探偵見習いの物語 REMAKE   作:海人

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こうして役者の一人が舞台へとあがる。


○FGO✕探見  【永環武闘劇場・虚影之東都】プロローグ 真昼サイド

 

──────◆◆◆◆──────

 

「……っん…?」

 

ボヤけていた視界が徐々に鮮明になり、周りをす認識できた瞬間、頭が真っ白になった。

……だってさ、5車線道路のど真ん中に立ち止まっていたんだぞ俺。

 

「いやいや。危ねーよ、おい!」

 

無意識に叫びながらダッシュで近くの歩道に走り、辿り着いたのに安心しながら一息ついてから目的地も無く歩きながら持ち物チェックを行う。

 

「【ナイトのカードデッキ】と【シングルドライバー】に【(リュウガ)】のメモリと【シャッフルメモリ】が手元に1本だけ?問題は【スタッグフォン】でバジンⅡを喚べるかだな」

 

喋りながら現状を把握し考えを纏めて、違和感に気づく。

 

「結構、都会だと思ったけど人気が無さ過ぎだし車が一台も通らないって可笑しく……まて、看板の文字が鏡文字?……まさか此処ってミラーワールドか?」

 

咄嗟に口にしたその可能性を視野に入れつつも、否定する材料がかなりあるので結論を出すのを躊躇う。

 

 

 

否定材料

 

①ミラーワールドにおける活動限界時間間際にも関わらず体が粒子化していない。

②ミラーモンスターの姿どころか気配すらない。

(エサ)に反応がない。

 

 

 

【ミラーワールドを模した演劇の舞台】みたいだなと呟く俺はこの考えは当たりか、それとも外れ?といつのまにか現れたソレに尋ねてみたが返事は行動で示された。

 

【STRIKE VENT】

 

認証音が響くと同時に装着された武装(シザースピンチ)を持つ右腕で殴りかかる【仮面ライダーシザース】の一撃を回避、咄嗟にナイトのカードデッキを取り出すと同時に腰にVバックルが装着された。

 

鏡面に翳さずに出現するVバックル。

 

これは1つの可能性を考えないとなと思い、後で確かめようと誓い叫ぶ。

 

「……変身!」

 

Vバックルにカードデッキを差し込み【仮面ライダーナイトサバイブ】に変身。即座に左腕のダークバイザーツヴァイを右手で抜きソードモードに変形させ【シザース】の胸元目掛けて振り下ろした。

 

 

──────◆◆◆◆──────

 

R08敵性対象発見、数1

攻撃開……否、R08監視続行

R03攻撃開始

 

──────◆◆◆◆──────

 

【仮面ライダーナイト サバイブ】に変身した俺は即座に左腕のダークバイザーツヴァイを右手で抜きソードモードに変形させ【シザース】の胸元目掛けて振り下ろした。

がその一振は【シザース】のバックステップで躱された。

それを視界に納めながらも俺は追撃をする為に前に一歩踏み出す。がその一歩を踏み出す前に慌てて距離を取る選択をする。

 

【ADVENT】

 

何故なら、奴は後退しただけでなく、シザースの契約モンスターであるボルキャンサーを喚び出して俺に襲わせてきたからだ。

だが、対応出来ない状況ではなかった。俺は即座にダークバイザーツヴァイを床に突き刺し、それを軸にして独楽のように回る事によってボルキャンサーの体当たりを回避した。

そうして回避した後にデッキから取り出したカードをダークバイザーツヴァイに装填する。

 

【ADVENT】

 

喚び出したナイトサバイブの契約モンスター、【疾風の翼・ダークレイダー】にボルキャンサーを任せて俺はダークバイザーツヴァイを構えながら【シザース】との距離を詰める。

【シザース】は距離を離そうとするが俺はそれを許さずにダークバイザーツヴァイで斬りかかる。

そんな攻防が暫くの間続いたところで状況が変わる。

ダークバイザーツヴァイは奴のシザースピンチで受け止められ、逆にダークバイザーツヴァイごと俺の腕を弾かれる。

そして間髪入れずにシザースピンチの連撃が襲いかかってきたので俺はそれを体裁きとダークバイザーツヴァイを使って凌ぐ。

そうやって攻防が交わされている間にも、俺は新たなカードを装填する為にデッキに手を伸ばしていた。

そんな隙を相手が見逃す筈もない。

互いにカードをバイザーに装填、そのカードの名称がこの場に響いた。

 

【FINAL VENT】

【CONFINE VENT】

 

相手の使用したカードを強制的に無効化するコンファインベントは【シザース】のファイナルベント、【シザースアタック】の発動を無効化する。

それにより【シザースアタック】は不発となり、俺と奴の間には一瞬の無防備な時間が生まれる。

 

 

──────◇◇◇──────

 

 

「よしよし、大体分かった」

 

ソレは襲撃したワタシの攻撃を躱しながら距離をとると同時にそう言葉を発した。

 

「今の俺ならカードを使わなくても戦闘は充分可能。カードの使用は万が一でも大丈夫って確認出来たからな! 受け取りやがれ!!」

 

 

【虎穿】

 

 

そう聞こえた瞬間、衝撃と同時にワタシの腹部にソレが持っていた剣が突き刺さると共にその場から弾き飛ばされたのを認識したと同時にワタシの意識は途絶えた…

 

 

──────◆◆◆◆──────

 

 

吹き飛んだ【シザース】は近くにあったファミレスの壁を突き破り店の中へ吸い込まれるようにその姿を消した。

 

「すげー、壁に突き刺さるどころか壁ぶっ壊して中に入っちまったよ」

 

ファミレスの中に入り様子を伺うと粒子化を始めるシザースの姿が合った。

さてさて中身は何だろうなと戦闘中に気づいた違和感から悪い予感を抱き、容赦なく終わらせた俺はシザースの変身が解かれ、露わになったソレを見せられることになった。

 

「ホムンクルスじゃないな……人形?それともサイボーグ?」

 

ソレは見た目はリアルなマネキンで剥き出しになった部分からは機械部分が露出していた。

 

「なんだろうなコレ?自立行動型ライダー製作研究所の検体か何かか?」

 

口にして怖くなったので借りパクしようとシザースのカードデッキを探し……消えているのに気づいた。壊さないように加減していたしダークバイザーツヴァイはデッキには刺さっていないのに残骸すらない。

 

 

 

デッキを回収した存在がいる?

 

 

 

そう疑問に思う俺に此処とは別の場所の建物が壊れたことを知らせる轟音が耳に届いた。

 

 

 

To be continued……

 




R08:仮面ライダー???
R03:仮面ライダーシザース
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