魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー 作:unknown505
翌日の夕方、全ての準備を終えた健太は龍二と合流し高坂一族分家へと向かっていた。
健太「いよいよだな・・・。」
龍二「あぁ・・・」
源次郎「ふたりともこっちだ!」
分家の中に入ると前までいなかった分家の構成員達が着々と準備を進めていた。源次郎が二人を呼びかけ二人は源次郎の元に向かう。
源次郎「ふたりとも準備は整ったみたいだな。」
健太「ええ、準備はしっかり済ませてきました。」
源次郎「よし、んじゃ泰之のとこに行くか。あ、そういえば言ってなかった事があるんだが。」
健太「えっ?」
源次郎「三葉と四美、魔法少女なんだぜ。」
健太「えぇっ!?」
龍二「お前気づいてなかったのか・・・」
健太「いや、なんかそんな感じしなかったし。」
龍二「という事は三葉さんと四美さんも本家の制圧のために戦うのか?」
源次郎「おう、泰之と俺、そして大地と三葉、四美が本家の襲撃実行組で雄介達は警察で今本家の捜索令状を作成中だろうな。」
健太「なるほど・・・」
源次郎「泰之、連れてきたぜ。」
中に入ると泰之が刀を持ち、装備を万全にしていた。
源次郎「相変わらずお前はやる気満々だな。」
泰之「安心しろ、今回はあくまで本家の制圧が目的だ。殺しはせん。」
そう言って泰之は装備していた刀を抜く。その刀は普通の刀とはどこか違うものであった。
泰之「こいつは「逆刃刀」普通の刀とは違い、切る所が逆になっていてな、本来切る場所が逆だから気絶させるんだ。」
健太「へぇ・・・。」
泰之「源次郎、そいつらは準備出来てるな?」
源次郎「おう!ばっちりだぜ!」
泰之「よし、すぐに本家へ出立するぞ。構成員達を庭に集めてくれ。」
源次郎「おう!」
そう言って全員で庭へ向かう。庭には既に大勢の構成員達が集う。
BGM「the battle for me myself」東京リベンジャーズ
泰之「お前達、聞け!」
構成員達は目線の先に台座に立つ泰之と源次郎に目を向け、泰之が構成員を激励する。
泰之「俺達分家は、本家の悪行を見過ごし奴等から逃げるようにこの地へと追いやられた!本家へ恨みを持つ者もいれば見返してやりたいと思う者もいるだろう!」
源次郎「けどな!恨みを理由にクーデターを起こせば奴等とやってる事が変わらねぇ!だから今回俺達が本家へ戦う理由は一つ!」
泰之・源次郎「俺達高坂一族、松井一族両家の未来、そして今後産まれてくるまだ見ない家族の為!本家へ「下剋上」を仕掛ける!!」
源次郎「今の本家はこの神浜を脅かした「吉信一派」と同じ道を辿っている・・・このまま放置していれば奴らは神浜の秩序を壊す!」
泰之「神浜の魔法少年少女達を守る為、そしてこれまでの戦いで散った仲間達の無念を晴らすために俺達で大宮を捕まえる!」
源次郎「そして俺達一族の争いはこれで最後だ!この下剋上で大宮を見返し、必ず勝つぞ!!」
構成員達「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」
泰之、源次郎の激励により構成員達の士気は上がり、これ以上にないくらい盛り上がる。
四美「さすが家長さん、激励の仕方が上手いですね!!」
三葉「さすが「吉田三傑龍」だっただけあるね!」
健太「「吉田三傑龍」?なんすかそれ?」
三葉「まだ宗雄さんが存命だった時に泰之さん、源次郎さん、そしてあなたのお父さんの影信さんが宗雄さんを守ってたから「吉田三傑龍」って名前がついたんだ。」
四美「そうなんだよ!泰之さんは青龍、源次郎さんは赤龍、影信さんが黒龍だから三傑に龍が付いて三傑龍になったんだよ!」
健太「そうなんすか。」
龍二「実力は折り紙付きという事か、とんでもない幸運を引いたな健太。」
健太「あぁ・・・」
そう言って健太と龍二は両手に力を入れ、拳を握る。
健太「(親父、お袋、兄貴、由美、俺達でこれまでの争いを終わらせて新たな一族を作る!だから、あの世で見ていてくれ!)」
龍二「(長かった・・・俺は自分の人生を呪われた物だと判断し、自ら一人の道へ進み多くの人々を苦しめた。夢乃姉さん、あんたが目指した平和がすぐそこまで来ている・・・これまでの犯した所業の罪滅ぼしそして道を正す為に、俺の呪われた定めを断ち切り、健太達と共に平和の道を作る・・・だからもうしばらくだけ、見ていてくれ、夢乃姉さん・・・。)」
泰之「皆、行くぞ!!俺達で本家の悪行を止めるぞ!!」
全員「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
こうして高坂一族、そして松井一族のこれまでの争いを終わらせるべく健太、そして三傑龍と呼ばれた泰之、源次郎率いる分家は本家へ足を歩む。本家の門前に到着した泰之達、そして泰之は無線を使い既に先発隊として向かった大地に連絡を取る。
泰之「今状況はどうなっている?」
大地「既に構成員達の配置は完了している。後はあんたの指示で行けるぞ。」
泰之「分かった。なら爆竹を大量に投げこんでやれ。」
大地「了解!」
そう言って大地が連絡を切った瞬間、本家の庭から破裂音が響く。
源次郎「ひゅ〜、始まったなぁ!」
泰之「これで奴らが出てくるはずだ。」
そして本家の庭から怒号が聞こえると同時にぶつかり合う音がする。
泰之「頃合いだ、皆行くぞ。」
そう言って泰之は本家の門を開ける。中は既に本家の構成員と分家の構成員が激しい応酬を繰り広げていた。
本家構成員「裏切り者がぁ!死ねゴミがぁ!!」
分家構成員「本家の連中を抑え込め!!」
泰之「大宮ぁ!!分家家長青葉泰之がわざわざ貴様の元に来てやったぞ!!さっさと出てこい!!」
正嗣「何だ何だ!?騒々しi・・・な、なんだこれは!?」
本家構成員「族長!裏切り者の分家が攻めてきています!!」
正嗣「何っ!?攻めてくるのは松井一族じゃなかったのか!?くそっ!お前達俺が逃げ切るまで時間を稼げ!」
本家構成員「はいっ!」
泰之「大宮は出てこないか・・・」
源次郎「だな、クソみてぇな奴だな。」
三葉「きっと扉が閉められてるから本家の構成員の誰かが持ってるかも・・・・・・」
龍二「分かった。なら探し出してそいつから鍵を剥ぎ取るぞ。」
健太「了解!」
戦闘BGM「維新ノ詩」龍が如く維新
「VS 高坂一族本家構成員」
健太「オラァ!!」
龍二「ふん!」
本家構成員達「ぐあぁっ!?」
四美「分家の構成員の皆さん本家の構成員を倒したら服を探って下さい!服の中に本家の構成員が鍵を持ってるかも知れません!」
分家構成員達「「「了解!!」」」
三葉「はぁああ!!」
本家構成員達「ぐあぁっ!!」
源次郎「ひゅ〜!後ろががら空きだぜ!?オラァ!」
本家構成員「がぁっ!?」
健太達は本家の扉を探しながら構成員達と激突する。
健太「くそっ、中々見つかんねぇな!」
龍二「やはり雑魚に当たるだけではだめか・・・という事はこいつらに指示をしているリーダーがいるはずだ。」
するとそれに合わせる形で複数の構成員の増援と共にリーダー格の男が現れる。
本家構成員(隊長)「行け行け!分家の雑魚共を押し返せ!!」
龍二「奴が鍵を持ってそうだな。」
泰之「ここいらの連中は俺達がやる!お前達はやつから鍵を奪って中に入れ!」
健太「分かった!」
そう言って健太と龍二はリーダー格の構成員に向かって攻撃を浴びせ、服の中を探ると門の鍵を見つける。
龍二「見つけた!」
健太「これで中に入れる!」
健太と龍二は鍵で扉を開け中に入る。すると突破された事を知った構成員達が大量に現れる。
健太「邪魔だ!道開けやがれ!!」
戦闘BGM「維新ノ唄」龍が如く維新
「最上階へ向かえ!」
龍二「時間はかけられん!無理やり突破するぞ!」
健太「おう!」
そう言って健太と龍二は襲いかかる本家構成員達を次々撃破していく。
本家構成員「うぉらぁ!」
健太「オラァ!」
本家構成員「ぐはぁっ!」
龍二「邪魔だ!」
本家構成員「うぐっ!?」
構成員達を蹴散らしながら進み、健太と龍二は3階の大広間につく。だがそこに大宮正嗣の姿はなかった。
健太「大宮はどこに行きやがった?」
龍二「こういうのは隠し通路があるはずだ、探すぞ。」
そう言って二人は大広間を組まなく探す。だが、これといっためぼしいものがない。
龍二「見つからんな。」
健太「くそっ!一体どこにあるんだ!」ドゴォッ!
龍二「っ!健太!見ろ!」
健太「っ!?」
健太が強く叩いた場所がスイッチとなっていたのか何もない壁が急に開きそこから新しく階段が現れる。
龍二「言った通りか、まさか叩いて開く仕組みだとはな。」
健太「通りでスイッチが無いわけか、待ってやがれ大宮・・・!」