魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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「竜犬の決裂〜血と争いの果てに〜」編
プロローグ


 

   −神浜市 神浜セントラルタワー 屋上−

 

 

風が力強く吹き荒れ雷雨が降る中、神浜市の中心部に位置するセントラルタワーの屋上で二人の魔法少年が争っていた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

「いい加減…認めたらどうなんや…!おうコラ…!」

 

「貴様こそ…「彼女」を殺した事を認めろ…!」

 

「いつまでシラ切るつもりやコラァ!お前が殺した事は事実や!」

 

「黙れ!俺はお前が殺したと踏んでいる!責任転嫁するな外道がぁ!!」

 

「もうええわ…なら…次で…」

 

「「確実に…殺す!!」」

 

通「死ねや悠太ぁああああ!!」

 

悠太「あの世で詫びてこい藤村ぁあああああ!!」

 

そう言って二人の魔法少年はお互いの名前を呼びながら全力でぶつかる。これは東西の魔法少年を巻き込んだ一つの事件から幕があがった哀しき争いの記録である…。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

高坂健太が神浜市に訪れる1年前…かつての神浜市は東西が啀み合うほど険悪なものとなっていた。

 

西側学生「東の奴が何で西にいるんだ!出てけよ!」

 

東側学生「別にいいだろ!」

 

東は質の悪い者が集まるとして西側から酷く蔑まれていた為東側の者達も西側に対し不満を募らせており、それは魔法少年少女達も例外ではなかった。

 

当時、魔女の仕業により東西の不和を生じさせた魔法少女同士の抗争事件が勃発し互いのテリトリー争いで多くの怪我人を出し、悲惨な事件となったが東西の魔法少女のリーダーであった「七海やちよ」「梓みふゆ」「和泉十七夜」によって収束した。

 

それから5ヶ月後、先の事件によりあまり表立って出ていない東西の魔法少年達も水面下で影響が出ていた。

 

西の魔法少年A「くそっ!争いが起きたら俺らが出ないといけないのに待機とかふざけてんだろ!?」

 

西の魔法少年B「仕方ねぇよ、東の連中が本格的に攻め込んできた時の非常要員だからな。」

 

東の魔法少年A「今の所争いはないが相変わらずピリピリしている…。」

 

東の魔法少年B「面倒事は引き起こさないでほしいぜ全く…。」

 

東西の魔法少年達は先の争い事では消極的であったがいざという時の為として東西境界線である参京区と工匠区第1境界エリア、栄区と工匠区第2境界エリアの付近に魔法少年が駐留していた。

 

この駐留を決めたのは東側の魔法少年を束ねる組織「東竜愚連隊」のリーダー「宇佐美悠太」と西側の魔法少年を束ねる組織「西犬警備隊」のリーダー「藤村通」である。

 

藤村通は、中学生の頃に関西から上京してきた魔法少年で先の事件後西を更に守るためにやちよ、みふゆの信頼もあり魔法少年少女が混同した組織である「西犬警備隊」を設立した。

 

そして宇佐美悠太は東の不良であるが自分より強いものに立ち向かうのが筋とし東の不良を束ねていき、結果的に愚連隊として結成されていたが悠太が魔法少年となってそれに続く形で多くの不良が魔法少年となり、愚連隊は先の事件以降は東を守る警備隊として現在まで至る。

 

そのため、先の事件以降その境界線付近では度々揉め事が発生しその度に「仲介人」が入っていた。

 

「あんた達またグリーフシードの事で争ってんの?」

 

東の魔法少年A「ホントいつもすいません「優花」さん。」

 

仲介人の魔法少女の名は「有山優花」中央区出身の魔法少女であり、魔法少年少女達の様々な問題を解決するための「仲介人」としての役割を担って活動していた。

 

彼女は先の事件の被害を間近で見ていた存在であり収束後は中央区のリーダーである「都ひなの」の承諾で東西の揉め事を解決すべくあちらこちらを走り回っていた。

 

そして、宇佐美悠太、藤村通の二人の人生に大きな変革を及ぼした今回の新たな事件のキーパーソンとして幕が上がる。

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