かつて、地球を幾度となく救った赤き戦士、ウルトラマンレオ。
彼は今、ウルトラの星があるM78星雲より、再び地球を守る任を受け、向かっていた。
「……?」
レオの横を巨大隕石が通過する。
(でかい隕石だな……)
その隕石は、一直線に地球へ向かっているのだが、レオはそのことに気づかず、見送ってしまったのである。
隕石に七年ほど遅れて地球に到着するレオ。
一方で、地上ではワームという侵略を目的とする怪人が、人間を殺戮、擬態して社会に浸透していた。
そんなことはつゆ知らずのレオは、地上に降りて地球人に姿を変えた。
「おおとりさん、だよね?」
突然、男性に声をかけられる。
「え?」
振り返るおおとり ゲン。
その男性に、とおるの面影があった。
「とおるなのか?」
「やっぱりおおとりさんだ! 地球に戻ってきたんだね?」
「宇宙警備隊の任務でね」
そこに、ゼクトルーパーがやってくる。
「なんだ君たち?」
「撃て!」
ゼクトルーパーがとおるに向かって銃撃する。
被弾したとおるは、サリスというワームのサナギ体に豹変する。
「とおる!?」
驚き戸惑うゲン。
「せっかく擬態させようとしたのに失敗か」
サリスは脱皮し、アラクネアワーム・ニグリティアとなってクロックアップでゼクトルーパーを襲う。
(速い!)
ゲンはクロックアップしたニグリティアを追う。
ゼクトルーパーは全滅していた。
「へえ、見えるんだ?」
「貴様は一体?」
「変なこと聞くんだね、おおとりさんは。僕だよ、梅田 とおるだよ」
ニグリティアはとおるの姿になるとそう言った。
ゲンは宇宙人としての超能力で、とおるが星人であることを見抜く。
「違う! とおる地球人だ!」
「とおるか。彼の最期は笑えたね。一生懸命に君の名を呼ぶんだもの」
「まさかとおるは?」
「そうだよ。僕が殺した」
「貴様!」
ゲンは怒り狂ってとおるに襲いかかる。
とおるはニグリティアに変態し、ゲンにカウンターを当てる。
「ぐ!」
怯むゲン。
そこへサリスが現れる。
「擬態しちゃって」
サリスがゲンに擬態する。
刹那、カブトゼクターが現れ、サリスを攻撃する。
サリスとニグリティアは、ゼクターが飛んでいく先を見た。
「助けてやるから逃げろ」
一人の青年が、カブトゼクターを掴む。
「変身」
ゼクターをベルトにセットし、青年は仮面ライダーカブト・マスクドフォームに姿を変える。
{HENSHIN}
カブトはサリスをカブトクナイガン・ガンモードのアバランチシュートで粉砕した。
「僕に助けは必要ないよ」
ゲンはレオに姿を変えた。
「……?」
疑問符を浮かべるカブト。
「
レオはニグリティアに怒涛の攻撃を浴びせ、怯んだ瞬間にレオキックをお見舞いした。
「僕を消したら……、とおるの記憶も……」
ニグリティアは緑色の体液を撒き爆裂霧散した。
レオはゲンの姿に戻ると、カブトも変身を解除した。
「僕はおおとり ゲンっていうんだけど、君は地球人だよね?」
「おばあちゃんが言っていた。俺は天の道を往き、総てを司る男……天道 総司だ」