ありふれたFGOで世界最強   作:ヘルメス・トリスメギスタス

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神の使徒

 ハジメとノイントとの戦いはハジメが押し続けていた。

ノイントの武器は二メートルを越える大剣で、分解の固有魔法が掛かっている。

当たればタダでは済まない。当たればだ。

しかし、ハジメ相手には当たらない。

完全に全ステータスが上だからだ。

インドの全神性と英霊達を統合した習合神と、神の使徒。

格が完全に違いすぎた。

交錯するたびにノイントから血がしたたり、

上へ飛ぼうとすれば神性特攻の武器が飛んでくる。

戦況は完全にハジメ有利であった。

「さて、まだやるか?」

ノイントに問いかけるハジメ。

ノイントの答えは、大剣での攻撃であった。

が、ハジメが目の前から消える。

「そうか。それじゃあ遠慮なく殺してやるよ」

背後からの突きを何とかしゃがんでかわすノイント。

そのノイントを蹴り飛ばすハジメ。

ノイントはバウンドしながら飛んで行った。

 

 「もうあきた。この一撃、手向けと受け取れ」

そう言って、ノイントに突進するハジメ。

起き上がり、それを迎撃しようとするノイント。

「その心臓貰い受ける! 『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)』!」

ゲイ・ボルクをかわせると判断したノイント。

だが、そう甘くはなかった。

ゲイ・ボルク。

突けば必ず相手の心臓を貫く呪いの槍。

その正体は、槍が相手の心臓に命中したという

結果の後に槍を放つ因果逆転の一刺。

結果ありきの一撃なので回避は不可能とされる。

それを知らないノイントは結果、心臓を貫かれ死亡した。

 

 ハジメはノイントの身体、武器を研究用に回収し、ヒポグリフに乗り、固有結界を解除した。

途端に高度八千メートルの神山に戻った。

そこにティオが到着した。

「ティオ、いいタイミングだ。先生を預かってくれ」

「ご主人様はどうするのじゃ?」

それに対してハジメはにこやかに応じる。

「教会の奴等を山ごと吹き飛ばす」

「えっ!?。南雲君何を言ってるんですか。いくら何でもそれは・・・」

「先生を閉じ込めた時点で共犯だ。消えてもらう」

蔵からマアンナを出し、ヒポグリフを蔵に収納する。

そして、空中にゲートが開き、金星が姿を現す。

そして、金星はバスケットボール大に収縮する。

「よしよし今回もよろしくな。大いなる天から大いなる地に向けて!

またの名を『ジュベル・ハムリン・ブレイカー』!!」

そして、マアンナから放たれた一撃は、教会の結界もなんら効力もなく、教会を吹き飛ばした。

巨大なきのこ雲が出現し、正に核クラスの破壊力である。

この現場を愛子は顔を引き攣りながら見ていた。

南雲君だけで、一国を滅ぼせるんじゃないかと。

実際は、宇宙すら滅ぼせるのだが。

 

 いやあ、スッキリしたと言いたげな顔のハジメ。

異端者認定には実は、あまり良い感情を持っていなかったのである。

その時ティオが普通じゃない人物に気づいた。

ハジメ達はその人物の後をついて行った。

ハジメがいくつか質問するが、それに答えない。

それについて行くと、紋章が刻まれていた。

「あんたは『解放者』なのか?」

その問いと同時に別の部屋に皆転移させられた。

今回の魔法は魂魄魔法であった。

「これは・・・・・」

これにはハジメも驚いた。

そして、同時に納得もした。

ミレディはこれで生きていたのだろう。

「ご主人様。そろそろ王都に戻らんと」

それに、はっとするハジメ。

ユエ達が戦っているのを思い出したからである。

「そうだな。急いで戻ろう」

ハジメは蔵から『疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)』を出し、

全速力で飛ばした。

ジェットコースターを遥かに越えるスピードに愛子が悲鳴を上げるが、ドンドン速力を上げる。

何か嫌な予感がしたからだ。

その予感は的中した。

胸から剣を突き出し、息絶えた香織の姿があった。

 

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