探偵見習いの物語 REMAKE   作:海人

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Hとの出会い/亡霊からの依頼を聞き…

──────◇◇◇──────

 

「おい!? 『メタルゲラス』ってウソだろッ?!!」

 

突然、窓ガラスから飛び出したサイのような怪物?を見た真昼が叫ぶと同時に、近くにいた花音を抱きかかえて突進をして来た怪物を躱して私達の傍に近づくと、花音を降ろしながらこころに告げた。

 

「こころ、5人で固まってろ! 後、出来るだけ反射物から距離を取れ!」

 

そう言い左手を使って懐から取り出した何かを腹部に添え、その何かから飛び出したベルトで固定された。そして真昼が何処からか取り出した右手に握る黒色の細長い何かから機械音が聞こえると同時に叫んだ。

 

「…変身!」

【RYUGA!!】

 

そして細長い何かを腹部の機械に挿し込み斜めに倒すと、真昼の周りで複数の鏡像が同時に重なりその姿を『仮面ライダー』に変えた。

 

「じゃあ、行ってくる!」

 

そう叫び私達に背を向けた真昼はサイのような怪物を近くの窓に殴り飛ばし同時に窓に吸い込まれてこの部屋から姿を消した。

 

 

──────◇◇◇──────

 

ミラーワールドに入った俺はデッキから取り出した3枚のカードを即座にバイザーに装填。

 

「先ずは、『武装(準備)しましょう』だよな」

 

【SWORD VENT】

【GUARD VENT】

【STRIKE VENT】

 

召喚したドラグセイバーを左手に握り、ドラグシールドを両肩に、右腕にドラグクローを装着した状態(命名・全装備(フルアーマー))で目の前に居るメタルゲラスに対峙しながら考える。

 

「(…これで残ったのはファイナルベントとアドベントのカードだけ、の筈)」

 

左側から迫るメタルゲラスにドラグセイバーを振り落とした斬撃を浴びせて怯んだところを蹴り飛ばしドラグクローを装備した右腕を構え、そこに現れたドラグブラッカーが吐き出したドラグブレスをぶつけて火達磨にする。

 

「(…やっぱりこのリュウガの記憶が何時(・・)のリュウガのだったのか確かめるべきだったな)」

 

俺の変身するリュウガには4つの分別が出来る。

 

シンジさんからリュウガのカードデッキを託された時。

手塚師匠さんから託されたエビルダイバーと契約した時。

北岡先生から託されたマグナギガと契約した時。

真兄から託されたドラグレッダーと契約し、『サバイブ-烈火-』のカードを託された時。

 

「まあ、時間作って後で確かめるとして!!」

 

メタルゲラスにドラグセイバーで斬撃を叩き込みドラグクローで殴り練擊で打ち込む。だが怯むだけでメタルゲラスに致命的なダメージを与えるには至らない。

 

「ライダーの契約モンスターだからか、頑丈だなおい!それならコイツもオマケだ!」

 

【ADVENT】

 

「ドラグブラッカー! やれ!!」

 

召喚したドラグブラッカーに指示しメタルゲラスの身体に巻き付けそのまま壁へ叩きつけて壁を粉砕すると同時に部屋の外の庭の地面へと叩きつける。

 

「此処がミラーワールドで本当に良かった!!」

 

【FINAL VENT】

 

認証音が響くと同時に宙に跳び上がり、その周囲をドラグブラッカーが飛来し、ある程度の高さまで到着した瞬間……

 

「……ハァッ!!!」

 

ドラグブラッカーから放たれた黒炎を纏い、飛び蹴りの体勢でメタルゲラス(目標)目掛けて急降下。

 

「サッサと、くたばりやがれ!!」

 

グォォォォォォォォォン?!!

 

叩き込んだ一撃、ドラゴンライダーキックはメタルゲラスから断末魔の悲鳴を上げさせ爆散させた。

 

「……で、何時まで隠れてる?」

 

戦闘の途中から感じていた視線の方向に振り返り口を開いた。

 

ーーーーー待て、此方に『お前(リュウガ)』と敵対するつもりはないーーーーー

 

そう言いその男は現れた。

 

「神崎、士郎……」

 

ーーーーー久しいな、『リュウガ』を託された異端児(イレギュラー)ーーーーー

 

そう言いながら、此方を見ている男の姿を確認した俺は納得する、がそれは即座に覆された。

 

「この前のミラーモンスターや、あのメタルゲラスはお前の仕業か」

 

ーーーーー違う。ミラーワールドは、(仮面ライダーオーディン)をお前が倒しライダーバトルの勝者となった時点で『お前の願い』によって『閉ざされた世界』となっていた。ーーーーー

 

「お前がミラーワールドを開いたんじゃないのか? なら、何故開かれた?」

 

ーーーーー『ディケイド』による破壊と創造の余波、そして『ジオウ』によるライダーの歴史を継承した事が原因の一端だーーーーー

 

「ライダーの存在と歴史が消え……、いや再構成された時に不具合がミラーワールドの封印に干渉した?」

 

問いただして、返された言葉に納得しつつ面識のある2人の仮面ライダーを思い出す。

 

 

 

 

『ディケイド』

 

門矢 士さんが変身する仮面ライダーの名前だ。

俺が初めて出会ったのは『龍騎の物語』で訳あって共闘してその後も時々『手伝え』と言われ、まあ厄介事を任される相手だ。

 

 

 

 

『ジオウ』

 

常磐 ソウゴさん……俺は王様と呼んでいた…が変身し、とある事件で出会い共闘し最後に俺の『シングル』の力を託した仮面ライダーの名前だ。

今頃どうしていることやら……

 

 

 

 

 

ーーーーーそうだ、何故か今はまだ少数のモンスターしか行き来出来ない、がーーーーー

 

「きっかけがあればその制限すらなくなるってか?そうなればあの日の再現。引き受けるしかないじゃねえか」

 

ーーーーー感謝する、受け取れーーーーー

 

その言葉と同時に神崎士郎が投げ渡したソレを左手で掴み絶句した。

 

「おい、コレって?!」

 

ーーーーーそうだ、お前が最後に使った秋山 蓮の『ナイト』のカードデッキだーーーーー

 

「このデッキは、デンライナーのオーナーに預けていた筈だ。オーナーも厳重保管すると言っていたからな、なんでお前が持っている?」

 

ーーーーーターミナルだったな、そこに厳重保管されていたのを盗んできた。ーーーーー

 

「おい?!」

 

苦笑しながら言うなよ、と思いつつ受け取った時に気付いた違和感について問いただす。

 

「で、カードデッキの色がサバイブ体の時と同じなのは何故だ?」

 

ーーーーー閉ざされた世界となっていたミラーワールドはお前に分かりやすく例えるなら『蠱毒』の状態でな。ライダーバトルの時に比べるとミラーモンスター達が強く(しぶとく)なっているーーーーー

 

「サバイブ体じゃないと危な(ヤバ)いのか」

 

ーーーーー今のお前なら問題ない筈だが、万が一に備えた結果だ。それと幾つかのカードを足している。お前なら上手く使えるだろうーーーーー

 

「いたせりつくせりだな、俺に何を望む?」

 

最悪ライダーバトルを終わらせた俺を抹殺する為に仕組んだと言われても俺は頷ける。

 

ーーーーーコアミラーを壊せ、そうすればミラーモンスターは生まれない。……俺と(優衣)の思い出を、見知らずの他人に使われることもなくなるーーーーー

 

だけど、この言葉を聞いて俺は納得し告げた。

 

「その依頼を、引き受ける」

 

ーーーーー感謝する、氷川 真昼ーーーーー

 

そう告げ神崎士郎は消えた。

 

To be continued……

 




『ナイト』のカードデッキ

昏睡状態に陥った恋人を救いたいと願う秋山蓮が使用したカードデッキ。。

対ミラーモンスター戦と対人戦の両方でバランスの取れた戦績を残した。
サバイブ-疾風-のカードをを使用して強化変身した姿、ナイトサバイブに直接変身が可能。戦闘能力が大幅に向上するが、エネルギーの消耗が激しいため、長時間この形態を保つことはできないデメリットは極力抑えられている。
今作では、リュウガのカードデッキを失った真昼に致命傷を負った秋山蓮からカードデッキを託されて変身した。
その後はデンライナーのオーナー経由でターミナルに厳重保管されていたのを神崎 士郎が強奪、真昼の元に戻る。
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