係ないからね。ボク達も、後数日で戻れるみたいだし」

 

ヘスティアがそう言うと

 

「しっか〜〜しっ!我々の嫁であるアイズたんを、別世界とはいえ嫁にしたベル・クラネルを許すわけにはいかない!」

 

一人の男神が力強く叫ぶと

 

「その通り!こうなればそちらの世界のベル・クラネルに神の鉄槌を!」

 

「「「「神の鉄槌を!神の鉄槌を!神の鉄槌を!神の鉄槌を!」」」」

 

……ここは宗教のサミットか政治家のスピーチ場か?

 

ヘス「………ボクにどうしろと言うんだい?」

 

ヘスティアは呆れれながら訊ねた。

 

「決まっている!我々はベル・クラネルに遊戯戦争(ウォー・ゲーム)を申し込む!」

 

当然だ、というように男神は言う。

 

ヘル「……正気かい?」

 

「正気だとも!ヘルメスは何も思わないのか!?」

 

ヘル「……俺は何も言わないよ」

 

ヘルメスは帽子を深く被って言った。

 

ヘス「それで?どうやって勝負するの?」

 

「それも決まっている!参加者は希望する者!そちらにも味方を募る事を許そう!オラリオ連合VSベル・クラネル一味!平原で正面衝突の大決戦じゃあぁぁっ!!」

 

本来そんな事はたとえ神でも許される事ではないが

 

「「「「賛成!」」」」

 

「「決定!」」

 

「兎の丸焼きだああぁぁ!!」

 

嫉妬に駆られた男神達にそんな事は関係ないようだ。

 

ヘス「あーはいはい。それでいいよ。こっちはそうだなあ〜……20人は行かないかな?そっちの参加人数は無制限でいいよ。どうせベル君達が勝つし」

 

ヘスティアは少し情報を流した後に、男神達を煽るような事を言った。

 

「言ったなああぁぁ!!宣言通り無制限にするからな!」

 

まんまと煽りに乗っかった男神は怒りながらそう言った。

ヘスティアも興味を無くし立ち去ろうとすると。

 

「ちょっといいか」

 

男神達に乗っかっらなかったいつもは大人しくしている男神が手を上げて言った。

 

ヘス「なんだい?」

 

ヘスティアは早く帰りたい気持ちで、鬱陶しそうに言った。

 

「俺はなぜか自分のファミリアに関わらずエルフから話しかけられるけど、つい数時間前に大勢のエルフが集まる集会に連れてかれた。その時にこんな話を聞いた。『ロキファミリアにリヴェリア様がもうお一人見かけた』『青いメッシュのリヴェリア様が背中まである長い銀髪を一つに纏めた男と楽しそうに話していた』『ロキファミリアの庭で男の胸の上で眠っていた』という情報を聞いた。もしかして、この男は平行世界の人物なのか?」

 

男神はヘスティアにそう聞いた。

 

ヘス「あぁ、バル君の事だね。うん。そうだよ」

 

ヘスティアは鬱陶しそうな顔をやめて答えた。

 

「そうなのか。では、その男とハイエルフのリヴェリアは恋仲なのか?」

 

ヘス「うん。正解だよ」

 

ヘスティアがそう答えると。

 

「「「「なんだとおおぉぉ!?」」」」

 

「そっちもなのか!?クラネル兄弟……なんて恐ろしい……!!」

 

案の定神達は驚愕していた。

 

「………いや、まだあるな。この際だ、全て言え。予想するのに、二人ともいわゆるハーレムというやつを築いているだろ?」

 

ヘス「……鋭いね。まぁ、いいよ。ベル君のハーレム、っていうかもう妻と言いたいけどさ。メンバーはボク、同じファミリアのリリ君とカサンドラ君と春姫君、ロキファミリアのティオナ君、ギルドのエイナ君、豊穣の女主人のウェイターのリュー君とシル君、そしてアイズ君を入れた9人だね」

 

「「「うそおぉぉ!?」」」

 

「ヘスティア……あなたハーレムを許すタイプだったっけ!?」

 

ヘスティアの答えに皆驚き、1人の女神はヘスティアはそういうタイプだったか驚いた。

 

ヘス「説明するの面倒だからなしね」

 

「では、バル・クラネルは?俺の感はこっちの方が驚きそうだけど」

 

それにヘスティアが答えようとすると。

 

デメテル「それは私が答えるわね。えっと、ロキの所はリヴェリアちゃん、レフィーヤちゃん、ヘスティアの所はアイちゃん、ダフネちゃん、フィルヴィスちゃん、ヘファイストスからは椿ちゃんで他にはアミッドちゃんにアスフィちゃん、そして私とフレイヤよ」

 

フレ「フフフ」

 

デメテルは楽しそうに言って、フレイヤは笑っていた。

 

「「「「「「なんだとーーーーーーーっ!!??」」」」」」

 

まぁ、驚きますよね。

 

フレ「フフフ、バル様のハーレム員は豪華だものね」

 

「「「「バル様!?」」」」

 

フレイヤのバル様発言にまたも神達は驚愕した。

 

「なるほど……なら、これも大々的に言っておこうか。そしたらオラリオにいるエルフ全員とフレイヤ大好きな人達が参加するな」

 

ヘス「君、楽しんでないかい?」

 

「だって、楽しいから。まぁ、集会にいたエルフ達から真相を暴くことと、事実なら件の男に制裁を加えるように頼まれたという事もあるけどね」

 

男神はクスクス笑った。

 

「いっようしっ!それも大々的に提示して参加者を募ろう!オラリオ連合VSクラネル兄弟一味!頂上決戦だああぁぁぁっ!!」

 

嫉妬に駆られていた男神は面白そうにそう言った。

 

ヘス「まぁ、いいよ。どっちでも同じだしさ」

 

とまぁ、こうして神会(デナトゥス)は続き、2日後に行う事になった。

帰ろうとしていたヘスティアもマトモな男神のおかげか、最後まで出席していた。

 

 

帰り道

 

ヘス「あれ?ボクが話していた神、誰だったんだっけ?」

 

ヘスティアは先ほどの男神を思い出しながら考えていた。

 

ヘス「まぁ、いいっか」

 

どうでもいい事と判断したヘスティアはその事を頭の片隅に追いやってホームに帰って行った。

 

 

 

おまけ

 

 

「ふう、神のフリをして神会(デナトゥス)に参加するのは楽しいですね」

 

男神は服装を紳士服に変えた。その正体は語り手であった。

 

■■主(作者)よ、今は必要ないと思いますよ」

 

それもそうか。

 

「まさか■■主(作者)から物語に介入するように言われるとは、思いもしませんでしたよ」

 

何回も介入してるでしょ。ラースに燃やされた時、アルテミスの時とか。

 

「そうでしたね。ん?おや、まだ読者が見ているじゃないですか」

 

おろ、本当だね。切るの忘れていたよ。

 

■■主(作者)もおっちょこちょいですね」

 

 

「さて、読者の皆様。この事は内緒ですよ?」

 

秘密でお願いしますよ?

 

 




ここまで。
最後は大分ふざけました。度々語り手や作者として干渉したとこありましたし、いいかなっと思って。
次回は早速当日にするかなぁ、いや、前日譚でもいいかも。
ふむ、ちょっと次回の構想ががっちりしてないので、今回も次回予告はなしでお願いします。
それでは、次回も楽しみに。
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