魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー 作:unknown505
−殺害される数日前−
優花はいつものように悠太、通と共に魔女を倒し帰路についていた。すると優花はとある光景を目撃する。
優花「・・・?何してんだろあの人ら。」
彼女が見たのは3人のローブを纏った魔法少年達が公園でこそこそと話をしていた。するとその3人は優花に見られ、聞かれたらまずいことでもあるのか一目散に逃げていった。
優花「?」
優花も何がなんだか分からなかったため、その日は特に何もせず帰宅した。しかし、その翌日・・・
優花「はぁっ!」
魔法少年A「ぐわぁっ!」
魔法少年B「くそっ!何だあの女!?強すぎる!」
魔法少年C「撤退だ!すぐに上に報告するぞ!!」
彼女は魔法少女が魔法少年3人にグリーフシードのカツアゲをされており、すぐに救助に向かって魔法少年達を返り討ちにした。
優花「全く本当に度し難いわね・・・あなた大丈夫?グリーフシードは奪い返したわ。」
魔法少女「ありがとうございます優花さん!」
優花「大したことないわ、道中気をつけてね〜。」
魔法少女「はい!」
優花「(それにしても・・・さっきの連中「天龍一派」とか言ってた・・・知り合いに聞いたほうが良さそう。)」
先程の交戦の際に放った「天龍一派」という組織が妙に気になった優花は知り合いの魔法少年や魔法少女に尋ねる。そして優花はとある魔法少女を介し、情報屋の魔法少年を当たる。
「はじめまして、有山優花さん。」
優花「貴方が情報屋の・・・」
「ええ、高垣壮馬と申します。それで貴方が欲している情報ですが・・・」
優花「「天龍一派」って組織を調べてほしいんだけど・・・」
壮馬「天龍一派の件なら既に情報は掴めています。ちょうど匿名であなたに送ろうとしていた所です。」
優花「奴らはどういう連中なの?」
壮馬「そうですね・・・、まず一言で纏めると欲望まみれの組織といえばいいでしょうか。」
優花「欲望まみれ・・・?」
壮馬「彼らは新宿に拠点を置いている魔法少年少女達の組織でして元々はかなり小さな組織だったみたいですがテリトリー確保のために神浜市にやってきたとみえます。」
そう言って壮馬は続けて天龍一派のリーダーの事も話す。
壮馬「天龍一派には「天城次郎」「龍驤徹也」という二人の魔法少年が現在も率いているようですね。」
優花「そいつらは一体何者?」
壮馬「彼らは恐らく元不良で何かの願いを叶え魔法少年となって天龍一派を名乗ったという事でしょうね。彼らが何者なのかは現在調査中ですが、状況が分かるまで優花さんは暫く連中とは関わらない方が良いかもしれないですね。」
優花「・・・・・・」
壮馬「彼らには何やらきな臭い噂もありましてね、そういった情報が明るみに出るまで接触はやめておいた方が・・・優花さん?」
優花「壮馬さん奴らのアジトは分かる?」
壮馬「まさかアジトに突撃するつもりですか?」
優花「当然よ、そいつら神浜市のテリトリー占領するつもりなら追い出さないといけない。悠太と通が均衡を保ってるところに横槍なんて入れさせないわ!」
壮馬「しかし、彼らの構成員の数もまだ調査中なんです、あまり下手に刺激しては・・・」
優花「じゃあこのまま無視してろって事?それじゃあこの街がそいつらの身勝手な略奪でグリーフシードが無くなるかもしれないのよ!?」
壮馬「・・・分かりました、彼らのアジトは既に特定出来ていますのでお伝えします。」
そう言って壮馬は優花に天龍一派のアジトを教え、優花はそこへ向かう。
−北養区 山道の古民家−
優花「こんな所に奴らのアジトがあるなんて・・・」
人気の無い山道の古民家、その地下に天龍一派のアジトがあり優花は単身で乗り込んだ。
戦闘BGM「fog」−ロストジャッジメント−
構成員1「うわっなんだ!?」
構成員2「敵襲だ!」
優花「構成員自体はそんな大したことはないわね。このまま押し通るわ。」
そう言って優花は地下を進みながら構成員達を撃退し、天城次郎と龍驤徹也のいる場所まで向かう。しかし、その途中で妨害にあう。
優花「っ!?」
「そこのお嬢さんちょっと待ちな?どこに行くつもりだ?」
優花は進んでいる途中の広間で銃撃で足止めを食らう。足止めをした人物こそ後に対峙する「アルマーニ・ガリヴェロ」本人である。
優花「・・・何者?」
アルマーニ「そりゃあこっちのセリフだぜ、宇佐美悠太か藤村通の構成員が仕掛けにきたと思って来てみりゃあ、幼気で殺すにゃあ勿体ないお嬢さんがいるんだ。お嬢さんこそ何者だよ?」
優花「・・・答える気はないわ。」
戦闘BGM「K21」−進撃の巨人−
アルマーニ「そうか、答える気はないねぇ・・・なら死んでもらおうかぁ!!」
優花「っ!」
その瞬間アルマーニは銃を撃ち、優花は間一髪躱す。優花の武器は短剣でアルマーニの武器は2丁拳銃、優花はそれを見越して一気に接近する。
優花「拳銃持ちは接近戦は弱い!隙が見えた今!」
アルマーニ「おぉ良いねぇ銃のリロードの隙をついたかぁ!でもなぁ・・・オラァっ!!」
優花「ガハッ!?」
アルマーニ「銃持ちが接近戦に弱いなんてのは全くの迷信だぜ!?」
アルマーニは優花にわざと隙を見せ油断させた所に蹴りを放つ。油断した優花は見事に食らってしまい吹き飛ぶが受け身を取りダメージを軽減する。
優花「くっ・・・!」
アルマーニ「油断したろ?俺の固有魔法は幻術の一種でな、自分が強いと思い込ませる事が出来るんだよ。」
優花「(そうか・・・私はまんまとやつの術中にはまってた・・・!しかも・・・!)」
優花の周りにはアルマーニ以外で構成員が今にも銃を放とうとしており、不利と判断した優花は煙を使ってその場から逃走する。
構成員2「うぉおっ!煙玉か!?」
構成員4「逃走したぞ!奴を追え!!」
アルマーニ「・・・・・・」
優花が煙玉を巻く直前にアルマーニは優花のスカート部分に発信機を投げつけ位置を把握していた。一方優花はボロボロになりながらも逃走していた。
優花「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
アルマーニ「そう簡単にゃあ逃さねぇぜお嬢さんよぉ!」
優花「っ!ちぃっ・・・!」
アルマーニ「はっはぁっ!!」ズダダダダダダッ!
優花「うぁあっ!!」
優花はアルマーニの銃弾を躱したが2発右肩と左足にくらい倒れる。
優花「はぁ・・・はぁ・・・」
アルマーニ「ようやっと追いついたぜお嬢さんよ、さて、俺らのアジトを知ったからにはあんたは「消えて」貰わないといけないんでな、悪く思わんでくれや。」
優花「・・・ふふっ、私が逃げてるだけだと思った?」
アルマーニ「あ?どういう事だ?」
優花「いずれ分かるわ・・・あんた達組織が壊滅する未来でね・・・。」
アルマーニ「言うじゃねぇかこのガキ!俺らの組織がバレる前に消せばいいだけだぁ!」
優花「(悠太・・・通・・・後は、任せたわ・・・。)」
優花は悠太と通に後を任しアルマーニによってソウルジェムを撃たれこの世を去った。