魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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第6話

こうして高坂一族、松井一族両分家の力を借りた健太と龍二は来る戦いに備えるために準備をする。その間、二人は調整屋へ向かっていた。

 

健太「お邪魔しま〜す。」

 

みたま「あらぁいらっしゃい。」

 

龍二「みたまさん、あいつらはいるか?」

 

みたま「えぇいるわよ、呼んでくるわね。」

 

そう言ってみたまが奥の部屋へ入る。そして奥の部屋から松葉杖をついて頭に少しだけ包帯を巻いた壮介が現れる。

 

壮介「よぉ、久しぶりだな健太、龍二。」

 

健太「壮介、容態はどうだ?」

 

壮介「今は見ての通り体もだいぶマシにはなったぜ。まぁまだ足は松葉杖つかなきゃ歩けんがな。」

 

健太「そうか・・・。」

 

龍二「アリナの様子はどうだ?」

 

みたま「今は傷も完治はしてるけど昔に比べたらだいぶ大人しいわぁ。」

 

龍二「俺はアリナの様子を見てくる。」

 

健太「ああ。」

 

そう言って龍二は奥の部屋に入る。そして壮介は健太にとある事を聞く。

 

壮介「健太、お前また厄介事に巻き込まれてんのか?」

 

健太「・・・・・・」

 

壮介「嘘はつかなくていい、お前は顔に出るんだよ。」

 

健太「・・・察しが早いな。」

 

壮介「これでも俺は見る目があるからな。なんか色んな情報を耳にしてんだけどあれか?お前の一族と龍二の一族の事か?」

 

健太「あぁ、お互いの本家が衝突するかもしれないんだ。」

 

壮介「マジか・・・んで、今どうなってるんだ?」

 

健太「今は龍二の本家の族長と俺んとこの分家が見かたについて戦う準備をしてるんだ。」

 

みたま「でも健太君・・・戦うってなるとまたあの戦争みたいになるの?」

 

健太「いや、それはならない・・・というよりはさせやしねぇって感じだ。」

 

みたま「どういう事?」

 

健太「さっきお互いの本家同士がぶつかるかもしれないってとこだが、実際には分家の人達が本家へ「クーデター」を起こす形になる。龍二の本家と分家が後方支援する形で収まった。」

 

壮介「分家がクーデター!?」

 

健太「あぁ、クーデターと言ってもただの殺し合いじゃなくきちんと本家の連中が吉信と手を組んでやってた汚職とかの証拠を突きつけて警察に逮捕させるんだ。」

 

壮介「はぁ〜そこまで話が進んでんのか。」

 

みたま「健太君、私達も何か出来ることはないかしらぁ〜?」

 

健太「いや、今回ばかりは遠慮しておく。」

 

壮介「どうしてなんだ?」

 

健太「今までの争い事は神浜に住む皆の問題だった。だが、今回ばかりは俺と龍二互いの身内の問題なんだ。」

 

みたま・壮介「「・・・・・・」」

 

健太「だからすまんふたりとも・・・これ以上、俺達の私情に皆を巻き込むわけにはいかない。」

 

壮介「そうか。」

 

健太「悪いな。」

 

壮介「まぁ俺はまだ完治すんのに数日はかかるからな、俺は静かに調整屋のベッドで静かにしてるさ。」

 

健太「壮介・・・・・・」

 

壮介「ただ、これだけは言わせてくれ。」

 

健太「えっ?」

 

壮介「俺達はもう家族だ。お前が苦しいときや辛いときは俺やいろはちゃん、そしてやちよさん達がいる。それだけは絶対に忘れんなよ?」

 

健太「フッ、当然だ、一ミリたりとも忘れねぇよ。」

 

壮介「そいつぁ良かった、あと気をつけろよ。」

 

健太「おぅ!お、そっちも済ませたみたいだな。」

 

龍二「アリナは口数は減っていたが相変わらずだった。」

 

健太「そうか、んじゃ俺らは一旦帰るか。」

 

龍二「だな、じゃあなふたりとも。」

 

壮介「おう!」

 

みたま「また来て頂戴ねぇ〜。」

 

そう言うと龍二が奥の部屋から出て、健太と龍二は帰路につく。帰路についている中健太は龍二にさっきの話を聞く。

 

健太「そういえば龍二、さっきアリナと何話してたんだ?」

 

龍二「ん、あぁ・・・・・・」

 

 

 

       −数時間前−

 

 

 

龍二「俺はアリナの様子を見てくる。」

 

健太「ああ。」

 

そう言って龍二は奥の部屋に入る。奥の部屋にはアリナとかりんがいた。

 

龍二「久しぶりだなふたりとも。」

 

かりん「あ、龍二さん!久しぶりなの!」

 

アリナ「・・・・・・」コクッ

 

龍二「ん?絵を書いてるのか?」

 

かりん「そうなの、アリナ先輩また次のコンクールにむけて絵の練習してるの!」

 

アリナ「言わなくていい。」

 

かりん「ごめんなさいなの…」

 

龍二「いいじゃないか、夢を叶える為に努力するのは。もっとも俺が言えたような立場じゃないが・・・。」

 

かりん「(龍二さん・・・・・・)」

 

するとかりんが龍二に密かにテレパシーで会話する。

 

龍二「(ん?なんだ?)」

 

かりん「(アリナ先輩、次のコンクールは本当に最優秀賞を取るつもりなの。)」

 

龍二「(ほぅ・・・だが何故テレパシーで?)」

 

かりん「(実は、かりんやアリナ先輩には桂雪斗って先輩が居て、その人が亡くなった時にこのコンクールがやっていて雪斗先輩もそれに挑戦してたんだけど。)」

 

龍二「(そのコンクールの最中に雪斗という方が亡くなってしまったというわけか、アリナは亡くなった雪斗さんの想いを継いで今回のコンクールに挑んでると。)」

 

かりん「(そうなの、だから今日はいつもより不機嫌なの。)」

 

アリナ「フールガール、だだ漏れなんだけど。」

 

かりん「えっ!?どうして分かったの!?」

 

龍二「・・・・・・」

 

アリナ「・・・・・・引っかかった。」

 

かりん「はぅあっ!?」

 

龍二「フッ、あっさり引っかかったようだなかりん。」

 

かりん「はぅううなの〜・・・」

 

アリナ「まぁ別にアリナは面白かったから良かったけどね。」

 

かりん「そ、そうなの?」

 

龍二「何はともあれお前達が普通にやってそうで良かった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        −現在−

 

 

 

 

 

 

 

龍二「・・・とまぁこんな感じだったな。」 

 

健太「アリナもギャグが出来るのか。」

 

龍二「俺は少し野暮用でまだやることがあるからここでお別れだ。」

 

健太「あぁ、次何かする時は電話をくれ。」

 

龍二「おぅ。」

 

そう言って二人はみかづき荘の前で別れる。

 

健太「ふぅ〜ただいま〜。」

 

いろは「健太さん!」

 

健太「いろは、ただいま。」

 

いろは「おかえりなさい、ちょうど夕飯の準備をしてたんです。」

 

健太「そうか。」

 

そう言って健太は靴を脱いで居間に向かう。

 

やちよ「健太君、おかえりなさい。」

 

健太「ただいまです。ん?おぉ、焼肉ですか。」

 

やちよ「ええ今日はいつも高いお肉が安かったからいっぱい買ったのよ。」

 

健太「そうなんすか。フェリシアめちゃくちゃ喜んでたでしょ。」

 

フェリシア「健太!」

 

健太「おぉフェリシア、今帰ってきたぜ。」

 

鶴乃「健太君お帰り!」

 

俊・さな・うい「健太さん、お帰りなさい!」

 

健太「皆ただいま、いやぁ今日はかなり忙しかったな。」

 

そう言って健太達は夕飯の準備をすすめ夕飯を食べ終える。

 

健太「ふぃ〜旨かったなぁ。」

 

俊「フェリシアさんめちゃくちゃ早く食べてましたもんね。」

 

フェリシア「腹いっぱいだぞ。」

 

鶴乃「いやぁでもこうして食事したりするのってなんだか久しぶりな気がするね。」

 

健太「まぁ最近じゃ色々あったからな。」

 

いろは「でも健太さん、また何か争い事に巻き込まれてるんですよね?」

 

健太「まぁ俺の一族の事でな。多分誰かから大方聞いてるだろ?」

 

いろは「はい、でも今回ばかりは私達が手を出せないって・・・」

 

健太「あぁ、俺の身内の喧嘩に皆を巻き込むわけにはいないんだ。すまん。」

 

さな「健太さんが辛い時があれば私達がいつでもそばにいますから。」

 

健太「あぁ、俺は本家の悪行を確実に止めてやる!」

 

そう言って健太の決意はより一層強くなる。

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