「これからは私と一緒に遊びに出るのよね?行きたいところがあるんだよ」
「付き合うわよ。今日と明日はフォトンのメンバーと遊ぶって、そんな約束でしょ」
「よ~し、昼食食べたことだしスピカ、行くよ!!」
「ええ」
そう言って喫茶バイナルを出て、私と乙和はそのままショッピングビルの方に向かった。というのも、乙和がショッピングモールの方に行きたいというので、それに付き合うことにした。
ショッピングビルに着いた二人はまずは服屋に向かった。そこには可愛い服が多く、スピカ自身が気になっている服やスカートがあった。
「ねえねえスピカ、私に似合う服ってあるかな?スピカのその私服結構可愛いし、そういう所分かっているんじゃないかなって思ってね」
折角同級生と遊ぶということもあって、可愛い服装をしていた。その服装を見た乙和はすぐに似合う服を聞いてみた...という感じだった。
「そうだね、乙和にはこれとこれが似合うかな」
そう言って見せた服とズボンを試しに試着室で試着し、スピカにその姿を見せた。
「どうかな、似合ってる?」
その姿を見てめちゃくちゃ似合っていたし、元のルックスとかを考えると可愛くなっていたので、ついつい熱が入ってしまっていた。お金がないと言っていた乙和に対して、折角だから同じように服を買うからお金の件はスピカ持ちで購入することにした。まあ夏コンでのお金が入っていたということもあって、余裕はあったのだ。
服を買って上機嫌な乙和と一緒にショッピングモールを回っていると乙和がお腹を空かしたというので、折角ならとショッピングモールにあるクレープ屋に寄り、一緒にクレープを食べた。勿論お金は服のお礼と言って乙和持ちで食べることになった。
「美味しい、やっぱり甘いのが一番だよね」
「そうね、私も甘党だしその気持ちは分かるわ」
甘党同士ということもあってか、スイーツの話が収まらなかった。クレープを食べながらショッピングビルを出て、家まで一緒に歩いていたが、その間でもスイーツの話が終わらなかったが、乙和の一言で話題は一気に変わった。
「どうしてスピカはDJなんかするようになったの?咲姫ちゃんのような理由だったり?」
「咲姫ちゃんがDJをするようになった理由は知らないけど、私の両親は昔DJユニットを組んでいたの」
そう、スピカの両親は昔DJユニットを組んでおり、他にもボーカル&パフォーマーを含めた3人ユニットで、活動していたことがあり、父親はDJ、母親はVJを担当していた。そんなDJ家族で生まれたスピカは幼いころからDJに興味を持ち始めていたという訳であった。別にスピカは嫌いにはならず、寧ろ興味が湧いて独学でやり方を学んだという訳だ。
「なるほどね、教えてくれてありがとう、私ってね、アイドルが好きで色々とアイドルを見ていたんだよ」
乙和は生粋のアイドル好きである。Photon Maidenのオーディションもアイドルっぽいからという理由でなったという訳だ。
歩いて帰っていると、スピカのスマホに着信が来ていたので、出ることした。着信の相手はDJコントローラーを買った時にお世話になった楽器屋からだった。なんでも、明日の昼過ぎからDJ講座をするけど、ゲストとして呼びたいけど予定が空いているかの電話だった。生憎、咲姫との予定にはなっている時間だったので、最初は断ろうとも思った。けど、咲姫はDJをやっているというのを思い出し、DJのことについて教えるチャンスにもなるし、時間としては丁度良かった為にその件について承諾をした。
「その時間って咲姫ちゃんとの時間だよね、大丈夫なの?」
「問題ないよ、寧ろ咲姫ちゃんのことを考えると好都合だったのよ」
家に帰ったスピカは早速自分の部屋に上がり、明日のDJ講座用のセトリと内容を作り始めた。その時間は優に夕飯までの2時間くらい掛かってはいたが、そのおかげで良いものが出来たので満足がいった中で夕飯を食べた。
夕飯を済ましてお風呂に入り、そのまま縦型になっているモニターでいつものように音ゲーをしていた。指や腕の動きが今日はとても調子が良かったこともあってか、一気に未Perfectの曲を潰し、残すは最高難易度が数曲と、その手前を1曲残す形になっていた。満足がいったスピカはその勢いのまま楽曲公募の曲を作ってはいたのだが、案の定DAWが落ちた。
【ちょっと待って、こんなキックで落ちるのはないでしょ、どれだけ貧弱なのよ】
そう言ったいつもの怪文書をディグッターに上げたときにTL欄を見ると衣舞紀と乙和のディグッターには楽しそうな投稿が何件も見れてスピカ自身もとても満足していた。通知欄に表示されているリプライを放置して...。
【ナンデズット私意外ノ女ト一緒ニ遊ンデイルノヨ】
あのリプライに送った人物って一体誰なんでしょうね