魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー 作:unknown505
−調整屋−
やちよ「通君の話でとうとうアルマーニを捕まえたそうね。」
十七夜「ああ、これでようやっと天龍一派のアジトを聞き出せるな。」
ひなの「あいつらの事だからてっきり殺してしまうんじゃないかとひやひやしたぞ・・・。」
唯「きっとお二人の事だから凄い激戦だったと思いますね。」
通から連絡を受けたやちよは調整屋へ集まり、アルマーニを尋問する態勢が整っていた。そして悠太と通が調整屋のドアを蹴破って入ってくる。
みたま「っ!悠太君!藤村さん!」
悠太「皆集まってくれてるようだな。」
通「よぅやっとアルマーニを捕まえたで!さぁ、洗い浚い吐いてもらおか?なぁ?」
アルマーニ「くっ・・・」
みふゆ「貴方がこれまでしてきた所業は到底許されるものではありません。しかし少しでも罪の重さを理解しているなら、天龍一派のアジトをお答え下さい・・・。」
アルマーニ「・・・・・・」
ひなの「さっさと答えた方が身の為だぞ。特にこの二人は何をしでかすかわからないからな。」
アルマーニ「・・・・・・」
唯「頑なに話さないみたいですね・・・。」
悠太「そうか・・・。」
そう言って悠太は唐突に刃物でアルマーニの脇腹を刺す。
アルマーニ「ぐぁあああああっ!?」
悠太「俺は本気だ・・・痛みに駆られて絶望して魔女になりたくなかったらさっさと天龍一派のアジトを教えろぉ!」
通「悠太は相変わらずエグいのぉ・・・。」
やちよ「通君もそんな変わらないわよ。」
アルマーニ「ちぃっ・・・分かった・・・。」
悠太「ようやく答える気になったか。場所はどこだ?前に話していた北養区にあるのか?」
アルマーニ「いや・・・あそこは非常時の為に作られた仮のアジトだ・・・。本物のアジトは・・・中央区の・・・「第三京浜ビル」だ・・・。」
ひなの「第三京浜ビルだと・・・!」
通「なんやひなのさん知っとるんか?」
ひなの「ああ、最近出来たビルでな。商業施設も入っていて後々開業予定になっているビルなんだ。そんな場所をアジトにしていたのか・・・。」
アルマーニ「天龍一派は・・・グリーフシードだけじゃなく、金を求めて神浜市にテリトリーを広げようと考えた・・・。有山優花を殺害したのも・・・奴が裏金の出処を知ったから消さねばならなかったんだよ・・・。」
通「裏金の出処やと!?おどれら・・・神浜市で何する気やったんや!単純にテリトリー広げて金稼ぎする訳ちゃうんか!?」
アルマーニ「そんな単純な物じゃない・・・奴らが考えているのは・・・神浜市の支配だ・・・。」
悠太「支配・・・!?」
アルマーニ「ああ、連中はこの神浜市のグリーフシードが枯渇しているのを知ってここを拠点にするんだ・・・。逆に奴らの古巣の新宿だとグリーフシードは山程あってな、ここの連中にグリーフシードをちらつかせて下っ端にするつもりなんだよ・・・。」
唯「そんな・・・」
ひなの「その天龍一派は卑怯な連中だな全く・・・!」
悠太「これで奴らを潰す算段が出来た。連中はこの神浜市から追い出す!」
通「せや、あいつらは絶対に許さん・・・!」
みたま「それで悠太君、このアルマーニはどうする?」
悠太「そうだな・・・、まぁ必要な情報は喋った。このまま帰す。」
アルマーニ「なに?」
悠太「お前とてこんな無様な死に方はしたくないだろ?死にたくないならここから去れ。二度と俺達の前に姿を見せるな。」
アルマーニ「ちっ・・・分かったよ・・・。」
そう言ってアルマーニはこの調整屋から出ていった。
通「ホンマに良かったんか悠太・・・多分あいつ消されるような気がするわ・・・。」
悠太「消されるのであれば、奴は因果応報として閻魔様に裁かれたという事になる。さて、ある程度準備する。また準備が出来次第連絡する。」
通「分かった。」
そう言って悠太も調整屋から出て、来る決戦に向けて準備をし始める。