探偵見習いの物語 REMAKE   作:海人

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この話は真昼がエターナルであることから起きた物語になります。


2話
Kを纏う者達/風の祭りは賑やかに


 

──────◇◇◇──────

 

 

今日の天気は雲ひとつない青空。 そんな日に俺は…………「(ムック)(スーツ)」(キグルミ)を装着し風都市主催『ゆるキャラ・ランニング・ラン!』の参加者の1人としてスタート地点に立っていた。

 

「……いざ本番になったら頭痛くなってきた」

 

何故に氷川 真昼()がこの催しに参加することになったかと説明するには日付を10日ほど前に遡らなければいけない。

 

 

 

 

 

────10日前────

 

 

 

 

 

その日、俺たち『鳴海探偵事務所』の面々(フィー兄除く)は風都市役所にある地域振興企画課の応接室に案内された。

 

「初めまして地域振興企画課、課長の音羽 清十郎と申します」

 

名刺を受け取り翔兄、アキさん、とき姉、俺の順に自己紹介と挨拶を交わし準備された椅子に腰を下ろす。

 

「単刀直入に言います、ガイアメモリ犯罪専門の探偵事務所(駆け込み寺)として名高い貴方達のお力をお借りしたい」

 

この言葉に応接室に緊張感が生まれ、それに後押しされた翔兄が口を開く。

 

「詳しい話をお伺いしても?」

「はい、皆さんは10日後に行われる風都市主催『ゆるキャラ・ランニング・ラン!』をご存知でしょうか?」

 

音羽課長の問いかけに俺は昨日教室で明久達が話してた内容を思い出した。

 

「出場者が自身で用意した着ぐるみを装着して決められたコースを走るんですよね?確か優勝賞品が温泉旅館のペアチケットで上位入賞や参加賞も風都市で使える商品券みたいにそれなりの品物が用意されていて明久、雄二、康太(クラスメイト)の3人がゲットしてやるぜ!!って言ってたの覚えてます」

「元々は最近客足が遠のいている温泉街や観光地、商店街などに注目を集めさせるために行う企画の1つだったので商品もそれなりに派手にしたんですが……4日程前にこのようなものが届きまして…」

 

そう言って音羽課長から翔兄へと渡された封筒とそれに入った犯行声明文に目を通した。

 

 

 

此度行われる催しはこの町の静寂を乱す愚かな行いである。我らは愚かな行いに加担する愚者達に万能の小箱が齎す力を用いて死の制裁を下す。

 

 

おお、お約束(テンプレ)の様な脅迫文だ。 けどなあ……俺がある疑問にぶち当たるがそれは翔兄も同感だったらしい。

 

「脅迫文か……音羽さん、質問よろしいでしょうか?」

「どうしましたか?」

「この脅迫文が依頼を出そうとする原因なのは理解出来ました。ですが脅迫文だけが(・・・・・・)原因なのですか?これだけで我々に依頼を出そうとする理由成り得るのか疑問に思えまして…」

 

そう、それが俺が疑問に思ったことだ。こういう場合はまず警察に秘密裏に相談する、これが外部(マスコミ)にバレた場合間違いなく今回の企画に悪影響、最悪の場合中止の可能性も出てくるからだ。

 

「警察には既に相談済みです。実は脅迫文と一緒にコレも一緒に送られてきました…実物は警察にお渡ししています」

 

そう言って証拠品を入れる袋に入れられたモノが撮られた映像を見せられ、それは俺達には非常に見覚えのあるモノだった。

 

「コレってガイアメモリじゃん?!」

「……マジ?」

「コックローチのメモリか、なるほどこれもあったからか」

 

驚くアキさん、とき姉を横目に写真(実物を撮られたモノ)を見た俺と翔兄は逆に今回の処置に納得した。

 

「態々送りつけるってことは複数所持してると考えても可怪しくないよな」

「……だよねえ、1つ手放しても問題ないってことでしょ?」

「しかもコックローチのメモリって何気に高性能で使用者のハードルも低いメモリだもんな」

 

ガイアメモリに関わる側である『鳴海探偵事務所(俺たち)』の言葉に音羽課長は頷く。

 

「実は、風都警察署の超常犯罪捜査課の方々に既に相談しており……その際に彼等からも貴方達を推薦されました」

「…翔兄、俺はこの依頼を受けるべきだと思う。 というかまずリュウさんに聞いた方がいいんじゃね?」

「だな。その前に亜樹子、お前は照井から話聞いてないのか?」

「いやいや、私も今聞いたばっかりだって!」

 

アキさんの言葉を合図にして翔兄のスタックフォンに着信が入り慌てて翔兄が出て少し話し込んで通信を切った。

 

「翔兄、誰から?」

「フィリップだ、事務所に照井が来てるそうだ」

 

 

──────◇◇◇──────

 

 

「それで照井?何で話さなかったんだ?」

「いや、話を通すつもりだったんだが少し厄介なことが分かってな」

「厄介ってリュウ君、どういうこと?」

 

市役所から帰り着いた俺達はフィリップと入れ違いで来たらしい照井に出迎えられ今の会話となる。

 

「真昼がそれなりに関わる可能性が出てきたから調べていたんだ」

「俺が以前血祭りにした奴等がコンニチハしに来たとか?」

 

真昼は冗談めいて言うがそれだったらかなり拙い事になるんじゃないか。

 

「良く、分かったな」

「「マジ?!」」

 

溜め息を吐く照井の言葉に驚く俺と真昼と亜樹子の3人、フィリップは事前に聞かされていたのか平然としている。

 

「真昼って不良だったの?」

 

よく分かっていない、というより付き合いが浅いときめは真昼のヤンチャを知らないからの問いかけだった。

 

「…不良ではない、かな?中3の時に少し荒れてたんだ。その後、伝手で剣術を教わり武芸者になり高1の初めで『亜種聖杯戦争(魔術儀式)』に巻き込まれて魔術業界に片足を踏み込んでね」

 

フィリップがしみじみと真昼の辿った足跡を語っている。

 

「夏休みに六花ちゃんの一件で仮面ライダーになって色々あって……」

 

亜樹子も思い出しながら呟き…

 

「それも2年の夏で決着をつけて、平穏な日常コンニチハと思いきや冬休みに『聖杯大戦』に関わり…ラノベが何冊も書けるような出来事の連続だな」

 

真昼が締めて終わった。

 

「物騒な人生だね」

「否定できねえ、しかも女性関係は現在進行形で薄氷の上に立ってる状態だからな~」

 

ときめの感想に(⌒▽⌒)アハハ!と投げやりな笑い声を出す真昼は放っておく、ああなったらしばらく戻ってこねえし……

 

「話していいか?」

「どうぞどうぞ」

 

亜樹子が俺たちを代表して照井に続きを促す。

 

「音羽課長から通報を受けたのが4日前だったんだがその前の日に囚人が1人脱獄した」

 

返ってきた言葉に全員が唖然とした。

 

「リュウさんが関わって、俺関係でかつ刑務所収容者、かつ風都に関わりある………メモリ犯罪の前科持ち?」

 

意外と早く帰ってきた真昼の呟きに疲れた溜め息を吐く照井が頷く。

 

「真昼、正解だ。そしてこれが情報をまとめた資料になる」

 

そして渡された紙束の一番上のヤツに俺達は目を向ける。

 

「こいつって、あー『蒼炎群』のボスポジションだったゴリラか」

「収容されたのはメモリの毒素というより真昼によるトラウマ治療を目的とした医療刑務所だった」

 

見覚えと言うか心当たりがあった真昼が心底納得していたが俺達は全く分からないから2人に尋ねることにした。

 

「リュウ君、説明よろしく」

「真昼、お前も説明しろ」

 

亜樹子と俺の言葉を受け2人は口を開き語る。

 

死神に魅入られた男達と関わるはめになった堕天使の1幕を。

 

──────◇◇◇──────

 

昼休みになり各々昼食タイムに入る。去年までの俺なら食堂か購買に並んでいるだろうが今年は違う。

 

「いやーAクラスって本当に素晴らしいな、淹れたての紅茶が出来るなんて最高!!」

「真昼、なんで紅茶なのさ?」

「お前食に拘る奴だったか?」

 

明久と雄二は失礼な事を言ってくるから注ぐのを終えて反論することにする。

 

「いや、杉下警部(知り合い)に勧められたのもあるけど基本こだわるぞ俺」

「そうなんだ」

「まぁ無人島生活もしたからある程度までグレート下げれるぞ、俺」

 

訃堂の爺様や八紘オジサンとやったからな。

『刃物一本で1週間生活しよう』をな。

 

「明久達こそ休み時間にプリントと睨めっこなんて珍しい光景で何か起きるか心配で仕方ないんだが」

「言いたいことは良く分かるが失礼だろうが」

「そうだよ、僕達なんだと思ってんのさ」

 

雄二に明久、お前達を何だと思っているだと?

 

「FFF団より(色々な意味で)マシな(元)バカ達だと思ってるがそれがどうした?」

「否定できない」

 

そうだろ? FFF団を比較対象にするのは明久達に申し訳ないが身近な例えがそいつらだから仕方ねぇじゃん?

 

──────◇◇◇──────

 

「まあ話の本筋を戻そうか。そのプリントって何だよ?」

「昨日言ってた『ゆるキャラ・ランニング・ラン!』の参加申込書、提出日はあと3日だから急いでまとめてるんだ」

「今はどれを使うか相談中なんだよ。ちなみに候補はコレ」

 

そう言って真昼に写真を見せたけど反応が酷い。

 

「ふなっしーとくまモンとなまはげと鎧武者?」

「鹿児島県のご当地ヒーローで『薩摩剣士隼人』って言う名前らしいよ」

「ゆるキャラじゃなくて仮装になってるじゃねえか?」

「一応確認したがOKらしいぞ」

「なんでだ?!」

 

驚く真昼って珍しいのが見れたから真面目に答えようと。

 

「第1回だから枠は相当広いらしい、今回分かった問題点とかを次回開催の際に修正するそうだ」

 

ムッツリーニのこの言葉に納得したのか真昼は紅茶三杯目で菓子パンを胃に流し込んで片付けを始める。

 

「経験者として一言、『万が一』に備えて動きやすさを重視するべきだと言っておこう」

 

そう言って真昼は教室を出て行った。

 

「ガチャピンとムックを装着してFFF団とバトってる男の言葉は重みがあるな」

「全くだ」

「それで、どれにしようか?」

 

ムッツリーニと雄二が和やかに話すが僕は何か引っかかった。

 

──────◇◇◇──────

 

ホームルームが終わった俺はスタッグフォンに届いたメールを見て再び市役所の一室を訪れた俺は昨日のメンバー+2人に出迎えられた。

 

「翔兄、事件に動きがあったって書いてあったけど……そちらの2人は?」

「ひったくりに襲撃された風都君のスーツアクターの富士見ナオさんと事務局長の深澤さんだ」

 

なんですと?!

 

「え?風都君の?!サインください!!」

「後でで良いかな?」

 

興奮した俺はちょっと困った顔でナオさんに言われて冷静になって慌てて謝り席に座る。

 

「すいませんでした」

「いえいえ。それより君、学生だよね?参加して大丈夫なの?」

「真昼も戦力と考えてもらっても大丈夫です。非公式ですがその資格も所有しています」

「今、話題の高校生探偵とは違うのよね?」

「勿論、寧ろ奴等のせいで日本の探偵達は迷惑を被っています」

 

俺の言葉に半信半疑だが納得してもらったところでリュウさんが口を開く。

 

「今日の午前中にひったくりの現場に居合わせた左達がそれを阻止、近くの防犯カメラに映っていたのがこいつだ」

 

俺に渡された写真に写っていたのは見覚えがある姿のやつだ。

 

「確かに『蒼炎群』に居たヤツだ。確かヒカルって名前だったか?」

「実はその時にこんなものを落としているんだ」

 

そう言って置かれたのは印がついた地図の切れ端が3枚と『助けてくれ』と書かれた紙切れ。

 

「……やばいかも」

「どういうこと?」

「『蒼炎群』のメンバーって大体がドーパントになれるんだよ。それこそマスカレード、コックローチ、アロマカリス、マグマ。逃げようと思えば逃げられると言える。それでSOSだすって……」

 

あき姉の言葉にそう返したら俺の危惧していることが分かったのか翔兄が引き継いでくれた。

 

「例のボスゴリラ君から逃げるのを躊躇うようなやばいメモリを所有してるってか?」

「翔兄、その可能性が高い」

「遠距離からドローンを使って地図に書かれている場所を監視をしてみるか?」

「メモリの能力次第で誤魔化されませんか?」

 

あの事件がそっち系統のメモリだったせいでこの可能性が頭をよぎって仕方ない。

 

「調べるにしてもできるだけ準備を整えてからが妥当か。その時は大丈夫か?」

「任せろ、どのみち1度は接触する必要があるしな」

「病院のベッドを人数分空けてもらえば大丈夫、後は六花に口止めをよろしく」

「あのーすいません」

 

気づいたら突入作戦の話し合いになり掛けたところに深澤さんが遠慮しがちに話しかけてきた。

 

「どうしました?」

「実は問題がありまして……」

 

そして話してくれた内容は少し問題があった。

 

「オープニングセレモニー?」

「はい、『ゆるキャラ・ランニング・ラン!』の1週間前に告知や宣伝を兼ねて行う予定なのですが……」

「確実に行動を起こしそうだな。……いや、逆に一網打尽に出来るか?」

「危なくねえ?」

 

翔兄の言葉に反論する俺。

俺も似たような方法やったことあるけどその時はメンバーがメンバーだったし……

 

「なあ、真昼。あの状態(・・・・)はどれくらい保てる?」

 

唐突にそう口にするリュウさん。

その言葉に事情を知る側が・・・といっても翔兄とアキさんしかいないが慌てる。

 

「いや、照井。ソレ使ったら真昼は暫く使いモノにならねえぞ?」

「そうだよ、それに使ったのがバレたら拙い・・・よね?」

 

翔兄とアキさんの言葉はごもっともなんだけど『蒼炎群』が、俺が消し忘れた火種が今回の騒動を起こしたのかもしれないし魔術的な意味での騒動が『風都』で起きたら拙いしな。

 

「オープニングセレモニーの会場はどれ位の広さで?」

 

ナオさんと深澤さん(驚く2人)を見る俺に視線を向ける翔兄は大体の察しがついたのか口を開く。

 

「この手段を真昼に取らせるなら方法を口外しないことを約束出来ますか?出来無いようなら諦めてもらいます……」

 

翔兄の言葉に2人は頷いて了承した。

 

 

──────◇◇◇──────

 

「真昼、すまないな」

「探査範囲を会場の全体にまで抑えて余計な情報を遮断させる+αまで準備する穏便さに感謝してくれ」

 

リュウさんにそういう今の俺の姿は『風の契約者』としての全力開放はやったら5分でお陀仏確定なので範囲を必要最低限まで定めて負担を分担させるために礼装である「蒼衣」と破魔刀「明宵」を顕現させた状態で装備……良くてコスプレ野郎扱い、下手したら警察がやって来る姿だ♪

 

「念のために聞くが……過激な対応だとどうなるんだ?」

「観客全員をこっちが準備する前提でのプランだからリターンは高いけどリスクも跳ね上がる」

「真昼、穏便な対応ありがとう」

 

オープニングセレモニー当日

 

俺はリュウさんと監視カメラを統括する警備室で話しながらも危険人物発見を目指し作業を行っていた。

 

「何らかの動きを見せてくれるとありがたいんだが」

「全く……リュウさん、中央広場の上の階にガイアメモリの反応があった」

「何?!おい!!」

「それなら8番カメラで……映像を拡大しました!!間違いないですか?」

 

拡大された画像のやや右寄りのところに映っていた其処に見覚えのある奴等がいた。

 

「ビンゴ!ヒカルと他のメンバーの2人組(セット)だ」

「よし、此処は真昼に任せて俺が出る!!」

 

そう叫んでリュウさんは警備室を飛び出した。

 

 

──────◇◇◇──────

 

 

テツさんの奴、本番前のデモンストレーションなんて冗談じゃねえよ!!

 

「光、どうするんだよ?」

「尊、最悪の場合はさっさとサツの世話になるんだよ、殺されるよりマシだろ?」

 

俺の言葉に今回コンビを組まされたメンバーは一瞬驚くもすぐに頷いて同意した。

 

「そもそも俺達はとっくに終わってたのに何でこうなっちまったんだ」

「なら俺に話してみないか?」

 

愚痴ってたらそう話しかけられて振り向くと赤一色で統一された革ジャンの男、あの時の仮面ライダーの片割れがいた。

 

 

──────◇◇◇──────

 

ふう、早速2人発見できたわけだが話を聞く限り嫌々従っている……まあ真昼を相手にすることを考えればな。

 

「今なら俺の権限でマシな対応をする事を誓おう」

「「本当か?」」

「真昼を見習おうと思ってな、今なら情報提供などで減刑を考慮する」

 

俺の言葉に2人は顔を見合わせ、そして何かに気付くと同時に俺を睨みつけて口を開いた。

 

「畜生!!もっと早く見つけてくれよ!!」

 

【COCKROACH!!】

【MAGMA!!】

 

起動させたメモリを使いドーパントとなった2人を目視した市民たちが悲鳴をあげて四方八方に逃げ出し始める。

 

「真倉刑事!! 避難誘導を任せた!」

 

アクセルドライバーを左手で取り出し、腰に装着。ベルトが展開して巻き付いたらすぐ、右手でメモリを取り出し起動させた。

 

【…ACCEL!】

 

そのままスロットに入れ、ハンドルバーを捻り、赤いメーター状の光が飛び出す。

 

「──変、身!!」

【…ACCEL!!】

 

それが俺の身体へまとわりつき、赤く輝く装甲となる。右手にエンジンブレードを持ち、奴ら目掛けて駆け出す。

 

「さぁ、振り切るぜ!!」

 

 

──────◇◇◇──────

 

『翔兄。奴等だ、って言っても2人程度だけど出てきてリュウさんと戦闘開始、そっちに異常はない?』

「今のところ平穏そのものだ!周りが騒がしいが原因はそれだろうしな!照井の応援に行くか?」

『いや…こっちが囮の可能性があるから張り付いてて!!俺はサポートに徹するから現場は任せた』

 

真昼からの連絡で大体の状況を把握した俺はこっちの動きを決めてときめと亜樹子に指示をだす。

 

「翔太郎、どうなってるの?!」

「今、ドーパント2体と照井がバトってるらしい。俺たちはナオさんの護衛を続ける」

 

念の為の退路を確保しながらダブルドライバーを左手で取り出し、腰に装着。ベルトが展開して巻き付いたのを確認して相棒を呼ぶ。

 

「フィリップ、大丈夫か?」

『翔太郎、ドーパントかい?』

「バトってるのは照井だけどな!真昼のカンは囮だと言ってるらしい。念のために俺達も準備しておく」

『了解した。それと『蒼炎群』に関してだが気になる項目が見つかった、詳しくは「フィリップ、その話は後だ」こっちにも来たのかい?』

 

気になる項目っては後で聞く、先ずは目の前の脅威をどうするかだ…t考えながらメモリを取り出し伝える。

 

「1つ訂正だ。来たのはドーパントじゃない。真昼が変身したリュウガと同じカードデッキを使うタイプの仮面ライダーだ!」

 

【JOKER!!】

 

──────◇◇◇──────

 

『「変身!!」』

 

【CYCLONE…JOKER!!】

 

俺が現れたのを見て慌てて変身した忌々しい仮面ライダーの1人に握っていた杖を振り下ろすが少し後ろに下がって躱された。しかも即座に右のストレートで反撃しやがった。

 

 

 

 

 

 

 

これは戦闘に不向きなのですよ、しかしそれは無視できるほどのメリットも存在します

 

 

 

 

 

 

 

やっぱあの人が言ってた通りだ、……だったらよ!!

 

「来やがれ!!スネーク!!」

「翔太郎、後ろから何か来る!!」

 

女が叫んでせいで近くのライトから飛び出したスネークの奇襲を躱され、しかもその姿を変えやがった。

 

【LUNA…TRIGGER!!】

 

「よくも邪魔しやがったな女!!」

 

俺の指示でスネークが口から毒液を吹き出すがダブルの左腕が伸びて女を掴みその場から離しやがった。

 

「ときめ、亜樹子と一緒にナオさんを連れて離れろ。時間は稼ぐからよ!」

「分かった」

「逃がすかよ!」

 

俺の邪魔をするようにダブルが持つ青色の銃から打ち出されるクネクネ動く黄色の銃撃のせいで上手く近づけねえ!

 

「悪いな、少し痛い目見てもらうぜ!」

 

【HEAT…TRIGGER!!】

 

黄色が赤に変わってしかも今度は銃弾が炎を纏いやがった…

 

「くそ!仮面ライダー!!今回はここで終わりだ、次で終わらせてやるから覚えてやがれ」

 

近くにあったモニターを利用して俺はこの場から立ち去った。

 

──────◇◇◇──────

 

「おいおい、モニターにに吸い込まれただと。フィリップ、これってやっぱ……」

『真昼の変身するリュウガと同タイプのライダーシステムで間違いないだろう……だが違和感を覚える。翔太郎はどうだい?』

「弱すぎる。マスカレードより弱い気がするんだがどういうことだ?」

 

あの真昼が危険視していたにしては……と2人して考えるが真昼(専門家)に尋ねると決めて変身を解きときめ達に合流し話し込むところに真昼から連絡が入る。

 

その最初の一言がこれだ。

 

「もしもし、2人とも風都署の会議室に集合 OK? リュウさんが確保した2人が話したいことがあるってよ」

 

To be continued……

 

 

 






主人公情報

・『風の契約者』と呼ばれている。
・礼装「蒼衣」破魔刀「明宵」を所有。
・亜種聖杯戦争を複数経験。
・聖杯大戦参加。

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