魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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第1話

    −とある休日の早朝 みかづき荘−

 

 

 

とある休日の早朝、3台の車がみかづき荘の入口に止まり中から複数の黒服の男達が出てくる。

 

黒服「ここだ、高坂健太がいるか確認してくる。」

 

黒服のリーダーらしき男はみかづき荘の入口に向かい、チャイムを鳴らす。一方、一足早く早起きをしていた俊はチャイムに気づく。

 

俊「ん?こんな朝早くから誰だろう?」

 

そう言って俊は入口の覗き窓から黒服の男を確認する。

 

俊「(・・・誰だこの人達?)」

 

俊は黒服の男達に不審を抱くも、誰かに用事があるのかと思い、インターホン越しに黒服に話しかける。

 

俊「はい、どちら様ですか?」

 

黒服「朝早くに申し訳ありません、仕事の関係上他の人に身分を明かすわけにはいかないんですが、高坂健太さんはおられますか?」

 

俊「・・・少しお待ちください。」

 

そう言って俊は一度健太を呼びに行く。

 

俊「健太さん、健太さん。」

 

健太「んぅ・・・んぁ?・・・俊か。どうした?」

 

俊「おはよう御座います。突然すいません、あの健太さんに用がある人が来てるんですが・・・」  

 

健太「用?なんだ?」

 

健太は不思議そうにして入口に向かう。そして健太は入口の扉を開ける。

 

健太「はいはい、どちらさん?」

 

黒服「高坂健太さんでいらっしゃいますね?」

 

健太「・・・だったらなんだ?」

 

黒服「我々は「高坂一族本家」の者です。族長があなたをお呼びになりましたので迎えに上りました。」

 

健太「何・・・?」

 

俊「えっ高坂一族って・・・」

 

健太「俊、俺は今から高坂一族本家に向かう。いろは達には用事で出ていったって伝えてくれ。」

 

俊「はい、分かりました。」

 

そう言って健太はすぐに着替え黒服達の車に乗り高坂一族本家へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       −高坂一族本部−

 

 

 

 

健太「ここが・・・俺の・・・」

 

健太の目の前には大きな屋敷があり、恐らく松井一族本部よりもでかいと健太は感じる。そして門が開かれる。

 

黒服1「では、私に着いてきてください。」

 

健太「ああ。」

 

そう言って複数の黒服と共に一族本家の中に入る。

 

 

  BGM「Renewed Unrest」−龍が如く極−

 

 

健太「(高坂一族の長が俺を呼び出すって事は去年の出来事がもう回った訳か・・・。俺の親父や宗雄のおっちゃんが見限った後どうなったんだろうな・・・。)なぁあんた、少しだけいいか?」

 

黒服「・・・・・・」

 

健太「・・・無視かよ。任務に忠実な事で。」

 

黒服は健太の問い掛けに無視し、最上階まで歩いていく。

 

健太「(所々に今の族長が気に召している物が置かれてるな。さっきのエントランスあたりからシャンデリアがあるし、金の鎧もあって相当悪趣味だな。)」

 

健太は心の中で愚痴をこぼしながら黒服についていく。そして最上階の大広間に着く。

 

黒服「では、族長をお呼びしますのでこちらでお待ちください。」

 

健太「分かった。」

 

健太は靴を脱いで大広間の畳の上に敷かれた座布団に座る。その間健太は辺りを見渡す。するとあるものを見つける。

 

健太「(あれは歴代の高坂一族族長の写真か・・・。)」

 

健太が見つけたのは歴代から続く族長の写真だった。そして一番右の写真の人物に目をつける。

 

健太「(「大宮正継」今の族長がこの人か。襲名時期が2016年で今に至るって事か。)」

 

すると襖が開かれ、族長である大宮が入ってくる。

 

    「高坂一族本家族長 大宮正継」

 

正継「よく来てくれた高坂健太!こうして会えることを楽しみにしていたぞ!」

 

健太「あんたが今の当主か。」

 

正継「その通り、俺が高坂一族族長の大宮正継だ。お前の噂は聞いているぞ?」

 

健太「噂?」

 

正継「ああ、神浜の魔法少年少女達と協力してワルプルギスの夜と吉信を退けた事、そしてその戦いを経て「伝説の魔法少年」や「神浜の英雄」と呼ばれている事もなぁ。」

 

健太「・・・・・・」

 

正継「そこでだ。高坂一族と松井一族が争いを未だにしているのは知っているな?」

 

健太「ああ。」

 

正継「俺はその争いを終わらせようと思う。だからこそお前に協力してほしい。」

 

健太「争いを終わらせる?」  

 

正継「そうだ。争いを終わらせるために松井一族を「滅亡」させる。」

 

健太「何っ!?」

 

正継「俺達両一族間の争いは長く続き、現在に至るまで多くの犠牲を出してきた。だからこそ長く続いたこの一族間の争いを終わらせるために完膚なきまでに叩き潰す。」

 

健太「・・・・・・」

 

正継「だから、お前に協力してほしい。お前の力があれば、俺に仇なす跳ねっ返りを潰すことも出来るし、お前を次の当主にすることも出来る!」

 

健太「言いたい事はそれだけっすか?」

 

正継「・・・んあ?」

 

健太「松井一族を滅亡させるために俺の力が欲しいだぁ?そんなもん受け入れられる訳ないだろうが!」

 

正継「ほぉ・・・言うじゃないか。」

 

健太「俺はな、龍二の居場所を奪うような事はしねぇし何より腹立つのがあんたらが俺の力を使って松井一族の武力行使するのが許せねぇんだよ!未だに俺の一族は腐ってやがったか。」

 

正継「つまり、協力する気はないと?」

 

健太「ああ無いね!俺はお前らの力になる気はねぇ!」

 

正継「フッ、正義感の強い事だな。」パチン!

 

すると襖が勢いよく開き大勢の構成員が健太を囲む。

 

健太「なるほど、認めないなら袋叩きか。」

 

正継「まぁお前ならそう来るとは思っていた。俺の誘いを断ったのはお前が初めてだしな、実力を見せてもらうぜ高坂健太ぁ!」

 

 

 

 

   戦闘BGM「West insanity」龍が如く2

 

     「VS 高坂一族構成員」

 

健太を囲んだ構成員は正継の指示で次々と襲いかかる。健太は構成員の攻撃を交わしつつヒットアンドアウェイを繰り返す。

 

構成員1「オラァ!」

 

健太「だぁらぁ!」

 

構成員1「ガハァッ!」

 

攻撃を続けていると更に増援が現れ健太に襲う。そして何とか健太は増援を退ける。

 

健太「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

正継「いやぁ〜見事な対応だなぁ!流石は神浜を守り抜いただけある。」

 

健太「・・・・・・」

 

正継「まっ、お前の力を見込んで見逃してやるよ。」

 

健太「何っ…?」

 

正継「ほら早く言った言った。」

 

健太「ちっ、何がなんだか分からねぇが行かせてもらう。」

 

そう言って健太は大広間を出て入口へ向かった。

 

正継「フッ・・・ただ構成員は、逃がす気は無いみたいだがなぁ。クククッ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   −高坂一族本部 メインエントランス−

 

 

 

 

 

 

大広間を脱出し、メインエントランスに向かう既に大量の高坂一族構成員が待機していた。

 

健太「なるほど、兵隊は逃がす気はないか・・・!」

 

構成員「健太殿!族長の命令です。悪く思わんでください!」

 

健太「上等だ!」

 

 

 

 

 

   「高坂一族本部から脱出せよ!」

 

 

 

構成員達は素手や武器などを用いて健太に容赦なく襲いかかるが健太は次々と返り討ちにする。

 

健太「にしても、構成員がこれだけいるなら、今までどこにいやがった?」

 

健太は不思議に考えながら本家の出口へ向かう。本家を出ると外の入口に繋がる道には大量の構成員が配置されていた。

 

健太「そう簡単に逃してくれはしないよなぁ・・・」

 

構成員5「おいなんだ!?」

 

健太「っ!?」

 

構成員に囲まれ、成す術が無くなったかと思いきや一台の車が構成員をかき分け健太の前に止まる。そして車の助手席の窓が開き、中に座っていた短いピンク髪の女性が健太を呼ぶ。

 

女性「そこの君!早く乗って!」

 

健太「っ!あんたは・・・!?」

 

女性「いいから早く!」

 

健太「ちぃっ!仕方ねぇ!」

 

そう言って健太は窓が開いていた後部座席に飛び込む形で乗り込む。

 

構成員7「くそ!待て!」

 

構成員8「止まれぇ!」

 

健太は謎の人物の助力によって本部から脱出し、高坂一族本部を後にした。

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